リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

教育はビジネスじゃない

2014年06月04日 | 日々の風の吹くまま
天気がいいので、シーラとヴァルが掃除をしてくれている間に、カレシと歩いて15分ほどの
ところにある保険代理店まで「散歩」。日差しの下は暑いけど、木陰は涼しい。まあ、これが
バンクーバーの夏の始まり。週中の午後だけど、市営のゴルフ場はけっこう賑わっている。
でも、メタボっぽい人が多いねえ。歩かないでカートに乗ってるんだもの。ちゃんと18ホー
ルあるけど、周囲を徒歩30分ほどで一周できる程度の広さなのに。

保険代理店とはこの地区に引っ越して来て以来の、かれこれ35年の付き合い。若かった
グレッグも白髪が目立つ年になって、個人の保険業務は息子のマークにお任せ。去年も旅
行保険をかけたので、「データに変更はありますか」、「ありません」でおしまい。保険期間は
16日。出発日を外して15日にしたら安くなるかというと、なぜか高くなるそうだから不思議。
保険料はカレシが94ドル、ワタシが68ドル。まあ、年齢が高いほど病気やけがのリスクも
高まるわけだけど、5歳の差で保険料が3割も安いなんて、若いっていいねえ。

ゴルフ場南側の小学校の駐車場には車がずらり。ははあ、今週は教員組合の拠点ストの
対象ではないんだな。教員組合との労使交渉はいつも難航するけど、今回は政府が妥結
すれば特別ボーナス、順法闘争を続けたら5%の給料引き下げ。拠点ストなら10%引き下
げと強気なもので、組合は週ごとに拠点を移してのスト。でも、労働関係委員会が10%の
給与引き下げは合法と判断したので、もうすぐ夏休みだけど全面ストに入りそうな雲行き。
ストに入れば給料がストップするから、給料引き下げと合わせて政府はほくほく。節約分は
赤字に悩む各学区に配分するんだとか。

まあ、革新政権の頃に教育予算増加分の大半を賃上げで分捕ったおかげで、教師は人も
羨む高収入。1千万円なんてそう珍しくないそうだから、10%カットされてもあまり懐に響か
ないんじゃないの?それよりも労使の間に挟まって一番迷惑を被るのは子供たち。今日は
州各地の高校で生徒たちが「教育はビジネスじゃない」とプラカードを掲げて抗議の「教室
放棄」。若い行動力には感心するけど、メディアの問いにはきはきと答えていたあの子たち、
もしも将来自分たちが教師という「職業」に就いても同じことを言えるんだろうか。

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