リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

にわかミリオネアになった2人

2019年05月08日 | 日々の風の吹くまま
5月7日(火曜日)。☀☀☀。朝から夏っ。今日は11時にメープルリッジの銀行でジムと落ち合うので、ウォーキングは午後にして、カレシは土曜日に買ったトマトの苗をルーフデッキのプランターに植え替え。「スペースがあるから、まだあの黄色いトマトの苗があったら買おうかな」。うん、買い物に出たついでにまだあるか見てみるね。

出かけたのは10時過ぎ。あちこちで道路工事のためにのろのろ運転で、やっと高速に出たら大型トラックだらけ。みんな仕事日だからあたりまえだけど。銀行の支店はママが住んでいたホームの近くで、「1時間」の駐車スポットに車を止めたら、ジムが先に来て待っていた。デジタル時代の今どきはカウンターでの順番を待っているのはほぼみんな「高齢者」。カレシが並んで待っている間、ワタシはジムとおしゃべり。何かと一緒に手続きを進めてくれたおかげでカレシは心配したようなストレスにならずに済んだとお礼を言ったら、「パニックになりやすいのはオレも同じで、父親譲りなんだよ」。そうなんだ・・・。

窓口の順番が来て、カレシはまずトロントのデイヴィッドへの送金手続き。同じ銀行だから、デイヴィッドの口座への振り込みは即行。残りは2枚の銀行手形にして発行。カレシは銀行が違うし、同じ銀行に口座があるジムも別の銀行に入れるつもりだったので、事前に問い合わせたら、(スーツケースに現ナマを詰め込む以外で)一番手っ取り早くて安いのは銀行手形で引き出す方法という返事だった。発行手数料はそれぞれ現金で払って、これで遺産処理のために作った口座の残高はゼロ。郊外の小さな支店から1億円以上の預金が「消える」というのに、窓口係は終始ニコニコ。

ジムの行きつけのパブで一緒にランチをして、カレシが「今日はオレが持つよ。リッチな気分だからさ」と勘定をして、真夏のような青空の下を一路我が家へ。すぐに道路向かいの銀行のカウンターに行って手形の入金。コンピュータの画面を見ていた係の人が「使い道のご予定は?」と、それとなく定期や投資を勧めて来るもので、カレシは「おいおい楽しいことに使うつもりさ」。道路を渡りながら、「ミリオネアになるなんて想像したこともなかったなあ」とカレシ。まあ、遺産の部分は棚ぼただけど、預金や個人年金の資金は2人で44年かけて築いたんだから、互いに背中をポンしていいと思うよ。日曜日はその2人の44年が始まった記念日・・・。


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