リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

値上げしなくても実質値上げなのがシュリンクフレーション

2021年09月16日 | 日々の風の吹くまま
9月15日(水曜日)。🌤☀。ゆうべは強風注意報が出ていたけど、そよとも吹いていなかった感じ。我が家の反対側にあたる西からの風だったからかな。でも、けさは強風注意報が大雨注意報に変わっていて、明日の夜から金曜日の夜にかけての予想雨量は30ミリから50ミリだって。大したことはなさそうな数字だけど、このあたりとしては「大雨」。まあ、大風と大雨が一緒になって来ないのはありがたいけどね。

朝、寝室のブラインドを巻き上げていたら、突然ボールチェーンがプッツンと切れて、ブラインドはあと3分の1というところで立ち往生。ローラーの端に歯車みたいなものにチェーンのボールがギアのようにかみ合うことでローラーを回して、ブラインドを上げ下げするメカニズムなので、カバーを外せたらチェーンを戻せると思うんだけど、如何せん、そのチェーンが切れてしまって、どうやってボールトボールの間をつなげばいいのかわからない。そこで、ワルデマーにテキストメールを飛ばして、へぇ~るぷぅ~っ。修理する人を紹介してもらおうと思ったのに、ワルデマー自身が今週中に立ち寄ってくれるという返事。自分で修理するのか誰か連れて来るのかは知らないけど、ありがたいなあ。修理代、用意しておくね。

のんびりニュースサイトを見ていたら、カナダの8月の物価上昇率が年率にして4.1%に達したという記事。7月には3.7%だったから、インフレが加速しているという印象。最大の要因はガソリン代の高騰(前年比+32.5%)と住宅費だけど、それを除外してもまだ3.2%の上昇は大きいな。特に家計を直撃する食料品も肉類(+6.9%)を先頭に値上がり中で、インフレ圧力を測る指数であるコアインフレも2009年3月以来の高水準という2.57%。住宅や車や家具は落ち着くまで買い控えれば済むけど、食料品はそうは行かないからタイヘン。今年は1世帯あたり平均7万円以上の支出増になるという予想だそうな。我が家は2人だけのシニア世帯だから、そこまでは増えないだろうけど、いつもとほぼ同じものを買っていても、レジで見る数字がずいぶん大きくなって来ているのは確かだな。特に値上がりしているという肉類は、鶏肉がもうすでに目に見えて高くなったし、牛肉も高くなって来たと実感するところまで来ているけど、肉類については、年齢を考えて食べる量をダウンサイズ中なので、値上がりの影響はある程度は相殺されていると思う。

ダウンサイズと言えば、今インフレに歩調を合わせるかのように、シュリンクフレーションという新語が聞こえるようになっている。要するに、コスト上昇を抑えて利益を確保するために、価格は据え置いたままで商品のパッケージの内容を「ダウンサイズ」することで、たとえば、今まで200グラム入りで200円だったものを175グラムに減らして(シュリンクして)200円で売れば、実質的な値上げ(インフレーション)ということになるわけ。早く言えば、「隠れインフレ」ってところかな。減量されたと知らずに今まで通りに食べていたら、知らないうちに(有料で)ダイエットさせられていることになりそうで、笑うに笑えない話だけど、そういうのは昔からあったこと。まあ、シニア世帯にとっては、食べ盛りはとっくに卒業しているし、年金が物価連動で増えるし、75歳以上は来年から老齢年金が10%上乗せされるので、インフレの影響が若い頃よりも少ないんじゃないかと思う。年を取るのって、嫌なことばかりじゃないということで、今シニアであることをありがたいと思うことにするか。


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