9月29日(日曜日)。☁🌥☁。長い航海の最後の寄港地である岩手県宮古に到着。しずしずと宮古湾を進むにつれて、船腹に何やらアニメっぽい絵が描かれた水先案内ボートが表れて、埠頭へ。歓迎の「菅窪鹿踊り」が披露される中午前8時に接岸。鹿踊りは何となく北海道のアイヌ伝統舞踊やBC州の先住民の伝統舞踊とメロディやリズムがどこか深いところでつながっているという感じがした。
今日のツアー(Miyako Geo Park)はまず魚菜市場。衣料品や日用品、花屋もあって、地元の人たちの日常生活を支えているショッピングモールのイメージで、日曜日とあってかなりの賑わい。次は「三の岩」というところで、太鼓岩、男岩、女岩の3つの奇岩がおもしろい。一番大きな太鼓岩はヘアカットに失敗してむくれているような、ちょっぴりユーモアさえ感じられる風情(想像力過多なもので・・・)。断崖の下の岩場で波が砕ける風景はアイルランドのディングル半島や北海道の能取岬で見たのをよく似ている感じ。地球はひとつだもんね。リアス海岸はフィヨルドと似ていなくもないけど、前者は河川の谷が水没してできたもので、フィヨルドは氷河が刻んだ谷が水没したもの。川と氷河のスケールの違いかな。
ツアーの最後は浄土ヶ浜。途中の田老というところで東北大震災の大津波で下半分が破壊されたホテルの前を通って、津波の激しさを実感。自身大国久代の生まれ育ちで地震には慣れているし、チリ地震津波の何波めかが釧路港の中央に怒りを下ろしていた貨物船をくるくる回すのを高台の小学校の教室から見ていた経験があるんだけど、こうして破壊力の激しさを増しかに見るとやっぱりぞっとするな。バスがつづら折りの道路を通って浄土ヶ浜の上に出たときはバスのツアー仲間が一斉に感嘆の声。いや、ギザギザの奇岩が連なっている感じで、すごい迫力。砂じゃなくて小石のビーチやその近辺にはかなり大きなカモメの大集団がいて、遊び半分なのかどうか知らないけど、ときどき観光客の頭の上すれずれに低空飛行。こんなところ初めて。いやぁ、絶景かな、絶景かな。
ツアーが終わってバスが埠頭に戻ったら、うはっ、何これ?旗がたくさん翻っていて、売店のテントがずらり延々と続き、トラック屋台も数台。船客と市民と観光客が入り混じって、ちょっとしたお祭りというところだけど、宮古市ではクルーズ船が入港するたびに「ポートフェスタ」と称して催されるイベントらしい。今日はたまたま日本のクルーズ船「にっぽん丸」も入港していて、「クルーズ船が2隻同時に寄港!」といつも以上に気合が入ったらしい。ここでワタシは目が合ってひと目惚れした焼き物のお地蔵さんをゲット。トラック屋台ではたこ焼きを買って、船室に戻ってたこ焼きとビールのランチ。午後、にっぽん丸がひと足先に出港して行って、ベランダやデッキでは鈴なりの人たちが手を振っていて、私たちも手を振ってBon Voyage!いやぁ、宮古は期待した何倍もの価値があって、釧路は別格として、今回のクルーズでは一番印象に残る寄港地になった。
今日のツアー(Miyako Geo Park)はまず魚菜市場。衣料品や日用品、花屋もあって、地元の人たちの日常生活を支えているショッピングモールのイメージで、日曜日とあってかなりの賑わい。次は「三の岩」というところで、太鼓岩、男岩、女岩の3つの奇岩がおもしろい。一番大きな太鼓岩はヘアカットに失敗してむくれているような、ちょっぴりユーモアさえ感じられる風情(想像力過多なもので・・・)。断崖の下の岩場で波が砕ける風景はアイルランドのディングル半島や北海道の能取岬で見たのをよく似ている感じ。地球はひとつだもんね。リアス海岸はフィヨルドと似ていなくもないけど、前者は河川の谷が水没してできたもので、フィヨルドは氷河が刻んだ谷が水没したもの。川と氷河のスケールの違いかな。
ツアーの最後は浄土ヶ浜。途中の田老というところで東北大震災の大津波で下半分が破壊されたホテルの前を通って、津波の激しさを実感。自身大国久代の生まれ育ちで地震には慣れているし、チリ地震津波の何波めかが釧路港の中央に怒りを下ろしていた貨物船をくるくる回すのを高台の小学校の教室から見ていた経験があるんだけど、こうして破壊力の激しさを増しかに見るとやっぱりぞっとするな。バスがつづら折りの道路を通って浄土ヶ浜の上に出たときはバスのツアー仲間が一斉に感嘆の声。いや、ギザギザの奇岩が連なっている感じで、すごい迫力。砂じゃなくて小石のビーチやその近辺にはかなり大きなカモメの大集団がいて、遊び半分なのかどうか知らないけど、ときどき観光客の頭の上すれずれに低空飛行。こんなところ初めて。いやぁ、絶景かな、絶景かな。
ツアーが終わってバスが埠頭に戻ったら、うはっ、何これ?旗がたくさん翻っていて、売店のテントがずらり延々と続き、トラック屋台も数台。船客と市民と観光客が入り混じって、ちょっとしたお祭りというところだけど、宮古市ではクルーズ船が入港するたびに「ポートフェスタ」と称して催されるイベントらしい。今日はたまたま日本のクルーズ船「にっぽん丸」も入港していて、「クルーズ船が2隻同時に寄港!」といつも以上に気合が入ったらしい。ここでワタシは目が合ってひと目惚れした焼き物のお地蔵さんをゲット。トラック屋台ではたこ焼きを買って、船室に戻ってたこ焼きとビールのランチ。午後、にっぽん丸がひと足先に出港して行って、ベランダやデッキでは鈴なりの人たちが手を振っていて、私たちも手を振ってBon Voyage!いやぁ、宮古は期待した何倍もの価値があって、釧路は別格として、今回のクルーズでは一番印象に残る寄港地になった。