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アジャラさんより:現役を長く続ける秘訣

2011年09月12日 23時04分09秒 | LIGA SAGRES ZON10-11
すごい満面の笑顔ですね~。今のところ楽しくサッカーができているようで何よりです。



O Jogoは、ザホビッチとアジャラさんにわざわざ取材をしたみたいで、2人がアイマールについて話したことを記事にしています。ザホビッチはユーロで見て知っている選手ですが、バレンシアとベンフィカにいたことがあるんですね。(バレンシアは2000-2001、ベンフィカは2001-2005)

パブロのCLデビューが2001年2月14日のマンチェスター戦だったことはアイマールのファンなら誰もが知っているでしょう。このときのことなどについて、ザホビッチは、
「彼は常に多くの才能を持った素晴らしい選手だった。ヨーロッパにもすぐに順応したね。だから、満員のスタジアムでのマンチェスター戦のプレッシャーも全然感じていなかったよ。ピッチの外ではシャイな若者だったけれど、ピッチ上ではリーダーだった。彼はボールを持つことが好きだった。そういえば、自分も彼もヘクトール・クーペルの試合システムには、全然合わなかった。監督はカウンター攻撃を好み、自分とアイマールはボールを持ちたがったから。マンチェスター戦のときにはもう、アイマールはリーダーだったことを覚えているよ。それが彼のスタイルだったんだ。」
今週のCLマンチェスター戦については、
「マンチェスターは確かにものすごく強い。でも今シーズンのベンフィカの試合をいくつか見たけれど、とても良いチームだと思うよ。それに、アイマールがプレーすると、ベンフィカのサッカーは別のレベルになることは明らかだ。彼の経験と才能と共にベンフィカはマンチェスター戦を戦うべきだ。満員のスタジアムなら、ルスではどんなチームだって動揺する、ファンタスティックな環境だからね。勝つことは可能だ。」
mandãoというポルトガル語は、英語にするとbossy、「偉そうな」というニュアンスになります。そういえば、昔バレンシアですごく偉そうな態度で(笑)指示を出していたりして、若手なのに大丈夫なのかな!?と思ったことがたびたびありましたっけ。懐かしい・・・。(で、周りの選手はあんまりパブロの言うことを聞いていなかったような。)今はもう偉そうなのもすっかり板がついて、bossyでも誰も文句を言わないし、みんなパブロの指示をまあまあ聞いているようです。

一方アジャラさんはマンチェスター戦について、
「僕たちが0-0で引き分けたことを覚えている。でも僕らが勝てた試合だった。良い試合をして、アイマールは、チームに来て時間はあまり経っていなかったけれど、すでに重要な選手だった。良い攻撃をしていた。
(そのシーズンCL決勝まで勝ち進みバイエルン・ミュンヘンに負けたことについて)時間が経つにつれて、決勝まで進んだ事実も価値があると思うようになった。
(ベンフィカも決勝に行ける?)明らかにとても難しいことだけれど、ベンフィカはとても強力なチームだ。誰にわかる? 良い結果を出して、バレンシアがそうだったように自信を持つことができれば、どんなことだって起こりうる。
(ジェスス監督がアイマールをリーグ戦で温存したことについて)正しい選択をしたと思う。彼がベーシックな役割をできる試合だから。マンチェスターはアウェイで戦うときはライン間のスペースを消そうとしてくる。アイマールはスペースを見つけるのが上手い。だからフィジカルが100%ならば、彼はベンフィカに多くのものを与えることができるだろう。」
アジャラはまた、アイマールの将来についてもコメントしています。
「彼を残留させることを決めたなら、ベンフィカは良い選択をしたことになるだろう。多くの人は選手は30歳から下り坂になると信じている。しかし本当のところは、最近は高いレベルを保ってキャリアを続けることはより簡単になっている。アイマールの場合は言うまでもない。より情報があり、最適で、個人に合わせたトレーニングをしている。これによってより良いフィジカルのコンディションを得ることができる。でも、すべては選手が感じる<飢え>にかかっている。フィジカル・コンディションが重要なのはもちろんだ。しかしメンタルの能力と、勝利を望み続ける意思の力がとても多くを占めるんだ。」
なるほど~、37歳まで現役を続けたアジャラさんの言葉は重みがあります。(アジャラは2010年12月ラシンクラブで引退) アイマールの精神力については、問題なさそうです。実際、今までの度重なる怪我や病気になんとか打ち勝ってきたのも、気力によるところが大きいと思いますから。主力としてリーガで2度優勝したアジャラさんに比べたら、今のパブロには果たしていない夢がたくさんあるはずです。

水曜日のマンチェスター戦の審判はスロベニア人のDamir Skominaさん。

ベンフィカの元監督のGraeme Sounessという人が(聞いたことのない名前です)、「ベンフィカは一番良くて、引き分けだろう。」と話しました。「ポルトがポルトガル最強。ポルトガル・リーグはプレミアのようにテレビ放映権でお金を得ることができないため、ブラジルから選手を絶えず契約している。」とも。
まあ、週末の試合でマンチェスターがボルトン戦で5-0とか、ルーニーが2試合続けてハットトリックとか聞くと、大量失点で負けたらどうしよう?!と弱気になりますねぇ。しかも、100戦練磨のファーガスン監督に対して、CL2年目のジェスス監督では・・・。ただ現実的に言えば、今度の試合は最重要というわけではありません。マンチェスターが抜けていることは間違いないので、ベンフィカは他の2チームにしっかり勝つ(ホームでもできればアウェイでも)ことが大事なわけで。少なくともそういう風に考えて、選手たちも監督も平常心でマンチェスター戦をプレーしてほしいです。