工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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国体仕様のスタジアムにJリーグがNG出したぞ

2016年04月08日 16時04分10秒 | サッカー馬鹿
スタジアムの新設に関する非常に興味深い記事がございました。滋賀県が国体用に整備する予定のスタジアムをJクラブのホームスタジアムにしようとしたところ、Jリーグからストップがかかったようなのです。

『国体主会場、Jリーグ本拠ダメ 滋賀県誤算、計画練り直しも』(京都新聞)

一番のネックはおそらく活動地域とホームスタジアムの位置関係なのだと思いますが、それなら彦根もホームタウン申請して全県挙げて推挙すれば解決しそうな話。現に京都のように活動地域(城陽市)と新ホームスタジアム(亀岡市)が離れているクラブであっても、ホームタウンを広げることで何とかその問題をクリアしているケースもあります。
私は若い頃京都に住んでいましたし、亀岡は学生時代の青春が詰まった思い出の地でもあります。地理感もあります。城陽と亀岡は東近江・守山と彦根ほどの距離ではありませんが、山をひとつ隔てていて感覚的には全くの別世界なんです。それに比べりゃ彦根と守山なんて近いもんです。「彦根一帯の人口集積度やサッカー熱を考えると集客が見込めず、クラブ経営に悪影響を及ぼすことが懸念される」何ていうのも馬鹿げた話です。

やはり重要なのは、この競技場が「国体のため」に造られる陸上競技場である、この一点なのは明白です。

『国がスポーツ産業の規模拡大を打ち出す中、スタジアムを市街地活性化やビジネス拠点として整備する例が各地で起き、滋賀国体時にはピッチと客席が離れた陸上競技場をプロスポーツ興行の場とするのは時代遅れになるとの見方もある』

『Jリーグスタジアム推進グループは「国体仕様の陸上競技場はビジネスにならない。地域性を踏まえたサッカースタジアムをあらためて考えてほしい」とする』

このふたつの文章がすべてを物語っているという思いです。

サッカーやってりゃ人が集まるという時代ではないのです。集客を第一に考え、プレイヤーズファーストを前提に考えると、陸上競技場でサッカーを開催して収益を得ようというのはどう考えても歪んだ構造なのです。
Jリーグはあくまでもビジネスとしてこの問題に取り組んでいるはず。だからこそ、こうして滋賀県に「NO」を突き付けたわけですよね。



だったら言いたい。



栃木SCの新スタジアムにもNG出してくれよ。



なんで俺達、専用競技場から陸上競技場に移らなきゃならないの?



個人的にはそれでJ1ライセンス取れなくても構わないとさえ思ってます。何度言い続けてもなかなか理解していただけないですけど、J1やJ2へ行くよりも大事なものがあるんじゃないかな。我々のクラブはそれを置き去りにしてないかな。
大事なのはカテゴリじゃないんだって。今そこにあるサッカーを愛せるかどうかなんだよ(あの方のパクリ)。目の前の試合を楽しむ文化が育まれないと、いつまで経っても一部のマニアにしか愛されないクラブに留まっちゃうんじゃないかなぁ。

この問題、いくら再燃したところで、もう我々の意見が反映される余地なんてないのは重々承知しています。それでもまだ、こんな形でJリーグからの発信がなされたら、もしかしたら…という淡い期待も抱いてしまいます。
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