工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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医学の東西を上手く利用する

2016年04月08日 10時31分34秒 | ネフローゼ日記
入院12日目、本日は快晴ですね。と言っても、私の病室から見える景色は壁と窓のみという殺風景な感じ。桜も見れない春は少々寂しいものですね。



腎生検により微小変化型ネフローゼ症候群という確定診断が出て(いるはずだと思います)、それに対する治療も順調に進んでおります。ステロイドで腎臓の炎症を抑えることにより尿タンパクの値も急激に下がりまして、今はむくみとなって体に溜まった水分を体外に排出しているところです。
ピーク時には9キロほどむくんでおりましたが、少しずつそれも軽減。ようやく顔のむくみがスッキリしてきたところで、ちょいと実験的に鍼をして体重の減り方に変化があるかを観察してみました。
毎日1キロくらいずつむくみが軽減していたので、さらにそれを促進出来ないかなぁと( ^ω^ )



脾を補い、腎経の水穴である陰谷を補います。



利尿剤を入れる前にこの4ヶ所に鍼を15分置鍼。
いやーそしたらその後はおしっこが出るわ出るわ(笑)。昨日は4.4リットルもの排尿があり、一気に3キロのむくみが取れました(ちなみにですが、昨日の経口補水は600mlのみでした)。あまりの変化の大きさに計測ミスを疑われ、何度か体重計に乗せられるほどの効果がありました( ̄▽ ̄)
脱水症状もなく、気分は至って良好。スッキリさっぱり余計な水が出てくれた印象です。

当然ながら、尿量の増加は利尿剤の薬理作用によるものが大きいです。鍼はそれを少し促進しただけに過ぎません。鍼だけだとこんなに排尿するわけないですもんね。お薬の効果があってこその鍼の効果です。
西洋医学と東洋医学の補完と融合。これは私の母校の謳い文句ですけれど、医学の東西お互いの良さを引き出し合うことで、患者の負担を大幅に軽減することが可能となります。
鍼灸にはこういうメリットもあるのだから、病院での治療にもどんどん取り入れられらようになって欲しいですね( ´ ▽ ` )ノ



今日は何度か口腔外科受診もございます。ステロイドの副作用として出る可能性がある骨粗鬆症との関連らしいです。いろんな検査をするもんですね。私にはこれもまたいい経験です。
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