SC相模原U21育成専門機関がスタート

J3のSC相模原が面白いチャレンジを始めます。U21に限定した育成専門校「SC相模原プロフォーマンスフットボールカレッジ」が本日開校となりました。

『日本初！Jリーグ・SC相模原Ｕ21育成専門機関！プロフォーマンス・フットボールカレッジ開校！！』（SOCCER KING）

SC相模原プロフォーマンスフットボールカレッジスタート‼️皆さまよろしくお願いします🙇‍♂️‼️‼️#SC相模原pfc pic.twitter.com/kMBZuaSDmU

— SC相模原プロフォーマンス・フットボールカレッジ＠プロ養成カレッジ (@SCSProformance) 2019年4月12日

この学校はプロクラブのJ3相模原と海外エージェント機関であるユーロプラスインターナショナルによるプロ選手育成機関。JAPANサッカーカレッジのような文部科学省管轄の専門学校ではなく、あくまでも民間運営のサッカー専門校ですが、サッカーIQ、戦術理解、メンタル、フィジカル、栄養学などを学びながらSC相模原のトップチームと連結した体制でトップチーム昇格を目指すそうです。在学期間は1年間。定員は20人。1年以内にトップチーム昇格、プロクラブとの契約が果たせなければそこで終了となるようです。

日本の18歳から21歳という年代は、プロになってもなかなか試合に絡めないケースが多いのも事実。栃木SCでもそうですよね。この年代の選手はトップチームの試合に絡めずどんどん下位カテゴリのクラブへレンタルに出されているのが現状です。
しかし世界的にはこの年代で活躍している選手が数多くいます。この年代の選手をどう育成するかが日本サッカー界の大きな課題です。そこに真剣に取り組もうというのがこの学校のコンセプトのようです。

『国内外でプロになるための"基準"とはなんなのか？それは実際にその世界を体験するしかない。このSC相模原pfcではこの世界レベルを体感し、プロにするプログラムを準備』（SC相模原プロフォーマンスフットボールカレッジFacebookより）

第1期生の中には大学入学を直前でキャンセルして入校する選手もいるようです。選手にとってはまさにサッカー人生を懸けた1年間となるはず。この学校から本当にプロ選手は誕生するのか？U21と謳いながらもうすぐ22歳の選手も在籍する等若干の矛盾点もありますが（笑）、取り組みとしては非常に興味深い試みです。