シャンソンが訴訟取り下げ

先月から何度か取り上げていたバスケットボール女子Wリーグのシャンソンの訴訟問題に大きな動きがありました。原因調査と再発防止のための第三者委員会（倫理委員会）を設置したことなどを理由に、シャンソン側が訴訟を取り下げる方針を決めたそうです。

『シャンソン、訴訟取り下げへ　女子バスケ判定問題』（アットエス）

今月10日、ようやくリーグ側が重い腰を上げ、第三者委員会を立ち上げていました。なぜこんなに問題がこじれるまで動かなかったのかが疑問ですけれど・・・。

『Ｗリーグ、第三者委設立　シャンソンの主審提訴問題』（アットエス）

そもそも訴訟にまで発展したのは、問題のシーンの検証と再発防止に取り組まないリーグ側への問題提起という意味合いがあったからであり、試合の結果云々という話ではありません。にもかかわらず、第三者委員会が設立されてもなお「審判へのリスペクトがないし、われわれとしては遺憾と言わざるを得ない」というコメントが日本協会の専務理事から出て来る、こういうところが協会が抱える問題点を如実に表しているような気がします。