Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ベースモデルの分解

2016-05-23 21:00:40 | Nissan Silvia S15
今日も大変良い天気でした。
途中メールで大雨の警報が出たようですが少なくとも私の頭の上には1滴の雨さえ降っていなかったですよ。
朝からいい天気なのはこの通勤時の写真をご覧になって頂いてもよく分りますね~
で、前の車を良く見ますと軽の箱バンですがリアウインドウには日本一周ゆっくり・・・と書いてありました。
姫路ナンバーの軽の箱バンなのですがこの車で日本一周をしているんですね・・・
どんな方なのかわかりませんが・・・良いですね~。
僕も引退したらこんな旅がしてみたいですね・・・・。
お金を貯めておかないといけないな~(笑)

と言う夢の様な旅のお話は直ぐに覚めてしまいまして・・・現実に引き戻されるのです(笑)
さて現実に引き戻された所で製作に入りたいと思います、今日はアトランティックのフロントのサスペンションを作る予定だったのですが今朝になってメイクアップさんから例のシルビアの製作が決まったとのご連絡を頂きました。
当然ですが先日製作のご相談中の物件としてブログを公開しておりましたがあの時点ではまだ決定事項ではなかったのです。

メイクアップさんのご依頼品は私個人に頂いたご依頼とは別枠で行なっていますのでご注文を頂いたらすぐに始めます。
製作をお急ぎの方はメイクアップさん経由でご依頼を頂きますと早く納品する事が出来ます。
ご希望の車種をメイクアップさんの方にご相談を頂くのも一つの方法と思います、なぜなら彼等は今までに十分な経験を持っておられますので作品が十分なクォリティーを持っているのか見抜いて公正な金額を提示して頂けると信じているからに他なりません。
それは御客様からご覧になられても同じ事で制作する側の思い込みから必要以上の出費をされる事も無くなると思うからです。
そして彼等は高級スポーツカーや歴史に残るレーシングカーだけを製作する訳では有りません。
どんな車でも広く知識を持っておられますので製作をご希望の方はご相談頂ければ良い答えが出てくるのではないかと思います。

まあ前置きはこれくらいにしておきましょう・・・。

と言う事で早速分解して準備だけは進めておきたいのです。
分解はシャーシの板を取り外す事から始まります・・・
この板ですが普通はホワイトメタルなんですが・・・なんとレジンです。
どおりで大変軽い訳ですね・・・。

シャーシを外しますとこんな風景になります・・・
大きな部品はかねがねグルーガンで取り付けられていまして隙間が大きな部分に付いてはグルーガンの樹脂を充填してあります。
これがなかなか取れないんですよね~
四苦八苦しながら外しました。

大体バラバラになりました
ウインドウはゴム系の接着剤だったのでエナメルシンナーを使って外しております、その他外装の細かな部品もゴム系の接着剤ですのでエナメル系のシンナーを流しておきまして数分置いてから外します。

ボディカラーの部分はこんな感じでビニール袋に入れておきましてクレオスのシンナーを入れて密閉致しましょう。
最低限のシンナーでボディの塗装を剥がします。

部品はこの様に分けてケースに収納しておきます、無くなったら困りますからね。
ただ分解しただけですのでこの中にも使える部品と残念ながら使えない部品と有りますから分けておかなければなりません、使えない物はあたらに作るか探すか・・・いずれにしても手配をしておかなければなりませんね~

ミニカーのケースに付いていたプレートも外しておきましょう
使うのか使わないのかわからないのですが・・・一応ね。

いつもの様にプレートとベースの間にステンレスのワイヤーを入れて剥がそうとしたらなかなか外れない・・・
いつもの倍以上の時間をかけて外したら
両面テープじゃなくてゴム系の接着剤で止めてありました・・・まあ材質的には間違いじゃないんだけど・・・
プレートは両面テープで付ける物と思っていた私の思い込みというやつでした・・・(笑)

ホイールの制作Ver.4

2016-05-22 21:17:20 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も良い天気の山陰です。
山の陰って誰が決めたんでしょう・・・こんなに天気が良いのにね。
それにしても今日は忙しかったですよ・・・Rossoの方にもいつもいらっしゃらない御客様がパラパラと・・・。

いつもに増して忙しかった様な気がします、それとも疲れているのか??


さて昨日まででホイールは完成した様に見えますが、実はそうでは有りません。
ハンダ付けをしたリムの外側を綺麗に整形しなければなりません、そのままでは余分なハンダが付いていてガタガタなんですよね。
旋盤にくわえてリムの外側を一削りいたします。
この時に旋盤で回しながらセンターの狂った物を弾きます。
そうですよ、分解してもう一度やり直しますよ。

7個のうちに使えそうな物は5つだけでした・・・
残りは分解して作り直しをします。
確認の為に1本だけタイヤを嵌めてみましたよ(笑)

残りの2本も分解してスポークを張り直しまして7本のホイールを完成致しました
でも実際に使うのは5本だけなんですが2本は全体の予備という事になるんですよ(笑)


今日は忙しかったのでこれだけしか進んでいません明日はフロントサスペンションを作りたいですね。

ホイールの制作Ver.3

2016-05-21 21:20:11 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も良い天気でしたね。
この天気は月曜日まで続くようですが・・・もうしばらくいい天気でいてほしいですね~。

さて今日はメイクアップさんから新商品が届きました、荷物を受け取りますとなぜだかずっしりと重い・・・?
開けてみますと新しい完成品と共に2026年版のカタログが入っていました。
早速パラパラと眺めてみましたよ。
決行資料的にも大切なんですよね。

本日丁度商品を大阪方面に送らなければならなかったので一緒に新しいカタログを入れておきました。
Hさん明日は夕方には荷物が着きますからよろしくお願い致します。

そして製作です。
理想の太さの0.07mmのポリウレタン銅線でスポークを張ってみました。
ドンガバチョさんがコメントを入れてくれて心配していたアレですね。
線自体の強度は0.1mmの燐銅線よりも少し柔らかい様ですが途中で切れる事も無く張る事は出来ました、これは写真の通りです。


ただ問題が出ました
ネットの書き込みにはハンダ付けは問題無しと書いて有ります。
商品の説明にもその様に書いて有りますが、それはあくまでもデンキの導通性についての様でして強度的にはやはりハンダ付けの密着が弱いようですね。
エナメル線の説明に付いては下のアドレスの部分を参考にいたしました、気になる方は合わせてお読み頂ければ良いかと思います。
http://blog.siliconhouse.jp/archives/51623133.html
ハンダ付けをして治具から外しましたらスポークが緩んでしまいセンターハブが抜けてしまいました。理想はこの太さのスポークなんですけどね・・・。

仕方がないので前に使っていた燐銅線を出して来ましてスポークを張りましたよ。
下の画像が1/43のスポークホイールです。直径は11mm程ですかね。
1/12のバイクモデルと比べますとだいぶ小さいですよ(笑)
まだピンポイントでしかハンダを流していませんので仮固定中と言った所ですね。

この画像では全周に渡りましてハンダを流した所です
表側にも少し流れていますが強度上これは仕方がないかもしれませんね。

治具のピンの部分の燐銅線を切って治具からホイールを外します。
外しますとこんな感じになります・・・なんだかハリネズミのようですが(笑)

余分なスポークを切り取ってホイールの姿にいたしました、最終的にはまだ細かな仕上げは必要ですけどね。
何とか本日中に1台分の5本のホイールを完成致しました。
ただ次の為に真鍮線の0.1mm~0.8mm程度の裸線を探さないといけないですね。
ワイヤーカットの電極用に0.1mmの真鍮線を使うのだけど・・・友也さんに聞いてみようかな・・・
被覆の無い真鍮の裸線が欲しいのだけど・・・

ホイールの制作Ver.2

2016-05-20 20:37:11 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も天気が良く暑い一日でしたね。
まだこれくらいで暑いを連発していては夏が思いやられますが・・・(笑)
今日はいつもよりも早く出勤しましたよ。
出発が7時半でしたので8時までには到着していました。
何故今日は早出だったのか・・・午後からは仕事にならないからです。
出勤からの仕事をダイジェストで・・・(笑)
いつもの様に鉢植えの草花に水やりをして、建物の中の掃除を済ませました。
そしてパン生地の分割をして・・・珈琲の準備をしてからアトリエに・・・
そうなんです今日はこの時間帯に仕事を始めます。
昨日作ったセンターバブを切り離します
ここで注意をしなくてはならないのはホイールのオフセットをなるべく大きめに取りたかったのでハブの厚みをなるべく薄くしたかったのです。
以前に作った物は2.2mm程でしたので同じ厚みが目標ですね。
実際に切ってみますと縁が少し薄くなりますが何とかなりそうです・・・。

全てのハブを切り出しました・・・縁が薄いので1個くらいは失敗をするのかな?と思いながら作業をしましたが余分な心配でした。

昨日切り出したリムも切り口には薄いバリが残っていますのでナイフで切り取ります
薄いので金属ですがナイフで十分切れますよ

そして切り口はペーパーで整えます。
この部分はハンダ付けをしなければならないので綺麗に合う様にしておきたいですね。

そしていよいよ組み立てを行ないたい所ですがその前に準備が必要です。
細い金属線は絡みやすくまた一旦絡みますと始末が悪いのです。
その為にハンダリールを使うと良いと聞きましたのでハンダリールを買いましたが、シャフトをセットしますとシャフトが変形していてうまく回らないのです・・・さすが安物!(笑)

良く見ますとシャフトがこの様に変形していましてハンダリールの壁に干渉しましてうまく回らないのです。
わざとではない様な気がしますが・・・

仕方がないのでシャフトを旋盤にくわえて盛り上がった部分を削ります・・・

クルクルと軽く回る様になりました。
動画ではないので雰囲気だけ・・・(笑)

しかしこのシャフトは購入した銅線の巻いてあるボビンよりも太くて使えませんでした
よってシャフトは真鍮丸棒で作り直しました。
またボビンは片側に寄っていますので全体を支えられる様にABS樹脂の丸棒からアダプターを削り出しています。

中央にシャフトの径と同じ7.0mmの穴を開けまして・・・

次はハンダリールのペット素材のケースを流用して周り止めを作ります
この周り止めですが適当な抵抗を持っていて線を引っぱった反動で余計に回らない様に回転を抑制する為に取り付けたいのです。
この余計に回る事で金属線が絡んでしまうのです・・・

こんな風にボビンの内幅に合わせてカットしてビスの為の穴を開けます。

この角度ではよく見えないのですが下側のアースのビス穴を使いまして先程の透明な板を取り付けます。

下側から見ますとこんな感じです。
この部品が有りますと線を引っぱった場合でも反動で回り過ぎる事は有りませんね。
余計に回り過ぎますと隣の線の下側に入り込んでしまい絡んでしまうのです。


なぜ今日は朝の時間しか仕事にならないのかと言いますと、午後3時にCafeの営業を終了してから家内を迎えにゆかなければならないのですよ・・・つまり本日退院する事になりました。
まだ完璧では無いですが後は通院で様子を見る事になりますし、1ヶ月半も入院していましたから仕事を開始するまでに体を動かしてリハビリも必要なのです。
今後1ヶ月を目処に少しずつ体を慣らしてゆくつもりです。

ホイールの制作

2016-05-19 21:01:24 | Bugatti Type57SC Atlantic
山陰は今日も良く晴れていましたよ。
屋外で草取りなどの作業をすると汗をかく位気温も上がっていました。
室内では丁度良い感じですね、湿度が高くなかったからでは無いかと思います。
但し、私のアトリエは本日エアコンを入れておりました・・・なぜなら本日はホイールのリムを作る為に旋盤を回していたのでCafeの方に音が響くのを防止する為にドアを締め切って作業をしたのです。
シンナーの匂いや音には気を使いますね~。
気にならない方もいらっしゃるかもしれませんが・・・

そうそう今までシートベルトセットを買って頂いているショップの方には御案内をさせて頂きましたがエッチング板の第2弾を作ってみました。
その一部でコチラはラジエターパターンセットです。
ラジエターの冷却面に使うエッチングです、一応フリーサイズとなっていますのでご自分でカットして貼付けてご使用下さい。

なぜいちいちこんな物を売るのか・・・
拡大した下の画像をご覧下さい
ラジエターの水路を再現した直線のモールドに冷却面積を増やす為のギザギザの放熱フィンまで再現してあります。
一度フラットブラックで塗ってから表面を1000~1500番のペーパーで削りますと凹みの部分に塗料が入りましてラジエターのパターンを再現出来ます。



さて製作に入りましょう
今日は追加のアトランティックの為にホイールを作ります。
まずはリムを挽きます。
リムは表側と裏側の2つに分割して作ります
まずは表側を削っています。
なぜ先に表側なのかと言いますとホイールリムの内径が若干小さいのです。
スポークを張ってからリムをハンダ付けするのですが余分なハンダがリムの内側に流れてもリムの内側の合わせ目に段が付いていますと表側にハンダが流れ難いのです。

表側のリムを切り出しました・・・

コチラが裏側のリムでして表側に比べますと幅が0.1mm広く取ってあります。
つまりリムの幅でオフセットを調整しているのです。

次はセンターハブを削っています
最初に大まかに削ります・・・

詳細写真を見ますと先は一段細くなっていて斜めに段が有る事が分りますね
この細い方が表側のスポークを掛ける溝を掘る部分ですね。

細い部分に幅0.6mm深さが0.3mmの溝を掘りました
ここにスポークを掛ける事になります。

次に太い部分にもスポークを掛ける溝を掘っています。

中央に1.0mmの穴をあけています
もちろんこれはアクスルシャフトが通る穴ですね。
本日は時間切れでまだハブを切り離してはおりませんが明日はこれをカットしてホイールを組んでみたいですね。

少し前に秋葉原のオヤイデ電気と言うお店から荷物が届きました
ちょっとだけ見えていますが別にハンダリールが欲しかった訳では有りません(笑)

これが欲しかったのですよ・・・
銅線なのです・・・今までホイールを作る場合はステンレス線を使っていましたがリムは真鍮、スポークはステンレス線ですと素材が違いますので温度差で伸び縮みが変わって来ます、またステンレスとハンダ付けの相性が良く無い訳でして出来ればスポークを真鍮か銅線にしたかったのです。

このポリウレタン銅線は電磁石や小型のコイルを作る為に巻く物です。
その為に表面に絶縁体としてポリウレタン樹脂の塗料が塗って皮膜を作られているのです。
一応ハンダ付けはそのままでも出来る様に書いて有りますが・・・使ってみないとわかりませんね~。
ちなみにサイズは0.1mm・・・これが一番太いのです。
その下が0.08/0.07/0.06/0.05mmと種類が有ります。


ちなみに0.05mmの線ですとちょっと小さめのバイクのスポークと同じ位かな・・・さすがに自転車はダメかもしれませんね。