Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

作品画像撮影とクリーニング

2013-11-25 14:55:47 | Lotus Seven S2
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本日午前中には近所の交流センターさんの企画でCafeにて自分の仕事を紹介致しました。
人数はそう多くなかったのですが地元の方に私の仕事を理解して頂く事が出来て良いチャンスだったかな~と思います。
私の仕事って言うのは年配の方や女性の方には理解が難しい仕事ですからね~。

交流センターさんの初めての取り組みという事も有って地元のケーブルTVの取材も来られて賑やかでしたね。
ちょっと心配なのは地元のケーブルTVで繰り返し放送される事でしょうか!?
1度だけならまだしも・・・何度も画面に露出するのは・・・ちょっとね・・・(笑)
タレントじゃなく普通のおじさんなんだからね・・・しかも同級生とかに見られるのはちょっと恥ずかしいですね。

それが終わったらいよいよ本業の仕事です。
今日はセブンの撮影から・・・昨日撮影しようと思ったんですけど照明の調子が良くなくて今日に持ち越しました。
サンプル画像はこちら


ギャラリーにも画像をアップしましたのでご覧下さい。

撮影が完了しますとあとはクリーニングをして梱包します。
今回はエンジン付きのモデルなのでボンネットが外れますので輸送中の破損を防止する為にボンネットをテーピングをしておきます。

この後制作解説書を書きまして明日発送予定ですね。
火曜日は某ショップがお休みなので丁度良かったかもしれませんね。

今夜は近くの温泉でゆっくりお風呂に浸かりたいですね~!

長かったですね~やっと完成のご報告を出来ます

2013-11-24 21:24:32 | Lotus Seven S2
今日も天気が良く11月にしてはそこそこ温かい日だったですね。
中庭の芝生はすっかり枯れ葉色になりまして少々寂しいですね~こうなると雪ももうすぐ降って来そうですね。

今日はいよいよセブンの完成編をお届けする事になりました。
作り始めたのはいつからだったでしょうか?
古いブログをひっくり返してみると2012年8月6日にキットの状態でご紹介しております。
この作品は当初東京・南青山の某ショップの販売用完成品としてご依頼を頂いた物でした、販売用の完成品として比較的自由に作らせて頂いていました。
またショップの商品という事も有り他の作品の様にお客様が決まっていないので途中他の作品のペースによって一時的にストップする事も有りかなり時間がかかってしまいました。
いつ頃だったでしょうか、完成までにブログをご覧になっていたお客様がご希望になった様でその方の元に行く事になりましたのでボディを塗装仕上げから金属地を生かした仕上げに変更される事になり現在で至ります。
さて今日はいよいよ最終の作業をご紹介致します。

本体はもう完成していますのでスペーサーを削って展示ベースにも穴を開けて取り付けの準備です。
私が関わった作品の多くには作品の下に作品のフロント側を示す→とFのマークを書き込んでいます。
ショップかお客様の所で展示ベースから外す場合に作品がどちらに向いていたのかわからない場合が有ります、ビス穴の位置によっては微妙な場合も有りますのでこの印をつけておく訳です。

展示ベースに止めてみました・・・フロント側には某ショップで売られた事を証明するエッチング製のプレートが付きますので前側を少し広めに空けてあります。

最後にフロント側のナンバープレートを取り付けて完成しました、この後作品画像を撮影しておきます。
あとはクリーニングと梱包そして発送する事になります。


さて、セブンが完成してホッとした所でしたが・・・
某ショップより新しい依頼が届きました。
こちらは4点は修理品でして以前制作したライレーと340メキシコのタイヤが油を吹いてしまった様でして交換又は新たにタイヤを制作してほしいという事でした。
また私の作品では無いですがF-1のカウルが外れてしまったとの事、こちらも塗装が必要なら塗装をして再組み立てを致します。色を塗るなら色の合わせは大変難しい物になります。
外れた元々の接着剤の位置もそのままに修理します。
第三者の手が入るのは作品の為によろしく有りませんからね~その辺りは僕も尊重して修理を致します。
古い作品らしく他の部分も接着剤が緩んでいた様ですね・・・あちこちはずれていました。

最後は世界の巨匠!某氏のアルファロメオですがこちらも部品が外れたらしいので修理です。
こちらはまだ内容を見ていないので何とも言えないのですが、モデルカーレーサーズの本ではいつも紹介されていましたね~あの本を最初に見て衝撃を受けたのは間違いないでしょう。
で無ければ今のスタジオロッソは有りませんからね・・・。
アルファ以外は比較的簡単な修理なのでセブンと一緒に修理して送りましょう。


また机の上が一杯になっています・・・(笑)


やっと完成が見えて来ました

2013-11-23 21:30:14 | Lotus Seven S2
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今日は昨日と比較するとずっと暖かい一日でした、日も当たり窓を見るとこの所の雨で窓ガラスが最高に汚れています。
見てしまうと気になってしまう性分なので取合えず内側から掃除をしましたが開店と同時に5台程のポルシェ911のお客様がいらっしゃいまして・・・掃除をしている場合では無くなりました(笑)
内側は完了したので明日は外側を掃除しましょう。

さて完成間際のセブンも気になりますので早速始めましょう。
リアのナンバープレートは両端にナンバー灯の付いた台座にとめられていますので、まずはこの台座を作らなければなりません。
このタイプの台座は英国車にはよく有りましてオースチンやモーリスなどのミ二一族にも同じ様なスタイルでナンバーが付けられています。
台座は真鍮板を切って整形しています、ナンバーの大きさが2mmX10mmですので台座は2mmX12mm程にしてあります。
シャーシのスペアタイヤの下側の受けの部分に接着しました。
スペアタイヤの様に斜めになると変なので接着剤が硬化するまで紙を2枚重ねて挟んでおきました。

ナンバープレートはクリアコートしておきましたので後になって剥がれてしまう様な事も無いのではないかと思います。

台座の中央部分にナンバープレートを接着しておきます。
まあこれは難しい事では無いですので説明は不要なんですが・・・斜めにならない様に気をつける事くらいかな(笑)

両端にナンバー灯を取付けます。
ナンバー灯はキットには付属していないので0.8mmX0.8mmの洋白角線を使って削り出してみました。
バフをかけていますのでピカピカにしてあります。
ナンバー灯を1個だけ中央上部に付けたタイプも有りますが、ここは好みでこのタイプにしました。

後は問題のテールランプです
セブンS2の画像を検索すると色々なタイプのテールランプが取付けられているのです。
理由はわかりませんが想像ではキットカーの形で売られていたセブンは色々なタイプのランプを同梱されていたのではないでしょうか?
ランプによっては縦に付けられたり横に付けられたりしていますがレンズの形状から取り付け方向がまちまちだったのではないかと思われます。
下の画像は当時のカタログの様ですが縦に付けられていますね、日本で一番レギュラーなセブンの模型はタミヤの1/24ですがあれもこのタイプのテールランプの様ですのでこのタイプを作る事にしましょう。
この辺りも好みでしょうね。

ちょっと難しいのはテールランプの台座の部分が複雑な形状なので2個同じ物を作るのは少し骨が折れます。
在座の持ち手は真鍮の丸棒で台座の形状に削ってあります。
先の銀色の部分がメタルの部品です。

フェンダーは斜めになっていますので取り付けが斜めになる様に削っています。

こちらは先程の部品では有りません、レンズのベースになる様白の板です。
これも座の部分の形状に合わせてあります。

レンズは赤いアクリル板を削って作っています。

同じ物を2個作るのは大変です(笑)

何とかテールランプを取付けました・・・

今度はフロントのフェンダーの上に有るウインカーです、細い方は取付けピンで砲弾型の部分がウインカーのボディですね。

取付けるとこんな感じですウインカーの本体の一番太い部分でも1.0mmです、取り付けピンは1.0mmの線に0.5mmの穴をあけて取付けますが表側にハンダが回ると磨いても黒ずんでしまいますので気をつけなければなりません。

ウインカーボディの前側に透明なレンズを付けてやるとウインカーらしく見えて来ます。

後はフロントのナンバープレートや少々の手直しで完成しそうですね。

もうちょっとだけど・・・進まないな!

2013-11-22 19:23:33 | Lotus Seven S2
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どうも天気が回復しないですね~!
山陰は午前中はまずまずの天気でしたが午後からは雨が降りました。
降水確率はそう高くなかったと思いますが・・・。
午前中の天気が良いうちに車のタイヤを冬用に替えておきました。
温暖な所にお住まいの方は冬になっても冬用タイヤなど使われない、それ以上に持っていない方もいらっしゃるかもしれませんが山陰ではほぼ確実に雪が降りますのでこの時期のタイヤ交換は欠かせません。
私は1シーズンに家族の持っている4台の車のタイヤを替えますが一雪降るとこの4台を一度に替えなければなりませんからかなり疲れます。
だからせめて自分の車だけでも天気が良いうちに、少しでも温かいうちに済ませてしまいたいのです。


さてセブンの制作はいよいよ終盤になっていますがなかなか完成しません、今日は完成すると思っていたのに・・・思わないトラブルが襲いまして・・・(笑)
本日のご紹介はサイドミラーの仕上げから・・・
昨日の画像でサイドミラーを取り付けていましたがまだ完成では有りません。
下の画像の様に鏡が取り付けられていません。
これは鏡の無い面にステーをハンダ付けしなければなりませんから目隠しにあとで鏡を付けざるを得ないからなんです、まあ構造上仕方ないですね。

一見同じ写真ですがこちらは鏡を付けたもの・・・
鏡はステンレスを丸く切り抜いて作りますが普通に切ってもこの様に奇麗に丸く切り抜く事は不可能です。
ステンレスですからポンチで抜くにしても曲がってしまい奇麗に加工するのは難しい・・・こんな場合は真鍮の丸棒におおまかに切ったステンレス版を2枚重ねてハンダ付けして所定の寸法まで旋盤で削りますと奇麗に丸く切り抜く事が出来ます。
あとは熱したハンダゴテをあてて分解して金属板に瞬間接着剤で仮固定してペーパーをかけ余分なハンダを取り除いてバフをかければ鏡の完成です。
取り付けは鏡用の凹みを付けてあったのでそちらに接着です。

次はワイパーアームを作っています。
画像では差し込み部分を持ち手で残していますがセブンのワイパーアームはかなり短いですよ~!

こちらはブレード側です。
素材は洋白線を潰したいつもの素材です。
ハンダ付けで組み立てますがワイパーはエッチングでなくても簡単に作る事が出来ますし形状も良い物が出来ますからぜひトライしてみて頂きたいです。

最後にブレードにアームをハンダ付けします。
持ち手を残していますので作業が楽に出来ます。
1/43の場合作る事よりもその部品を支える方法を考えるのが難しい様な気がします。
巧く支えれば完成したも同然です(笑)

ワイパーが完成しました!
でもこの後磨くのにバフをかけるのですが今回作った2本のワイパーはバフに弾かれてどこかに消えてしまったのは内緒です・・・(笑)
しかも次に作った物はほんの僅かに大きく作り直し・・・ウインドフレームに当たってしまうのです。
何本ワイパーを作ったのかわからない位作り直しました、おかげで時間が無くなりまして本日の完成は無くなりました・・・(滝汗)
最後の仕上げてワイパーの取り付けに一工夫します。
こんな場合の取り付けは差し込みピンをボディ側の穴に差し込んで接着して完了なのですが今回は実車同様にボディから斜めにパイプを出しておいてその穴にワイパーを差し込んでみました。
失敗して時間が無い場合焦って簡単で単調な作りになりがちですが、ここはじっくりと腰を据えて・・・(笑)

やっとボディにワイパーが取り付けられました・・・かなり時間がかかった作業でした・・・。

フロントのエンブレムを作ります。
普通なら打ち抜いたアルミ板で作るのですが丁度良い大きさが無かったのでメッキをしたエッチングの部品を探し出しましてそれを使いました縁は光ってくれますので良い感じかな!?

ナンバープレートのデカールを作ります。
ナンバープレートは適当に・・・と伺っていましたが少し有名な車の物にしてみました。
世界で一番有名なセブンS2は?
と聞かれて即答出来る方はかなりセブンに詳しい方でしょうね。
そのナンバーは「KAR120C」なんです。
この車はこの制作中の仕様では有りませんが・・・
イギリスのTVでのスパイ番組である『ザ・プリズナー』に出ていた主人公の車に付いていた物です、ご依頼者の方は番号は指定が無いとおっしゃっていましたのでそれでも少しだけ有名な番号をと思いまして作ってみました。

印刷して上からコーティングしました。
現在使用中のコーティング剤は専用の物ですが無くなったらタミヤの水性アクリル塗料のクリアーを使う予定です。

実車と同じくアルミ板を黒く塗ったナンバープレートに貼ってみました。丁度良かったのは理想の寸法を95%に縮小した物でした。
大きさの微調整の為に何種類か作っておくのは今や常識でしょう。
作り直しでロスする時間が惜しいのです。

デカールを貼ってから乾燥機で数時間乾燥させてすぐにラッカークリアーでコートしておきます。
ウレタンを使わないのは厚みを少なくしたいから。
ナンバープレートの様な物は意外と厚みが目立ってしまいますからね~。

本日は残念ながらここまでになってしまいました。
明日はナンバープレートの完成とフロントフェンダーの上の小さなウインカーとテールランプです。
このテールランプがなかなか難しいんだな~!(笑)

今日は寒いながらも晴れ間が出ています

2013-11-21 20:58:29 | Lotus Seven S2
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昨日は定休日でしたが・・・肉体労働をしていました(笑)
今日は体が痛い事・・・。

昨日の肉体労働は先日の法事の時に親戚からストーブ用の薪を買って欲しいという申し出が有りまして早速薪を取りに行きました。
距離にして25km程でしょうか軽トラックで3往復して270束の薪を倉庫に運びました。
雨で濡れた薪は重く積み込みも楽じゃない・・・しかも積み込みはまだ手伝ってもらえるから良いけど倉庫に降ろすのは私一人で降ろします。
家内も他の用件でお出かけだったので・・・仕方ないか(笑)
朝になって体中が筋肉痛だったのですが理由がわからず・・・昨日の薪運びに気が付いたのは朝食を食べながらだった。
まあ、ほぼ一日で3往復しましたから1往復で50kmとして150kmも車で走った上に雨の中の積み降ろしでかなり体力の消耗が有った訳でして筋肉痛も致し方ないかと思いますね。
歳の割には元気かも・・・(笑)

さて本日は筋肉痛なので畑仕事はお休みして早速完成間際のセブンを作りましょう。
セブンの外観の印象を大きく変える物の一つにヘッドライトが有りますが、仮組では気が付かなかった事でも塗装をしてから組上げると不自然に感じる物になりました。
ヘッドライトのケースの下側には少しステーを付けていたのですがこの部分がこの寸法だけヘッドライトが上がってしまいましてどうも印象が良くないのです。
横から見るとフロントフェンダーの一番高い部分がヘッドライトの中心くらいになるのが理想なんですがこのまま組み付けると0.6~0.7mm程も高くなってしまいます。
その状態でライトを取り付けますとフロントから見た場合カタツムリの様に見えてしまいます。
どうも具合が良くないのでステーを外してライトケースが直接シャーシからでているステーに乗る様にしましたら丁度良い感じになりました。
何で仮組のときから寸法が狂ったのかはわかりませんが結果オーライでしたね。

ライトのリムはまだ作っていませんでしたので洋白の丸棒を旋盤で削ってリムを作ります。
ここはやはりキラッと光るリムが必須ですね。
厚みは0.6mm程が良い様です、薄くても変だし厚いと不細工です(笑)

ライトリムを接着しました、ケースだけだとブラックなので表情がよくわからないのですがリムが付くと少し表情が出て来ました。

まだ作っていない物で難しい物の一つにボンネットの止めが有りますね。
このボンネットの止めは今回の様にボンネットが脱着出来る作品では実は大変難しい物になります。
実車ですとボンネットを外した場合にボンネット側にもシャーシ側にも金具が残りますよね。
でも1/43模型では実際にこれでロックする事が出来ないので両方に金具を残すというのは無理なんです。
でも今回は幸いな事に全て金属製の物なので中央で分割して両方に残る様にしてみました。
基本の形状はロックした状態で両方に金具が残る様にしています。
素材は0.8mX0.2mmの帯金と0.3mmの洋白線を組み合わせます。
取り付けはハンダ付けですね。

さらにロックのレバーを接着します。

ヘッドライトリムの接着剤が硬化したのでヘッドランプを接着します。
直径は4.0mmのライトですね、このサイズは既製のサイズなので暇な時にまとめて作っておきますとこんな時に助かります。
ライトを取り付けると表情がグッと良くなりますね~。

再びボンネットのロックに戻ります。
ロックの位置はマスキングテープを細切りにしたものでガイドを貼って取り付けます。

私の参考にしている本には前と後でロックの向きが上下が違う様です。
フロント側はレバーが付く部分がボンネットに付いています、理由は前側はクラムシェルフェンダーが前に行くにつれて上に上がっていますので長いレバーを側を下側に付ける事が出来ない様です。
後はレバーの付く方が下側になっているのが確認出来ます、全部がそうなのかはわからないですが・・・一応参考物件がこの様になっていますが・・・。

ボンネットのロックが終わるとフロントスクリーンの取り付けを行ないます。
スクリーンの枠には下側にピンを残しておりますのでこれだけでも支える事が出来ますね。

サイドのステーはボディの穴にインセクトピンを刺して位置を合わせます。
この位置が狂ってしまうとステーの固定をする事が出来なくなってしまいますからね~注意が必要ですね。

サイドのステーを止めるのにはピンを使うのですが前側のピン穴はバックミラーが付きます。
今回はケーターハムでは無くロータスなので一番シンプルな形状を選びました。
シンプルな物は作りもシンプル・・・では無いんです。
手間は同じ程かかりますし薄くしないといけない訳でしてなかなか難しい(笑)

差し込み部分にはロック用のナットが付いていまして任意の位置で固定出来る訳です。
ナットは付けられないのですがアルミパイプを使ってナットを表現しておきます。

取り付けるとこんな感じ!
ほとんど完成状態ですね(笑)
でもまだまだワイパーやナンバープレートの処理が決まっていません・・・