Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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最終組み立てVer.4・・・そして完成です!

2016-08-18 21:16:01 | KATO SR-250Ri
今日は雨の無い朝からのスタートでした。
空はまさに真夏の様な色で暑い陽が降り注いでおりました。
朝は一杯のコーヒーから仕事が始まります、毎日の試飲も立派な仕事なんです。
御客様に提供するコーヒーですから何度テイスティングしてもやり過ぎという事は有りません、でも飲み過ぎはいけませんからね。
そのコーヒーを飲みながら中庭を見ていますと一羽の白鷺が中庭を散歩していました。
最初はもっと近くだったのですがカメラを取りに行っている間に遠くに歩いて行ってしまいました。
下の写真がその時の物でして如何に強い陽が射しているのかよく分りますよね。

中庭の餌台に集まるスズメを見ていますと何となくほっこりとするのは私だけでしょうか・・・
よく都会に鳩に餌をやるオバさんやオジさんのニュースが有りますが町中で餌付けをするのは糞などの問題も有りますから感心しないのですがここら辺りの様に田舎であり周囲が900坪も有ればほぼ問題は無いと思います。
そして田舎でも住宅事情からスズメは数が減っている様でして御来店のお客様にはすこぶる評判がよろしいのです(笑)
下の3枚の画像はいずれも違う鳥なんですが一番上は今年生まれた雛鳥でその他は数年生きている親鳥の様ですね。
どこが違うのかと言いますと、雛鳥は恐い物を知らないので餌台に長く留まりそこでえさを食べますが、親鳥は餌をくわえて安全な所に運んでから食べているのです。
毎日見ていますとよく分りますよ。



さて本日はヘッドライトの準備からですね。
KATOのSR-250Riというラフタークレーンはヘッドライトが小さな丸形の物になっている様なんです(それまでの物は角形の普通のヘッドライトなんですが)ミニカーではそのヘッドライトの部分は丸形のドーム状に膨らんだ部分にシルバーを塗っただけの表現だったのです。
これでは余りにも・・・と言う事でその部分をウェーブのHアイズだったかな!?透明のプラ部品を使ってよりライトらしくしようと考えました。
中央にはバルブらし物を表現する為に裏からピンバイスで凹みを入れておきました。

ミニカーでは片側が3つずつのランプが付いている様になっていますが多分両端はウインカーではないかという事で真ん中のバルブはオレンジ色にしてみました。
まあこれは凹みにクリアーオレンジを差しただけなんですが実にそれらしく見えますね。

昨日塗り直したフロントバンパーにナンバープレートとヘッドライトを取り付けてみました。
こんな感じで如何でしょう!?

今作ったフロントバンパーを車体に取り付けてバックミラーやアンダーミラーを取り付ければ完成ですね。


ラフタークレーンは2週間の予定でしたが本日は更新12回目という事なんで2日程早く完成する事が出来ましたね。
仕事で作るというのは予定通りに作るというのはなかなか大変な事でしてついつい時間がおしてしまいます、自営業という事になりますとなかなか時間のコントロールが難しいいのも事実ですね。
今回は一応予定通りという事で良かったですね。
余分?余った!?時間は有効に使わなければならないのも事実ですね。
と言う事で本日はこのあと少しアトランティックを進めましょう〜。

プレートの製作

2016-08-17 21:26:45 | KATO SR-250Ri
今日も朝は雨が降りましたよ。
それも結構な勢いで・・・
朝一番に降ってくれるのは大変有り難いのですが・・・
収穫の前に降られますと収穫時に服が濡れて大変なんですよ、靴も濡れますしね〜
しかもイチジクは雨が降りますと実に雨がかかりまして傷みが出てしまいます。
その上に翌日は水分を含んでしまいまして甘味が落ちてしまいますし、湿度が高くなって蒸し暑いんですよね。
晴れて来たら背中がジリジリと暑いですしね〜大変なんですよ。

なかなか上手くいかない物ですね〜


昨日の続きでプレートを仕上げてゆきましょう。
これまでにデカール軟化剤を付けて放置した所まででしたので次は更に密着性を高める為にラッカークリアーをパラ吹きしてゆきます、2回くらいに分けてドバ〜ッと塗る事無くあくまでもパラ吹きです。
画像では見え難いのですが・・・パラ吹きです。

パラ吹きしたラッカークリアーが乾いたら次はウレタンクリアーですね。
余り厚くならない様に薄く仕上げてゆきます・・・。
幸いにしてゴミは付きませんでしたが、デカールの段が出てしまいました・・・薄塗りが響きましたね。
画像では表面はウレタンクリアーを塗った様に見えないのですが・・・

デカールの段を落とす為に中研ぎを入れました。
ゴミの付着は無かったのでそう追い込まなくても良いのです・・・楽が出来そうだと思ったのも束の間・・・

プレートを作り直しました。
中研ぎを入れてから2回目のクリアーを塗りましたが・・・ここで失敗致しました。
クリアーにシンナーを入れ過ぎまして最初のクリアーが縮れてしまいました・・・ガッカリですが仕方が有りません。
もう一度シンナー風呂に入れてデカールを作り直します。
力が抜けましたね〜

下の画像はウレタンクリアーまで戻した所です・・・ここまで戻してくるのにだいぶ時間がかかりましたよ。
ついでに「贈」から「寄贈」変更しておきました。

ラフタークレーンもナンバープレートが付いています。
ミニカーでは型式を表示したプレートが付けられていますがご依頼を頂いた御客様と相談した結果何か適当な島根ナンバーを付けておきましょうという事になりました。
そこでナンバープレートも作りました・・・
いつもの様にアルプスプリンターでチャッチャと作ってみました。
すでにクリアーも塗ってあります。

実はフロントのバンパーも縮みが出てしまいました・・・まあ同じクリアーを塗っていますから結果は同じですよね
コチラも全て塗料を剥がしてから塗り直しました、コチラはシルバーまで元に戻しています。
こんなに何個も失敗をしますと普通凹みますが・・・私も人間が出来て来たらしく(笑)
余り凹まなくなりました・・・。
この後デカールを貼って乾燥させてクリアーを塗っておきました。
これで明日は完成させる事が出来そうですね。

本日組み立てたと言えるのはこれだけです・・・
何やら役目がよくわからない3色の表示灯ですね、場所はここで良いはずです。

最終組み立てVer.3及びプレート準備

2016-08-16 23:20:15 | KATO SR-250Ri
今日も不安定な天気で雨が降りました。
ご丁寧に雷まで鳴り響きまして・・・・結構凄かったですね。
集中豪雨の様な降り方でアトリエの前の溝が溢れてしまいました(笑)

その後何とか雨が止んで道路が乾きましたのでバイクで出掛けて来ました。
どこに行ったのかと言いますと、今回ラフタークレーンをご依頼頂いた御客様のお店なんですよ。
原チャリのバイクで行くにはちょっと遠いのですが・・・まあお遊び半分です。
何でわざわざ出掛けたのかと言いますとラフタークレーンはプレゼン品なのでプレートを付けて欲しいと言われていましたのでデカールを作ってアルミ板に貼ってクリアーコートをして作る予定なんですが・・・
ロゴを確認したかったんです。
お店のネームの場合はロゴも特殊な場合が多いのです、名刺はいただいていましたのでそれからロゴを取ろうと思ったのですが名刺の文字では小さくてデータが小さすぎるのです。
なのでお店の方にお邪魔してそのロゴをカメラで写して来ようと言う・・・
バイクはヤマハのMR50と言う古いバイク・・・いやいやかなり古いバイクですね。
40年近く前かな?
今でも現役で頑張ってくれています。

早速写真からデータを作っています。
W&B・Cの文字はフォトショップで加工して使い他の文字はイラストレーターで書き加えております。

印刷しています。
印刷は単色指定でブラックです。
データが黒いデータなら網目無しで印刷出来ます。

アルミ板を切ってプレートを作り印刷したデカールを貼ってみました
貼ったらデカール軟化剤を付けてちょっと置いておきますとピッタリ貼る事が出来るはずですね。

クレーンの部品も少し作っておきましょう
何の為の部品なのかわからないのですが車体の脇にレッド/イエロー/グリーンのランプが付いているのですが・・・
ミニカーについている物を外そうと思って作業をした時にうかつにもこわしてしまったのです。
なのでプラの角材を切って塗ってみました。

最終組み立てVer.2及び展示ベースの準備

2016-08-15 22:23:33 | KATO SR-250Ri
本日はやっと少し雨が降りました。
今朝、目が覚めると屋根に落ちる雨の音・・・!?
パラパラと雨が落ちて来ました、家の周りはそうたくさんは降っていない感じでしたが、アトリエの有る所では結構降った様ですね。
畑の土が濡れていましたよ。
一体何日ぶりの雨なのでしょうか??
記憶が有る所では7月半ば頃だった様な気がします・・・間でも少しパラつく事は有りましたが畑の土を濡らす程ではなく雨とも呼べないくらいでした。
今日のは立派に雨と呼べる程降りましたね・・・本当ならもう少し降って欲しい感じはしますが・・・贅沢は言いますまい(笑)
この所雨が少ないせいかオクラの花が咲かないのです。
咲かないから実も少なめでして・・・このままではオクラの収穫が出来なくなってしまいそうだったのでスプリンクラーによる潅水を始めたばかりでした。
雨は大変有り難いですね。

さて本日の製作ですがもう少しなのでラフタークレーンを進めてゆきましょうかね〜。
本日の作業開始はまず展示ベースからですね。
昨日ウレタンクリアーを塗る所まで行ないましたが、本日は中研ぎを入れて艶消しのクリアーを塗って仕上げます。
ラフタークレーンは艶の有る仕上げなので展示ベースは艶のない仕上げにしておこうと思います。
ラフタークレーンにとって展示ベースは地面ですからね・・・地面は艶消しであると思っています。
まあ雨が降れば水たまりが出来る事も有りますから部分的に艶有りでは有りますが塗れた地面も僕には艶消しに見えるんですよね。
この艶感のコントラストもまた作品には大切な要素ではないかと・・・。

ラフタークレーン本体は最終組み立てですからどんどん細かな部品を取り付けてゆく事になります、テールランプと一体になったハシゴを取り付けています。
実はこの部品、取り付ける位置を完全に忘れてしまっていましてこの場に及んで少々焦りました(笑)

反対側のテールランプも取り付けいたします。
難しい事は無いのですが位置が狂いやすいので厚紙とマスキングテープで仮止めしておきます。

クレーンのブームの部分には何やらセンサーが付いている様ですね・・・
僕は専門外なので何のセンサーなのかわかりませんが昔のクレーンには付いていなかったので何かセンサーではないだろうかと思った次第です。

同じ様なセンサーはブームの一番先の部分にも取り付けられています・・・角度のセンサーなのかもしれませんね。
この部品も一度取り外しておきましてパテで整形後にサフを塗りホワイトを塗りクリアーで仕上げてあります。
小さな部品ですが大きな部品と同じ行程を踏んで仕上げて有るのです。

次はウインドウですね。
ウインドウはプラスチックの板に黒い縁を印刷した物が使われていますが何の接着剤かわからない物で取り付けられていますのでどうしても綺麗に外せず割れてしまった部分も有りました。
だからウインドウの部品をプラ板から切り出す事になるのですが、その準備として白い紙に貼付けております。

貼付けた状態でスキャナーを使ってスキャンします。
難しい事は有りませんただのスキャンですよ(笑)

スキャンしてデーターを2諧調化(白と黒のデータにする事)します、そして消えてしまった部分をイラストレーターで書いてデータとして使える様にします。

アルプスプリンターを使って塩ビ板に印刷します。
アルプスプリンターのインクは塩ビ板に対してそう強くありません、何度も擦れば印刷が落ちてしまいますからね。
ただケガキ替わりに形状を印刷する事は出来ますから少しは楽な作業になりますね。
そうそう、印刷前にイラストレーターを使ってデータをひっくり返しておく事が必要ですね、理由は印刷面は内側の面にしたいのですから・・・。

このガラス面は透明プラ板を使った方が良かったかしら・・・。
印刷に沿ってカットしてからボディに接着してみました。

ワイパーを治します。
これも分解した時にヒビが入っていたらしくパリッと折れてしまいました。
折れた物を接着しても接着面が小さいのでまたすぐに壊れてしまうでしょう、ブレードの部分を一旦切り取ってプラ板を切って交換致しました。

展示ベースの裏面にフェルトのクッションを取り付けました。
特に板に反りが有って・・・と言う訳ではないのですがなるべく綺麗なままに・・・と思いますからね。
フェルトをポンチで打ち抜いて取り付けました。


早ければ明日か明後日にも完成の声が聞かれそうですね〜。

最終組み立てVer.1

2016-08-13 22:46:15 | KATO SR-250Ri
今日も雨は降らずでしたね〜
畑やブルーベリーには潅水をしておきましたが、記憶によりますと毎年この時期は潅水が必要になりますね。
潅水をしない年よりもする年の方が多い様な気がしますね〜。
バランス良く降ってくれれば良いのですが・・・。

さてそれでも今日は製作時間が結構取れましたよ、
数日前にラフタークレーンの為のアクリルカバーが到着しましたので早速友人のN君に展示ベースの製作をお願い致しました。
彼も忙しいのですが当方が少し急ぐ気配を感じるとそれなりに早く対応してくれるのでいつも助けられます、有り難いですね。
ネット注文ではこうはいかないのが現状ですからね。
今回の展示ベースはいつものチーク材では無く樺桜という素材だそうでして結構色が白いのです。
ラフタークレーンは色が濃いので展示ベースは薄い色にしようかと思いますので、この素材は丁度良いですね。
そこで今回はライトチークにいたしました、早速オイルステインで染めてみました。

数時間放置して乾燥しましたら次はウレタンクリアーです。
クリアーを塗りました。
いつもより明るく軽い感じですね〜、あくまでも上に乗る作品とのバランスなのでこれだけでの判断は出来ないのですがコントラストを付ける事で作品が引き立つのではないかと思います。

そして真鍮板を切ってこんな物を作ってみました。
はてはて・・・何でしょうか?

2カ所に六角ナットをハンダ付けしています。
もうわかりましたよね〜。

シャーシのこの部分に入れる物です・・・
この部分は車体の裏になる部分なのですがもうわかりますよね。
このラフタークレーンは普通のミニカーなので展示ベースに固定する方法が全くないのです、最終的には展示ベースに止めてお引き渡しをしたいので展示ベースに止める準備をしておかなければなりませんがこの部分の素材がプラスチックなのでそのまま六角ナットを接着しただけではかんたんに脱落してしまうでしょう・・・となればこの様に大きめの真鍮板にハンダ付けしておけば脱落もしにくいしくるくる回って御客様を困らせる事も無いはずです。

上側の部分も組み立てを開始しています。
形状が複雑なので安定しないのですが・・・落とさない様に気を付けましょう。


マフラーを取り付けたいのですが、マフラーの先に穴が開いていないのです、さすがに穴が空いていないと変ですよね。
まあ最低限なら断面の部分にフラットブラックを塗っておくとか方法はいくつか有りますが、やはり私の作品なら穴が無ければ・・・ってね(笑)
ピンバイスで穴を掘ってからリューターで広げておきます。

クレーン部分のワイヤーを取り付けておきます
ただし糸がフラフラと出て来て邪魔なんですよね、ですから糸をマスキングテープで留めておきます。

シャーシの方も組み立てておきます
タイヤやステアリングも組み立てておきますよ。
この部分はネジを多用しますが使われていたネジは意外とバラバラでして同じ物を使っていなかったですね。
その対応で下穴の微調整を必要としますね、なかなか面倒なお話なんですよ(笑)

先程穴を掘った排気管をラッカーサフで塗ってからシルバーを塗りましてシルバーで仕上げます。
そして所定の位置にマフラーを取り付けましょう・・・難しく考えると困ってしまいます
やはり穴が有るのと無いのでは雰囲気が違いますね。

ここで車体側に上側のクレーン部分を組み立てようと思いまして仮組してみました
が!
当たってしまうんですよ・・・このままでは旋回しなくなってしまいます。
そう言えば分解して塗装を剥がす時にこの部分に沢山の瞬間接着剤が盛られていまして何やら不自然な加工がされていましたね〜どうも寸法を間違えて干渉するから接着剤を盛り上げて持ち上げてあったんですね〜まるでどこかの国の廉価の仕事その物で(笑)。
私は塗装を剥がす時に全て綺麗に掃除してしまったので低くなってしまったんです・・・
こんな完成品のミニカーでも分解して塗り直しをしただけで簡単に組み立てて終了とはいかないのです・・・。

クレーン部分を上に持ち上げるのかそれとも下側を加工して当たらない様にするのか・・・難しいですね。
今回はクレーン部分と車体部分の間に隙間を作る為にスペーサーを加工して組み立てる事にいたしました。
素材はABS樹脂で丸棒から旋盤を使って削り出しました。
旋盤をお持ちでない方はプラ板を切り出す事が必要なんですが、さすがは機械ですね〜旋盤の方が圧倒的に楽に出来ます。

厚みが1.5mm程のスペーサーを加工して入れてみました
それでもこれだけしかクリアランスが取れていません・・・まあここが余りクリアランスが広くても不自然ですからねこれくらいで丁度良いと思います。