Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ドアの小加工

2012-06-30 10:23:15 | Heinkelキャビンクルーザー
昨日は忙しくてブログを書いてふと時計に目をやるとすでに本日になっていました。
最後の公開にチェックを入れて投稿をしたつもりが・・・投稿をクリック出来なかった様で記事がアップされていませんでした。
こんな場合gooブログは記事を自動的にバックアップしてくれているので今朝PCを立ち上げて本日の更新をしようと思ったら昨日のデータがそのまま立ち上がって来ました・・・消えてしまうと幻の更新になってしまう所でした・・・汗!

本日の山陰は昨日の真夏の様な天気から梅雨が戻って来た様なシトシトと降る雨模様となっております。
畑のスイカは一安心と言った感じですね。
この所の乾燥で安納芋のツルが5本くらい枯れてしまいました・・・。
他の芋は元気なんですが・・・。
美味しい芋は弱いのかな~??

ハインケルのドアは開閉式になるのですが開閉するという事はドアの裏側も再現しておかないといけない訳ですね。
そこで昨日は内装を作ったのですが内装のまわりの形状が違うのでそれを作らなければいけないのです。
実車画像を見ると内装のまわりはドア自体の補強の為に多分2重構造になっていて膨らんでいる様なのです。
どんな方法でこれを再現するのが良いか考えなければなりませんがメタルを盛るとドア自体の外周と繊細なウインドのまわりにメタルを盛らなければならないのでドア自体を変形させるか溶かしてしまう可能性が有ります。
ここは無理をせずパテによる修正がベストであると判断致しました。



整形するとこんな感じになります


更に内装を入れてみると・・・まあこんな感じでしょうか。


ドアの部品でまだ製作していない物が有りましたね、そうドアガラスですよ!
ドアはボディから外した時に少し幅を詰めたはずですのでキットの物は使えないはずですからね。
またこのハインケルのドアガラスやR/Lサイドガラスとリアガラスは意外と複雑なRをもっておりましてそれがこの車の印象を多いに変えてしまうだけの物が有りそうなのです。
ですからガラス類はキットの平面に近い物から立体的なRをもった物に変更したいのです。
アルミ板でガラスの原型を作りますが画像の様にアルミ板の平板を入れると上側の辺りに隙間が開いているのがわかりますね・・・これからRを合わせて整形してまた削ります。


裏表がわからなくなるとまずいので裏面にどこの部品か記入しておきます。


少々数が多くて手間がかかりますがサイドウインドガラスも作ります。
まずはマスキングテープを貼って鉛筆の芯の腹の部分でこすって型取り致します。


おおまかに切って削ります。


更に微調整


やっと片側完成


手間がかかるし小さいからなかなか作り難いです・・・(笑)

本日も晴天なり

2012-06-30 01:04:14 | Heinkelキャビンクルーザー
山陰の梅雨は一体どこに行ってしまったんでしょう!?(笑)
これだけ雨が降らないと畑の作物の水がピンチになって来ます、明日は雨が降る予報ですがこれで降らなかったら明日の朝は水を撒かなくてはいけませんね。

さて本日の制作は・・・
ボディの形状を直してサフを入れたいのですがタイヤが無いのでホイールアーチを修正する事が出来ません。
この辺りでタイヤの制作を進めておかなければ後が支えて来る気がしますので本日はタイヤの制作です。
と言っても格段新しい事をする訳ではなくいつもの様にタイヤの1次原型からレジン製の2次原型を起こします。
型取りしておいたシリコン型にレジンを流し込みます。


レジンが流れたら乾燥機に入れて少し加温してやりますとレジンの硬化が促進されて早く固まります。


書いていませんでしたがこれらの作業は全て真空注型装置の中で行なっています。
取り出すとこんな感じです。タイヤの2次原型に湯口が付いたままですがこれは外さないでこのまま量産型のシリコン型の湯口に使います。


プラ板の上に瞬間接着剤で並べて接着致します。


と、ここで少し問題が出て来ました。
10個の2次原型を抜いたのですが5個の2次原型の一部に本の小さな気泡が入っている事に気が付きました。
そこでパテ修正です。
これも加温してやれば早く固まります。


気泡に盛ったパテをペーパーがけ致しましたので表面を奇麗につや消しにする為に再度つや消しクリアーを塗りました。
脱脂していませんが原型の表面が一応につや消しになって凹凸が付けば出来るタイヤもつや消しになりますので剥げても問題有りません・・・多分。


並べて壁を立てました。


シリコンを流しました。
シリコンはいつもの透明の物で、一発取りをします。


明日にはタイヤの樹脂を流せるかもしれませんね・・・。
そうなったらハインケルは更にかっこ良くなるハズです(笑)

フロントドアの内装を作ります

2012-06-28 23:32:06 | Heinkelキャビンクルーザー
本日はドアの内装を作ります。
少し前にご依頼者様からご連絡を頂きドアのポケットを作って雑誌か新聞を入れておいてとご要望を頂きました。
まあドアの内装は作る予定だったのでそう難しい事はないのです。
まずは内張りの部分をアルミ板で制作致します。


切っただけでは内装はドアにフィット致しません、一番大きい矢坊主を使ってこのアルミ板を整形致します。
押し付けてやるだけで中央部を少し凹める事が出来ますので大変便利ですね。


ポケット部分は0.2mmのアルミ板を使いますが上の縁はポケットが膨らんだ時に備えてシワを細かく入れて絞ってありますので大きなヤスリの根元に一方方向に溝が入った部分を利用して溝を入れます。


下側の膨れた部分は矢坊主の細かな物を使いゴム板の上でプレスして膨らみを付けます、これがなかなか難しい。


最初に切った内装にあわせてみるとこんな感じです。
雑誌か新聞を入れると少し膨らまないといけないので少々調整は要りますが・・・。


もう一つご依頼のあったコクピットの右側の壁につく網ポケットも作ります。
こちらは大きめのメッシュを使って止めの為に真鍮線で作ります。ハンダを綺麗に流せば強度は十分です。


このタイプの網ポケットの網の一番上の部分には普通はゴムが編み込んでありまして中に入っている物をしっかりとホールド致します。
実際にゴムという訳にはいきませんがやはり真鍮線を使ってゴムを表現しました。
細かな部分ですが下のU字型の部分とは違う部品で作らないと雰囲気が出ませんね。


そしてボディの内側に取り付けてみましょう。

この所出費が続いております(笑)

2012-06-27 18:52:20 | 最近手に入れたキットのご紹介
妻には大きな声では言えませんがこの所不景気のなせる技なのかフェニックスのキットが入手出来ました。
値段は一時に比べれば少し安い金額なので本当に助かりますね。
本日ご紹介するのはディノ206Sでフェニックス製の物です。
もうかなり古いキットなのですが私の中ではディノ206Sはこのキットが一番好きですね。
正直な所実車よりもかっこいいかもしれません。
ブログをご訪問くださる方の中にはスタイル的にプロバンスの物を好まれる方もいらっしゃるかもしれません。
あれはあれで結構良いのですがサイドシルがぐっと下側に絞り込まれた形状を一体式のボディで表現した為にボディサイドのボリュームとでも言いましょうか、少し不足気味かな?と感じる事、またタイヤホイールとのバランスが微妙な事で少し抵抗が有りますね。
今はタイヤも作る事が出来ますから大きな問題には当たりませんしダメという事じゃないのですけどね。


こちらは同じフェニックスでもずっとモダンな時代の車です。
フェラーリ288GTOです。
288GTOというと同じメタルならボシカの物、レジンならプロバンスやBBR、完成品ならアイドロンシリーズが有りますね。
形状が一番気に入っているのはアイドロンだと思うのですがあれは完成品しか無いので私が手を出す余地がありません。
キットの中ではこれらのほとんどのキットを持っていますが、個人的にはボシカよりもフェニックスを上げたいですね。
ボシカの部品構成は繊細で素晴らしいのですがどうしても気に入らない部分が有るのです。
それはルーフの前側です、なぜだか下に下がっているのです。
なぜこんな形状にしたのか私にはわかりませんがルーフの前側が下がっていてどうもボシカを好きになれない。
この部分は修正が非常に面倒でしてきっちり修正するならAピラーの途中を一旦切って少し延ばしてルーフを上げたいと思います。
この修正は非常に困難な物になる予感がします。
そうなればフロントウインドのモールも使えなくなるし下手をすればサイドウインド関係が全て使えなくなる可能性が有ります。
フェニックスならその必要が無いですから・・・
しかし細かな部品はボシカに軍配が上がるでしょう。
ホイールなどはかなり優秀です、構成や部品の仕上がりなどは群を抜いているのがボシカのキットです。
それにしてもボシカ氏はなぜボディをあの形状にしたのでしょう・・・?


以上の事は私個人の感想です、感じ方は人それぞれですのでブログをご覧になった方はご自分で感じられた通りで良いと思います。
私の意見は数多くの意見の一つでしか有りませんから!

本日、多忙に尽き昨日の結果報告です・・・本当にトンネルを脱出出来たのか??

2012-06-26 22:23:41 | Heinkelキャビンクルーザー
本日は多忙につき製作が進んでおりませんが、昨日のキャンバス地の結果のみ報告しておきましょう。
結果から言えば大成功です!
まずは画像をご覧下さい。


いかがでしょう?なかなか格好良いでしょ!?
まだ塗装をしていないので質感は変ですが塗装を完了すればなかなか良い感じになりそうです。
少し削らなければならなかったのはキャンバス地の後ろの両サイドで元々はキャンバス地を少し下側に引っ張って伸びた様な感じにしたかったので長めに伸ばしていましたが、その長く伸ばした部分がスライドさせて取り付けるのに邪魔になってしまいますので短めになってしまいました。
この部分が長めだと如何にもキャンバス地が新品から少し時間が経過して縮みが出ている感じがして好きなんですが・・・仕方ないですね。

キャンバス地の裏側は取り付け様の金具が見えております。
この部分はオープン時の物とほとんど同じ物ですがこの状態で前側まできちんと固定出来るのかが問題だったのです。
前側が浮いていたら変ですよね~。


前側を確認してみると・・・


ほとんど隙間は有りません、これなら良い感じに仕上がるのではないでしょうか・・・!?
何しろボディカラーの厚みも加わりますから少しピンを調整してやらないといけなくなるかもしれませんが真鍮製のピンですからその調整はそう難しく無いでしょう。
本日の行動についてはダイアリーをご覧下さい(笑)
明日は定休日ですが多分仕事をしているんじゃないかな~。