Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ブルーバードも少しだけ

2012-09-30 23:07:17 | Bluebird 1933
ブルーバードはメーターの付くメーターパネルを切り出しておきました。
メーターはリングを並べてみて配置を決めたいと思いますが板だけは切っておかないといけませんね。


実はこれが結構めんどうな作業でしてコクピットカウルのRに合わせてきれいに納めないと回りに隙間が開いてしまいます。
削っては仮組、削っては仮組を繰り返します。


次は燃料タンクかなそれともフロントの足回りか!?
どっちにしても難しい製作が待っていますね。

次はロータスセブンかウルフか!?(笑)

シートを塗りました

2012-09-30 22:43:15 | Heinkelキャビンクルーザー
台風は紀伊半島の南側を北西に進んで名古屋近辺に上陸した様ですね。
Ws43さんやエヌエフさんはご無事でしょうか??

山陰は台風の進路から遠く離れていましたので風は今から1時間前に20分程少し強かっただけで昼間は全く台風を感じませんでしたね。
雨は昨夜からシトシト降っていまして一気に降る様な集中豪雨型ではなかったですし昼間はずっと降っていましたから為に畑には丁度良い雨になりました。
替わりと言っては何ですが東京にいる息子は雨風が強く電車が止まると帰宅が難しくなるのでさっさと帰宅したといっていましたが・・・何とか無事な様です・・・涼しくなったけど自転車通勤はもう止めたのかな(笑)

はいはい、製作ですね。
本日はまずシートに艶消しクリアーを塗ってみました。
昨日のうちにデカール定着用のラッカークリアーは塗ってありましたので本日は朝から艶消しクリアーです。


いかがでしょうか?
艶が消えると布の様に見えるでしょうか?
まあ布には見えないかもしれませんがボディとは別の質感であると言う事がわかりますね。

さらにシートの足の部分にセミグロスブラックを塗っておきました、本来はグロスブラックかもしれませんが・・・ボディの質感とは分けておきたかったのでセミグロスブラックにいたしました。


さてハインケルの製作でご依頼者の方希望された物の中にシート後部に籐製のケースを積んで欲しいというのが有りまして今までそんな物は作った事が無いので迷いながらでは有りますが作ってみました。
最初に作ったのは0.8mm真鍮角線に0.1mm程の銅線を巻き付けてハンダ付けしたものを断面が半分の三角形になる様に削ってスーツケースの大きさの四角な箱に貼っていくという方法を考えてみましたが余り巧くいかないという事で1時間以上もかけて作った物ですが没になりました。


次は0.2mmの真鍮板に1.25mmごとに0.5mmの穴をあけています、形状は長四角でシート背後のラゲッジスペースに納まる大きさにいたします。
この穴に0.5mmの真鍮線をハンダ付けしてその真鍮線の間を細いコードで編み込んでゆく方法です。
この方法は正攻法と言える方法でしたがかなりの手間と時間がかかりますね。


何時間もかかってやっとこんな感じに、質感はなかなか良いですね。


予定の厚みまで編めましたので余分な部分をカットしたり削ったり整えてサッ作ハインケルのシートバックに・・・。
この時点ですでに外は真っ暗になってしまいましてそれなりの時間です、蓋や金具は明日の仕事になりました。




本日はまずご質問に答える所から始めましょう

2012-09-30 22:12:50 | その他
毎日製作をしていると製作方法に付いて質問を頂く事が有ります、本日はそんなご質問にお答えする所から始めたいと思います。
コメント欄から頂いたご質問はメールアドレスが書かれている場合が多いのでそんな場合は非公開のままそのアドレスに返信させて頂いております。
メールで来た質問にはそのまま返信というのが多いのですが、他の方の参考になる物などはブログ内でお答えをする事も有ります、今回はそのパターンですね。

ご質問は塗装前に塗料を濾して使っているのですが素材は何で濾すのかと言う事ですね、またその効果はいかがな物かと言う事になります。
まず、普通に塗料を濾す場合ソリッド/メタリックを問わず使っているのは下の画像の物です。

下側に相当細かなメッシュが付けてありましてこれで濾しています。
メッシュの大きさは何も指定が無いのでわかりませんがかなり細かなメッシュです。
しかし必要以上にメタリックだけが残る様な事も有りませんので丁度良い荒さではないかと思います。


意識的にメタリックを細かな物にしたい場合はもっと細かな物を使います。
例えばこれです。

厚めのキッチンペーパーの様な物ですがこれでもプロ用の越し紙になります、頂き物なのでメーカー名はわかりませんが例えばタミヤのスプレーカラーやクレオスのメタリック塗料の中には色目はよいがメタリックが荒すぎる物が有ります。
その荒すぎる部分を濾してしまい細かな部分だけを使って塗りたい場合や改めて目の細かなメタリックベースを追加して塗ったり致します。

塗料を使用前に濾す事で得られる効果ですが、塗膜表面に凹凸が出るトラブルはかなり少なくなると思います。
一般のクレオスなどの塗料瓶の口の部分に固まったラッカーが付いていませんか?
コレが付いていると蓋を開ける場合に瓶の中に落ちてしまったりする事が有ります、また他の容器に移し替える場合にも粉状になった塗料が混じってしまう場合も有ります。
これらの固まりはブラシのノズルを詰まらせる程の大きさは無いかもしれませんがノズルを通り越して塗装したい物に付いてしまう事は意外とよく有ります。ブラシに入れる前に濾す事でこのトラブルが減ればかなり仕上がりが良くなると思いますし硬化してから再度ペーパー掛けなどという煩わしさが無くなります。
短所としては漉し紙やフィルターが塗料を吸いますので塗料の無駄が出ます。

また余談ですが塗料を保管するのにフィルムケースをお使いの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか!?
フィルムケースはどうやら油分が付いている物が有りまして洗わずに使うと油分が塗料に混入する事が有ります、本来の塗料を入れる容器以外で塗料を保管したり希釈したりすると余分なトラブルを招く恐れが有りますのでご注意下さい。
昔私も使っていましたが確かに全部とは言いませんが塗装時に油分による弾きが出る事が有りましてその時は原因不明でしたがフィルムケースを使わなくなったらその事例が格段に少なくなったと思います。
ただフィルムケース自体もデジカメの普及ですでに死語になりつつ有りますのでフィルムケースを塗料の保管に使うのは特殊な事例なのかもしれません。

本日は他にも製作をしておりました

2012-09-29 22:37:15 | Heinkelキャビンクルーザー
数日前にシートにグリーンを塗っておきましたハインケルキャビンクルーザーですが昨日デカールを貼ろうとしてシートを見ましたらシート面の目立つ場所に埃が1本付いてしまっていまして、これじゃあデカールを貼る事が出来ない。
2000番のペーパーを使い埃を削りまして再塗装しておきました。

これでやっとデカールを試す事が出来ます。


前面に貼ってみたのがコレです。奇しくもバックが真っ赤になってしまいましたが・・・何がバックに有ったのか記憶が有りません。
タータンチェックの具合はこんな感じですがいかがでしょう!?


まだ表面に艶がある状態なので質感が今一歩わかり難いですね。
仕方が無いから艶消しにする為に艶消しクリアーを塗りますが、本日はその下準備のラッカークリアーによるデカールの定着作業を行っておきました。
明日には艶消しクリアーが塗られますね。


・・・画像は同じ様な物になってしまいました。

明日は全国的に台風の影響を受ける可能性が有りますが当アトリエの塗装ブースは風の影響を受け難いので多分塗装は可能ではないかと思われます。
まあコレも風の向き次第では有りますが・・・。

ブログにご訪問下さる全ての方に台風の被害が無い事を希望致します。
皆様ご無事でお過ごし下さい。

実は本日もブルーバード・・・いくつかメールも来まして

2012-09-29 22:10:49 | Bluebird 1933
昨日更新をしてからいくつかメールを頂きました。
全てほとんど毎日の様にブログにご訪問下さっている読者の皆様でした(笑)

何のメールかと言いますと、昨日実車画像を載せたのですが実車画像ではステアリングホイールのスポークは4本になっていまして私の作った物はスポーク3本なんですね。
平たく言えば『間違っているんじゃないかと・・・笑』

実は私もここの部分はどっちか良くわからないんです。
例えば

これは3本スポークの物でエンジンはネイピア時代の物です。
ただ分解整備中か制作途中の物らしく画像ではボディが外れている状態ですね。
こちらは昨日の物よりも鮮明な画像で角度が違った物です。

ただしエンジンは写っていませんので何年に写された物か確証は何もありません。
キットのオリジナルのステアリングホイールは3本なのでネイピアエンジンを積んでいる時は少なくとも3本スポークの物が付いていたと言う事になります。
問題は何年までそのステアリングホイールが付いていたかですね・・・。
一応4本スポークのステアリングホイールも準備して有るのですが、どっちが正しいのでしょう(笑)


ここでウルフの製作に変更すれば良かったのですがついついブルーバードを見ているとああでもないこうでもないと言う事になりまして、ブルーバードを作っております。
本日の製作はメーターパネルの取り付け部分を作っておきます。
まあ真鍮板を切ってハンダ付けをするだけなんですが、いかがでしょう。

左側はキットオリジナルのパーツですがメーターの配置等は実車と違いますがこれはまあ雰囲気という事かもしれませんね。
今回の製作ではメーター配置は実車通りにしますのでこの部分は全て作り直しになります。

実車は鋼管フレームにボディパネルを貼付けているはずなのでこの様なパネルが有るのかわかりませんがキットも大事な資料ですので大切に致しましょう。
それでも両端には鋼管フレームらしく真鍮線を追加しておきました。


両端はフレームに取り付けておきまして鋼管の部分はフレームの外側をアンダーボディの方へ回しておきました。
アンダーボディはこの鋼管に取り付けられているという想定ですが・・・。

ステアリングシャフトやボディパネルとの位置関係はこんな感じになります。
注意が必要なのは厚めのボディパネルに対してクリアランスを有る程度とっておかないと塗装後に泣きを見そうですね。