Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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275GTBはメッキ部品の準備と最終組立てです

2014-03-31 18:57:52 | Ferrari275GTB
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今日は天気が良かったのですが少し風が冷たく、風のある所では少し寒かったですね。
こんな天気の中、中庭のパーゴラに防腐剤を塗りました。
近所の大工さんに作ってもらった木製のパーゴラは一応組立て前に防腐剤を注入してありますのでそう簡単に腐ってしまう事は無いと思いますが最近は環境問題からそう強い防腐剤は使えないはずなので表面にも防腐剤を塗っておく事にしました。
使った防腐剤は一般的な物でキシラデコールです。
どれ位効き目が有るのかはわからないのですが一応大工さんや建具屋さんもお勧めだったのでこれを使いました。
パーゴラは骨組みだけなので塗装なんてすぐに終わるだろうと簡単に考えたのがそもそもの間違いでして骨組みを塗ろうと思うと柱の部分でも4面有りますから面積的には結構な物になって来ます、たっぷりと半日を要する仕事になってしまいました。
まだ1回しか塗っていませんので乾燥したらもう一度塗らなくてはなりません。

さて275GTBは塗装を完了しましたので一応組立てに入ろうかと思います。メッキの部品はこれから発送しますので途中組立てが止まってしまう事になると思いますが・・・組立て方を忘れると困りますので途中まででも組立てておこうと思います。
まず最初はメッキに出す準備を致します。
いつもの様に銅線を使って細かな部品を止めてゆきます、広いメッキ槽の中で行方不明になるといけませんからね・・・。

次は室内側の組立てです。
コクピット内はこんな感じになっています。
シートを固定するダボはシートをなるべく中央に寄せたいので1.5mmの幅で欠き取っております。
シフトゲートはキットに付属していない様なのでタメオの別売り品からコンバートして来ます。
他にも使わなかったエッチングの中にシフトゲートが有りましたが6速用だったのでこのタメオの5速用をチョイス致しました。

シフトゲートが付くと気になり始めるのはシフトレバーですね。
勿論このキットにもそれらしい物が付いているのですがホワイトメタルの鋳造品にメッキをかけた物でとてもシャープな出来とは言い難い物でした。
しかも275GTBのシフトレバーは250GTOの様な丸いアルミ製のノブでは無く少し長丸く色もシルバーでは無くプラスチックかエボナイト製の物が付いている様です。
形状が違いますので作り直します。
まずはおおまかに削っておきます・・・。
ノブの部分は洋白素材がベースですね。

次は細かな仕上げです、こんな細かな加工は旋盤では難しいのでリューターを使います。、フトノブの形状は下側を少し細く上側を少し太く円錐形に削りました。
実車画像では丸い物を使った車も有りますが、二玄社の本を見るとこんな感じのシフトノブを使っていますのでこちらがオリジナルという事でしょう。

ちなみに実車画像はこんな感じです(これはショートノーズの室内ですね)


さてホイールの組立てを致しましょう。
ブレーキディスクは何かのエッチングを4つ使います、ステンレス製でパッドが擦れた傷を入れておきます。

こんな感じにホイール内部に接着します。

ホイールのアウター側を乗せて見るとほんの僅かに見える程度です・・・でもまあ有るべき物は有る様にしておかなければ・・・(笑)

キャリパーも付けておきましょう。
本当はこの時代のブレーキキャリパーはこんなに立派な物ではなく2ホッドのダンロップか何かの少ししょぼいキャリパーが付いているはずですね。

タイヤを填めてみると丁度良いですね。

275GTBの制作をどんどん進めますよ~!

2014-03-30 21:36:11 | Ferrari275GTB
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今日は日本全国春の嵐とかで雨は降るし風は強いしで大荒れの天気だった様ですね。
山陰でも大きな被害は聞いておりませんが、この時期には有りがちな気象条件ですが何とか通り過ぎて欲しいですね。
昨日植えたバラも昨夜からの雨で水をもらって喜んでいる・・・はずです。
この雨で今年植えた芝生も緑の新芽が出て来た様で少しずつですが明らかに緑になって来ました。

昨日クリアーまで進んだ275GTBですが昨日塗り終わってから1時間程初期硬化を常温で進めまして1時間の加温硬化乾燥を行ないました。
そして常温まで温度が下がるのを待って2度目の加温、加温とインターバルを数度繰り返して今朝最後の加温を済ませますともう完全に研げる状態までクリアーが硬化しています。
この辺りの作業性の良さはさすがにウレタン塗料です。
と言っても余り硬くなり過ぎますと研ぎ出しをしても艶が戻り難くなりますからタイミングを計らなくてはなりません。
今日は朝からボディを研いでみました。
美しく塗られたボディにペーパーをかけるのは傷を付ける様な気がしてちょっと勿体無い気分なのですが・・・(笑)
今回は埃がほとんど付かなかったので塗りとしてはかなり良い感じに塗られているのです。
それでもスジ彫りやFフェンダーのスリット付近にはクリア塗料の表面張力で膨らんだ部分が出来ていますのでこれを中心に1500~2000番のペーパーで削ります。
光っている部分は凹んでいる部分艶消し状態の部分は凸の部分ですので全体が一応な艶消しの状態になる様にペーパーを掛けてゆきます。

こちらは2000番のペーパーで一応な艶消し状態になったボディサイドです。
これくらい艶消しになればボディ表面が平らになっているはず・・・。

ボンネットの部分は少し厚めに塗ったので余計に凹凸が出ています。
スジ彫りの前と後に僅かにグレーの濃い部分が有りますがここがペーパーを当てた時に削られた部分で出っ張っている部分です。

ボディ全体が完全に艶消しになりましたね、
これで2000番完了です。
ここまでで約4時間・・・クリアー層が無くなる程削ってしまうと最初からやり直しになってしまいますので緊張しながらお客様のいらっしゃらない時間帯にやっつけてしまいます(笑)
話をしながらの作業は良くしますがさすがにこの削りの時は難しいですかね~。

次は3000番のバフレックスで全体を研磨します。
このシートは薄いフィルム状でかなり柔らかく裏に糊がついていますので指の腹に貼って研磨します。
完全な平面では木片に貼る事も有りますが・・・275GTBは余り平面が無いですからね~出番は少なめですね。

次はラプロスです。
ラプロスは8000番とうたっていますが実際には4000位でしょうか?
この製品のシートでは普通の規格でと同じではない事を書いていますが実際に普通の規格(JIS規格?)では何番なのか教えて欲しいですね。
で無いと研ぐ順番が変わって来ますからね~。

ラプロスの8000番を完了するとボディ全体に少しだけ艶が出て来ます。
ここまでの仕上げでコンパウンドの時間のかかり具合がかなり変わってくるのも事実ですね。
きちんと掛けてあればコンパウンドの時間はかなり短縮されますがいい加減な仕上げですとその度にラプロスかバフレックスまで戻らないといけませんので時間のロスはかなり大きいと言えるでしょう。
でもそのまま磨くよりは戻った方が速いのも事実かな!
コンパウンドでグズグズ研いでいると部分磨きをしてしまいクリアー層が無くなってしまう事も有りますしね・・・トラブルの原因にもなりますから気持ちを切り替えて戻った方が良いと言うのは沢山作って来た私の経験ですよ(笑)

それでもコンパウンドはイサムのミラノ2Kから始めます。
私が使う塗料を磨くコンパウンドの中では一番荒い物ですが、これだけ掛けてもそこそこ艶が出ます。
ルーフの上の写り込みを見ても結構艶があるのがわかりますね。

次は3Mのハード1です。
もうこれもおなじみの物ですし最近はあちこちのモデラーさんがWeb上でご紹介頂いておりますから珍しい物では有りません。
かなり艶が出て来ましたので写真撮影の時の明るさを暗くしてやらないとシルバーの反射で写り込みが見え難くなりました、ちょっと暗い画像ですが写り込みをご確認ください。


今日一日掛けてやっとボディの磨きが完了です。
ここからは組立てに移るのか迷う所ですが、組立ての記憶が無くなるといけないので組立てに入りましょうかね~

今日は週末でしたが・・・

2014-03-29 19:40:06 | Ferrari275GTB
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私のお店では週末はお客様が多いのでまして客席にお座りになると見えてしまいますので中庭や畑での作業は自粛しているのですが、昨日今シーズン最後のバラの苗が届きまして気温も高い事からそのままにしておく訳にもいかず・・・しかも今夜からは雨が降るらしい絶好の植え付けのタイミングだったので自粛をやめて午前中はバラを植えました。
今日植えたのは全部で12~3本だったでしょうか?これで今年の6月頃には多少なりとも花を付けてくれるはずです。
勿論本格的になるには長い時間が必要で3年から5年か・・・と思っています。
幸いな事に!?本日午前中はお客様は少なめで皆さんの目にそうさらされる事も無く・・・無事に植え付けは完了しました。
終わった~!と思ったのも束の間・・・肝心なパーゴラの部分にバラが植わっていない事に気が付きまして・・・何と注文したバラが1本しか無くもう売り切れとの事でした。
代替えの種類を4本お願いしましたからそれが届けば本当の完了になりそうですね。

さて275ですが・・・。
細かな部分の塗装をしたのは昨日アップしましたが、今日も午後からは塗装を行っています。
下の画像はホイールの塗装をしている所です。
部品はインナー側の部品でしてアウターの側の部品とサンドイッチにするのですが間にディスクブレーキを入れますので一体に組んでおいてから塗装をする訳にはゆきません。
インナーの凹んだ部分はディスクブレーキを取付けるのですが周りの部分はシルバーという訳にはゆかないのですここは本来無い部分でホイールハウスの部分が見えていないといけないのですが構造上ここは車体を支えなければなりませんので無しという訳にもいかず・・・でも見せたく無いのでフラットブラックで塗っておきました。
ここをマスキングする為にマスキングテープをカットします。
使うのは一般的なサークルカッターです、が細かな円もカット出来る様に少し曲げてあります。

カットしたマスキングテープはこの様に貼付けます。

さてボディをシルバーで塗りました。
塗料はウレタンの2液性で実車と同じ物です。
メタリックカラーの場合最近は結構メタリックの荒い物が多いのですが1/43に実車用の塗料を使う場合細かな目の物を使わないとメタルフレークの様な塗装になってしまいます。
さすがにクラシックフェラーリにメタルフレークは似合わないですからね~!
ロックの079ラインのメタリックベースの一番目の細かな物を使いました。

画像は塗ったばかりでまだ塗れている物です、乾燥機に入れて30分間ほど加熱して乾燥硬化を促進します。

実は乾燥硬化後によく見るとボンネット前部とその前のノーズの部分に少し凹みが有りましてほんの僅かな物なので再研磨を行っています。
この再研磨をするのは良いのですが再研磨をしてサフの層が無くなってしまうとサフから塗り直しになりますのでこの時の研磨はサフの層までになります。
その厚みで納めなければなりません。
研磨の後再びシルバーを塗っています。

3時間ほど加熱乾燥をしますとほぼ完全硬化しますのでクリアーを塗ります。
シルバーの場合中研ぎはしてはいけません、つまりのこの時点で埃が付いてしまうと研磨してシルバーを部分的にリタッチする事になります。と言うのもシルバーの上にはクリアーしか無いのでシルバーを研磨してしまうとどんなに細かなペーパーでも傷が見えてしまうからです。

シャーシも何度目かの塗装になります。
まずは下面のプレートの部分にクリアーを塗ります。
マスキングしてからコクピット内のタンを塗ります、そしてコクピットをマスキングしてフラットブラックをにりました。

マスキングを外してみますとこんな感じになりました。



今日は気温が上がりましたね~

2014-03-28 18:02:35 | Ferrari275GTB
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春と言うかもう初夏の様な気温になって来ましたね。
車の中は暑くて窓を開けて走りましたよ~。
昨日の275GTBは思ったよりも更新時間が遅くなってしまいまして申し訳有りませんでした。
遅くなってしまい文章も画像もかなり少なめでした・・・
年度末という事で関わっている会とか団体の年度末の行事や翌年度の事業計画とかまあ忙しい事・・・どんどん仕事が押し寄せて来ますよ。

話は変わりまして今日は午前中から車で出かけましたので特にそう感じたのかもしれませんけど・・・特に最近は通勤経路とアトリエの近く以外は余りで無かったのでまわりの景色が珍しいの何のって!
我ながら閉鎖された世界にいたな~と実感しましたよ。
前回この道路を通ったのはいつなのか記憶が有りませんよ・・・昨年の秋か夏か?

午後からは松江市に有る模型屋さんに・・・
メイクのアイドロンを委託で置かせて頂いていますので消費材対応という事でキットや完成品を一時引き取って来ました。
この.お店は本体価格を表示という事ですので当方が持ち込む商品の表示を本体価格に変更してまた持ってゆきます。
たまには商品の変更もしたいので丁度良かったかも・・・。
僅かながらの商売でもかかる手間は大きな物ですね・・・往復で2時間無駄になっちゃいました(笑)

アトリエに帰ってくると午後のティータイムになっていました。
まあ時間はかかりましたがマイクロワールドさんじゃないけど気分転換になったと思えば結果オーライですね!
これ以上ロスをしたくないので早速制作です。

2度目のサフを入れたのですがまだ何かボディのサイドラインが違うんですね・・・。
こうやって光にすかして見るとどうもラインが硬いのです、ずっと前に大阪のフォルムで見た時はもっと柔からなラインだったのですけどね~なかなか難しいな~。

もう少し削ってみました、こちら側は何となく良い感じになって来た様な気がします。
もう少しかな~。
この膨らみを削るのはなかなか難しいですね、削りが少ないと何となくぽってりとしてしまいますし、削り過ぎるとスマートな印象が強くなります。
まあボディカラーにもよりますので本当に何度やっても難しいですね。
ずっと前に275GTBのNARTスパイダーを作ったとき以来ですね。
あの時はAMRにのキットだったからそう迷い無く決められたのかもしれませんね・・・。
今回は落とし所が難しいです。

2度修正をしてやっとアウトラインが決まりました。
こんな感じで如何でしょう?
元々のキットとは全く違うボディ型状になりましたね。
ボディの幅を調整した為にバランス取りが難しくなったのかもしれませんね・・・。

ボディは少し乾燥機の中でお休み頂きましてシャーシの塗装には入ります。
裏側のプレートはマスキングしてありましたがこの部分のマスキングを外しこの部分にウレタンクリアーを塗ってから乾燥器に入れて硬化させました、また完璧じゃないのですが一応硬化しています。
この状態で室内側を塗りましたカラーはタンと言うかかなり明るめのクリームという感じなのでシートを中心に色を決めました。
床のカーペットはシートよりも少し濃いめのカラーです。

シートは床のカーペットよりも明るい感じのクリーム色で質感を変えてあります。
センターのコンソールとドアの内装のアームレストは同じ皮製と言う設定なので同じ色にしています。

サイドブレーキのレバーの根元はキャラメルの様な色相の皮でアクセントを・・・

マフラーは結晶塗装の縮れた感じなのでフラットブラックを荒めに塗りました。

まだまだホイールとボディの塗裝が有りますが特にボディは時間の余裕のない時にはやりたくないので明日に回しましょうね!
明日の制作はボディ塗装からですね
・・・その前に芝生に除草剤をまかなくてはなりません・・・もちろん芝には影響の無い物ですよ(笑)

再びパテを研いで

2014-03-27 22:12:45 | Ferrari275GTB
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更新が遅くなってしまいました。
家へ帰ってもドタバタしていまして・・・なかなか時間がとれない物ですな!

さて275GTBは2度目のパテを研ぎました。
ボディの方はこれで大体良い所にいっています。
シャーシはもう少し研がないといけない様に思いますので時間が必要になるかと思います。

その後、シャーシやボディの2度目のパテが完了しましたので2度目のサフを塗りました。
如何でしょうか?
明日は800番程度のペーパーで仕上げたいですね。