Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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思った様に進まないですね~

2013-03-21 19:32:05 | Mercedes Benz E350
本日は気温が低いけど黄砂もなく穏やかな天気でしたね。
風は冷たかったですが日があたるとそれなりに暖かく日射しの有り難さを痛感致しました。

この頃Cafeの方のご来店が結構多くまたパートのK子さんが忙しくお昼以外はCafeが手薄になるので渡しが応援をしない訳にはいかなくなったり致します、まあそれも今日までの辛抱なんですが(笑)
本日午後からは安来市文化協会の理事会でした、そんな訳で遅刻して参加致しました。
それ以外にも結構固形に興味が有る方がいらっしゃったりと、まあついつい時間がおして来る訳ですね(笑)
こんなに田舎のお店に沢山のご来店を頂きまして大変有り難い事ですね。

本日は朝からエッチングのデータの検証です。
このエッチングデータを作るのって結構時間がかかってしまうんですね。
ですから本来量産の物には効率が良いかもしれませんがハンドメイドで1点しか作らない物ですと精密にはなりますが効率としては余り良く無いですし、表現が若干平面的になってしまうのは致し方がないのかもしれません、但し一点物でも同じ寸法の表現が何度も出て来る場合にはやはり便利な物であります。
内容はメルセデスE350の部品やアルファロメオディスコボランテの部品(ステアリングやエンブレム・・・グリルはどうだっけ??)そして制作途中のマイバッハの部品まで一気に作ってしまいます。

メルセデスベンツE350のウインド周りのモールも作っていますのでそのウインドも大きさを確認しておかなければ生けませんね~と言う事はボディのウインドの仕上げもある程度の所まで仕上げておかないと前に進めません。
と言う訳でウインドの部分のパテを削っております。
ミニカーがベースの場合ウインドを接着する段が無いのでプラ板を接着してあるのです。
このままキャストして最終的にはウインドの分だけ穴をあけてやれば段が出来てウインドを貼る事が出来るのです。

データは紙に印刷して切り出し、ボディに当てて大きさを確認致します。
まずはフロントウインド

次はリアウインド

もちろんサイドウインドも・・・
但しこのままでは輪郭しか有りませんので細かな部分は書き加える事になります。

ウインド周りの大きさが決まりましたのでボディのウインドに細目のパテを盛っておきます。
今の時点でここまでしなくても良いのですが・・・最終的にサフまで塗っておかないと型取りのシリコンが硬化不良を起してしまいます、サフを入れるなら下地をなるべく綺麗にしておきたいのです。


昨日は定休日でしたが・・・

2013-03-14 21:37:24 | Mercedes Benz E350
昨日は定休日でしたが午前中は雨も降らなかったので畑仕事をしていました。
これはキャンディーさんの誘惑に乗ったものじゃないですよ(笑)
春は畑が忙しいのです、まあこの作業が今年一年の畑の収穫を左右すると言っても過言では有りません。
詳しい作業はこちらにアップしております、暇な方はどうぞご覧になって下さい。

お昼頃からはポツポツと雨が降り始めましたのでアトリエでの仕事に戻りました。
今日は定休日なので普段は出来ない事をしようと言う事で前日入荷したメイクアップアイドロンの展示ベースを仕上げる事に致しました。
これはご予約を頂いていたものなのですが最近のアクリル製のケースの下側(つまり展示ベースの部分)を木製に替えて納品して欲しいとご依頼がありましたので事前にいつものNさんにお願いしてアクリルと同じ形状で作り直して準備していたものなのです。
しかし、肝心の商品が来ないと展示ベースとボディカラーのマッチング決められない。
と言うのも木製の台は素材の違いや木目の違いで色が微妙に変化します、つまり同じ物は2つと無い訳でしてボディカラーと展示ベースの色味のバランスが余りにもコントラストが強いと良く無い訳でして・・・。
やっと商品が入荷して来ましたのでどの台が良いのか、またオイルステンによる色実の調整はこれで良いのか確認をいたしました。
これでやっとクリアー塗装に入る事が出来ます。

まずは裏面を塗ります。
なぜ裏面を塗るのかわかりますよね!?
木製品はいくらかの水分を持っています裏を塗らずに表面だけを塗ると時間の経過と共に必ず反り返って来るのです。
この展示ベースが反ってしまうとクリアーのカバーの一部を押し上げてカタカタと不安定な事になってしまうのです。
先に裏を塗って最終的に表を仕上げる訳です。
乾燥は熱をかけずゆっくりと行ないます、熱をかけると木の繊維に含まれている空気が膨張して表面に泡が出ます。

表を塗って中研ぎを入れています。
表面を1度塗ると必ず中研ぎを入れてから次を塗る事になります。

最後のクリアーは艶消しにして仕上げます。

使った塗料はいつも使っているウレタン系の物で艶消しはユニバーサルフラットで艶消し仕上げにしています。
最後に半艶消しよりも艶消しが強い状態にするのは私の好みです。
現在お客様に位置に付いて確認中です、このままの状態が良いのか真っすぐに向けるのが良いのか・・・まあこの辺りも好みなんで私が出来る事はお客様のご希望に合わせて配置をしようかと・・・・


休日でないと出来ない事って色々有ります。
一日も早くブルーバードをお届けしたいので普段の日はなかなか他の作品を制作する訳にもいきません。
こんな休みならメルセデスベンツを進めても良いかな!?
先日エッチング製のウインドデータが来ていましたので形状を確認して微調整の資料と共に送りましたが、大きさが修正されて戻って来ましたのでまた確認をしなければなりません。
エッチングは便利なんですが、精密な部品であるがために確認作業もなかなか厳密に行わないといけませんね。
今回の修正はウインドまわりの再確認になりますのでボディ原型のウインドの高さも直しておいてから大きさを合わせます。
高さを調整する為にプラ板を貼付けておりますがこの後パテで修正をしなければなりません、プラ板がガイドになってくれるので大切な作業なのです。


リアウインドウはそう段差がないので角になった部分を少し削っています、ン~なかなか難しいですね。



Mercedes-Benz E350

2013-02-22 18:22:30 | Mercedes Benz E350
もう最近とは言えない位前の事になりますが私どものお店に私よりも少し歳の上の女性の方が訪ねて来られた事が有ります。
確か私の記憶では開店して間も無い頃(最初にご相談を頂いてからもう3年も経っていますね)の事でなかったかと記憶しております。
私のアトリエに女性の方がいらっしゃる事は少ないので記憶が有りました・・・。
その方のご主人から自分の乗っている車を作って欲しいとご依頼を頂いておりました、単身で広島におられるご主人がその車をなかなか乗って来られるチャンスが無かったのでかなり時間が経過してしまったのです。

その車はメルセデスベンツE350と言う車でして、当然キットなど存在している訳も無く・・・。
ゼロから作るのはかなりの予算が必要となりますので少し難しそう・・・何となく雰囲気では奥さんからのプレゼントらしい・・・雰囲気を感じます。
限られた予算の中で作品を作る為にはベースになる物を探さなければなりません。

そこで色々探しますがどうも良い物が無い・・・ヤフオクを覗いてみてもメルセデスE350では良い物がヒットしないのです。
そこでメルセデス 1/43で検索して片っ端から確認をしてみましたら星の数程ヒットした画像の中に一つだけピッタリの物を発見致しました。少々高価だが・・・ゼロから作るよりも良いと言う判断をしました。
到着したミニカーはSchuco(シュコー)と言うメーカーの物でダイキャスト製ミニカーです。
既にバラバラに分解して作り込む部分を確認、どの部品が使えてどれが使えないのか確認中です。

この後作らなければならない部品などを見積もりして御依頼主様に見積もりをお送りする事になります。
グリルは安っぽいプラにメッキの物ですが友人のSさんに頼んでロストワックスのシルバーで作ってもらおうかな~
最近のミニカーのボディはCADデータがメーカーから出て来るので正確な造形になっています、それを生かしてレジンで再キャストして筋彫りを深く(ダイキャストは薄いし硬いので自由な制作が難しいのです)ボディサイドのプレスラインを少し強調しておくと塗装後にもメリハリがつくのかな!?
内装はまたもやLHDをRHDに変更しなければなりません・・・出来るか??これは1/43だぞ(笑)
制作は少し先ですがご予約の順番から言えば今年中には完成させる予定です・・・またクリスマスか・・・。
着手までしばらくお待ちください。