Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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インダクションボックスの制作

2019-08-31 20:59:52 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は晴れて良い天気でした。
少し風がありましてランチ用のオクラを収穫(ランチ用のオクラの肉巻きに使うオクラは毎朝収穫します・・・数がない場合はランチの数が変わってしまいます)します。
本当に責任重大なんですよね〜

そして今季最後のブルーベリーの収穫をしました
2kgくらいかな〜大きなボールに八分目だったので・・・。
まあもう少しありますが大きな粒のものはもう少なくなってきています。

そして本業に取り掛かったのは11時を過ぎたあたりだったかな〜
・・・と言ってもすぐに制作にかかるわけではありません。
当方はディティールアップパーツや海外のキットを輸入販売もしていますから雑用も多々有る訳です
大変有り難いことに全国の有名ショップさんからパーツの注文が来ますのでその要望にもお答えしなければなりません
今日はエッチングメッシュのパッキングをしています。
こんな作業もパッキングの時に商品の見極めをする必要がありますから・・・バイトの方にお願いする様なことはありません。
一つずつ確認しながら間違いの無い商品をお届けします。


さて・・・やっと本業ですね
今回の制作ではお客様の要望でインダクションボックスを作って欲しいと言うことでして・・・
と言うのもメイクアップのスーペリアの312Tもタメオの312Tもインダクションボックスが再現してないのです・・・
タメオではWCT77の312T2からはこれが再現されていますが・・・このインダクションボックスの形状は再現するにはちょっと複雑な形状なのでかなり面倒なんですよね〜。
因みに・・・
スーペリアではこんなインストですね
ボックスは無いですが丁寧な作りですね

キットのパーツを組みますとこんな感じになります
十分な立体感ですが・・・
全部使いますとインダクションボックスからファンネルが飛び出してしまいますね〜(笑)

実車のボックスの無い時にはこんな感じです・・・
参考にはなりますね〜
燃料ホースは燃料の吹き出しのためのノズルの向きと反対の向きに入っています
つまり燃料はホースからノズルに入ってUターンしてインテークに吸い込まれるんですね〜
真っ直ぐ入る方が効率が良いのですけどね。

下の画像のレジンのインダクションボックスがタメオのT2のもので上側のスロットルプレートがスーペリアのものです
長さがかなり違うのがわかりますね
タメオのボックスを3.0mmほど延長しないとスーペリアのスロットルプレートが入らないのですよね。

同じ側のボックスを二つ使いましてカットします
半分の部分でカットするのではなく1気筒ぶん長めにカットしてその二つを接着しようかと企んでいます

長めにカットした2つを組み合わせて接着しました
合わせ目をペーパーで均します
当然ですが全てアウトラインがピッタリ合うわけではありません
斜めの部分は後で修正するとして反対側の真っ直ぐな部分を基準として接着しています

この長さにしてやっとスーペリアのスロットルバルブが収まりますね〜
かなり大きめになりましたよ

ファンネルの取り付け穴の位置はタメオのキットとは全く違う為にポリパテを使って一旦埋めます

エッチングのスロットルプレートを使いまして穴あけのガイドにします
軽く瞬間接着剤を使って仮止めしました

1.5mmのキリを使いまして穴を開けています
エッチングを使ってガイドにしていますから位置が狂うこともなく綺麗に開きますね

こんな具合ですよ

手前側のボックスにはパテの粉がついたままでしたね・・・綺麗にしておけば良かったです(笑)
因みにエッチング板は一旦取り外しておきます
内側になる斜めの辺の壁は削ってしまいましたのでプラ板を使って作り直します
少し大きめにしておきまして削り合わせます

削って整えますとこんな感じですね〜

インダクションボックスが両サイド完成いたしました
まあこれでそのまま使えるわけもなく・・・

最終研磨をする前にサフを塗ってみました
サフを入れることで
雑な部分が見えてきます・・・綺麗に仕上げてもう一度シリコン型を作ります。


明日ももう一度シリコン型を作る為に312Tを更新したいですね。

エンジンのキャスティング

2019-08-30 20:26:47 | Golden Arrow 1929
本日の山陰は昨日の天気が嘘の様に穏やかで暑い夏が戻ってきました
と言っても35度もあるわけではなく・・・多分30度くらいじゃないかったかと思います。
外に出ますと結構暑くてムッとしていましたね。
雨が降ってから気温は確実に下がりましたね

朝一番ではオクラを収穫しましたが成長のスピードは確実に落ちた様に感じます。
あ〜最後のブルーベリーも収穫しなければならなかったですが・・・すっかり忘れていましたよ。
明日は忘れない様にしなければなりません。

本日の仕事は昨日のの最後の部分に書きました様に
ゴールデンアローのエンジンのキャスティングをしましょう

最初にシリコン型の分解からですね
こんな感じでシリコンが固まっていますので型枠を分解します。
画像はタメオの312T2のインダクションボックスですけどね〜。

こちらがゴールデンアローのエンジンパーツのシリコン型です
一部光硬化パテを使いましたがポリパテと違って硬化不良は起きませんでしたね〜
ポリパテは上にサフを塗っておかないとシリコンが当たりますと硬化不良を起こしてしまいます。

原型となるエンジン部品をシリコンから出しますとこんな感じになります
綺麗に型から抜けていますね

こんなに複雑なエンジンの原型でも真空脱泡機を使いますと綺麗にゴム型を作ることができますね。
普通はなかなか綺麗に作れないのですよね〜
やっぱり頑張って真空注型装置を買った意味がありましたね。
高価なものですからね〜さすがに商売ものでも懐は同じですから・・・借金するのは嫌いですしね(笑)

早速ですがレジンをキャストしてみました
今回はまだ加工をしなければなりませんので通常のレジンです

レジンが硬化しましたので取り出してみました
十分にシャープな出来ですね。

一台分のエンジンパーツはコレだけです
全部使うかどうかはわからないですが使う可能性があるものだけ一式複製をしています。

今日、半日頑張ってたったのこれだけです
気温が高いので硬化は早いのですが硬化時に温度が上がりますのでそれが少し下がってから脱型しないとキャスト品が曲がってしまうのです。
気泡が入ったものや曲がったものを除外しますとたったの4機分しか残りませんでした
まあ仕方がないかな〜(笑)

エンジンの向きが今ひとつよくわからないのですよ〜
少し考えて結論を出したいかな〜。

この方向性が決まらないとカットもできないし作り変えも進まないですよね〜
明日は312Tを進めましょう。


ボンネットの合わせ

2019-08-29 21:48:25 | ミニカー修理
さて、本日メインの制作になりますミニピックアップです。
前回更新時にはエッチング製のピックアップのグリルを取り付けた物にボンネットをすり合わせましたね
今日はセダンについている通常のメッキのグリルが付いたものの方のボンネットを加工します
キャストしただけのボンネットをボディに組合せますと・・・う〜ん隙間が空いてしまいますね
原型の時にはピタリと合わせてしましたが・・・これは致し方がないのかな〜。

塗料を塗った時にもう少し隙間をとっておかないと余計に干渉してしまいますからね
少し大きめに削っていますよ

同様にボディ側も角を取った上にボンネットのあたりの部分を削っておきます
これで十分かどうかはボディとボンネットの組み合わせによっても違いますから話が複雑になります(笑)

やっと(?)4台完成です
ボンネットとボディが違った組み合わせにならない様にテーピングをしておきましょう
これは余分なことかもしれませんが転ばぬ先の杖かな・・・

時間が多少余りましたからエンジンルームのバルクヘッドを整えておきましょう
この部分の合わせはそんなに難しくない構造になっておりますのでキャスト時のバリを削って整えれば付けられないなどと言う事はありませんからまだ気が楽ですかね〜
ボディの外版は・・・かなり気を使いますからね〜。

そして9台全て完了ですね・・・
次はこのビス留めの加工をしなければなりません


今日の雨は大変驚きましたね〜
あんなに降るとは想像を超えていました・・・
中庭の芝生に水煙が立つなんて・・・今までは想像を出来ませんでしたね〜。

明日はゴールデンアローのエンジンをキャストしましょう
うまくいけば加工に取りかかることができますね。

シリコンを流しました!

2019-08-29 20:59:05 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は大雨が降りましたよ
午前中はとにかく雨が降っていまして一時期はかなりの降り方だったですよ〜!
でも九州の水害はこんな降りかたではなかったでしょうね〜。
恐らくはもっと強い降りかたが長時間続いたのではないかと想像します。
一番強く降った時はこんな感じでしたよ・・・
中庭の芝生に部分も水煙が上がっていました

PCの方にはこんなメールが来ていました・・・

これくらい降りますと・・・
当店の前の道路は当たり前のように水没いたします(笑)

Lさんに送っていただいたゴールデンアローのエンジンパーツと一昨日(だったかな??)書いておりましたタメオの312T2のインダクションボックスの複製のためにシリコンを流しておきました。
硬化しましたら普通のレジンでキャストして少し長くなるように加工しましょう・・・ピンぼけで見えませんけどね・・・
半透明のシリコンはピントが合わないんですよね〜(笑)

こちらがエンジンのパーツですね
かろうじてエンジン本体であることはわかりますね〜


今夜はもう一度更新をします
これは車種別にカテゴリーを分けている関係からなのです、後でお客様がご覧になる場合にカテゴリー別に分けておいたほうが便利がいいからですね。

サイドパネルの仮組

2019-08-28 20:52:15 | Ferrari 312T Monaco GP No.1
本日の山陰は午前中はパラパラと雨が降っていましたが・・・
いつもの様にオクラの収穫です。
雨は降って水分は多くなりましたが気温が下がったせいかオクラの成長のスピードが遅くなった様な気がします
長さはともかく太さは細くなった様な気がします。
気温は植物の成長に大きくかかわってきますからね〜。

本日は九州で大雨が降ったらしくTVでも朝から大きく報じられていました
九州のお客様は大丈夫だろうか・・・!?
心配をしております。
明日は当方にもかなりの雨が降る様でして・・・
Yahooの天気予報では明日はこんな雨の予報が出ています
俗に言う線状降水帯と言うやつですね
西から東に雲が線状に流れますので長い間強い雨が降りますので災害が起こりやすくなりますね。
幸いなことにこの予報では黄色や赤い部分は島根県ではなく広島県の山間部にかかっております・・・これを幸いと言っていいかどうかわかりませんがどうか何事もなく過ぎ去って欲しいですね。
そしてあくまでも予報ですので必ずこの通りになると言う保証はないのですから・・・まあ十分に気をつけて過ごすことにいたしましょう。


今日は倉庫の片付けをしておりまして・・・終わりませんでしたが、それでも少し綺麗になりました。
それでも本業を進めなければね〜いけませんよね(笑)
昨日から気になっています312Tのサイドパネルの固定ですね
元々のキットの設計ではアッパーパネルとシャーシ裏のパネルの端に接着ということになっております
が・・・前後に動きやすいですし仮組中ですからきっちりと場所を決めたいのです
なので0.8mmの真鍮のピンをサイドパネルに立ててみました

ピンの固定はパネルに穴を空けて貫通させておきましてハンダ付けします
サイドパネルは厚みがありますからじっくりと熱を伝えてしっかり溶かしましょう。

シャーシの方にも遠慮なく穴を空けましてピンを差し込んで仮固定いたします
ピンが有ると前後方向にも動かないので位置はキッチリと決められます

サイドパネルですが後ろの筋彫りの位置をアッパーパネルの筋彫りにあわせますとほんの僅かですが前側の長さが足りないのです
子全部のキットがそうなのか・・・それともこのキットだけなのかよくわからないですが・・・
長さを調整するために真鍮線の0.4mmを使って前方を延長します。
左側の光っている部分が盛って延長した部分ですね。

右側のサイドパネルも同様にピンを打って加工しております
パテは・・・忘れてください(笑)
最初にメタルのシャーシで合わせた時に盛ったものです・・・
これではダメなんで全てやり直しです。

パテをやりなします
アッパーパネルの継ぎ目の部分やスが有る部分や少し足らない部分など大まかにこの段階で盛っておきます
特に前側のエアーのアウトレットの部分の上部前側ですがアッパーパネルの厚みをホワイトメタルの0.8mmから0.5mmに薄くしてもなお0.25mmほど段が付いてしまいます
パテを盛って削ったらパテの厚みは0.25mmくらいですから十分許容範囲になりますね。
本来ならメタルを盛っておいて削ってあわせますが・・・
パテを盛った部分はかなり薄いのですしアウトレットの後ろ側の部分はかなり繊細な造形なのでハンダゴテを当てた途端に溶けてしまいますとせっかく原型を作ってくれた方に申し訳ないですからね。

パテを研いでみました。
まだまだこの時点では追い込むことはしません、まだまだ仮組は長くかかります。
追い込んでおいても傷がついたり変更したりということもあるかもしれませんからね〜
整形は7割方と言った感じですね

そしてエンジンのインテークのファンネル部分にあるインダクションボックスです・・・
と言ってもこちらはタメオの物です
スーペリアのキットにはこの部品がついていませんのでタメオのものをコピーしますが・・・ことはそんなに簡単じゃないのです。
大きさが合わないので一旦コピーしたものを加工して延長する予定です
ということでコピーの準備ですね。


明日はミニに戻りましょう〜!