Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日は安来市文化協会の定時総会でした

2014-04-29 21:48:45 | Ferrari250TR NART 1958
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今日の山陰は昨日に続いて早朝は雨が降っていましたが出勤する頃には雨も上がり曇りの天気でした。
昨日の雨は本当に恵みの雨と言った感じで中庭の芝生も随分と緑色になってきまして今年植えた部分との境目が見えなくなってきました。
そんな中、本日は安来市文化協会の定時総会でした、2年前に理事にご推薦頂きやっと一期2年が終わった感じがします。
人口減少が続く島根県も今日の新聞を見ると県全体で70万人を切ったと書いてありました、安来市文化協会も会員数の減少が目立つ様になりまして老齢化も一段と深刻になってきております。

そんな中新年度からはなぜか常任理事という役職を頂きもう一期頑張って欲しいと言って頂きましたので少しは皆さんの為に役に立つ事が出来たのかと感じております。
私個人はまだ理事と常任理事の違いをよく理解しておりませんが・・・(笑)
皆さんのご希望に応えられる様に前向きに進んでゆきたいと考えた一日でした。


色々な団体のお手伝いをしておりますがこの時期定時総会などが色々と集中しましてなかなか時間の捻出が大変なのですが・・・今まで色々な方々にお世話になってきましたから少しずつでもご恩返しが出来ればと思っています。

真面目なお話から始めました、今日のブログですがこの辺りで本題に移りましょう。
今日の朝郵便箱を確認すると何やら見覚えの有る郵便物が・・・
オ~!Ferrari275GTBのバンパーが帰ってきました。
早速、中を確認しますと・・・なんと2本のバンパーが・・・!?
そうなんです、最初にメッキ槽に落ちてしまった物を探して下さったんです。
メッキ屋さんの通常業務ではもっと大きな物をメッキされるので大きなメッキ槽でメッキされるのです、しかもメッキ液は透明じゃないので底は見えないはず・・・そんな中探して下さった様です。
それが如何に大変な作業か僕には想像もつきません・・・
そして新しく作り直したバンパー・・・奇麗に出来上がっています。
そして・・・請求書を探しましたが・・・無い!!?
今日は通常営業だと思いますので早速電話をしてみました。
「最初のバンパーは溶けて少し痩せているかもしれないよ~」っておっしゃっていました。
請求書の件は「今回は迷惑をかけたから・・・入れてない」と
こちらとしてはお支払いするべき物はしなければなりませんし、バンパーが落下したのは事故なので誰かの過失である訳ではないので・・・またお願いさせて頂きたいので請求して頂く様にお願いしておきました。
まだ一度もお会いした事が無いのですが・・・いつか埼玉県に行く事が有れば立ち寄って一言お礼を申し上げたいですね・・・。


これで275GTBは完成に近づくはずです、そうすると次の制作を準備しなければなりませんね~。
昨日次のご依頼者に連絡を入れさせて頂きました、早々にご返事を頂きまして予定通り着手する事になりました。
当初見積もりでは2014年4月頃とアナウンスしておりましたが大変お待たせしてしまいました。
次はFerrari308GT Rainbowになります。
現時点ではミニカーベースで制作を開始する予定です随分切ったり貼ったリが必要かと・・・ほぼフルスクラッチかと?
近日中に新しいカテゴリーを準備して開始致します。
ご期待ください!


さて250TRですが、本日は燃料タンクのキャップを作ります。
250TRはご存知の通りリアのトランクスペースにガソリンタンクを乗せておりましてドライバ側の整流カバーの部分にキャップが付いています。
実車はアルミなどで作られている事が多いですのでここは金属の質感を生かしたアルミで作りたいですね。
早速アルミの丸棒を削っております。
大きさは直径が3.5mm程ですね。
大きな方がかっこいいし如何にもレース用と言う様に見えますが実車はそんなに大きくなくてちょっと小振りかな~!と言う大きさです。

ちなみにキットの部品はこんな感じです。
メタル製の一体品ですので磨けば金属の感じは出ますけどメタルとアルミではその質感が違ってきます。
メタルはいくら磨いても少し黒く重い感じ、アルミはどちらかと言うと少し白く光ります。
ほんの僅かな質感ですが・・・せっかくなのでアルミが良いのではないかと思います。

切り出したアルミの丸棒はこんな感じです、まだまだ荒削りなのです。
荒削りの場合は下側の差し込みの部分の寸法を優先して作っています。

上側(つまり見える部分)は繊細なRが付くのでこれから削ります、削ってみてサイズに違和感が有れば3.8mmとか3.3mmとかで再度削ってみましょう。
両肩にRが付きますからどうしても外周を少し削らないと全体を仕上げる事が出来ないので仕上げ寸法が少し小さめになるのです・・・この辺りは余りにも微妙な為に削ってみないとわからない・・・。

旋盤からピンバイスに固定しなおして今度はヒンジの蝶番になる部分を付ける為の凹みを削ります。
反対側にはキャップのロックを付ける凹みも有りますので削っています・・・少々見え難いかな~。

ヒンジの部分を接着してみました。
ヒンジは外形が0.8mmのアルミパイプを使っています。
長さは・・・1.0mm程かな。

反対側にロックを付けています・・・
余り見えませんが・・・

ロックを止める為の金具です・・・
余りにも小さ過ぎて何個も作って良い物だけを使います。

車体に取付けてみました・・・「ほんの僅かに小さめ」と言う印象で作りましたが・・・如何でしょうか?

塗装をすると塗膜の厚みが付きますので印象が少し変わってしまうかもしれません、多分相対的に少し大きめに見える様になるんじゃないかと思います。
この部品はアセトンに浸けてしまうと分解してしまいますので仮組段階では接着せず置いているだけです。
この様な危なげな部品は接着しない事ですね(笑)
明日はボンネットのフック、革ベルト、インテークのメッシュなどを作りたいですね。


今日は雨!何だか久しぶりの様な気がしますね

2014-04-28 17:22:39 | Ferrari250TR NART 1958
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今日はお昼頃から雨がお昼頃からパラパラ降ってきました、そう強い雨では無いですが午後からずっと降っていますので畑の作物や芝生の根まで雨が浸透したんじゃないでしょうか・・・久しぶりの雨をもらって植物が喜んでいる様な気がします。

昨日5月14日から静岡で行なわれる静岡ホビーショーの業者招待券が届きました。
お客様や友人と16日の夜に飲み会にも誘われていますのでどうしても行きたかったのですがその前後に忙しい事案が有りまして迷っておりました。
この招待券で決心がついた・・・訳ではないのですが、GWも忙しく仕事をしているのですから少し位は楽しみが有っても良いか・・・と考えてホテルを予約しました。
と言う事で5月16~17日までは更新をお休み致します、まだ先の事ですが覚えておいて下さいね(笑)
最近GWのせいか定期巡回するブログやHPの更新が少ないですね~それとも静岡ホビーショーに向けて制作が忙しいので更新が出来ないのでしょうか???(笑)
皆さん頑張って下さいね、静岡で皆さんの作品を拝見させて頂くのが楽しみです(笑)

さて、制作をしましょうかね~
昨日作った電装系の部品ですがやっと数が揃いました。
これだけ有れば5台分は何とかなりそうです。

電装を確認する為に実車の画像を眺めていましたら、どうも違和感が・・・
普通の250TRにはメーターパネルの中央よりにスイッチがいくつか付いているパネルが有りますが、250TRの試作車である0666MMにはこのパネルが無いのです。
今回のキットでもこの通りメーターパネルの中央側にはスイッチがいくつか配置される様にボディの厚い部分が有りますね・・・

ところが実車は・・・
白いセンターラインが有る部分がボディの中央なのですが無いですね・・・。
スイッチは他の場所に有るのでしょうか??

実車に無い物は削ってしまいましょう~(笑)
削るの簡単、元に戻すのは大変なんですが・・・この実車画像を信じれば多分無いはず・・・

ウインドフレームを合わせます・・・
とその前に上の写真をよくよく見て下さい、まだ普通の250TRと違った部分が有りますね。
ウインドフレームの前側の中央部・・・何か有りませんか?
ドライバーの足元に風を入れる為のインテークが開いているのがわかりますでしょうか?
他の250TRには無い様なのです、キットのボディにもスジ彫りは有りません・・・。
しかしこのインテークをスジ彫りで表現する為にはウインドフレームを少し後にずらす必要が有ります。
またミネルバのボディには下の様にフレームの取り付け位置にスジ彫りが施されておりまして・・・全く余計な事をしてくれますね。
メタルキットを作るくらいの方ならこんなスジ彫りが無くても仮組してから組立てるでしょうからこんなスジ彫りは要らないんじゃないかな~。
おまけにこの部分は左側がボディが極端に薄いのでメタルを盛るのは難しい部分なのです。
低温ハンダなら盛れるかもしれませんが事後収縮をすると修正痕が出てきますから低温ハンダは盛れないでしょう・・・。
ここは後でパテで修正の方が無難ですね。

インテークをスジ彫りしてウインドフレームを接着してみました。
この状態でバキュームパーツを削りあわせてみるとまたまた問題が発覚します。
このウインドフレームのエッチング板は中央部分が後側に少し下がる様な形状の物なんですね。
これはボディの膨らみとかを考慮して決められた形状なのでしょうが少しオーバーな変形をしていますね。
どう削りあわせてもウインドバキュームは合わないのです。

仕方が無いので接着ではなくピンを使ってウインドフレームをボディに取付けます。
しかも少し力をかけて中央部分を真っすぐにしたいですね・・・
ウインドフレームのボディ接着面に0.3mmの穴を開けておきます。
細い部分に小さな穴を開けるのですが少しズレてもフレームがちぎれてしまいます・・・なかなか神経質な作業ですよ。
これも5台分穴を開けるかと思うとなかなか緊張しますね。

穴を開けたウインドフレームの裏側にはカエリが出ていますのでこう言う部分も丁寧にペーパーで削っておきましょう。
そのまま使うと必ずフレームがボディ面から浮いてしまいます。

ピンを接着と併用する事でキットのフレームを真っすぐにして使う事が出来ます・・・。
これならウインドも奇麗に収まるはずです。

ウインドガラス(本当はガラスじゃないですけどね)をフレームの部分に置いただけですが、まずまずピッタリですね。


この作業をあと4台分繰り返します・・・時間はかなりかかりますね~。



今日も沢山のご来店を頂き誠に有り難うございました

2014-04-27 21:08:12 | Ferrari250TR NART 1958
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GWも2日目になりましたね。
いかがお過ごしでしょう・・・私はいつものままです。
朝は潅水、新タマネギの収穫、などなどに追われています。
今日も沢山の方がご来店を頂きまして有り難うございました、何組かのお客様は満席でしたのでお帰りになってしまわれた方も・・・大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
この最近Cafeがかなり忙しくなりまして手伝ってくれる方を一人増やしました、まだまだ不慣れなのでこれもまたご迷惑をおかけするかもしれませんが少しずつ慣れていって頂きたいと思います。
誰しも最初は素人なんですから何もわからなくて当たり前です、気長にお付き合いをお願いしたいと思っています。
と言う訳でこれから先で私が厨房に立つというのは機会が少なくなるかもしれませんね。

さて、制作に入りましょう。
昨日のエントリー通りなら今日はアシスタントシートの足元に有る電装系のパネルを作るんでしたね。
まずはベースになる板からです。
厚みは0.2mmの真鍮板です、5台分ですから5枚切ったつもりでしたが・・・今画像を確認すると4枚しか無いですね。
これだと後で1枚作り直しをしないといけないかも・・・。
切っただけですと板に歪みが出てしまいフニャフニャになってしまいますのでロールで軽く引いてやるとピシッとした板になります。
下の画像はロールで処理した板を重ねた物です。

話は横道に逸れてしまいますがLHDとRHDでこの電装部品の配置は変わるのでしょうか?
理論的には変えなくても問題無いはずですが・・・
実車は?と思って画像を探しますがなかなかピッタリの物が無いですね。
そして車によって電装部品の配置が違っています。
ちなみにRHDの0666MMの場合は・・・

ですがLHDの同様の部分の奇麗な画像があまり無いのです・・・ちなみにCMCでは配置が反対になっている様です。
まあRHDの4台は上の画像を参考にして作る事にします。
LHDはCMCの配置を参考にしようかと考えております。
RHDの場合一番右側に有るのがヒューズボックスでしてこれに沢山コードがつながっている事でそれとわかりますね。
ボックス自体は配線を通したいので厚みの部分に穴を開けたいのですが高さが1.0mm程の板の断面に0.4mm程の穴をいくつも開けるのはなかなか大変ですね。
これを作る為に内径が0.2mm外形が0.6mmのパイプを3cm程の長さで4本程切って並べてハンダ付けをします。
それを糸鋸で1.0mm幅で切りますとあっという間にヒューズボックスの出来上がりです。
0.2mmの穴に0.3mmのピンバイスを通してやればいとも簡単に0.3mmの穴を開ける事が出来ます。
それを並べてコードが通る穴をパネルに開けました・・・少し曲がっていますが・・・ご勘弁を!(笑)

パイプを並べてハンダ付けした物を切る場合に部品の固定が難しいですよね。
そんな場合は木片に切り込みを入れておいてそこに切るべき物を填めておいて切ると切りやすいですね・・・
下の画像でご理解頂けるかと・・・
切る材料がきちんと固定していないと糸鋸の刃を折ってしまいます。
今回使った糸鋸は#6/0という細い物ですから簡単に折れてしまいます。

次は左側に有るレギュレーター(?)か黄色く塗ってあるところを見るとイグナイターかも・・・を作りましょう。
素材は1.5mm角の真鍮角線です。
糸鋸で切るとなかなか真っすぐに切れないので旋盤で切ってみました・・・これ以下の寸法の物は旋盤で切るのは難しいでしょうね。
長さは2.2mm程でしょうか・・・。

このレギュレターは本体の下側の取り付け面が少し大きくなってフランジの様になっていますので下側に板をハンダ付けしてフランジ面を再現します。
まずは1.8mm幅の真鍮帯金にハンダメッキをしておきます。
必要以上の量のハンダを使いたくないので先にハンダメッキをしてハンダ量を調整しておきます。

次にフラックスだけを流しておいてハンダゴテで熱を与えるとハンダが勝手に溶けて流れます。
ピンセットで多少は調整をしなければなりませんが・・・まあ何とかなりますでしょう。

ヒューズボックスとレギュレーターを取付けてみました。

他の電装部品の小物素材を紹介しましょう
どれも板と角線の組み合わせで作ります。
4種類作ってみました、ただの角線も有りますがそれはそれで良いのでは無いかと思います。

最初にご紹介した木片を使ってカットした部品で左右の両サイドだけフランジのある部品です。
この部品はレギュレーターの上側に付いていましてパネル面にそのまま付けてある物とL型のアングルを組んで上側に取付けられている物と両方有る様です。

四角な何かのリレーを・・・

一番複雑なLHDの物はこんな感じになりました。
RHDの方はもう少し部品点数が少ないので使わない部品も有りますね。

仮ですが・・・
取り敢えずRHDの車体に取付けてみました・・・。
実際には少し配置も変わります・・・もうちょっと研究が必要かもしれないですね。
感じが良いのを確認出来ればここの仮組は成功という事ですね。



今日は薄曇りですね

2014-04-26 20:42:42 | Ferrari250TR NART 1958
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いよいよGW突入ですね~!
長い方は11連休だとか・・・11連休って1ヶ月の1/3ですよね。
僕が同じ程お休みを頂くとしたら・・・生活が出来ないんじゃないかと・・・(笑)

こんな事を家内に言うと貴方は毎日お休みみたいな物です・・・と切り返されてしまいますね(爆笑)
まあそんな厳しい家内ですが、たまに気を使ってくれるので騙されちゃうんですよね~(笑)
まあ夫婦なんてそんな物でしょうかね~??
家内の事は置いておいて5月1日の水曜日は開店するのか定休するのか考えなければなりませんね。
私の頭の中では普通に店休日にしようと思っているのですが・・・お休みにお越しになる方もいらっしゃいますからね・・・。
何の気無しにいましたがもう日にちが無いですからね、いい加減に結論を出さなければなりません。

さて制作ですが今日は昨日も書きましたがシフトレバーのブーツを作ります。
素材は・・・真鍮でもアルミでも何でも良いのですが削りやすく質感も似ている!?ABS樹脂を削る事に致しました。
シフトレバーのブーツの様に全体としてテーパー状の物を削るのはなかなか難しいですね。
寸法が少しでも変わってしまうと大きさがかなり違って見える事になります。
誤差の無い様に気をつけなければなりませんね。

1個見るとなかなか良い感じと思われるかもしれませんけど・・・ちょっと大きいのですよ。
それに高さもちょっと高いかな~。

この様に下のシフトレバーの台座の上に置くと大きいのがわかりますね・・・もうちょっと小さいのです。

すでに5個作っていたのですが、全部没にして作り直しています。
時間はかかりますね~全部作り直しですから・・・。
大きな物を再び削り直しても良い物にならないので、新たに作り直しをしました。
如何でしょう??良い感じに見えませんか??

丁度良い寸法が決まれば作り直しをしてもそうミスはしないので必要個数の4個だけ作っています。
落としたりしなければ必要個数だけでいけるのですが、万が一と言う事も有りますから複雑な物は一つ予備を作っておくようにしています。
他の素材で作れば塗裝をしなければならないのですがABSですと質感も良いので場合によっては無塗装でいく場合も有ります。

作ったシフトレバーのブーツを車体に取り付けてみます。
接着は瞬間接着剤を使うとアセトンに浸けられないのでクリアボンドで仮組します。

次はレバーとノブを作りますよ。
LHDの物は250GTOなどと同じ形状の物を作ります。
作るのに集中した為に画像を撮るのを忘れていました(笑)
私は先にレバーを差し込む側を先に削ります、後は切り取ってからドリルレースをして形状を整えます。
レバーを差し込む部分はほんの僅かに凸の部分を残しておりましてこの残った部分に0.4mmの穴を開けて洋白線の0.4mmを使ってレバーを差し込んで接着します。

実際に車体に取り付けてみると・・・なかなかかっこいいですね。

問題はRHDのシフトノブですね。
実車の画像は今の画像しか無いのですがシフトノブは少し長い物が取付けられている様です。
しかも下側はテーパーになっていまして上側は普通に丸い・・・変わった形状ですね。
一度に削れないので最初におおまかな形状に削っておいて・・・

次は0.5mm洋白線0.5mmをシフトノブに接着しておきましてリューターで回しながら削ってゆきます。


車体に取り付けてみます、やっとここまで出来ましたね。
次はアシスタントシートの前側に有る電装に挑戦してみましょうかね~。
ちょっと難しいのですよね(笑)

いよいよゴールデンウィークになりましたね!

2014-04-25 21:27:16 | Ferrari250TR NART 1958
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明日からゴールデンウィーク(以下GWと記載)の方も多いかな~まあサービス業の方は連休も関係ないよって方もいらっしゃるかと思いますが、それでも大多数の方はお休みなんでしょう。
私ですか?私は勿論仕事ですよ、普段余り仕事らしい仕事をしていないのでこんな場合には全日程仕事になります。
幸いな事に!?このGWの間休日となる水曜日がないのでGW間の水曜日は営業をされますか?というお問い合わせは無いですね。
この事について全く考えなくても良いのは助かります、そのかわりと言ってはナニですが後日まとまったお休みを頂こうかと思っています。
5月の中頃には静岡のホビーショーも有りますし、お客様やお仲間さんとのオフ会も有りますのでなんとか都合をつけたいと思っています。
しかし、静岡って不便ですね東京に行くよりも交通費が高くなってしまうんですね、JRで行っても名古屋乗り換えで時間もかかりますし・・・。
いっその事東京でやってもらった方が良いかな~。
今なら格安の航空券も有りますし・・・。

と言う様な愚痴は置いておいて(笑)制作に入りましょう。
今日はシフトレバーの部分を制作します、今日は250TRに騙されない様にしなければなりません(暴)
まずは事前のリサーチですね・・・RHDは・・・
一般的なフェラーリ特有のシフトゲートが有る訳では無くゴムのブーツに囲まれていますね・・・下側の台の方も一般的な物と比べて少し太く頑丈な構造の様です。

一般的なLHDのシフトレバーはこんな感じです、RHDを見た後では少々貧弱な印象が有りますが、まあこれで必要にして十分という事でしょうね。

まずは数の多いRHDを作ります。
どんな作り方が良いのか考えました、量産型なら1個真鍮で作って後はレジンで複製というのが一般的(だから安く作れるのです)ですがどうも関東方面の方から「金属で・・・」と言う声が聞こえてきますので真鍮を使う事に致します。
塗装をすれば質感は気にならないのですが・・・見えなくてもやっぱり作る工程をお客様がご覧になっていますので手は抜けないですよ(笑)
まあ知る人ぞ知るで良いのでは無いかと・・・
と言う事で今日も旋盤とフライスを駆使しまして・・・まず旋盤で素材の端面を整えます。
次にフライス盤に割り出し円テーブルと旋盤のチャックをセットしまして丸棒から四角い棒を削り出しています。

次にチャックに取り付けた丸棒を外さないうちに0.4mm程フライスの刃を上に上げて直径で0.8mm程大きな四角を削ります。
この少し大きな部分が台座のフランジになる訳ですなので奇麗に平面を出したかった訳ですし上部とフランジを別々に作ればまだ簡単なのですがフランジと上部の間に接続部分が出来てしまいます、なのでここは一体に作りたかった訳です。

次にフライス版を片付けまして再び旋盤に素材をセットします。
フランジの部分が0.3mm程になる様に突っ切りバイトで切り取ります。
5個作ってあるのは予備の為でして5台付くると言う事では有りません。
フランジの四隅をペーパーで少し丸めてやります、角ばった部分はその様に少し丸い部分もその様にほんの一手間では有りますが大事なところ。

大きさや形状が気になりますので取り敢えず車体に取付けてみましょう。
元々有るシフト部分の凸部分を削ってしまいます。下側はセンタートンネルなのでカマボコ型ですが新しいシフトレバーの元の部分が自然な形で収まる様に削らなければなりません、まあ他に干渉する物も少ないですからこれは塗装前に分解した時、つまりサフを入れる前に削って合わせれば良いでしょう・・・忘れない様にしなければなりませんね。

取り付けはセンターに残ったピンを差し込みピンとして使いました。
0.6mm程なので丁度良いですね。
大きさや形状はなかなか良い感じでは無いでしょうか・・・

次はLHDです。
キットのシフトゲートを削ってゆきます。
このシフトゲートはキットの物よりも繊細な感じがしますので他から流用したやや小さなシフトゲートを使いました。
さすがにこれを削る為には一度分解した方が良いですね。

エッチングのゲートを乗せてみました・・・
なかなか良い感じですね。
繊細さも出ています・・・。

明日はRHD用のシフトブーツやレバーを作ります。