Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

RX-7最終組み立てVer.4

2015-09-13 17:16:17 | アンフィニRX-7
今日は朝の内は雨が降っていた様で・・・降っている所は実際には見ていないのですが・・・起床したら道路が濡れていました。
出勤する頃になるとまだ黒い雲は有りましたが雨は降りそうに見えなかったですね。
早速イチジクの収穫に出てからアトリエに直行です。

そうそう!仕事に入る前に前に・・・
皆様に一つご報告が有ります。
先日地方局のTVのニュースの時間でご紹介を頂いた事は書きましたね。

実はその後TV局の方からご連絡を頂いておりまして先日収録した物を再編集して日本放送の全国版に出しても良いでしょうか?と言われていました。
まあ特にお断りをする理由も見当たらないのでKOをしました。
ただ企画が通ればという条件がついていましたので気に留めていなかったのですが・・・昨日企画が通ったというご連絡を頂きました。

放送日時は9月15日朝5時50分からのZIPという番組の中で6時20分頃から30分頃に1分間だけ出るらしいです。
どんなご紹介になるのかはわからないですが・・・!?(笑)まあ興味をお持ちの方はご覧になって下さい。
収録は4時間くらいかかったのですが・・・(笑)

ただコレにはもう一つの企画が存在する様でして取材にいらっしゃったアナウンサーさんからも全国版の打診を頂いています。
まあこれも企画が通れば・・・と言う条件がつきますので・・・まだわかりません。
企画が通りましたらまたご報告をさせて頂きたいと思います。

今日は仕事を完了しないといけないですからね~(笑)
RX-7は残った作業がホイールボルトだけですがコレもまた油断をすればそれさえも時間切れになってしまう可能性が有ります、油断大敵という所でしょうか。

さてホイールのクリップナットを作りましょう。
外車ではこのホイールを止めている物はボルトの場合が結構有りますが国産車の場合はハブからボルトが出ていてそれにホイールを引っ掛けておいてナットで締めるのが一般的です。
RX-7もそんなやり方でホイールが止めてあります。
ホイールナットの素材は外径が0.6mm内径が0.2mmのアルミ製のパイプを使います。
切った所がこちらの画像・・・

この後1.0mmのプラ板に0.6mmの穴を開けましてその穴に切ったアルミパイプを差し込んで表裏から削ります。
これは切ったパイプの長さを合わせるのに使ういつもの方法ですね。
そしてホイールの穴を開けた部分に差し込んで接着します・・・。

そして全体を磨き直してワックスを引き完成です。

そうそう忘れていました
展示ベースの裏を見ますと如何にも2本のネジで止まっている様に見えますが片側は位置を決めているだけなので注意書きをしておかなければなりませんね。
間違って外されて作品が落ちてしまっては申し訳ないですから・・・


ギャラリーアップは明日納品が完了してからになります。

RX-7最終組み立てVer.3

2015-09-12 21:52:59 | アンフィニRX-7
今日は降水確率80%雨の予報が出ていたけど何とか曇りの天気でしたね。
夜に雨が降るかも知れないけど関東から東北にかけての様な豪雨でなければ全然問題無いでしょう。
まあ何事も程々が良いのでしょう・・・
仕事は・・・程々という訳にはいかないかもしれませんが・・・。

その程々ではいけない制作の方を進めてゆきます(笑)
2日間で組立てる予定だったのですが組立てているとついついアレもコレも・・・と思って作り直しになってしまいますとどうしても時間がかかってしまいまして2日間が終わっても完成しませんでした。
今日こそは・・・と思っていますが今日は夕方から安全協会の理事会が有りますので早めに終了しなければならない予定になっています。
ナンバープレートはお客様が調べて下さったのでアルミ板に自作デーカールで制作しました、今日は2箇所に穴を開けて00番のインセクトピンを使って取付けビスを付けておきました。
レジンやメタルのボディなら穴を開けたナンバーをボディに接着しておいてからボディ側に穴を開けても良いのですが、アルミダイキャストではそうもいかないのでナンバープレートにピンを接着しておきました。
後のナンバーには封印も・・・封印は通常左側ですよね。

ナンバープレートを取付けました。
フロントはお客様の記憶ではこの様にインテークの中に斜めに取付けていたとの事ですのでその様に・・・
ちなみに私は2台のFD3Sに乗りましたが2台目の車はやはり同じ様にナンバーを取付けていたはずです・・・(笑)

リアのナンバーはこんな感じですね・・・
リアはテールランプや反射板が付いていますので何か華やかな印象ですね~。

ついでに作り直したリアウイングなどを取付けてみました・・・既にタイヤ/ホイールも装着されて自立しております(笑)

コクピットを作りたいのですがそう言えばステアリングをまだ作っていなかったですね。
純正のステアリングはエアバッグ付きのはずなのでこんな感じの物が付いています
ステアリングリムの部分が少し太くてセンターやスポークの部分がちょっと貧弱な感じがします。

お客様には普通の3本スポークのパーソナルステアリングだったと伺っていますが・・・・
私の時代ですと普通の3本スポークのパーソナルステアリングと言いますとこんな感じだったのですが・・・

FD3Sの時代ならば普通のパーソナルの3本スポークと言うとこんな感じなんでしょうね~

こんな形状のステアリングを作るのはなかなか大変なので手持ちのエッチングから引っ張り出してきました
以前マクラーレンGTRのエッチングを作った時に入れておいたものです。

センターのホーンボタンは取付けピンを含めて旋盤で挽いた物をリューターでまわしながら削って調節して作ります。

次はマフラーですね。
マフラーは80パイの1本出しという事ですが多分マフラーのメイン部分が80パイで出口はもう少し大きめな商品が多いと思いますのでエンドパイプを洋白丸棒から削り出しておきます。

サイレンサーの部分は既に取り外してウレタンブラックの下塗りでメッキ調の塗装をしておきました、そのサイレンサーにエンドパイプを接着しています。

このFD3Sという車はボディのあちらこちらに水滴型を変形させた様なモチーフが使われていますね。
普通なら四角なリフレクターやウインカーレンズなどがこのモチーフによって統一されています。
輸出用を意識したリアサイドのリフレクターも例外ではありません、このリフレクターを作ってゆきましょう。
普通の少し高価なミニカーならエッチング板に塗装をした物で済ますのですがこの京商のFD3Sではボディに直接タンポ印刷で描かれているだけでした。
これではあまりという物なのでアクリル板を削ってこんな風に加工しておきまして糸鋸で輪切りにして左右同じ物を作ります。
両面テープで金属板に貼っておきリューターでバフをかけて磨きます。

おっとその前に左右の厚みが同じになる様にペーパーで根気よく研磨する事もお忘れなく(笑)
そして取り付けました。
タンポ印刷は量産の場合コストの面では有利なんですが全く凹凸感のない物になってしまいまして何かしら薄っぺらい物に感じてしまうのは私だけでしょうか??

ドアミラーの鏡もステンレス板を切って削ってバフ掛けをして作ります。
鏡を作るのにも色々な素材があります
洋白は加工が楽で良いですが磨くと少し黄色みを帯びてしまいます、アルミは磨けば同じ様に光りますまた柔らかく削りやすいですが比較的短時間に酸化して曇ってしまいます。
クリアーを塗って保護しておく方法も有りますがクリアーを塗った時点で少し曇ってしまいますので妥協の産物でしかありません。そこで硬くて切り難くまた削り難く扱い難いですが私は0.2mmのステンレスを使います。
バフを掛ければ鏡の様に反射しますし絶対とは言いませんがよっぽど条件が悪く無い限りほぼ酸化しないのです。
1/43になりますと鏡はかなり小さな物になりますが丁寧にを心掛けます。

丁寧に・・・は車だけではありません。
車の下側つまり展示ベースの間のスペーサーも同じ事です。
今回はエンジンのオイルパンの部分しか固定用のビス穴を開ける部分が無かったので元々のミニカーとしてのビス穴(タッピングなので穴が大きくて使えないのですが)を使って作品が回らない様に凸を作っておきます。
凸はスペーサーの穴を小さく(1.6mmの下穴になります)作っておいて2Mのネジを切った物にいつもの2.0mmビスを使って閉め込みますと固定用の凸になります。前側はエンジンのオイルパンの部分にやはり1.6mmの穴を開けまして2Mのネジを切ってありますからそこにネジ止めをします。
ミニカーの塗り替えだけどいつものハンドメイドの作品と同様の扱いです。
ベースになった物がなんであれお客様は3年もの間待って頂いております・・・ですから扱いも全く同じなのです。

スペーサーもこの通りピッタリ収まっています・・・さすがに旋盤で1個づつ削り出していますからね。

製作のいよいよ終盤に差し掛かって来ました
ノーズの部分のエンブレムを取り付けましょう
このエンブレムは今や懐かしいユーノスの物ですね、特製のエッチングで作っています。
ミニカーの物もエッチングだったのですがエンブレムの内側の部分が抜けていなかったので新たに作りました、材質は曇らないステンレスです(もう何度も書かなくてもいいって・・・笑)
センターの部分にマスキングテープで目印を入れておいてから貼っています。
目測で貼るよりも楽ですよ・・・!!

リアも同様にエッチングのユーノスのエンブレムを貼りました。
その右側にはRX-7のマーク(ギリギリ読めますね)その下にはアンフィニの文字の入った四角いプレートですね。

ウインドウのやり替えをしている時から気になっていたのがワイパーですね。
ミニカーのそれはさすがにウインドウと一体のモールドでは無かったけど太くてとてもウインドウに付いた雨を払えない様な代物でした。
そこで真鍮と洋白を使って作り直しをする事にいたしました。
ここが繊細かつある程度の立体感が出ますと印象がず~ッと良くなると思うのです。

フロントを作り直せばリアのワイパーも作らないとバランスがとれません、何しろRX-7のワイパーはフロントよりもリアの方が大きいのです。
このワイパーのアームはちょっと変わった曲がりをしていますのでカタログを見ながらその特殊な形状につくり直しました。
車によって違いますがワイパーアームはただ単純に真っ直ぐな物ではないのです・・・。

先程作ったワイパーを塗装して取り付けました。
細かな物ですがしっかりとウレタンサフを塗りましてセミグロスブラックで塗ってありますからピンセットで掴んだくらいでは剥げる事はありません。
小さな物でも手を抜く事はないのです、そして仮に素材が良く無かったとしても作り替えなどの手を入れる事で納得のゆく仕上がりになるのです。
それは例えばキット自体の責任であってもね・・・。


今日一日でこんなに頑張って作って、そしてこんなに長い長文を書いて・・・それでもまだ完成しなかったですね・・・どこが?って
ホイールナットが付いていないですよね・・・。
明日はホイールナットを作ってから取り付けます。
いよいよ完成が近くなって来ました。

RX-7最終組み立てVer.2

2015-09-11 21:52:26 | アンフィニRX-7
東北の方は大変な豪雨らしいのですが山陰は今日一日は大変天気が良かったです。
この天気に感謝しつつも今回の豪雨で大変な被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。


さてこんなに良い天気なんですが今日はイチジクの収穫は少なかったですね、この数日気温が上がらなかった事から多分成長が止まったのかもしれません。
気温が元に戻れば多分収量も安定してくるのではないかと思っています。

さて外作業はそこそこにして置いて製作を始めなければなりませんね~。
本日の製作はホイールの制作からです。
ご依頼者様に聞いた所ではホイールは5本スポークのOZホイールですが限定のゴールドカラーだったそうですのでゴールドに塗りました。このゴールドですが実車の写真があればイメージを膨らませる事が出来るのですが当時の画像は一枚もないらしいので完全に私のイメージ?かな??
OZの文字は赤ではなくてブラックだったらしいのでそれもそのまま再現ですね。
タイヤを嵌めてみました・・・気持ちトレッドパターンがいかつい感じなのですがせっかくの軟質樹脂で出来たパターン付きのタイヤなので生かしてみます。

変わらない画像ですが・・・
エアバルブを取り付けました。
このエアバルブの位置ですが文字の有るスポークを右にして水平にした時に真下についている様です。
こんなホイールの場合はスポークがリムにつながる部分にはストレスが集中しますのでここにエアバルブが付く事はありません。
スポークとスポークの中間辺りに付けられる事が多いですね。

次はディスクブレーキですね。
ミニカーとしてのディスクブレーキは一応付けられていますがディスクはエッチングで作られたただの板でして見た感じが全くディスクに見えません。
キャリパーも付いていますので一旦キャリパーの裏側に付いている2本のピンをカッターで切ってキャリパーを外します。

回しながらサンドペーパーを当ててディスクの傷を付けておきます。
こうする事でディスクブレーキのディスクに見える様になります(笑)
中央にビスを通してナットで締めてリューターに取り付けているのは太すぎてリューターのチャックに掴めないからですね。

左側が傷を付けたディスクブレーキのディスクです中央と右はそのまま・・・いかにも金属の板という感じでディスクには見えないですね~。

4本ともディスクの傷を付けてキャリパーを接着して元に戻した所です。
最初のとは全く違う事がわかりますか?

そしてこのディスクの取り付けですがミニカーはホイールのハブの部分とサイズが合わないのでスペーサーを作る必要があります
細い丸棒は洋白しかないのでちょいと削ってみました
内径は3.0mm外径は4.0mmですね。

幅は2.5mmでカットしてスペーサーの完成ですね。

ミニカーとしてのディスクブレーキの裏側の余分な所をカットしてディスクとそのバックプレートだけを生かして使います。
内側に先程のスペーサーを差し込んで固定します。

さて昨日取り付けたウインドウですが・・・どうしても気になる部分が有りました。
最初はミニカーの塗り替えなので仕方がないかな~と思っていましたが他の部分が良くなって来ると徐々に気になって来ましてまた外してしまいました・・・
ウインドはこんな感じなんですがどこがダメなのかわかりますか?
ウインドウの周りが黒く塗ってあるのですが、この塗装は実車ではウインドウの内側から塗ってあるのです。
このミニカーは外側から塗ってありまして(しかも艶消しで)ウインドウの印象をかなり悪い物にしています。

内側からマスキングをしておいて外に合わせて内側の塗ってしまおうと言う段取りですね(笑)
一度に塗るのは大変なのですが何分割かにして塗ればそう難しい物ではありません。

内側を塗ったら外側の塗料を落とします。
模型用のシンナーを布に付けて擦りますと少しずつ溶けて落とせます。
しかし間違えてエナメル用のシンナーで擦らないで下さいね、エナメルシンナーは意外な事に透明のプラを侵してしまいます。

ウインドウを再び取り付けました。
写真ではよくわからないですが実物はなかなか良い感じですよ。


ボディの磨きから最終組み立てを始めます

2015-09-10 22:54:59 | アンフィニRX-7
この所少しずつですが進めていたRX-7の製作ですが、ここに来てだいたい組み立て作業に入れそうな所まで来ました。
今日明日と2日間で組み立てて完成まで持ち込もうと思っています、このお客様のNさんにも大分待って頂きましたからそろそろ完成のご報告をさせて頂かなければなりませんね~。

本日の製作はまずナンバープレートを作ります
先日までこのナンバープレートの事をすっかり忘れていました、ハタと気が付いたのはボディカラーを塗ってさてクリアーでも塗ろうかと思った時でした。
同じくナンバープレートもデカールを貼ってからクリアコートしないと比較的早めに剥がれてしまう場合も有りますからここは回り道でもクリアコートをしておかなければなりません。
早速ですがデータから・・・
ナンバープレートの文字は規格に無い物が有りましてちょっと苦労するのですが町中を見回すとだいたい必要な番号を探し当てる事が出来ます・・・写真を撮って来て参考にいたします(笑)

失敗を見越して少し多めに作っておきました。

ナンバープレートは実車同様アルミ板を浸かっています実車の寸法は330mmX165mmだったかな??
その1/43で作りました、角を少し丸めておくのを忘れない様にね(笑)

そしてデカールを貼って軟化剤を使ってしっかりと密着させましょう。
この後クリアーコートをしてナンバーの完成です。


さてボディを仕上げましょう。
ボディの仕上げは何時もと変わりません、ベースがミニカーでもきちんと磨き出しはしますよ。
まずスーパーバフレックス3000番でボディ全体を研磨してゆきます。
ユズが有る部分は部分的に2000番のタミヤのペーパーで研磨します、そに上からまたスーパーバフレックスを掛けます。

次はこれも定番のラプロスの8000番ですね。
これを掛けますと目が細かいせいで少し艶が蘇って来るから不思議です。

次は3Mのハード1で研磨してから最終仕上げはウルトラフィニッシュで仕上げています。

次はウインドウの周りの枠をセミグロスブラックで塗装します。
マスキングは下の画像の様にボディ全体になります。

塗り分けでちょっと気をつけなければならない事があります。
リアバンパーの下側は実車でもこの様に塗り分けしてあります。
私も実車を乗っていたのでこの部分の塗り分けはしっかりと覚えています。
下の画像はカタログからです・・・

で1/43の方は・・・この通りです。

ボディに少し部品を取り付けてみました。
リアのランプ類や反射板ですね・・・そうそう大物ではウインド関係ですね。
まだ接着剤が硬化しないのでマスキングテープで押さえてあります。

明日はコクピットやタイヤ関係を接着して最終的には完成させたいんだけど・・・

ボディ塗装(ウレタンクリアー)

2015-09-08 18:21:30 | アンフィニRX-7
今日は台風の影響かかなり雨が降っていましたね~
それでも出勤してから11時頃までは降ってもパラパラ程度だったので畑に出てイチジクの収穫をしていました。
その後ジャガイモ・ラッキョウ・ワケギ・ネギなどを植え付けておきました。
ジャガイモは雨の為に植え付けが遅くなっていましてちょっと心配していましたがこれで何となく少しホッとした様な気がします。

午後からはアトリエの中に入りまして制作を進めます。
まず気になっていたRX-7の塗装ですね。
先日はボディカラーを塗りましたが本日はクリアーを塗ります。
ボディカラーの表面の微小なゴミを2000番のペーパーで均しておいてからいよいよ1回目のウレタンクリアーを塗ります。
私のウレタンクリアーの工程は2度塗りが基本です。
1度目は厚くならない様に全体にまんべんなく行き渡る様に塗ります。
特に今回の様にデカールの無いボディは塗りすぎに注意が必要ですね。

乾燥機で2時間程乾燥させますともう中研ぎが可能な程硬化します。
この辺りの作業性の良さはさすがにウレタン塗料ですね~。
実車の板金屋さんがこれを使うはずです・・・作業製が良いですからね。
厚塗りだけは気をつけなければなりません、厚塗りさえしなければラッカーと遜色無い仕上がりが可能です。
ウレタンを使う場合の失敗の原因の多くはこの厚塗りに起因する物ですね。
よくウレタン塗料はテロッとした艶は良いけど何か陶器の様な風合いになってしまう・・・と言われる事が有りますがそれは塗りすぎなんですよ。
蒸発硬化ではないので比較的粘度の有る塗料を塗る事になりますからタレ難い・・・だからどんどん塗ってしまうんですね。
ウレタン塗料は厚くなってしまう塗料じゃないのです、厚く塗れる塗料なら塗り方で薄くも塗れるのですからね。
はいはい!
中研ぎを入れます。
特にゴミは付いていませんし筋彫りの脇にも溜まりは有りませんがそれでも一撫でしておきます。
上に塗る塗料の密着も良くなります。


2度目のウレタンクリアーを塗りました。
厚く塗っていないので筋彫りの脇にも塗料溜まりは出来ていないですね蛍光灯の反射でご理解頂けると思います。
ダイキャストボディなので筋彫りも深く出来ませんので厚塗りをしますとウレタンクリアーが筋彫りを埋めてしまう事も有りますがそんな事にもなっていませんね。
このまま硬化待ちになります、2度目のクリアーはユズ肌を防ぐ為にゆっくり硬化させたいので温度はかけないでひたすら待ちましょう(笑)