Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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599GTOボディの仕上げクリアーを塗りました

2019-01-31 20:30:33 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は一日中雨が降っていましたね。
そんなに強くは降りませんが止むこともなかったです。
今は・・・止んでいますね。

今日は厨房のK子さんがお休みだったので午前11時ごろから午後2時半頃までず〜っと厨房で手伝いでした
午前中も何だかんだと用事がありましてなかなか制作ができない状況でした。

なかなかゆったりと仕事はできませんね〜
10年かかってもこんな事ですからね、いい加減にしてもらわないと困りますよね。
誰か手伝ってくれないですかね。

さて午後3時ごろからは制作を始めることができました
まずはF12のフロントインテークのカーボンデカールを貼り始めました
ここのデカールですが複雑な形状なので細かくカットして何回にも分けて貼らなければ綺麗に貼ることができません。
そして一つのデカールが乾くまで次のデカールは貼れないのです
時間がかかりますよね〜。
だから今日は終わりませんでした、また明日も続きを貼らなければなりません。

次はドアの開口部のステップの部分ですが標準仕様ではカーボンだけなのですがお客様のものには黄色いラインが入れてあるようです
本当はもっと細いのですがこのデカールはもうこれ以上細くカットできません、これ以上細くカットしますと水につけた途端にバラバラになります。
紙が水を含んで膨れるのですがそれに耐えられないんですね。

一昨日パテを盛ったトランクカバーですが今日は十分にパテが硬化しましたので削っております
最終的にはスムーズなラインで繋がるようにしたいですね。
なかなか難しいな〜。

次々に色々なものを加工してゆかなくてはなりません・・・次はテールランプの間にあるガーニッシュです
ここはカーボン仕様なんですがお客様の車にはここにも黄色なピンストライプが入れられています
形状が複雑なのでここはマスキングして塗りで仕上げています
まずは中央に細切りのマスキングテープを貼っておきましてその上下にマスキングテープを貼ります
最初に貼った細切りのマスキングテープを剥がしてから塗装に入ります。
最初に塗るのは黄色にホワイトを混ぜたもので下地のカラーになります
その上にイエローを塗りますと発色も良くてだいたい狙った通りの色になりますね。

先ほどパテを削ったトランクフードですがサフを塗ってみました
サフを塗りますとまた凹凸がよく見えましてね・・・
塗った途端にがっかり(笑)
硬化したら再び研いで仕上げてゆきます、なかなか一度でバッチリなどということはないですからね。

次は中研ぎを終わったボディに再びクリアーを塗ります
殆どデカールの凹凸は見えないほどになっていますのでここからはそう難しくないですね
磨き出しを楽にするためにここからは縁にたまらない様に塗らなければなりません。
少しシンナーを多めに入れたクリアーをパラ吹きしてゆきましょう
こんな感じで表面は決して滑らかではないですが少しづつ塗り重ねてゆきます。

何度か塗り重ねまして膜厚が付いてきましたら少し多めに塗ってツヤが出る様にして完了します

599GTOのシートはまだまだ完成してはいません
中央と後ろのカーボンの部分をマスキングしました
形状が複雑なのでこれもまた一発ではマスキングが決まるわけもなく・・・
かなり分割してマスキングをしています

シートのサイドサポートの部分に塗ったブラックもグロスブラックを塗っています
なぜならヘッドレストの部分に跳ね馬のデカールを貼らなければならないのでグロスなんですよ。
あとでつや消しのクリアーを塗ればフラットブラックになるのです。

あ〜忘れていました
内装の天井部分にシートの赤い部分と同じ布地でできた部分がありました。
ここもまた同じ方法で仕上げなければなりません。


仕事を進めたくて仕方がないのに・・・なかなか時間が取れない(笑)
明日もF12のインテークのカーボンデカールと599GTOの天井を進めたいですね。

F40LM修理です

2019-01-30 21:33:18 | その他
本日の山陰は大変良い天気で朝はかなり冷え込みましたが、昼間はかなり暖かく外でも過ごしやすい天気でしたね。
新年になってから1日も休みなく仕事を進めてきましたのでここで1日完全に仕事を離れます、一日くらいお休みをいただきましょう(笑)
と言ってもやっぱり模型関連なんですけどね。
溜まっている修理をこの休日に少しでも進めておきたいのです、アトリエの中が送られてくる修理品で一杯になってしまうと仕事も進められなくなってしまいますからね。

本日はかなり長い文章になります、お気をつけ下さい(笑)


本日の患者さんは・・・こちらです。
他にも沢山修理のご依頼を頂いていますが・・・大変忙しく少しづつしか修理出来ません・・・(汗)
プレートが無いのでアウトレット品かと思いますが・・・メイクアップさんではこの手の修理を引き受けていないので個人的にこちらに修理依頼が来ます。
一見綺麗なんですが・・・

当方が所有する通常カラーの40LMです。
ボディカラー以外はほぼ同じ物ですね当方のは30周年記念で作られた物と思われます。

入れられているケースもアルミ板を貼った物になっています。
ケース自体はほぼ同じ黒いプラ製の物ですね。

どこを修理するのか一つずつ確認作業をします。
まず目に入ったのはこのリアウインドウですね。
リアウインドウは聞いていなかったのですが前側が浮いています。
これはもう脱着が必用ですね。

F40でお決まりなのはこのリアのメッシュです。
ボディが縮んでグリルの中央が浮くという症状です
程度の差は保管状況で変わってきますが大体どれもこの症状がでています。
おまけに中央の補強が無くなっています。
多分メッシュの中央が膨らんで跳ね飛ばされたのかも・・・上側に接着剤の痕が有る事から最初は付いていたのではないかと想像出来ますね。

当方が持っている物も左側のメッシュが膨らんで来ています
がまだ中央の支えは付いています。
こんな部品も今回の修理では同じ物を作らなければなりません。

かなり膨らんでいるのがわかりますね。
ステーが付いていた中央の少し右側に白い点が有りますがこれが接着剤の痕です。
黒いリップスポイラーも右側が浮いていますね。

それを裏付ける様に右側のリップがボディから飛び出しています・・・これはリップが飛び出したんじゃなくてボディが縮んだと言う事です。

左側はきちんと接着されていますので飛び出しはほとんど有りません
写真では斜めに見ていますので出ている様に見えますけどね。

もう一つ問題点を発見しました
どこかわかりますか??
黒いリップの前側ですが・・・
エンジンルームのアウトレットがパネルで塞がれています中央部分が持ち上がっているんですよ。
ではなぜ外れなかったのか・・・

リップとリアグリルをを外してみましょう
中央にメインのリアウイングからの補強が付けられているのですがそのステーがアウトレットを塞ぐ板を貫通してボディの穴に止められているのです
しかもこの板は両端の面積の大きな部分でボディに接着されているので接着面の小さな中央寄りでめくれ上がっているのです。
この修理はちょっと面倒ですね。
リアウイングのステーを外さずに修理する為にはその接着面の大きな両端を剥がさなければなりません。
無理矢理剥がせばパネル自体が曲がってしまい(恐らく柔らかい真鍮エッチングかな?)使い物にならなくなってしまうのです。
普通はウイングのステーを一旦外してパネルを取り外し・・・と言う事は下手したらリアウイングも外す必要が出てきますね。

取り敢えず外したのはこのパーツ達です
まあF40のパーツとしてはまあ普通の内容かな(笑)

まず最初にエッチングで作ったセンターの支えの部分を塗装しておきましょう
セミグロスブラックくらいで良いかな〜!?

順番的にはこのアウトレットを塞ぐパーツから修理を始める事になります。
その前に古い接着剤を掃除しましょう。
ピンセットや爪楊枝を削った物で接着剤を落とします。
最後にエナメルシンナーを綿棒に付けて拭き取ります。

この中央が細いエッチング板に負担をかけずに取り外す方法を考えます
隙間に何か入れて剥がすというのはダメですよ・・・簡単に曲がっちゃいます(笑)

あっと言う間にこの通り完了です。
やり方?
企業秘密です(笑)
いや、そんな大げさな方法では有りません時間をかけて外しただけですよ。

この後接着剤を付けてマスキングテープで押さえておきました、浮いたまま付いてしまうと見苦しいですからね。

次はリアグリルですね
まずは枠とメッシュに分解します。

どれくらい大きいのか確認します・・・そのまま所定の位置に収めますと・・・0.5mmくらい大きいですね

メッシュは中央で切る訳にはゆきませんから両端を削って0.2〜0.25mm(片側)程縮めています

メッシュを接着しました
少し短くしますときちんと収まりますね・・・まあ当然です。

そして赤い枠のエッチングをメッシュの上にのせてみます
今回はグリルの付く凹みに両端を落とし込みますと当然ですが中央が持ち上がります
この持ち上がる部分だけ長さが長い訳ですね・・・

中央の部分に幅0.5mmに切ったマスキングテープを貼っています
これは後で取付けるステーの位置を決める為でもありますし今回はこのステーの陰の部分で赤い枠をカットして短縮するのです。

切りました・・・
よく切れるエッチング鋏でバッサリです・・・

この時にマスキングテープは貼ったままカットしていますこちらがマスキングテープです
枠の一部分が残っているのがわかりますでしょうか?
これで中央部分を0.5mm程短くしているのです。

枠を接着します
2分割にしていますので中央に合わせ目が来ます・・・
写真では見え難い位キチキチの寸法ですね。

次はリアのリップの部分を加工します
両端を0.25mmずつ削っています
なぜ両サイドを削るのか・・・片側ではダメなのか?
取り付け用のリベットの穴が有りますので片側で長さを調整しますとその位置が狂ってしまうからですね。
だから左右とも削って位置関係を合わせる訳です。
その後タッチアップしてボディに接着します。

次はリアウインドウですね
このリアウインドウですが・・・どうやらどこかで補修を受けた様で左側の前角の部分だけ強力な接着剤で止められていました。
多分浮いたからここだけ押さえようかと思われたんでしょうね。
エポキシか瞬間か・・・ですね。
こうなりますとこの硬い接着剤を削らなくてはなりません・・・残っていますとまた浮いてしまうからです。
エッチングの枠を外しての大作業です・・・。

少し削ってからウインドウだけ合わせてみました・・・まだ乗せているだけです。
全体に少し削っていますのでボディの収縮によって丁度良くなったかも・・・

ウインドウを接着しました。
硬化するまでマスキングテープで押さえます・・・

今回このF40を修理する為だけにエッチングを作りました。
長い棒の様な板が中央の支えのステーです。
当方所有のF40の30周年記念車から大きさを割り出して同じパーツを作っています。
L型の金具だけなら手でも4つくらい作れるのですが・・・実物のミニカーと同じ(?)パーツで修理をした方が良いという判断でした。
そのL型の金具にには取り付け用のリベットかビスの表現で丸い凹みが付いているのです。

リアウインドウをマスキングテープで押さえたままリアグリルのセンターの支えを取付けました・・・
これで元通りですね。


後は当方オリジナルのプレートを作ってくれと言う事なので・・・そちらの作業ですね。

トランクフード製作とボディ中研ぎしました

2019-01-29 20:18:26 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は雨がパラパラしながらも曇りでしたね。
定休日なので少しゆったり・・・
午前中には近くの清水寺に厄払いのお参りに行ってきました。
昭和35年2月生まれなので今年は前厄と言うのかな?
あまり信心深くないのでよくわかりませんがお寺で表がありまして見たら今年から3年間厄年が続くらしいですね。
同級生はお正月に同窓会をしまして同じお寺にお参りをしたはずですから・・・少し遅れてやっとお参りです。

お参りが終わったら・・・隣街まで映画を見に行ってきました。
もう随分古い映画になるのかもしれませんが「こんな夜更けにバナナかよ」を見てきました。
まあ少々大げさに脚色はしてあると思いますが、自分の生きたい様に生きると言うのは確かに共感する部分はありますね。
ただボランティアの方々にも感謝を忘れずに・・・と言うのは大事な部分かな。
私もお客様に感謝ですね、自分の好きなことで生計を立てていますから私を頼っていただくお客様には感謝です。
ただ仕事量が多すぎて大変長い間お待たせしているのが大変気になります。
今作っている2台のご依頼を頂いているのは前回2013年にFerrariのSAアペルタをご依頼頂いたお客様なのでもう5〜6年お待ちいただいています。
ご迷惑をかけて大変申し訳ないです、何せ自分で作らないと納得できないタチなので・・・


トランクフードの加工を始めます
と言うのも実車では599GTOのトランクではなく599XXのトランクフードを取り付けているみたいなのです。
実際には599XXの物なのかフロントのリップの様に作られたものなのかよくわかりませんが・・・
写真を見る限り少し違う様な気もするのです。

とりあえず599XXのスポイラー部分を3Dプリンターで作ってレジンで複製したところまではご紹介をしておりますが今日はその取り付けを行います。
このミニカーではトランクフードはダイキャスト製で開閉できる構造になっておりますのでこれはなるべく生かしたいと言うところからこのダイキャスト製のトランクの一部分を削り取ってから作ったレジン製のスポイラー部分を取り付けて一体化しようかと思っています。
まずはフライス盤で599GTOの小さなスポイラー部分を削り落としましたら・・・両サイドは残して簡単に穴が空いてしまいました・・・ダイキャストは薄いですね。

トランクをボディに取り付けてからスポイラー部分を載せて見ました・・・
まずまずですね
ほとんどいい感じですが両サイドのスポイラー部分とボディの間の隙間が少し広いですね〜。

後ろから見る限り後ろ側はあまり問題がない様に思います。
意外とトランク面の後ろ側との繋がりも良さそうですね。

ボディとスポイラーの間の隙間や段差を埋める場合にはこんなパテを使います
ファイバーグラスが混じったパテになります。
繊維が入ることで後で収縮が起きても隙間が出にくいですし割れにくいこともありますね。
繋がる部分もできるだけ広い面に薄くつけてスムーズに繋がる様にしますと段ができにくいですね。

黄色い硬化剤を混ぜて使います
なるべく広く薄く広げておきましょう
硬化しますとかなり硬くなりますから削る部bんはなるべく少ない方が良いですよ(笑)

スムーズな面になる様に研ぎました。
やっぱり硬くて研ぐのは少し大変ですね。
まあそれでも耐久性が良いので我慢します。
豊富な知識でいろいろな素材を駆使して作ると言うことも大切なことですね。

スポイラーの隙間を埋めましょう
やはり隙間が気になりますのでプラ板を使ってボディとのすき間を埋めてゆきます
これくらいですとそれこそファイバーパテを使ってすき間を埋めても良いのですが左右を同じ様にしようかと思いますとプラ板の方が同じ様に成形しやすいですかね〜。
薄板を何枚か重ねて成形してゆきましょう
積み重ねるポイントは無駄な部分には積層しないことでしょうかね〜
削るのも確実に大変になってきますから。

積層したプラ板を削ってリアスポイラーの形状に合わせましょう
左右をよく見比べて同じ形状になる様にするのが大変かもしれません。

次はボディとの接触面を削ってトランクが本来の位置に収まる様にします
ボディとのすき間は0.5mmくらいが適正値ですかね〜!?
実車でも当たってはいませんから・・・当たれば当然傷がつきますからね。

トランクの高さも元どおりの高さに収まって、スポイラーの端もボディに当たらず・・・と言う状態になりました
これなら良い感じになりますね。

ファイバーパテはどちらかと言いいますと接着剤の様な役目をしておりますので今度はもっと削りやすく面を出しやすい普通のポリパテを盛ります。
後ろの面は少し溝の様になっていますのでこのパテで形状を決めましょう。
入隅のRはこの時点で決めなければならないのです。

上面もこのパテで面を決めなければなりませんね。
多少の気泡はグレージングパテでなんとかなりますから大体の形状が決められたら良いですね。

トランクがなんとか目処が立ったのでボディのクリアーを中研ぎしましょう
トランクが一つの山場だったので・・・少し気が楽になりました(笑)

ドアの部分も中研ぎます
デカールの厚みも気にならないくらいですので・・・デカールを削ることもなく綺麗に研げました。

ボディの方も中研ぎをします
フェンダーの峰の部分はペーパーが当たらない様に気をつけて研ぎましょう。
理想は細い線が一般残る位にしておきたいですね。
これはまだ残しすぎですね。

これくらいで良いのかな??
もう一度クリアーが乗りますのでここの角は鋭い方が良いのです。
なかなか難しいですな〜

そして全体の中研ぎを完了です。
すでに外も真っ暗になりましたね。


明日は畑の玉ねぎに肥料をするのと、急ぎの修理物件が入っていましてね〜
お休みにしか対応できそうにないのです。

599GTOのシート仕上げとナンバープレート準備です

2019-01-28 21:04:29 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は曇り時々雨の降る一日でした。
こんな日は外での作業もできないですから朝から普通に仕事ですね。

某下請けさんがナンバープレートのデカールを作るのを忘れておられたみたいなので(笑)自分で作ります。
実車の写真からトレースしてデータを作ってみました。
このナンバープレートの文字ですが独特の字体なので作るのがなかなか大変なんですね。
今まではナンバープレートを作る為のサイトが有りましてね、そこにデータを入れると旧字体でも新しい字体でも作ってくれていたのですが・・・最近アクセス出来なくなってしまいまして自分で作るしか無い訳です。
最近は色々なナンバーが有るから対応が難しくなってしまって閉鎖されたのかもしれませんね。
(画像は所有者を特定されない様に加工しております、悪しからずご了承下さい)

2台分のナンバーを並べて印刷します、各4枚ずつも有れば失敗しても大丈夫でしょう。
まあそこまでは失敗しないと思いますけど・・・一番失敗しやすいのはカットの時ですね。
ついついギリギリを切りたかったりしますので・・・文字まで切ってしまうとかね。

いつもの通りシアンを重ね印刷で2回、イエローを1回の印刷にしています。
緑色の文字なのですがシアン1回とイエロー1回では緑が明る過ぎる様な気がしましてね。
遠目にナンバーを見ますと濃い方がしっくりくる様な気がします。

いつもの様に印刷が終わりましたらリキッドデカールフィルムを塗ります。
これを塗っておきますと上に定規とかのせてカットする時に傷が付き難い様な気がします。
傷が付いてしまったらどうの様にタッチアップしても使えないですからね。

座面のサイドの部分にもカーボンデカールを貼りました。
ここは凹んだ様な形状なのでデカールを馴染ませるのがちょっときついですね〜。
凹んだ部分になぜだか空気がは入ります。
この部分はボディのサイドシルに隠れて余り見えないのですが・・・それでも雰囲気というのは大切ですからね。

シートバックの部分はまだ大変です。
こんなに凹凸が有りますから〜。
何ヶ所か細かくカットして貼ってゆきます。
こんな作業でも近道は有りません・・・・。

表裏と全部デカールを貼ったら今度はクリアーコートします。
ここはきちんとデカールを押さえたいのでウレタンクリアーです。
そして熱をかけずに硬化を待ちましょう・・・ここで熱を掛けますと中に残っている小さな空気が膨張して膨らむからですね。
ここはポイントです。
デカールを貼った後の一度目のウレタンクリアーは熱をかけない事・・・アンダーラインですね(笑)

ナンバープレートのデカールを貼りました
本体はいつもの様にアルミ板ですね、それをホワイトで塗ってあります。
ベースのホワイトも印刷してもいいのですが印刷の時のスジが入ってしまうと見苦しいですしね〜
この後乾燥機で乾燥させてからラッカークリアーをパラ吹きしておきました。

そして鉛の板を出してきます
ドライバー側の足下マットの踵が当たる部分には擦り切れ防止のゴムのラバーがつけてありまして・・・これを再現しておきたいのです。
と言うのも足下マットに何もないと何かのっぺらぼうな印象でして他の部分に対してバランスが良くないのです。

鉛の板をゴムのパッドに変えるのはタガネですね。
前回フェラーリデイトナの断熱マットを作るときに使ったアレですね。
これでゴムのマットに模様をつけましょう。

切って角を丸めましょう
この様なゴムのマットは大体角が丸いのです(笑)
しかしながらまだゴムのマットには見えませんね

大きさを確認します
実車の写真から大体こんな大きさなので・・・
そしてこれをセミグロスのダークグレーに塗っておきます。

マットはインテリアブラックで少し毛羽立った様に塗っています。
取り付けは・・・接着ではなく両面テープにしました
と言うのもマットの下も実車通りにしていますのでマットをめくってみることもできる様にしておきます(マットをめくる事などないかもしれませんが・・・)

マットを設置しました
やっぱりドライバー側にゴムのパッド部分が無いと平坦な印象ですね。

シートを取り付けたいところですが・・・
もう一つ解決しなければならない部分があります
それがこのシートベルトです。
ミニカーでは赤いシートベルトが付いていましたが実車ではブルーのシートベルトになっています。
この素材を探してこなければなりませんね。
幅は2.0mmほどなんですけどね〜サテンのリボンで良いものがあれば楽ができますが・・・。
素材を探してきましょう


明日はトランクの加工をしましょう。
599GTOは599XXのカーボン製のリアスポイラー付きのトランクが取り付けられているのです。

F12TDFシート仕上げ

2019-01-27 20:39:00 | Wさんの1/18Ferrari
本日は午前中はまだ雲が多かったですが午後からは晴れ間が出て気温も少し上がりましたね。
お陰さまで中庭の雪は全て溶けてしまいました。
やはり今回も除雪機の出番は無かったですね〜(笑)

朝には中庭は雪で真っ白でしたので近くに住んでいるスズメは食べ物が見つけられず・・・私が出勤して来るのを勝手口の近くで待っていました。
餌台にパン屑を置きますと皆で飛んで来て食べ始めます・・・
今日は大きめの鳥が来たらしく足痕が付いていましたね〜カラス程は大きくないみたいなのでムクドリかヒヨドリでしょうか・・・。
落ちていたパン屑を拾って食べたらしく下側が足跡だらけでした。

F12TDFはシートの塗装を始めました
ブルーなんですけどどんなブルーがそれらしいのか迷う所です
クレオスのブルーは少し紫っぽい・・・コバルトブルーの様な感じがするのでちょっと違うな〜と感じました。
結局塗ったのはタミヤのラッカー塗料のブルーでした。
ヘッドレストの部分には跳ね馬のデカールを貼らなければなりませんのでグロスブルーで塗っています。
セミグロスやフラットだと感じはつかみやすいのですがデカールの定着が良くないのです。

そしてヘッドレストの部分だけラッカークリアーをパラ吹きしてデカールを定着させます
その後に全体にフラットクリアーを塗りまして艶を消します・・・が
異常を発見したのはこの時でした。
座面のお尻の当たる部分の縫い目の凹み・・・白く光っている様に見えますが・・・フラットクリアーを塗っていますのでここだけが光る訳は有りません。
実はブルーの塗膜が割れて来ているのです。

良く見ますと再度のサポート部分との谷の部分も何だか白っぽい感じですよね。
どうやらタミヤのブルーとクレオスのクリアーが反応しているみたいですね。
同じラッカー系なのに反応して使えないみたいですね。
仕方が無いのでクレオスのブルーを少しホワイトで調色して色を合わせて上から塗っておきました。
デカールももう一度貼り直しておきました
クレオスの方はこんな反応は起きませんからやっぱり同じラッカー系でもクレオスとタミヤは混ぜない方が良いみたいです。
残念ですね〜タミヤの方が良い色なのに・・・。

塗ったシートのクッションをシートフレームの部分に接着してみました
もう仮組を何度もしていますから何の問題も有りません。
まずは座面の方からですね。

シートバックの方の部品を元々のミニカーのシートと比較します
中央部分の縫い目の凹みが無くなっていますね
実車はこんな感じに縫い目が無いのです。

シートバックもシートフレームと一体にしてシャーシに載せてみました〜
なかなかそれらしい雰囲気ですね。
格好良いじゃないですか〜!!

次は少し前に作ったシートバックの方の部分に付くベルトを取付けましょう
シートと同色なので一緒に塗装をして有ります

取り付けはグレーの小さな雪だるまの様な部品で止められていますのでそれらしい部品を作りました
素材は小さな金属リングとインセクトピンを使っています
塗装はドイツ軍の飛行機のカラーのグレーで塗っています。
僅かな事ですが手は抜きません(笑)

先にベルトに差し込んで接着します
二つを一緒に取付けようと思いますと穴の位置がずれてしまいせっかく綺麗になったシートを接着剤で汚してしまいますからね。

シートに取り付けてみました
ミニカーのままですとこれだけ立体感が無いので目立たないですけど別部品にしてやりますとず〜っと良くなってきますね。

左右とも取付けました
左右のシートで取り付け位置が違いますから気を付けましょう。
シートベルトのキャッチと反対側に付けられています。

本日最後に・・・アイディアが成功した良い話題で締めくくりましょう。
某下請けさんが作ってくれた
599GTOのFフェンダーに付けられている跳ね馬のマークです
私はどうやって作ろうか考えていましたが
某下請けさんのアイディアで解決しました
エッチングで盾の部分を作りまして・・・
同じデータを使ってカーボンデカールを作ります、エッチングの凹みの部分に貼っておいてクリアーコートしてこれもまたエッチング製の馬のマークを貼付けました。
同じデータを利用して作っていますからサイズもピッタリですし・・・カーボンの質感も良いですね。
さすがにデジタルモデリングです。
手でデカールを切っていたら絶対に不可能です(笑)


明日は599GTOのシートの制作とナンバープレートの準備を行いましょう。