Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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塗装修正・・・その後

2017-09-07 20:10:55 | デカール加工
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本日の山陰は一日中雨が降っていました、お客様も言っておられましたが梅雨が戻って来たみたいだと・・・
今年の山陰の梅雨は雨があまり降らなかったのでこんなにシトシト降るのは久しぶりの様な気がします。
この雨の中ですが出勤してから雨合羽を着てオクラとイチジクを収穫しました。
オクラは中一日空けていましたので結構大きくなっていましたが真夏の様に気温が高くは無いので大きさは丁度良い感じでしょうか!?
これから1日置きでも良いかもしれませんね。
イチジクは雨の為に実が傷んだ物が多くてその多くはジャム用にまわしました。
これも自然現象なので致し方が無いのです・・・まあどうやって食べるかは工夫だと思いますのでそれを考えるのは家内の仕事です(笑)

さて本日の制作ですね。
デカール加工のFerrari512BBLMはほぼ完成しましたが最後のクリーニングと昨夜考えた事を実行してみました。
まずは昨日塗ったフロントフードのエアアウトレットの部分ですがこんな感じに仕上りました。
心配していた吹き漏れも最小限(ほとんど無しですね)で仕上ったので安心しました。

フロントフードを被せてみてもこんな感じでラインがスッキリと決まっています。
これなら全部ラインを塗装にすれば良かった・・・などと慾を言ってはいけません。
思わぬ事で塗装が縮れてしまう事も有りますからね・・・今回はラッキーだったと思う事にしています。

先ほどの写真では塗装をする為にフロントのスカートを外していたのですがそれも元に戻しましてフードを取付けてみました。

何の問題も無いのでクリーニングでも・・・と思ったのですがクリアデカールの段が結構見えていますね。
特にルーフの上とかの物は見えやすいです・・・ちょっと考えましょう。
そしてお客様が気になっていたのがリアウインドウのハチマキを取った部分のビスですね。
実車には無いですから・・・しかもこんなに大きいとやっぱり目立ちますよね。
ただウインドウの内側に有るので外側からはウインドウの表面の写り込みが有りますからそう気にならないのですが・・・
ここにまた黒いハチマキをして欲しいという事だったのですが、それじゃあちょっとイメージが違ってしまいます。
私はこのウインドウの内側とその下側のネジが付いているフレームの間に空間が有る事を知っていましたからここに細工をしてみました。

薄いプラ板をフラットブラックに塗りまして裏側に両面テープを貼ります。
そして裏紙をこの様に半分だけ外して折り返しておきます。

そしてウインドウと黒いフレームの間にこれを差し込んで両面テープの裏紙を引っ張って外しますと両面テープでプラ板が接着されるという訳です。
この方法ならプラ板をドライバーの様な物で押し出してやれば後々分解は可能かと思います。

斜め後から見てみますとこんな感じです。
ネジの頭も見えなくてスッキリしていますね、これならOKでしょう。

前側の上から見て・・・まずまずかな。

忘れ物は無いかな??

そして昨夜考えていた事を実行ですね
今回はデカール加工だったのでミニカーを分解せずにデカールを貼りっぱなしで仕上げますからどうしてもデカールの段差が良く見えます。
特に自作デカールではデカールの印刷を保護する為にクリアラッカーを塗っています。
ボディに貼ってからクリアーコートをするのであれば印刷保護はリキッドデカールフィルムを使いますがこれはワックス等に弱いのです。
なので今回はラッカーを使いますがデカール軟化剤がラッカーを柔らかくしてくれないのでエッジの部分が跳ねるのです。
こうなると余計にデカールのエッジが目立ってしまいます。

デカールが乾燥してからクレオスのラッカーシンナーを面相筆に付けて流してみました。
ボディ塗装が痛まない程度です。
皆さんがされる場合はボディの目立たない部分でテストしてから行なって下さい、万が一・・・が有っても保証の限りでは有りませんが。
まだ少し見えますが・・・少しは良い感じですね。
やって良かったです・・・!

これで発送の準備ですね、ベースの板に止めてからクリーニングをしています。
また輸送中に壊れない様にテーピングをしておきましょう
ミニカーが到着したらこのマスキングテープは剥がしていただきたいです。
粘着が残るといけませんからね〜。


この作品はデカール加工ですのでギャラリーにはあげませんがこちらで少し画像をご紹介しておきましょう。






明日はデイトナに戻ります
ミニもあるしバイクもあります・・・忙しいな〜!

デカールを貼りますVer.3・・・本日は少々長いですよ(笑)

2017-09-06 20:54:58 | デカール加工
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本日は朝からシトシト雨が降っていました
大降りはしないのですが・・・
気温はそう高く無いけど湿度が高いので何となく過ごしやすいというにはほど遠い天気でしたね。
気温が低くなって来たらてきめんにイチジクとオクラの生長が遅くなりました。
本日は収穫をせず明日に延期致しました(笑)

こんな日は朝からゆっくりと制作を致します。
なぜかこれが一番くつろぐ事が出来ます・・・もう病気ですね。
さて昨日フロントフードのアウトレットのカラーをフラットブラックに塗りましたが、その部分はボディカラーですよというメールが山ほどきました(笑)
中には丁寧に画像を添付して下さったり・・・

しかも私の方で画像が開けなかったのでお願いして再送して頂いたり・・・と
有り難いですね〜
画像まで送って頂くと直さないわけにはいかなくなっちゃいます(笑)
この頃は他人のことに無関心な方も多くなっていますがこうして自分の時間を使って画像を送ってくださる・・・本当に有難いことだと思うのですよ。

私の方も何もせずに塗り替える訳にはゆかないので本日は朝から動画のチェックをしています。
「ルマン 1979」をユーチューブで検索してみますと色々出てきます。
この動画を見ていますとスタート前でしょうか?上側から写している動画が有りましてこれなら少し位写っているかも・・・

終わり際に出てきました・・・ちょっと見にくいですが・・・その部分を拡大しますと・・・
やはりダクトの中はボディカラーらしいですね・・・この角度ですとフラットブラックなら黒く見えるはずです。
最終的に塗り直す事に致します、塗装なら自由自在です(笑)

さてセンターのラインつながりでまだ処置をしていなかったのがフロントフードです。
センター部分は一応デカールが有るのですがラジエターのアウトレットの部分はどう考えても綺麗に貼れる様に見えません・・・
しかも1/24でも1/12の物でも想定しているボディ形状は違うはずですから貼れるはずもないですよね。
ここだけはマスキングをして塗ります。

ホワイトを塗りました・・・
完成品の場合は吹き漏れが有ると大変困る事になりますが・・・。

何とか吹き漏れもなく塗る事が出来ました・・・この時点ではアウトレットのインナーはまだブラックです(笑)

ホワイトを塗った部分は少しだけボカシて塗っていますのでデカールと塗装の質感の違いは余り無いですね。
でもこれなら全部塗ってもよかったかも・・・

ドアのゼッケンを貼って見ました。
が・・・ゼッケンの上側にドライバーネームが入るのですが少し下に下げても隙間がないような気がします・・・
ゼッケンの上下を1mmずつカットしてドライバーネームが入る隙間を開けましょう・・MFHのデータを修正したものでは上下寸法が大きすぎるということですね。
まあボディが違うので当然です、MFHさんが悪いわけではありませんよ、1/18に使うのがどうかしているのですからね(笑)

ここでもう一度実車写真を検証します
右側のゼッケンの前側ですがOvalのステッカーですが・・・ここでは白く見えますね。

こちらはクラッシュした後の画像ですね・・・
ここでは中央部分だけかどうかはわかりにくいですが水色に見えますね。
スタジオ27のデカールはホワイトですがMFHのデカールはこの文字が水色ですね。

この下の写真ですが2つ上の写真と一見同じですが
違いますよね

ミシュランのステッカーがないですしリアウイングのステーとフロントタイヤの前側ののPBのステッカーがない・・・
恐らくはプラクティスのものではないかと思います。
角度が同じなので一見同じ画像に見えてしまいます・・・。

この写真は本戦の最中のものと思います。
ドアのデカールに気をつけてみてください・・・
Ovalのデカールの位置に何か違ったデカールが貼ってあるような気がしますね・・・

そして他の画像を見てみますと・・・やっぱり左右で違います。
MFHのキットにはきちんとデカールが用意されていますのでそれをベースにデカールを作らなければなりません。

こちらの写真を見てみますとフロントタイヤの前側のミシュランがありません・・・ということはPBとミシュランは違うタイミングでスポンサーになったと言う事でしょうか・・・!?
当時はプラクティスのタイムを見てからスポンサーが付くと聞いたことがあるのでこれがそれなんでしょうね。

作らなければならないデカールを塩ビ板に貼っておきます。
と言うのもMFHのデカールの台紙は水色デカールは白や水色なのでスキャナーにかけた場合色が近いのでスキャンしにくいのです。
正確なデータを作るためにもこれは避けられない実にアナログな作業です。

これはスキャナーのプレビューなんですがきっちりと輪郭が読めていますね。

スキャンしたデータをトレースしてデータを作り配置しました。

3色で印刷しています
一番上側のブルーの部分はホワイトをベースにシアンを1度だけ印刷、ホワイトの部分は透け防止にホワイトを2度印刷、」濃紺のピニンファリーナはグレーの上にシアンを1度印刷しています。
工夫で色は無限にできます(笑)

印刷面の保護のためにラッカークリアーを塗っておきました・・・乾燥機を使って強制乾燥です。

忘れていました〜!
NARTのデカールも必要でしたね・・・慌てて追加印刷です。

作ったデカールを貼って見ました・・・
ラッカークリアーを塗ると確かに印刷強度は上がるけどデカールの縁が目立ちますね・・・まあこれはしょうがないかな〜。

反対側はOvalです・・・これが正解ですね。

ホイールは塗り直したのでエアバルブを取り付けてタイヤをはめて元どおりです。

フロントのハチマキにピニンファリーナのデカールを貼って見ました
MFHのデカールは明るいブルーなんですが実車の写真を見ますと紺色に近いダークブルーのように見えるのです。
下地がホワイトだからなのかもしれませんが・・・でも貼ってみるとこのイメージで良いと思われてくるから不思議ですね。

タイヤ・ホイールを取り付けて見ました・・・これでやっとボディが持ち上がりましたね。
いよいよフロントのアウトレットの塗り替えです。

まずはマスキングですね
このマスキングは結構大変なんですよねアウトレットは奥深く続いていますから・・・でどこで見切りをつけるかが大事です
どこで見切れば不自然にならないかが大切ですね。
このミニカーのアウトレットは今マスキングテープが貼ってある部分に少し段が付いていますので・・・ここでマスキングしなさいと言うことなんですね。

ホワイトを塗りました。
ボディカラーはレッドですしセンターのラインもホワイトなので塗装の一発目はホワイトで塗っておきましょう。

塗り分けもありますから一旦マスキングテープを外しておきます。
重ねる場合はマスキングテープを張り替えないとテープを外した時に厚みの部分で下地のカラーが見えてしまうことがあるからですね。
見えたら汚く見えますからね〜。

センターのラインのホワイトになる部分をマスキングします。
吹き漏れがあると嫌ですからねしっかりとマスキングしましょう。

ボディ色に合わせて調色をしたボディカラーを塗って見ました
レッドの場合は少しづつ塗って半乾きの状態で重ねてゆきます(私の場合ですが)重ねてゆきますと少しずつ色が濃くなってきます・・・これで微調整をしています。



本日はかなり長くなってしまったので塗装がうまくいったのかそうでないかは明日のブログで・・・(笑)

デカールを貼りますVer.2

2017-09-05 20:22:37 | デカール加工
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本日は定休日初日です。
お休みが来ますと本当に最近ぐったりしていますよ。
夏の疲れが出たのか・・・それとも先日の納品で疲れたのか・・・それとも歳なんでしょうか・・・!?
まあ確かにこの夏の畑作業はハードでしたね、オクラにブルーバリーと毎日収穫しなければならないものが多すぎました。
来年は少し考えましょう・・・(笑)
今まで夏の作物はサツマイモだったから植えっぱなしで良かったんだけど・・・(笑)

さて雑用はまだ片付いていないですが・・・制作の方をアップしておきましょう。
本日の作業はこちらです・・・
デカール加工を依頼されていますがラインの目処が立ったところでもう一度実車の画像を検証しておきましょう。
Ferrari512BBLM 1979 NARとかで検索しますと色々な画像を見る事ができますがその一つ一つを検証して本当に当時のものか振り分けて行きます。
確証のない画像は残念ながら使えません・・・
そして私が一番あてにしているのがルマン年鑑ですね
過去から現在までの参加車両がほぼ1枚ずつですが写真があります。
このルマン年鑑は私が持っているのは2回出ていたもので最初のものは2冊組で確かヤフオクに出ていたものを買ったはず・・・
もう一冊は3冊組みのもので確かラクーンさんで買ったかな・・・?高価でしたがかなり便利です。
その中の写真から・・・
スタジオ27のデカール用のインストを中心に作業をしてほしい旨言われていますが・・・間違ったものは作れませんのでね。
目に留まったのはこの写真・・・
右のサイドウインドウの後ろ側に何やら白い文字のデカールがありますが・・・残念ながら何のデカールかわかりません。
わかれば作れるのですが・・・どの写真を見ても反対側にはないのです。
そしてもっと問題なのはリアウインドウの一番上側ですがミニカーには黒いハチマキでピニンファリーナの黄色い文字があるのですが・・・ここにはそんなものは写っていませんね。
ここにはインストを見る限りミシュランのデカールですね。

そしてよくわかりませんけど・・・
右のカーナンバーの前側ですがOvalのデカールですがよく見ますと白ではなく薄いブルーの様に見えます。
写真のプリントの問題なのか光の当たり具合なのかその上のクラス表示のデカールの色が飛んでいる事を加味しますとここは水色かと・・・

そしてMFHのインストを見ますとフロントのラジエターアウトレットはブラックの様ですね・・・そういえばスタジオ27のもブラックになっていました。

しかしミニカーは赤のままなので・・・
ここはマスキングして塗りなおしましょう・・・分解せずに塗るのはマスキングが大変ですしリスキー(下に塗ってある塗料が縮れを起こしたり吹き漏れが出たりして汚してしまいます)なのでできるだけ避けたいのですが・・・しかもここは見積もりをしていなかった・・・。
今更遅いですけど・・・(笑)

そしてあのワイパーのとりつく部分にホワイトのラインデカールを貼ろうとして違和感があったのですが・・・
ウインドウのモールがボディ色のままになっています。
ここを塗るならこのワイパーのとりつく部分のデカールを貼る前しかダメなんですね・・・マスキングテープでデカールが剥がれるから・・・。
仕方がないからこのタイイングで・・・

塗りました・・・!?
もう元には戻れません・・・(笑)

外側のマスキングを外しますと何とか大丈夫そう・・・
気がつきました?
Bピラーが巣田ブラックアウトされています・・・ここはご依頼があった部分です・・・つまり見積もりに入っていた部分(笑)

内側のマスキングテープを剥がします・・・
中国製のミニカーで材質が悪いと透明プラスチックが溶けたり白濁したりする場合があります・・・今回は大丈夫そうですね。
神様・仏様に感謝です(笑)
僕は笑うだけですがお客様は追加料金でビクビクかも・・・(爆)

やっぱりこの部分BBRは塗り忘れですね・・・。

さて今度はリアウインドウのハチマキを何とかしなくては・・・
当初ここはデカールと思っていましたが・・・
剥がしてみようと擦りますが取れない・・・
どうやらタンポ印刷らしいとわかっても既に手遅れです・・・印刷は傷だらけ・・・あまりにもショッキングな画像なので公開を自粛しました。
本当は私も動揺してして写真を撮り忘れていただけとも言います(笑)
ペーパーでざっくり落としてから目の細かなペーパーで削り落としています。

コンパウンドを併用して何とかここまで戻しました・・・
しかも周りの縁には傷をつけたくないのでなかなか大変です。

何とかハチマキを落として元々の部品の状態に戻りましたよ・・・これくらいならいいと思います。

しかし問題は中から現れました。
下の画像は前側から見ていますが、リアカウルのヒンジが何と瞬間接着剤でつけられているのです、他にもビスまで・・・
あの黒いハチマキは何とこの接着面を隠すためのものだったのですね。
実車でこの強度がない部分にヒンジがつくことはないですから・・・一難去ってまた一難です。

接着剤の跡はこのようにミシュランのデカールが来ますので何とか隠れました・・・
このデカールは接着痕が隠れるようにほんの少し大きめに作り直しています。
小さな変更ですがデータを大きくして印刷してクリアーを塗って乾燥させ貼り付ける一連の作業が必要ですから手間はかかります。

次は保留していたワイパーの付く部分のデカールです。
ウインドウの枠を塗りましたのでこれでやっとデカールを貼る事が出来ます。
フロントフードを載せておいてからラインが乱れない様に気をつけて貼ります。

続いてリアエンドのラインの部分ですね。
パネルの折り返しの部分もきちんと貼っておきましょう・・・
メッシュの部分でカットしてメッシュとボディの間にいれ込みます。

フロントホイールですがサフを塗ったらホイールの欠けている部分が見つかりました。
気泡が有った様ですね・・・このホイールはプラスチックではなくレジンの様ですね。

欠けてしまったホイールのリムにパテを盛って修正いたします。
特殊なものは使いませんいつものポリパテです。
再びサフを塗ってからシルバーの塗装に備えます・・・。

シルバーを塗ってからクリアーを塗っています。
クリアーを塗るべきか塗らずに仕上げるべきか迷ったのですが、少し明るすぎるように感じましたのでクリアーを塗って仕上げました。
この方が落ち着いたシルバーになっていい感じと思います。

リアウイングのデカールも貼りました。
ここまで来ますと完成まで跡少しであることが理解できます。
完成が楽しみですね・・・。


明日はもう一度実車写真を検証して最終仕上げに臨みましょう。



デカールを貼ります

2017-09-04 22:19:39 | デカール加工
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本日の山陰は天気が大変良かったですが涼しい日が続いています。
こんな時はバイクで少し走ってやれば気持ちがいいのですが・・・
バイクは残念ながら自賠責が切れていますので走れません(笑)

と言うことでいつもの様にオクラの収穫をしてキュウリを見てからイチジクですね。
本日は珍しいお客様がいらっしゃいました。
Cafeの方の厨房器具を買う時にお世話になったサラリーマン時代からお付き合いのある山陰アイホーのOさんが今月20日付で65歳の定年退職と言うことでご挨拶に来られました。
Oさんとの付き合いは結構長くてサラリーマン時代の初め頃からのお付き合いです。
大変長い間お世話になりました。
彼は鹿児島県が出身なのですが当分はたまった雑務をこなして年金生活らしいです。
どうか元気にお過ごしいただきたいな〜と思っております。
見た感じはそんなに歳じゃないんですけどね〜実際今までそんなに歳が離れていることなど思ったことがなかったです。

いつか私もこんな日が来るのかもしれませんが・・・その時はちょっと寂しいかな〜。

さてその後は制作を開始いたしまして
本日はデカール貼りからですね。
この車の場合一番最初に決めたいのがボディの中央に入るラインですね。
中央にブルーその両サイドにホワイトのラインなのですがセンターを決めたいのでマスキングテープの細切りをセンターに貼って見ました。

お客様から使ってもいいよとお預かりしているデカールは1/24のスタジオ27のものとMFHの1/12のキット用のデカールですね。
しかしミニカーは1/18なのでぴったりのものはありません

この状況の中で1/18をデカール加工すると言うなかなか難しい作業ですね。
それぞれのデカールですがボディ形状の違いもありますから仮にスケールが同じでも使えるデカール使えないデカールが出て来ます。
使えそうなデカールはその二つから使って使えないデカールはトレースして作ることにいたします。
まずは使えるデカールから・・・まずセンターのラインですが幅を詰めて1/18になる様にカットします。
幅を詰めたいのですがそのままでは無理です。
ですからセンターのブルーとその隣の白いラインを幅詰めして切り出します。
反対側の白いラインは同じ様に幅を詰めて貼る時に別に貼ることになります。

センターのラインを貼ったままデカールを貼るわけには行きませんのでセンターのラインに沿ってデカールをおきまして白い線にかからない様にギリギリのところにもう一枚のマスキングテープを貼っておきます。
このマスキングテープがガイドになるわけですね。

センターのラインが決まったらその角部分にデカールのカットしたものを置いてガイドラインにマスキングテープを貼って見ましょう・・・案外と簡単ですよね。

ここで気がついたのですがMFHのデカールは印刷表面が結構ザラザラですね。
一度湿気のためにカバー紙に張り付いたのかもしれません・・・

デカールを貼るためにはボディの余分な避けて貼る必要があります。
外せるものは外した方がいいのですがルーフアンテナの根元などは塗装が剥離するのを機にすると付けたままでやりたい気持ちになってしまいます。
今回はアンテナの根元の部分を小径のポンチでカットしましてデカールを貼り付けて見ました。

貼って見ますとこんな感じです
最初は少し凸部分に収まりませんがマークソフターをつけて抑え込んでやれば綺麗に落ち着きます。

反対側のホワイトのラインを貼り付けました
長さが少々長いのでフロントウインドウにはみ出していますがこれはよく切れるカッターで始末します。

カットしてマークソフターを使ってなじませたら綺麗に収まりますね〜。

リアのウイング下側のデカールもこの調子ですね。
ここも同じ様にラインを2分割して貼ってゆきます。

当初はラインが下側にも貼られているのかと思っていましたが・・・どうやら下側は無しの様です。
正直なところ良かったです、下はリアフォグがありましてかなり面倒なのです(笑)

続きましてフロントフードのラインを貼ります
位置決めはルーフの部分と同じなのですが少し形状が複雑ですね。
ここの処理はちょっと考えなければなりません。
デカールを貼ったら少し汚く見えるかもしれませんね〜。

続いてこの部分もちょっと問題があることが発覚しました
どうやらワイパーを外さないとその下のデカールが貼れないのです。
一度ワイパーを取り外しました。


明日も引き続きデカールを貼ったり本日入った急ぎの雑用をこなしてしまいましょう(笑)

BBR 1/18 Ferrari 512BB LM NART 1979

2017-09-02 23:17:07 | デカール加工
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さて本日の仕事もご紹介しておきましょう。
本日は九州からヤフオクで売ったバイクを引き取りにいらっしゃいました。
私の方は古いバイクで見てくれが悪いので落札はされたけど・・・お金もいただいているのだけどキャンセルになったらどうしようかと思っていました。
でも喜んで引き取って御帰りになりました・・・そろそろご自宅にお帰りになったでしょうか・・・?
くれぐれも安全第一でお願いしたいものです。

さて午前中は収穫で2時間ほど、また同級生のお父さんが亡くなられたようなので確認作業やら香典を準備したりと大変忙しかったですね。
まあ忙しい時には忙しいことが重なるものですね。

さて製作ですがフェラーリデイトナの制作も進めなければなりませんが只今製作の準備をしておりますので少し空いてしまいます。
仕事はしなければなりませんからこの空いた時間を使ってデカール加工を進めておきましょう。
ただし今回のデカール加工はちょっと面倒で時間がかかりそうです。
ベースになるのはこのミニカーです。
実は今回送っていただいたFerrari512BB LMは2つ目のミニカーでして最初に送られてきたのはホイールがちょっと違うタイプでした。
今回は1/18の1979年のルマンを走ったカーナンバー64番のNARTチームカーをご依頼いただいていますので星型のホイールの方が都合が良いのです。
私がデカール加工に着手するまでにグズグズしていたらこのタイプが見つかったと言うことで送り直してくださいました・・・グズグズしていたのがちょうどよかったと言うオチ!?

中身はこんな感じです
ボディカラーはレッドでリアウイングはアルミ地で大変都合がいいですね。

リアウインドウの上側の黒いハチマキはなかったような気がしますが・・・ちょっと調べましょう。

ちなみに参考用に一緒に送っていただいたスタジオ27のデカールですが裏側のインストは参考になりますね。
これにもリアウインドウの上側のハチマキはないですね・・・デカールもついていません。

スタジオのデカールはこんな感じですね。
1/24用なので小さくてあまり使う部分がないのです。
普通ならこのデカールをベースに大きくしてデカールを作り直すことになるのですが小さいものを大きくすると誤差が大きくなってしまいましてどうも都合が良くないのです。
その事をお客様にお伝えしましたら・・・

なんとこんなものを用意していらっしゃいました・・・
なんとMFHの1/12用のデカールです。
これを使って・・・無い部分はできるだけ良い方法を駆使してデカール加工をいたします。

まず最初の準備は保険をかけます(笑)
デカールを使ってしまって失敗するとどうにもならなくなってしまいます。
後でもわかるようにスキャンしておきます。

スキャンした画像からデータを起こします。
最初に起こしたのは下が白ベースのデカールの部分ですね。
センターのラインが重なる部分でもありますのでここはどうしても一番先に欲しいのです。

作ったデータで印刷する配置を決めています。
同じスペースならできるだけ予備ができるように配置しています。
今回はハガキサイズに詰め込んで見ました。

印刷を開始いたしました
使ったのはクリアーデカールではなくホワイトデカールで文字はブラックです
このプリンターから出てくる時にはホワイトに見えますが・・・

このホワイトのデカールはシルクスクリーン印刷なんですが少し黄ばんでいますね〜
センターのラインはかなり白いからこれでは使えないかもしれません・・・できるだけ同じようなホワイトにしたいですよね。

右側が最初に印刷したデカールで左側は後で印刷したモデラーズのクリアーデカールを使ったもの。
白の色が全く違いますよね・・・モデラーズのでも完全に白じゃ無いのですけどね・・・このデカールは私の在庫の最後の一枚です・・・。
何か探すか自分で作るかしないとこの方法はもう使えませんね〜。

印刷しただけで何も変わらないように見えますが・・・インクの保護のためにラッカークリアーを塗っています。
普通ならボディに貼ってからウレタンクリアーでコートしますが今回は完成品のデカール加工という事で分解はしませんからクリアーコートができません。
できるだけ印刷を保護したいのでラッカークリアーでコートしておきました。

実車のホイールはシルバーのようなのでボディから取り外しましてタイヤとホイールを分離します。

塗り替えのためにシンナーにつけて塗装を剥離いたします。
そのままサフを塗ってもいいのですが後で剥げた時にゴールドが出てきたら手を抜いたように見えてしまうでしょ!?
ですからきちんと剥がしてサフを塗ってシルバーを塗っておきましょう。
なるべく目の細かなシルバーを塗りたいですね。
そうそうこの時に使うシンナーはウレタン用のシンナーではなくクレオスのシンナーでできるだけ短時間で剥離してシンナーから引き上げるようにしておくべきです。
つけっぱなしですと樹脂が弱ってしまって割れてしまう恐れがあります。

部品を外します
ラインを貼らなければならない部分はできるだけ部品を外しときましょう、後でつけ直した方が仕上がりが綺麗ですからね。
外せなかったのはアンテナのベースの部分ですかね・・・ここはデカールをポンチで小さめに抜いておいて加工を進めます。


さていよいよ明日からはデカールを貼ることができそうですが・・・なかなか先も難題がいっぱいありそうですね〜。
楽しいんだか苦しいんだかよくわからないですよ(笑)