Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ノーズのデカール貼りからラジエターの取り付けです

2013-04-30 20:41:16 | Bluebird 1933
今日は全国的に天気が良く無い様ですね。
島根でも昨夜は雨が降った様で朝には道路が少し塗れていました、空は曇りですがすぐに雨が降って来る様な雲行きではありませんでした。

昨日まで3連休で今日から3日間は仕事と言う方も6日までずっと休みだよって言う方もいらっしゃるでしょうね・・・私は3日まではずっと仕事で4~5日の名古屋オフ会位ですね遊べるのは・・・。
そうそう、毎日メールのチェックをするのですがGWに入る直前位から迷惑メールの数が少なくなりましたね・・・多分迷惑メールを作っている方もお休みなんでしょうか??

GWもお休みでない私は制作を始めます(笑)
昨日印刷したデカールを早速貼ってみました。
普通なら透明なニスの部分を最小限になる様に切って貼りますよね、あれって意味があるんでしょうか?
例えばクリアコートをしない飛行機とかミリタリーモデルの場合にはそれも有りかなと思うんですが、ウレタンクリアーでクリアコートする自動車モデルの場合はクリアコートしてしまえば全く見える事もないですしウレタンクリアーはUVカットになっているので変色も無い・・・
最初から黄変している物はカットしないといけないかもしれませんがこの場合カットだけでは問題の解決にはならないかもしれませんね。

経験上細かくクリアーをカットすると弊害が出て来る事もあるのです。
細かくニスをカットして貼った物にウレタンクリアーを塗った時にデカール表面の表面張力で凹凸が激しくなる事があるのです、激しい凹凸を作ってしまうと面出しをする場合にデカールを削ってしまう危険性が逆に高くなる訳です。
今回の様に国旗の間のV型の部分をカットしてしまいたくなるのですがここをカットするとこの部分のクリアーが凹みますボディ全体としては丸く出っ張った背の部分になりますのでペーパーを使った場合に旗の間を削りやすくなるのです・・・つまりデカールを削りやすくなってしまう訳です。また細かくカットする事でデカールの破断の可能性も大きくなってくるのは言うまでもありません。
今回は複雑な形状に切り抜く事はせず貼っています。


今回せっかくノーズをやり直したので一つ方針を変更する事にしました。
ノーズのインテークのメッシュを取り付ける事にしたのです。
ノーズのインテークにメッシュを取り付ける為にはこのインテークの内側にメッシュを貼る付ける為の段を作らなければなりませんね、実車はどうなっていたのかわかりませんが模型的には段が必要になりますね。
真鍮線をハンダ付けしてから削って段を付けてみましたがこの部分は画像を撮り忘れてしまい画像がありません、どうも集中していると忘れる傾向がありますね。
いきなりですがメッシュを取り付けた画像になります。

金属色ではピンときませんので・・・マットブラックに塗ってもこんな感じです。
インテークにメッシュがあるのか無いのかは結論を出していません、例えばサーキットでレースなら奇麗なコースですが複数の車で走る訳ですから前の車が小石や砂粒を巻き上げるかもしれません、しかしレコードブレーカーは単体で走りますから前を走る車は心配をする必要が無いはずです。
ですからメッシュは不要かもしれません・・・しかし万が一を考えると付けておいた方が良いかな~と言う事になりました

次はラジエターの取り付けです。
最初にラジエターを取り付けてからウォーターパイプを接着しております
次はラジエターの上側を支える細いステーを取り付けております、このステーは左右に1本ずつありましてラジエターの上側が前側に倒れるのを防いでおります。

この時点でもまだ心配でノーズカウルを車体に仮組してみます・・・
クリアーを塗る前なのでまだ奇麗に車体に収まります。

エクステリアを組み立てるついでにヘッドレストを接着してみました、このヘッドレストを取り外しますと中に燃料の給油口があります。









遅れを取り戻す様に・・・

2013-04-29 21:20:55 | Bluebird 1933
GWの連休3日目になりますがいかがお過ごしでしょうか?
今日は午後4時くらいまでは天気も良くて汗ばむくらいの天気でしたね。
夕方には雲が出て来まして今夜は雨ということですがまだ降っていません、今夜は少し降るかもしれませんね。

この所いつも拝見するHPやブログを拝見しますが更新が少ないのはやはり皆さん遊びに出られているんでしょうか?それとも帰省で実家にお帰りなんでしょうか・・・?
まあまたお休み明けにはまた元気で更新をして下さいね(笑)

さて塗装の膜厚から誤差が重なってノーズカウルの脱着が少々難しくなってしまったので仮組をし直すために塗料を剥いてやり直しましたがご覧の方から見ればとんだ遠回りに見えるかもしれませんがこの様なことはそう珍しい事じゃないですね。
意外と遠回りしているんですよ(笑)

遅れを取り戻すためにさっさと塗装をします。
まずはサフです、
このサフも厚く塗ってしまうと、また脱着に支障が出てくる可能性も有りますからなるべく薄く仕上げなければなりませんね。

加熱乾燥をして半日でボディカラーを塗りました。
ボディカラーは予備を残していましたのでその塗料をしっかりと撹拌して塗りました、この再塗装の時にもまずはサフを塗った金属板に試し塗りをしてから塗りますが今回はいくらしっかりと撹拌しても同じ色にならなかったんです、少し濃くなってしまうのです・・・。
理由はよくわからないですが少しホワイトを足して再調色して色を合わせました。
別々にカウルを塗る場合は試し塗りを必ずします、それはたとえ今回の様に同じ塗料を残して置いても同じ事です。
色を合わせる事はそれくらい難しいのです。

ボディカラーが硬化するまでは何もする事が無いので・・・と言う事は無いのですが。
ラジエターがまだ制作してありません。
外観上は出来ていますがまだ完成はしていないのです。
ラジエターはメッシュを作っていないのです。
この時代のラジエターは今の様に縦横の構造になっていません、この当時の物は蜂の巣の様に六角形の構造になっている様です、今となってはどの様な作り方になっているのかまたどの様な作り方なのか分らないのですが・・・。
ハセガワトライツールのエッチング板で六角のメッシュを使います。
ラジエターの必要部分にマスキングテープを貼って型取りしてメッシュに貼って切り出します、当然切り出しただけではきれいに入りませんからペーパーを使って微調整をします。

サフを塗ってメッシュをフラットブラックで仕上げます。
同時にラジエターのメッシュが入る部分もフラットブラックで仕上げておきます、この部分を艶消しにするとメッシュがきれいに引き立つのです。
仮にグロスにするとこの部分が反射するのでメッシュが映えませんね。

塗ったメッシュを取付けるとこんな感じです。
なかなか雰囲気が良いでしょ?

このラジエターにはウォーターラインが無ければなりません、仮組の時には1.2mmのハンダ線でアルミ製のパイプを作っておりましたがその接続には必ずラジエターホースがないといけませんね・・・。
今のラジエターホースはシリコン製だったり少し前でもゴム製の物でしたがそれ以前の物はゴム製のホースの外側を布のメッシュで強化した物が使われていました。
今回のホースはちょっと短めですがシートベルトの幅広の布をハンダ線に巻いております。
ホースバンドはいつものワインキャップの細切りを使っています。
金属色ですが柔らかくて曲げやすいですね。

先程作った物をラジエターに組み合わせています、まだ接着はしていませんが如何でしょう・・・
なかなか雰囲気がでていると思いませんか?

本日はノーズコーンのボディカラーを塗りましたが塗料がまだ柔らかいのでデカールはまだ貼る事が出来ないのですが準備だけはしておきましょう。
データを出して来て印刷をします。

同じ物が何枚でも出来ます・・・何度失敗してもOKですね(笑)
印刷の上にリキッドデカールフィルムを塗っておきますが無ければタミヤの水性アクリルのクリアーを使っても良いですね。
今の日本には良い塗料が揃っていますね、わざわざ専用品を買わなくても全く問題ないですよ。

明日はノーズのデカール貼りとノーズに追加するメッシュの制作ラジエターの組み付けなどをお伝え出来ると思います。
お楽しみに!

エクステリアを進めてゆきます

2013-04-28 20:45:08 | Bluebird 1933
GWの2日目の本日も大変天気が良く穏やかな晴れになりました。
昨日の帰宅時や今朝の出勤時にも県外車のナンバーが目立つ様になりましたね、多分沢山の方が実家に帰省して来られているのでしょう。

本日の私は大変忙しいスケジュールとなりました。
まず店舗のある地区での溝掃除が13:30分から、安来市文化協会の総会が15:00からそのまえに今度の5月3日の刃物まつりにあわせて車の展示の為に洗車もしておかなければいけませんでした。
その上に本日は通常営業日ですのでいつもの仕事はこなさなければなりません・・・フ~ッ

制作は進めなければなりませんね(笑)
本日はエクステリア関係を組み付けます、まずはブレーキ用のリンクカバーです。
この中にはテコの原理を使った機械式のブレーキシステム(そんなたいそうな物じゃないけど)が収まっています。
ボディのモールドとして付いていた物を削りおとして真鍮プレス製の部品を作りました。
穴が2ヶ所開いているのはブレーキ用のワイヤーが出て来る穴です。


この時点でリアホイールのまわりの整流カバーを取り付けます。
これでブレーキドラムとホイールタイヤを取り付ければせっかく作ったリーフスプリングは全くと言って良い程見えなくなってしまいます。
メールを頂いていたOさんご心配を頂きましたが、ほとんど見えなくなってしまうんですね・・・。

さらにブレーキドラムを付けると・・・

ウ~ン見えません・・・ドラムだけでもこれだけ見えないんです。
と言うのもドラムブレーキの性能をあげる為には直径を大きく取ると言うのが一般的でしてこの車の様に高速で走る物はブレーキの性能もそれなりに必要な訳です。


ここで3歩進んで2歩下がるお話を・・・
ノーズの脱着がしにくい事が発覚しましてノーズの合わせをもう一度やり直しております。
シャーシやノーズ本体またインテークに付いた塗料が誤差を生じさせた為にノーズカウルの脱着がやり難い事がわかりましたのでもう一度塗装を落として合わせを直します。
幸いにデカールは印刷すればいくらでも有りますから安心です(笑)

全部色を剥がしてからラジエターを付けた状態で再度仮組をやり直します・・・


何度も仮組を行なって・・・もう良いかな!!??


今日は3歩進んで2歩下がったと言う事で・・・まあこんな日もあります。
いい加減な合わせでお客様にお渡しする訳にはいかないんです。



配線の固定とリアサスペンションの組み立て

2013-04-27 21:19:27 | Bluebird 1933
今日はいい天気で暖かかったですね。
この陽気に誘われてテラスの塗装をしました、日の当たる所で作業をしていると背中が暑く有って来ましたが、風は涼しいので丁度良い感じでしたね。朝一番から始めましたのでお客様のご来店前に全ての塗装を完了する事が出来ました。

その後はいつもの様に制作開始になります。
昨日で配線は終わっていますが機械式タコメーターのケーブルとブルドン管式の油圧計?のケーブルはステアリングシャフトの固定ステーに固定してある様ですのでステーを作って固定致します。
ステーはアルミ製で2本のビスをプレスして表現してあります・・・しかし小さくて見え難いです。
両側はU字型に曲げてケーブルを押さえる様にしてあります。

この部品でケーブルを固定するとこんな感じになります。

これで何とか配線関係は完了になりましたね、少しホッとした様に思います。


これで次はリアサスペンションですがリアサスペンションは少し問題があります。
まあこれはそんな大きな問題ではないのですが塗装によってクリアランスが変わって来ているのです。
必要な部分を剥がしてやれば問題ないのですが剥がす時には必要な部分を剥がしてしまいそうで僅かに緊張感を伴います(笑)
まあこれはいつもの事なので想定内ですね。
無事に塗装を剥がしましてまず右側を組み立てを致しました。
仮組時には0.5mmの真鍮線のピンを使っていましたが最終組み立てではアドラーズネストの六角ボルトを使っています。
サイズは・・・Mだったかな!?

続いて左側も組み立てます。
リーフの部分の固定金具ですが、ここにもアドラーズネストの六角ボルトを使っていますが重要なのはその使い方です。
上側は六角の部分以外は残らない様にしてあります、下側はセンターの部分を少し残す様に加工した物を使っています。
理由はボルトを上から刺して下側でナットを使って固定する感じを表現したかったのです。
逆にすると実車の場合はナットが緩んで外れるとボルトが脱落してしまいます。
この向きならナットが緩んでもボルトは揺るんで外れてもボルトまで抜け落ちる事は無いのです。

明日はエクステリア編をお伝え出来るんじゃないかな・・・お楽しみに!


本日も配線の続きです

2013-04-26 20:50:58 | Bluebird 1933
本日の山陰は・・・不安定な天気で晴れ間が見えたかと思うとにわか雨で遠くの方には雷も聞こえています。
天気予報では晴れだった様な気がしたのですが・・・まあ晴れ間が見えていますから晴れは晴れなんですけど・・・
何となく釈然としない晴れでしたね。
本日は4月26日ですから早い方は明日からお休みのはずなので本日はGW直前日と言う事になります。
皆さん楽しい予定は立てられているでしょうか?私は5月3日は安来刃物まつりの車の展示と5月4日の名古屋オフ会くらいで後は通常の営業状態になっています。(5月1日水曜日は定休日なのでお休みです)

さて本日も昨日に続いてメーターの配線から作業を進めてゆきます。
メーターの裏側の配線のつなぎ方は色々あります、これもメーターが作られた年代によってかなり違って来ます。
メーターを動かす仕組みが違っているからでありまして昔の物は昨日も書きましたがブルドン管式で温度や圧力を測ります。
今の物はセンサーからの電気信号で計りますからその大部分は電気配線になりますがこの1933年当時はまだ電気信号は一般的じゃなくブルドン管の物が多かったと思います。
実際にブルーバードにはどちらのメーターが使われていたのか定かではありませんが両者が混合されていた物と思われます。
ではメーターとケーブルの接続部分をどのように表現するのか・・・
電気配線とブルドン管のどちらともとれる表現(実に曖昧・・・笑)にしておきます。
と言う事で0.3mm程度の黒いコードに昨日ご紹介をした真鍮パイプのジョイントを組み合わせる形としておきました。

まず左側のメーターからケーブルを配線致します。
メーターの裏に接続した後エンジン前部へ配線を通しますがバルクヘッドには事前に配管の通る穴を開けてありましたのでそれを通します。
ここで疑問をもたれた方も・・・気が付かれないか・・・何故エンジン前部に配線を回すの?かですね。
実際に数少ないカウルをかぶっていないエンジンルームの上側の画像(解像度はかなり良くないのですが)があるのですが配線は全てエンジン後部では無く前側まで回っているのです。
理由を考えてみました。
このエンジンは飛行機用のエンジンなので自動車のエンジンとは搭載する向きが反対なんですね。
つまり自動車用ではエンジンの後ろ側にクラッチが付きますので出力の取り出しとなるプロペラが付いている方が後ろを向いている訳です。
本来なら一番前にプロペラがきますのでエンジンの後方に補機類が集まって来ます、この補機類に付くセンサーに配線がつながっているので逆向きに積んだ車の場合は補機類が一番前側についてしまうから配線は全て前まで延ばさなければならないのでしょう。
飛行機の場合軽量化の為も有って補機類とメーターをつなぐ配線はなるべく短い方が都合が良かったのかもしれませんしケーブルが短いと言う事はトラブル防止の点からも優位でしょうね。

次は右側のメーターに配線をします。
こちらは本数が多いので少し雑然としています。
しかも通す所が離れていたりしますので色々な部分をくぐらせないといけません・・・

途中ではこんな部分にも出て来たり致します・・・

やっとエンジン後方のバルクヘッドとの間まで通す事が出来ました・・・結構時間がかかりましたよ。


次はコクピット左下側にある緊急用の燃料ポンプ(もしくはオイルポンプ)です。
このポンプは1932年までの透し図には書いてありますが1933年と思われる物には書いて無いのですが通す図と言っても全て書いてある訳ではありません書ける部分と書けない部分がありますので書いて無くても付いている可能性はあります、特に燃料ポンプの場合は可能性が高いですね。
オイルポンプと言う事になると1932年までのネイピアエンジンはオイルポンプに対する信頼性が低かったのかエンジン始動前に油圧を高めてやる必要が有ったのかもしれませんがロールスロイスエンジンにはそれが無かったとしたらこのポンプは無くなっている可能性が有りますけど・・・
透し図の配管を見るとこのポンプからの配管は燃料タンクに行っている様なので燃料ポンプと言う可能性が非常に高いですが・・・たとえ燃料が切れても車が止まるだけですがその為に緊急用のポンプを付けたのか?と言う疑問は残ります。
とまあ堅苦しい話は別として模型的に面白い形状なのでぜひ真鍮で作ってピカピカに磨きあげたいですね(笑)
まずはハンドルの部分です。
このポンプは手動式でダッシュボード左側に出ているハンドルを操作して油圧を作る様になっています。
これがそのハンドルの部分です。
真鍮丸棒と真鍮角線から削り出してバフを掛けています。


取り付けたのは見え難いですがコクピット左側のスイッチの下側です。
この位置ですと走行中に操作するのは難しいですね、しかも力が必要です(笑)

反対側にはやはり旋盤で削り出した真鍮製のシリンダー部分を取り付けました銅製の配管がつながっている事でそれと判断出来ますね。

その配管は途中で分岐して1本はメーターパネルに入っています、メータとの接続部にはしっかりと真鍮製のジョイントを介しております。