Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日は比較的スムーズですね

2014-11-30 17:53:38 | Ferrari F2008
今日は日曜日なんですが午前中に葬儀に行って来ました。
友人のお父さんが亡くなったのです。
子供の頃友人と亡くなったお父さんの実家(かなり山奥です・・・笑)の山に連れて行ってもらって栗を拾いまたキノコを取った事を思い出しますね。
もう45年くらい前の事ですが脳裏にはしっかりと覚えています、葬儀の最中はそんな事ばかりが思い出されて・・・大変懐かしかったですね。
友人は家業の建具屋さんを継いで立派にやっています・・・自分は?と思うとちょっと残念な気持ちになってしまう事も事実ですが・・・まあこれも人生でしょう。
葬儀から帰りますと火曜日位から雪が降るらしいので畑の野菜にビニールを掛けておきました、そのままにしておきますとレタスは腐ってしまいますからね。
レタス、ルッコラは何とか完了しましたが水菜はビニールが足らなくて・・・また買って来ないといけないですね。
ウ~ン、雪が降るまでに家族の為の4台の車のタイヤも変えないといけませんしね~、これまた忙しいです。
フィアット君はガソリンを入れて冬眠をしてもらわないといけないな~。

昨日ホイールを加工したF2008ですが今日はホイールにタイヤを填めようとしたらタイヤの内側に結構大きめのバリが有るのを発見しました。
先日仮組した時には気がつかなかったのですが他のを確認しますと大きな物と小さな物が有る様ですがこの際奇麗にカットしておく方が良いですね、気が付いたらすぐにするのが良いでしょう。

デザインナイフの刃を新しい物に替えましてカットしてゆきます、まあ古い物でも出来ない事は無いのですが切れない刃でこの様な作業をしますと必ず怪我をします。
だから転ばぬ先の杖という事ですね。

次に仮組です。
フロントから行ないました、ここで気が付かれた方は相当に1/43キットをお作りになっていますね。
ダンパー用のプッシュロッドを接着してからでは車高調整が出来ないのにどうして行なったのか?
実はこのプッシュロッド仮組中は下側しか接着してないのです、つまり上側はフリーで動く訳です。
だからここで車高調整をしてから上側を接着します。

同様の方法でリアもタイヤを取付けます。
車高はばっちりでていますね、この辺りの精度の高さはさすがタメオですね。
まあきつ過ぎる部分も有りますが・・・それは調整すれば良い訳ですから。

そしてノーズも付けて様子を見ます。
何となくかっこいいですね・・・まだ付けなくてはならない空力パーツは残っていますが・・・安心している場合じゃないですね。

ラジエターのインテークの前側に付いているこのフィンは何て言ったんですかね?
この辺りになりますともうわからなくなってしまいます・・・とても車の部品には見えませんね(笑)
こちらもエッジを薄く加工して薄く見える様にしています。

そして反対側も取付けます・・・この時代のF-1を象徴する様な空力パーツですね。
ミラーも鏡の面を少し掘り込みまして鏡を貼付けられる様にしておきました、ミラーのステーは斜め前に突き出していましてこれもまた時代を象徴していますね。セナがいた頃はミラーのステーが細いのがかっこ良かったのにね・・・角度を調節する時にセナが手のひらでポンポンと叩いて向きを調節してたっけ・・・時代が変わった物です(笑)

さて次はインストに沿って展示用のフロントノーズを4つ作ります。
本体用のノーズは穴の部分を深く表現する為にダクトの前側を掘って真鍮板に置き換えをいたしました。
展示用の物も当然ながら同じ加工をしてゆきます、展示用だからといって手抜きはダメですよ(笑)
リューターで掘ってタガネで仕上げましょう。
4つも同じ加工をするのは少し骨が折れますが4つ目くらいになりますと随分慣れて奇麗に仕上る様になりますよ。

真鍮板で蓋を作りましてメタルを盛ります、盛ったメタルは同じキットに入っていたランナーの部分です。
ちょうど役に立ちました。

余分なメタルを削って仕上げます・・・エッジの部分が真鍮板を使う事でシャープになりますね。
良い感じです!

やっと4つ完了しました穴も深くなっていますので良い感じじゃないでしょうか!?

ウイングステーを取付けます。
ここも指定は接着剤の様ですが変な形状の凹みが残ってしまうのも嫌なのでメタルを使って埋めました。
後でひける事も無いと思いますので少し安心します。

ノーズを4つ完成しました・・・やっとです・・・。

もうちょっとで仮組を完了ですね・・・明日は仮組完成を報告出来ると良いですね。

いよいよ12月が近づいて来ましたね~

2014-11-29 21:40:38 | Ferrari F2008
12月が近くなって来ますと今年有った色々な事を思い出しますね。
まあ今年の総括なんて言うと大げさなんですが・・・皆さんはどうでしょうか?
楽しかった事、嬉しかった事、苦しかった事、悲しかった事・・・まあ色々有りましたね。
一番の話題と言えば・・・何だろうな~。
仕事上では一番の作品って決められないですね。
もし仕事の事で決めるならメイクアップの担当だったAさんがお辞めになって、僕の担当が社長のU社長になった事ですね。
この方1/43界では僕が一番尊敬する方ですね。
日本に1/43モデルを伝えた方と言っても間違いないかと思います。
バブル全盛の頃モデルカーレーサーズという本が有りまして、その頃はプラモデルしか作っていなかった私が今や1/43モデルを作りそしてそれを仕事にしているというのは当時では考えられない事なんです。
僕の一生を変えてしまった出会いと言えますね。
そんな方と一緒に仕事が出来ると言うのは大変光栄な事です。
今まではなかなか直接お話をする機械が無い方だったんですが、有り難い事にモデルカーについてお話をする事が出来るという事は僕にとって雲の上を歩く様な物・・・地に足がついていない・・・(笑)
まさか今年こんな展開になるとは全く予期していなかったんです。

さて今日の制作です・・・。
昨日に続いてノーズを作っていますよ、ノーズは昨日の時点でだいたい出来ていましたが今日はウイングを取付けます。
複雑な翼端板は後側のエッジを中心に薄く削っています。前側は少し丸める程度に抑えています。
今回フラップを切って分離するかどうか少し考えましたが下側のエッチング板に少ししか当たらないので後々の強度を考えると重なった部分を深く掘り下げた方が良いのではないかという判断で分割はしておりません。

上側のなんて言うんでしょうか?
ノーズと翼端板を橋渡しする部品を取付けました、この部分は合わせを心配致しましたが何とか大丈夫でした・・・かなり精度がいいですね。
もちろん厚みは薄く削いでいます・・・。

おおまかにボディとシャーシカウルなどが何とか目処がつきましたので、これからタイヤホイールを合わせますが、いつも確認する事が有ります。
ホイールのインナーとスポークの部品をブレーキの部品に合わせてみるのです・・・
こんな事をするのは以前隣町のM君(懐かしいな~元気にされていますかね~最近連絡をしていないな~)確かフェラーリ248F-1だったかな!?を作る時にブレーキの部品がホイールのインナーに干渉してホイールが嵌らないトラブルを起こしていたのを思い出しましてねこの部分だけ合わせてみたのです。
ホイールはブレーキと干渉しなかったのですがスポーク部分がホイールを留めるセンターの部分に届いてないのです。
ホイールとサスペンションが当たってしまいこれ以上ホイールは奥に付かないと言う事はスポーク部分のプレスが甘くて奥に行っていないのか?それともホイールの寸法が違っているのか??

フロントは届かないのだけど後は?と思ったらやっぱり後も届いていません。
まあホイールをブレーキの部品と接着するつもりならこのままでも一向に問題は無いけどね、それじゃあ無理矢理・・・と言う物でしょ。

なのでホイールにスポークを入れてアウター側のホイールを合わせてみると何と隙間が空くじゃないですか~。
と言う事はホイールの寸法が違うんじゃないかな~と。
解決策はホイールインナー側のスポークを押さえる部分を0.35mm程度削ってスポークを奥に追い込めればセンターロックの部分に届きます。

しかしそれを削るという事でホイールの幅がタイヤの幅よりも狭くなってしまうと使えませんので今の状態でタイヤを填めて確認しておきます。
それが下の画像です・・・
ホイールの幅が広いという事は削っても問題は無い・・・と言うか丁度良くなるという事ですね。

フロントホイールは0.35mm削ってスポークを乗せますとセンターロックの位置が丁度良くなりました。

先ほどはインナーとスポークだけだったのでアウターを仮組して取付けてみますと。ホイールの合わせ目も丁度良くなりました。

同様にリアも加工しましょう。
リアは0.4mm削って丁度良い感じになりました。

これでやっと4本のホイールが仮組み出来ました。
そうなんですこれだけ加工してホイールが4本出来ただけです・・・時間がかかりますね~。

加工したホイールにタイヤを填めてみます。
これで幅が狭くなってしまいますと使えなくなります・・・これを確認するまでは安心出来ないです・・・何とかOKですね。

同じホイールを裏から見ると・・・
ねっ!ホイールの幅が丁度良いですよね~。
問題点を考えてみるとホイールのスポークがプレスしてある為にホイールとの接合部が斜めになってしまい奥までスポーク部分が入り込まなかった、又はホイール側の寸法間違いの様な気がしますね。
まあタメオの精度がその程度だったと言えばそれまでなのだけど・・・

他にも気になる部分が・・・
これからはサスペンションの調整をする為に仮組台に固定するのですが、だいたいにタメオのモデルのリアのディフューザーは下がっていましてね~スキッドプレートを展示ベースと正確に平行にするとディフューザーが当たりそうになってしまうんです。
比較的最近のF-1モデルの場合例外無くこんな形状になっている様な気がします。
なので削って水平にしてエッチングに合わせて斜め上に跳ね上げる様な形状に致します。

これでやっと仮組台に取り付ける事が出来ました。


明日はタイヤを仮組して・・・全体の雰囲気が確認出来ると思います。
あ~そうでした展示用のノーズをあと4個も作らなければいけませんでした!!

今日も天気が良いわ~!

2014-11-28 19:19:16 | Ferrari F2008
今日は午前中快晴を思わせる様な天気でして気温も急上昇ですね。
この所の雨と暖かさで畑のタマネギも順調に立って来ました、タマネギは基本的に寒さにも強いはずなんですがやっぱり暖かい方が良いのね~(笑)

メイクアップさんからのご依頼で特注の展示ベースを作っていましたがやっとクリアーが硬化しましたので研いでいます・・・この一研ぎが大切なんですよ。
塗料の表面は僅かながら盛り上がっていますからね~平滑を出す為に研いでいます。
全体を研いだ所はこんな感じですね。

既に程よい艶消し状態に見えますがまだこれでは傷だらけですね。
細かな傷がいっぱい入っていますからこのままでは仕上げにならない・・・
仕上げの艶消しクリアーを塗って完成したらこんな感じですね。
しっとりとしたどちらかと言うと艶消しに近い半艶とでも言いましょうか・・・
たぶん上に載る作品を引き立てセてくれると思います・・・今日はメイクアップさんに届くんじゃないかな。


さてさて今度はメインのF2008ですね。
これだけリアカウルがあちこちに干渉するとリアウイングの方も当たってしまうんじゃないかな~って心配してしまいます。
まあカウルを填める時に干渉する危険性も常にありますからね。
と言う事でリアウイングを組立ててみましょう。
この時代のF-1を私が組む時にはリアウイングの一番下側の部品と翼端板をハンダ付けして位置関係を決めて翼端板のエッチングの凹みにメインのウイングを接着すると言うのがセオリーですね。
今回も同様にします、ガラスの上で翼端板の傾きなどを調節します。

90°反対側ももちろん確認します。
スコヤの角の部分にホコリが・・・きちんと掃除しておきましょう(笑)

完成したリアウイングはこんな感じですね・・・ついでにリアサスペンションのアッパーアームも取付けてみました。
が!ここでまた問題が発生致しました。
アッパーアームの一部がカウルの干渉するのです。
ウ~ンミッションの位置が高いのかそれともサスペンションアームの取付け部分が前過ぎるのかな?
取り敢えず取付け部分を削って下に下げて回避します。

何とかカウルとの接触は回避出来ました。
取付け部分も少し後側にずらしてピンを植える為の穴だけ開けておきます。

何もピンが無かったブレーキ側とミッション後部にも取付けピンを植えておきます・・・まだ穴だけですよ。

何とかリア周りのカウル脱着は目処がつきました、やっとここまでです。
脱着しなかったらもう既に仮組は完了していると思います(笑)
そんな事をぼやいていてもしょうがないからこれからフロントを組みます。
今までの制作を見ていても簡単にノーズが付かないと感じてはいましたが・・・。
やっぱり干渉して付くはずが無い・・・
今回はステアリングギアボックスとノーズ本体が干渉していますね。
ノーズ側にはピトー管は逃げる為の切り欠きが有るのにそんな物関係がない所で既に当たっています・・・

ウ~ンこうなったら
先にダクトの処理をしておきましょう。
このノーズにはノーズ下に穴が開いていてノーズの上側に抜ける様になっています。
ノーズの抜けの穴はこんな感じに行き止まりになっていますからここをそれらしく真鍮板に置き換えてやりましょう。

真鍮板は5枚重ねで削ります。
そうなんですノーズは全部で5個も作らないといいけません・・・。

深く掘り込んでおいてから先ほどの真鍮板で蓋をします。
常套手段とも言います(笑)

余分なメタルを削ってやりますと・・・まだ切り子が残っていますので少々汚いですが・・・。
薄い感じは出ていますね~これを後4個やるのはちょっと大変か・・・さすがに慣れている私でも角の部分をトロッと溶かしそうでね~。

ノーズを支えるピンをどこに埋めようか迷いましたがノーズの中はステアリングギアボックスとピトー管で一杯一杯ですからギアボックスの下側しか場所が無いのです。
ノーズで言いますとこの位置にしかピンが植わらない・・・
長いピンは強度的にも辛くてね細い物だと重いノーズとフロントウイングを支え切れないのです。
丁度良い事にこの部分には蓋が付きますので見えなくはなりますが・・・

ノーズがボディと合体致しました。
これで指で支えてなくても落ちたり致しませんよ(笑)

ここにきてまた小さなトラブル・・・ノーズの下の蓋がステアリングギアボックスに干渉してしまいます。
干渉する部分を削っています・・・
下側が加工済の部品上側が未加工品ですどこが当たるのかわかりますね。

下側の蓋も装着した物をボディに取付けてみました・・・。

このキットはカウルやノーズを装着出来る様にしようと思いますとなかなか手がかかりますね。
この後はウイングを付けてノーズが落ちなければ強度的にはOKという事ですね。
まだまだ先は長い~!(笑)

またまた問題が・・・(笑)

2014-11-27 22:01:30 | Ferrari F2008
昨日は定休日なのでバタバタしていたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。
火曜日の更新が少し早かったのに気が付かれた方はいますかね~。
実は更新の後友人と近所に飲みに出かけました。(水じゃないよ酒!酒!)
度々友人とは会っていますからそう珍しい話しも無いんだけど昔の事とか結構話しましたね。
奴は昔の事をよく覚えているんだな~僕はダメだね。
余り覚えていない・・・と言うか余分な事は忘れてしまうタイプかな(笑)
常にリセットしている感じですね。
まあいいや皆元気そうだったし・・・。
でもちょっと遅くまで飲み過ぎたらしく翌日は二日酔いまででは無かったけど午前中は地に足がついていなかったのは内緒ね!

まあいいや今日の更新です。
今日はもちろん二日酔いでは有りません(笑)
この所F2008用にカラーテストをしています。
この車の頃と言いますとメタリック何だかパールなんだかわからない様な色になっているんですよ。
それでもなるべくウレタンカラーを使いたいからベースになる色を決めましてそれに対して調色してゆこうと考えています。
まず僕がウレタンカラーを使う訳ですが
ボディカラーにラッカー(模型用)の塗料を使って上にウレタンクリアーを塗った場合に縮れは出ませんがクリアーとカラーの間の密着が弱いんですよ。
クリアーの上にマスキングテープを貼って乱暴に剥がすとクリアー層だけが剥がれます。
まあ塗料は使ってみないとわかりません、経験も必要ですし・・・近道は無いかもしれませんが・・・それでもまあ参考まで・・・。
私がした回り道や寄り道はして欲しくないですからね。

ありゃ~話しが横道に逸れてしまった・・・(笑)
2種類の赤をテストしています、一つはタミヤTS39とTS85ですねF2008のタメオ指定の塗料はTS39です。
TS85はタミヤF60の限定カラーですね、どんなカラーなのか興味本位です(笑)

TS85って面白いカラーですね
塗った直後はパールの粒が見えるんですが・・・

ほんの数分後には赤い塗料の中に沈んで見えなくなってしまいます。
同じ部分を写しているんですが・・・パールの粒が見えなくなってしまいます・・・

タメオ指定のTS39で良いと思いますのでそれでウレタン塗料を調色する予定です。
タミヤカラーをそのまま使う予定は無いですよ・・・後で問題が出た例が多いですからね~。
ロータス80やロータス99Tでお客様からの指定だったのでタミヤカラーを使ったら硬化が悪くてね後でデカールが割れちゃったんですね。
もう色を見るだけしか使いません・・・。

さて一昨日でしたか読者のBooさんからコメントを頂いていまして部品を付ける方向が180°反対ではないかと・・・早速インストで確認しましたが・・・インスト通りに後ろの方が高くなる向きですね。

場所とか向きとかわかり難い場合はその後の行程のインストの図面を確認するするのですが、やっぱり私が作った通りですね~。

では、実車は?という事になるのですが・・・これは車体とエンジンを分離して整備中を後ろから見た所ですね。
麗の黒いサメのヒレの様な物は無いですね・・・
車体と分解しているから外しているかもしれませんが・・・

コチラは車体に搭載したままプラクティスの合間でしょうか?
排気管にジャバラ状の排気をピット外に出すパイプが付いています、付いているならこのジャバラの左側くらいですが・・・無いですね。

コチラは上の画像よりも少し重整備中ですかね~リアウイングなども外されていますが・・・排気管の後ろ側には取り付けの為の痕跡も無いですね。

反対側にも無い!?
何故でしょう・・・・?

まあこれ以上探しても何ともなりそうに無いので部品の先側をカットして削って仕上げました、どちらにしてもあのサメのヒレの様な部品が付いているとエンジンカウルが閉まらないのでカットするしか選択肢が無い訳です。
いくつか有った画像を参考にして整形しています。
この時期のタメオのフルディティールのフェラーリモデルは車体にカウルをかぶせる事は全く考えていないんですね。
バラバラで良かったら模型では無く部品ですよね~カウルが装着出来ず展示ベースの上に並べられているだけなら未完成の部品状態ですよね・・・皆さんフルディティールに憧れながらも苦労して組み立てに挑戦されると思うんだけど・・・だから僕はお客さんにフルディティールをご依頼頂くとどうしてもカウルを脱着出来る様にしたくなるんですよ。

それでもカットしただけではカウルが当たってしまいまして閉まりません・・・少し削りました。

Booさんが書いておられたオイルクーラーを取り付けます。
このオイルクラーはミッションオイルかデフオイル用でしょうか容量が小さいのでエンジンではないと思います。

このオイルクーラーはかなり小さな物なのです、一見するとオイルクーラーに見えないくらいなんですが・・・やはりエンジンカウルに当たってしまいますのでカウルの内側を攻め過ぎました、穴が開いてしまいましてメタルを盛っています。
周りの方も十分薄いのでハンダゴテを当てるのと同時に息を吹きかけて冷やしながらメタルを盛ります。

そしてオイルクーラーのダクトです。
最終的に少しだけパテを盛ってスムーズに整形します。



今日も色々有りました~!

2014-11-25 18:01:54 | Ferrari F2008
今日も色々有ったのですが・・・一体どれからお話を書いたら良いのかわかりません。

まず最近有ったお話としては一昨日でしたか、私がフィニッシャーをしている東京の南青山のメイクアップの社長さんから丁寧なメールを頂きました。
前日、少し前に制作したビンセントブラックシャドウがお客様に納品されたのですがその模様を丁寧にお知らせくださいました、ご依頼を頂いた方はたいそうお喜びになっていらっしゃって自分も嬉しかったと書かれていました。
いままで余り納品の時の様子は知らなかったのですが、そんな喜んで頂いたお話を伺うと頑張ったかいも有りますね。
ただ作るだけとか、納めてお金を頂くだけとか、まあ仕事ですから確かにビジネスライクな部分も有るかもしれませんが人を感動させる様な作品を作るチャンスを頂けるだけ有り難い事ですね。
そんな仕事ができる私は大変幸せ者なのかもしれませんね~
改めましてメイクアップのU社長とご依頼を頂いたY様には感謝申し上げますと共にこれから更にチャレンジをしてゆきたいと心から思うのでした。

この数日、そんな嬉しい事が有ったりしましたが今日は朝から病院に行って来ました。
と言ってもお見舞いだったり、私が病気だったりした訳では有りません。
検診ですよ。
それもこの歳にしては珍しいかもしれませんが脳ドックに行ってきました。
これはMRIを使って脳梗塞とか脳血栓とかの病気を早期に発見する為に物でして、ついでに首の動脈の検診(こちらは超音波・・・つまりエコーというヤツですね)も同時に受けて来ました。
結果としてはどこにも異常が無いという事でしたので当分の間は元気に仕事が出来そうですね。
物忘れが多くなって来たのは他の原因の様です(笑)
部品が見えなくなるのは・・・違う問題かな??
最近のMRIはやはり進化しているんですね~随分前に何かの折りにMRIを受けた事が有るのですが当時とは比較にならない位性能が上がっているとき来ました。
つまり細かな部分まではっきりわかるらしい・・・。

今日最初の仕事はショップさんから来た木製展示ベースの塗装を致しました。
これは私の作品ではないのですが少しイレギュラーな大きさのケースが必要になった為に当方にご依頼を頂いた物で数日前に友人のN君に頼んでいた物です。
私が塗装をして送らないとショップさんは仕事にならないですからね~一日も早く納めたいでしょうし・・・ウダウダしているとすぐに12月になってしまいますから責任重大ですね。
僕の所で仕事を遅らす訳にはゆきません・・・(笑)
まずはクリアーから・・・明日はペーパーをかけて艶消し仕上げをして明後日には東京に送れるかな??


そして正規の制作ですね。
今日はF2008のエンジンを載せてカウルが収まる様に削り倒しました(笑)
まずはエンジンだけをシャーシに載せてカウルを載せますが当然ですが全く収まりませんね。
たぶんタメオはこのカウルを脱着する事は全く考えていなかったんですね・・・カウルが2mmくらい持ち上がってしまいますからね・・・
ガシガシと削って何とか納めてから次はエキゾーストを付けてカウルが収まる様に修正します。
この位になりますと一つ部品を付ける度にカウルを調整しないとどこが当たっているのか全くわかりません・・・
途中の画像を撮り忘れましたが・・・最終的に何とかなりました。

次は息抜きでラジエターのエッチングを削り合わせます。
このラジエターはカウルを脱着式にする為に幅を少しだけ詰めていますのでそのままでは使えないのは道理ですね。
なので削って合わせます。
まあこれ位は楽勝の作業ですよ。

左右ともラジエターのエッチングを接着していますが幅を詰めたのはわからない位張り出していますね、これもカウルの一部を真鍮に交換していますので最小限度の幅詰めでOKになったんですね。

エ~ット次の部品は何だっけ?
そうそうバージボードでしたね・・・名前がなかなか出て来ないのは・・・MRIでの診断が間違っていた?いやこれ位は仕方ないかも・・・(笑)
バージボードはエッジを薄く削っています。
まあこれはF-1ですと定番の工作ですね。

次は左右のラジエターホースを取付けます・・・これ位はカウルに干渉しないでしょう・・・と思っていましたがこれで左右ともカウルに干渉します。
恐るべしタメオキット!!

それでも何とか削って納めました・・・。
少しカウルが後にずれていますが何とか収まりますからご安心を!

次はこの部品を付けました・・・何の部品かわからないけど絶対に収まらない形状と大きさです・・・このキット変じゃないっすか??

カウルを取付けるとこんなに持ち上がってしまいます。
このままでじゃあカウルを貫通してしまいますね・・・何のデータでこの部品を作ったんでしょう?


と言う疑問が出た所で今日の制作はタイムアップですね。
続きはまた明後日ですね~。