Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シートキャスティング

2016-06-30 22:44:11 | Nissan Silvia S15
今日で今年の前半戦の半分が終了してしまいましたね。
時間が過ぎるのは本当に早いものです、半年など直ぐに経過してしまいます・・・。
明日から7月で後半戦が始まります・・・今年はどこまで作れるのかな・・・!?

先日、長野県からお越になったK藤さんからお電話を頂きました。
見積もりを楽しみにしていらっしゃる様子が伝わってくるお電話でした。
当店にお立ち寄り頂いた後鳥取砂丘に寄ってお帰りになったらしいのですが、ご自宅の一人(!?一匹??)で留守番のワンコは元気だったでしょうか?
最近は自動で餌を出してくれるマシンが有るそうでそれをセットされていた様ですが・・・聞き忘れました(笑)

さて今日は午前中にアサヒ安来ホロニガ会の会計処理をしておりました。
今日まで最後の請求書が届かなかったので今日やっと今年の会計が締められます。
そして今日中に今月の支払を済ませてから事務局と会計の手数料を支払います、ここまで今日中にいや正確には2時までにして置かなければならないのです。
なかなか大変でした(笑)
なぜ今日中なのかと言いますと来年は他の方に会計役を替わって頂ける事になりましたのでその方の為に早く会計を締めて監査を受けて引き継ぎをしなければなりませんからね。
なにせ7月6日には次の年度の役員会がありますからもうあまり時間が無いのです。

さて製作も進めないとね・・・いけませんよ。
これは仕事ですから・・・皆さんが仕事をされるのと何ら変わりません。
シリコンを流しておいた型を分解してプラ板の継ぎ目に入りこんがシリコンゴムがバリの様になっていますからこれをカットして形状を整えます。
これを切り取らないとP.P.テープを貼った時にレジンの樹脂が漏れてしまいます。

コチラはテールレンズのシリコン型ですがすでに両サイドをカットして原型は取り除いてあります。
テールレンズの形状に穴が開いている状態ですね。

わ〜!やっちゃいました!!(笑)
原型をシリコン型から外す時に折れてしまいました。
注意をしていたんですが・・・

もう一方は十分注意していたので上手く外れました・・・。
ちょっとホッとしました。
まあ壊れた物はしょうが無いので新しく作ったシートを入れて補填しておきましょう、キットを作る時に塗れば何の問題も有りません。ついでですから壊れた物も元に戻しておきましょう。

シートのシリコン型はこんな感じになりました。
シートの後ろ側何やら不規則な形状になっていますがここがカットした部分ですね。
カットしたと言っても穴が開いている訳ではないのです、ここか液体のレジンが出てくる様な事は有りません。

テールランプの方は透明なエポキシ樹脂をキャストしておきました、そうそう一応真空を使って気泡は取り除いておきました。
透明だから良くわからないのですが・・・明日には硬化して脱型出来ると思いますが、エポキシ樹脂は硬化時間が長いのが特着なんですね・・・。

シートの方のファーストキャストですがレジンの量がわかり難かったのでレジンの量が多かったのは見て見ぬ振りでお願いします(笑)
こちらも真空を掛けていますので気泡は少ないと思いますが・・・。

脱型してみますとシートバックの向って左下の方に気泡が1個ずつ入っていますね。
まあこれ位ならパテを入れれば使えるので問題ないのですが、どうせ作るなら少々多めに作っておいた方が良いでしょうからね。
その内また使う事になると思うんですよね。

要領を得て来ますとこの様に綺麗に抜けました。
これなら全く問題ないですね。
一番綺麗に出来た物を1個だけシルビアに使いましょう。

調子に乗ってこんなに・・・(笑)
濡れている様に見えるのはシリコンオフで洗浄しておいたからですね。

ちょっと問題が有るのはシートベルトが貫通する部分ですが、ここはエッチングのパーツが付いていたのですが当初はこれをこのまま使う予定で一緒にキャストしてしまいましたが、ここはやはりエッチングを作って貫通で作りたいですね。

金具の部分は穴をあけて貫通させておきました。
完成品ミニカーでは貫通部分はエッチングの部品こそ付いていますが貫通はしておりませんでした、しかも裏側には穴も空いていません。
シートベルトを貫通させるなら穴が空いていてエッチングは裏側にも必要ですよね。
こだわれば次々ですね〜(笑)

ライトカバーと追加部品のシリコン型の製作

2016-06-29 22:06:58 | Nissan Silvia S15
本日の山陰は、梅雨まっただ中という感じでしょうか。
と言ってもシトシトと雨が降り続いていた訳では無く午前中は湿度が高いながらも雨はポツポツ落ちてくるだけでして濡れる程では有りません。
家内の手伝いでバラ園でバラを植えていました。
気をつけて管理していてもカミキリムシが入ってしまったり病気にもなりまして枯れてゆく木も有りますからね、少しずつの入れ替えはしなければなりません長い間奇麗な物を作る為に交配して来ていますから弱い種類も有るのです。
大変残念な事ですがこれは仕方が有りませんね〜。

そう言えば外で作業をしていますと何所からか鶯の声がします・・・てっきり春に鳴く物と思っていましたが。
一昨日位から近くに来ている様ですね・・・
また鳴き声と言いますと10日程前から蝉が鳴き始めました。
最初に聞いた時には何やら力の無いか弱そうな鳴き声でしたが・・・この数日はかなり力強くなってきましたね。
蝉の声を聞く様になりますと夏が近づいた感じがしますね、まあアトリエの有る所は皆さんが思われるよりもかなり田舎ですからね〜(笑)
皆さんの所は如何ですか?
蝉が鳴いていますか??

さて今日は定休日なのでお客様が来られる心配も有りませんので少し遅めの昼食を家内と食べまして午後からはゆったりと仕事をしています。
少し前に折れてしまったボディのライトの部分にパテを盛っておいた事を覚えておられますでしょうか?
あのパテをボディ面に沿って削っています。
シルビアS15の場合はこのライトカバーと言いますかヘッドライト本体の透明な部分の形状が少し複雑なんですね。
私の印象からしますと両サイドの部分が少し盛り上がっているイメージなんですね。
この盛り上がりが有るのと無いのでは雰囲気がかなり変わってしまうのです。
第一段階としてボディ面に沿ってパテを削りました。

その部分に今度はキメの細かなポリパテを盛っています
最初に削った面が出ない様に削ってゆけば・・・順調にゆけばですが・・・バキュームの原型が出来るはずです。

中央のインテークに近い方は盛り上がらない様に両サイドの部分は少し盛り上がる様に削っています。
透明な部品ではないので雰囲気がわかり難いですが・・・
まあ1/43ですから必要以上にこれを強調してもいけませんし難しい所です。
またこれはバキュームを作ってからの削りかたでも違いが出てくるんじゃないでしょうか・・・よくわかりませんが・・・
このライトのカバーは雰囲気作りが難しい部品の一つですね。

作りかけのボディと並べますとバンパーの部分が削り取られているのがよくわかりますね。
これだけで全く品域が違いますからあくまでも部品だけでイメージをつかまなくてはなりません・・・これが難しいのです。

さて作らなければならない部品の一つであるテールレンズのシリコン型を作りましょう。
これはシリコンを既に流してある所ですね、もちろん真空も掛けていますので後は硬化を待つだけです。

こちらはレカロのシートですね。
こっちもシリコンの中に・・・真空を解除したばかりなので気泡が多少見えますが硬化するまでには消えてしまうでしょう。

使える部品は元々の部品を使います
両サイドのインテークの中には恐らくアミが有ると思います。
写真が無いのでよくわからないのですが・・・普通は有りますよね(笑)
実車の場合何も無くて穴だけ空いている事も有りますから何とも言えないのですが模型的には中に何も無く穴が開いているだけという表現は黒く塗るしか無いのですがそれでは余りにも味気ない物になります。
完成品でもここには網が有る様なので合実車に網が有っても無くても完成品に付いていた網を整形して取付けておく事に致しましょう。
このインテークは形状が変更されているのでそのまま使う事は出来ないんですよね〜。
まずは左側から・・・。

そして右側も・・・
部品は一度塗料を落としまして塗り直しておく事になります。

インテークのメッシュを塗り直すのですから他の部品で塗り直しを必要とする部品も塗装の準備をしておかなければなりません、塗れる物は一緒に塗るのが時間を有効に使う一つの方法なのです。
ヘッドライトの中の部品とドアミラー/サイドブレーキのレバーとかですね。
まだ加工は必要ですが取り敢えずサフは塗らなければなりませんから・・・。

SMTS 1/43 JPS Mr.1 Type76

2016-06-28 21:14:12 | 最近手に入れたキットのご紹介
SMTS 1/43 JPS Mr.1 Type76のタイトルなんですが・・・なぜか下の画像はTameoKitsのLotus Ford 77のキットの画像で少々びっくりされたかもしれませんね。
でもこの画像は間違いでは無いのですこのLotus Ford 77はこの度確かに入手したキットなんですよ。
ただこのキットは部品取りと言いますか改造のベースにしかならないものでしてこれをこのまま作る訳ではないのです。
このLotus Ford 77はキットが発売された当時にメイクアップさんのご依頼で一度製作をした事が有りますが実に良く出来たキットでした。
コクピットはエッチングで折紙細工的に作ってホワイトメタルのボディの中に入れる様になっています。
メタル製のコクピットでは実車の様なアルミのパキパキットしたシャーシを再現出来ないですからこの方法には当時納得したものでした。

キットの内容はこんな感じでして実に組みやすく今見ても最良の方法を考えて有ると思います。

メタルパーツのキャストもかなり綺麗でしてボディの内側にも切削痕が無い物だった様に思います。

タイヤはちょっと白く粉を吹いていますがまあ問題は無いでしょう。

コチラがエッチングパーツですが、コクピット内部のモノコックがこの左下の部分の物ですね。
良い感じに仕上がるんですよ〜。

そしてこれがメインのボディです
今回の計画は当時ロータス77を作った時にこのボディを見て閃いたんですよ(笑)

その昔、子供の頃だったかな。
CGを見ていてロータス76のプレゼンテーションの画像が載っていましてね、それがとっても格好良い訳ですよ。
リアウイングは2枚になっていてインダクションボックスからのカウルがそのリアウイングに向ってス〜ッと伸びていましてフロントは当時流行のくさび形で細いモノコックにつながります。
ボディカラーは勿論JPSでした。

下の画像は本題のSMTS 1/43 JPS Mr.1 Type76なのですが
実はLotus Mr.1 Type76については良いキットに恵まれない車でしてこのSMTSにしても旧SRCの型を使って再販しているのです。形状や大きさは良いとしてもエンジンのクオリティーはTameoには大きく及ばないのです。
実車の戦績がふるわないのでTameo から新しいキットが出る事も無いでしょう・・・

インストを見ますとこんな感じですが、Tameoのキットを見てしまいますとこの内容では少し寂しいですね。


そこでこの2つのキットを使って決定版の1/43 Lotus JPS Mr.1 Type76を作ってみたいのです。
子供の頃に雑誌で見た車を覚えていて、その車を作ってみたいと思ったのです。
当時CGを見たその後にどこかの雑誌でTamiyaの1/12ロータス72をベースにこの1/12Lotus JPS Mr.1 Type76をスクラッチされた作品の写真を見たからなんですね。
誰が作られたのかわかりませんが子供心に素晴らしい作品だった事を今でもよく覚えております。
私が作った作品がどなたかの目にとまり感動して頂ければと思うこの頃です。

シートの手配

2016-06-27 20:16:11 | Nissan Silvia S15
今日は夜から雨が降るらしいけど・・・
一応午前中は晴れていました、午後からは雲が出ましたけどね。
多分昼間は降らなかったと思うけど・・・(笑)
余り外を見ていなかった・・・(笑)

本日はレンタルギャラリーのイベントの予告葉書も印刷しておりました、2ヶ月に1度隣のレンタルギャラリーで行なう展示の予告をハガキでご案内しておりましてそのハガキを作るのが私の仕事なんですね。
これがなかなか時間がかかりましてね・・・(笑)
製作をしながらの作業になります。


今日の制作はタイトルに有る様にシートの手配ですね。
現在製作中のシルビアはノーマルシートですがお客様のご依頼の車はドライバーズシートだけレカロになっていますのでシートを何とかしなくてはなりません。
ノーマルシートにパテを盛って整形しても良いのですが、ここで思い出しました。
同じマーク43のホンダインテグラのキットでは標準でレカロシートが付いていましたね!
フルバケの物は他の車種でもあります、レース車両などは全てそうですのでそちらから外してコピーすれば良いのですが、ロードカーのレカロと言いますとリクライニングするタイプなのでその形のシートはなかなか無いのです。

早速キットを出してみますともう塗裝済のシートが付いていました。
どうやら完成品のラインから取り出して来てキットにされたらしくシートベルトの貫通部分のエッチングは既に取り付け済でした、デカールも貼ってありまして・・・サービスがいいですね。

気になったのがこの部分です・・・
どうやら原型のこの部分の厚みが不足したらしく裏側の見えない部分にマスキングテープを貼付けて型取りをしたらしく一段出っ張っておりました。
まあ完成品では余り見えない部分なのですがせっかくなので本来の厚みまで削っておきました。
これで複製を作りますが脱型する時には手加減をしないと折れてしまう事も有りますね(笑)
でも実物に無い物は削っておくのが私の流儀なので・・・

取り敢えず他の内装パーツと並べてみました・・・
さすがに同じメーカーのパーツですから大きさも丁度良いですね。
メーカーが違う場合は設計コンセプトが色々なので流用と言っても高さや幅に違いが有りまして不自然に見えてしまう事も有りますから手直しが必要になる事も有ります。
お客様のご予算の事も有りますので必要以上に手間をかけてご予算を上げてしまうのも申し訳ないですから、自分の知識の中から最善のパーツを選択する・・・これもまた技術、しかもその流用する為の現物を所有している・・・これも大切な事ですね。

この部品を使ってしまうとこのキットが一つ無駄になってしまいますのでこの様に複製準備ですね。
気泡が入って失敗しても困るので今回は2個複製致します。

そして残念な報告を・・・
プロは2度同じ失敗をしないと書きましたら途端にこれです・・・(笑)
一昨日でしたかウェーブのシリコン型に信越化学のシリコンを流しましたが・・・硬化不良が起きてしまいました。
この組み合わせでシリコンを流した事は無かったのですがウェーブのシリコンに面している部分のシンエツシリコンが硬化不良をおこしておりまして、全く固まっていません。
少し離れた部分は硬化していますので撹拌不良という事は無いですね。

そしてボディの型の方もドロドロです・・・これはウェーブのシリコンが溶けたのでは無くシンエツのシリコンが付いているだけなのですが・・・
この型はもう使えないですね。
廃棄処分と致します、掃除しても奇麗にはなりませんしね・・・。

失敗した物は何かしらリカバーが必要になりますが・・・
本来はボディの形のシリコン型を作って透明レジンを流してテールレンズを作る予定だったのですがボディの型が使えなくなってしまったので他の方法に変更ですね。
取り敢えず折れてしまったファーストキャストのボディからテールランプの部分を切り出しました。
ここにキットのテールレンズを仮止して整形する作戦に変更します。

このテールランプをそのまま使わない理由を述べておかなければなりませんね。
このテールランプはクリアーレッドの樹脂で出来ていましてねバックランプの部分はシルバー、ウインカーの部分はオレンジが塗ってあるのです。
オレンジが塗ってあると言うのが困る部分でしてクリアーレッドではないので透明感が無いのです、やはりレンズですから透明感の有るクリアーオレンジにしたいですよね。
例えばクリアーオレンジのレンズにクリアーレッドを塗ってあるなら透明感の有る良いレンズになったのでしょうけれど・・・クリアーオレンジの上にクリアーレッドを塗ってもクリアーオレンジは発色しないのですよ、ちょっと作り方を間違えちゃいましたね。
まあシリコン型にも蹴られてしまいましたからここはこのレンズを透明の樹脂で複製して塗り分けをしましょう。
細かな部分ですが印象が変わると思いますよ。

こちらもこんな感じにシリコン型を作る準備をします・・・

マフラーの製作

2016-06-26 22:21:23 | Nissan Silvia S15
今日は雨の心配の無い良い天気でしたよ。
昨日隣の畑のおじさんから頂いたオクラの苗を植えて余った畑の部分ですがやっぱりサツマイモのツルを植えておきました。
実は昨日の帰りにスーパーへ行きましたらまだサツマイモのツルを売っていまして、聞きますと最後のツルらしいのでこれを買って植えておく事にしました。
と言う事で芋のツルを50本追加して植えました。
これで今年の初夏の植え付けは終了ですね、後は夏までひたすら草刈りと草取りです(笑)
あ〜その前にブルーベリーの鳥除けをしなければいけませんね。
終わりが無いのも農業ですね。

さてお昼頃からは製作にかかります。
本日は昨日の続きでマフラーの制作からですね。
シルビアS15をお乗りの方でマフラーがノーマルの物を付けていらっしゃるのは少ないと思いますが、この御客様の車もマフラーが変わっている様でして資料写真を付けて頂いております。
画像を拝見する限り「柿本改」のマフラーの様ですね。
この完成品ミニカーには当然ですがノーマルマフラーしか付いておりませんので新たに作る事になります
素材は洋白の丸棒ですねまずはサイレンサーの部分から挽きますが中央にはテールパイプの差し込みの穴をあけておきます。
この柿本のマフラーはタイコの鏡の部分が平では無く「くの字」にプレスされていまして円周上に凹んでいますのでその部分を旋盤で削っておきましょう。
細かな事ですが柿本マフラーの特徴の一つなので再現しておかない訳にはゆかないですね〜。

次はテールパイプですが資料画像を良く見ますとテールパイプのエンドの部分に少しリップが付いている様でしたのでこれも旋盤で削る時にその形状に削っておきます。

マフラーが付くシャーシの後部は斜めに跳ね上げておきました、それはこのマフラーが斜めに跳ね上げた様な形状に取り付けてありますからその再現に・・・との配慮ですね。
但し自然な傾斜が自然に収まる様にサイレンサーの取り付け部分を斜めにフライスで削りを入れて有ります。

サイレンサーの取り付けはピンをサイレンサーに打っておいて位置を決めます。
いい加減な仕事をするならここはエポキシ接着剤で接着するだけで終わりになるのでしょうが・・・常にマフララーの重量がかかりますから耐久性を考えてピンを併用した方が良いでしょう。

もちろんピンも洋白線を使いますから最終的にマフラーと同形状に削りまして仕上げればピンも見えなくなります。
最終組み立てではバフを掛けてから少し焼き色を付けましょうか・・・

後ろから見ますとこんな感じに斜め上側に向く様にマフラーが取り付けられます。
排気口のエッジの厚みはなるべく薄くなる様に仕上げましたが前記の理由(エッジの部分にカエリが付いていますから)で少し厚く見えてしまいます。

次はいよいよタイヤ/ホイールを取り付けて車高を調整致します。
御客様の車にはボルクのTE37が付いていますのでこのホイールではないのですがサイズ的には丁度良い大きさなのでこれで車高出しをしておきます。
下の画像では標準の車高なんですが・・・実車と比べるとちょっと高い様ですね。

少し下げてみました・・・
1.0mmくらいなのですが実車では4.3cm下げた事になりますから結構ですね〜
タイヤとホイールアーチの隙間はこれくらいで実車通りですね。

次は内装ですが
レジン製のシャーシにセンタートンネルの部分やフロントのバルクヘッドが一体にモールドされています。
ご存知の通り今回の製作品ではレジンのボディの事後変形防止の為にシャーシをメタルの板に変更して有りますのでこの部分を新たに作るかまたはこのモールドを移しておかなければなりません。
モールドがダメなら作り直すところでは有るのですがモールドはなかなか優秀なのでこのモールドを移す事にいたします。
まずは前後の余分な部分を切り取ります。
普通なら鋸を床板に沿って切り取るところですよね・・・
でもそうしますと鋸の刃の厚み分だけモールドが低くなってしまいますよね〜。
それではその上に有るダッシュボードの高さが低くなってしまいますからセンタートンネルの高さを元に戻す為の工作を余分に行なわなければなりません。

今回はシャーシを別に作っていますのでひっくり返してフライスに止めておいて裏板をフライスで削ってセンタートンネルを取り出そうという事に致しました。

削り出したバルクヘッドとセンタートンネルを更に加工します。
ABCペダルはモールドが付いていましたがこれは作り直しをしますので削り取っておきました。


明日はドライバーズシートを検討する部分から始めましょうか・・・