Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

納品に行って来ました

2017-01-18 21:21:40 | Benz 280SE

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昨日も少し書きましたが、色々と検討の上で北九州の御客様の所に納品に出掛ける事にしました。
御客様にはご迷惑だったかもしれませんが、作品の安全を考えると一番確実な方法であろうと思います。
まあ一番手間がかかると言えばそうなんですけど・・・

日帰りをする為に朝一番で出掛けました。
自宅の最寄り駅は安来駅です・・・
出発時間は朝5時58分です、まだこんなに暗いのです。
山陰線から山口線を経由して新山口駅まで乗る列車は特急の「スーパーおき」です。


島根県は東西に250km程も有りましてかなり長いですね。
と言う事は車窓からの風景もなかなか楽しめます。
安来を出た所ではまだ雪が有りまして風景も白い風景だったのですが、出雲市を過ぎますとほとんど雪が有りません。
有っても極少なくて昨夜少し降ったのかな?と言った程度です。
そして出雲市を過ぎますと進行方向に向かって右側に日本海が見えて来ます。
この所の荒れ模様でかなり海が荒れていますね。

砂浜でもこんな調子です・・・

山陰線と山口線の分かれ目になるのがこの益田駅です。
山陰線はここから日本海沿いに下関までつながっています。
今回はここから山の中に入って山口線を進みます。

山口県境には山が有りまして県境に近くなりますとこんな感じで雪が深くなります。
この辺りでは私の住む安来市よりも雪が深いですね。

出発してから4時間と少しかかって新山口まで来ました。
新山口ではもう雪は無くどこに雪が降っているのか?って感じでしたね。
日が当たる所では程々暖かく良い日和ですね。

新山口で下関行きの各駅停車に乗り替えました。
10時44分発と言うのがそれです。
新山口では30分程待ち時間が有ったのでゆっくりと散策しました(笑)

下関駅で次の普通電車に乗り替え関門海峡を渡りました・・・いよいよ九州ですね。
そして小倉で日豊線の普通電車に乗り換え到着したのがここ下曽根駅です。
まあご近所の方しかわからないかもしれませんが・・・
ここから徒歩で御客様のお宅に移動します。
天気が良くて暖かく額から汗が出る程と言えばどれだけ天気が良かったかわかりますね。
久々に1時間程歩いたので左足のふくらはぎが痛くなったのは内緒です・・・歳かな!?


事前に自分で届けるとお伝えしておりましたので初対面の御客様が待っていらっしゃいました。
そして無事に作品をお渡しして帰宅の途につきました。
往路と同様な経路で新山口に到着し帰りの「スーパーおき」の自由席に乗り込みました。
御客様は少なくてガラガラでどこにでも座れそうだったので右側の一番前に座ってみました。
ここには運転席との間にガラスが有りましてこんな感じで前の線路が見えるのです。

ズームアップしてみますとこんな感じ・・・
正面を見ていますがカメラの位置が線路と一致していない様に見えますが列車は左側の線路を走っているのです。
向こうからも電車が来ましたね、この電車は右側の線路に入って来ます。
この電車は右側から来るのですがこの右側は山陽本線で左側に行きますと山口線です。


山口線に入りますと安来駅までほとんどず〜っと単線なんです。


これで昨年末からの懸案の仕事が完了致しました、年末年始お休み無く仕事をして来ましたがこれでやっと一段落ですね。
御陰さまで責任も果たせました、また一つ肩の荷がおりた感じです。

帰りは缶ビールで無事仕事が終わった祝杯をあげたのは言うまでも有りません。

追加作業です

2017-01-16 20:46:09 | Benz 280SE

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今日も降ったり止んだり雪だったり雨だったりなかなか忙しい天気でしたね。
まるで私の頭の中を見越した様な天気でした。
気温は少し上がったのか積っているいる雪は少しずつ溶け始めています。
それでも進入路の雪かきはやめられず、朝一番の仕事はそれでした。
今日はそんなに雪の量が無かったので40分くらいだったでしょうか・・・丁度良い運動でした。

さて本日最初の仕事はストラトスだったのですが少し前にも書きました様に先日送ったメルセデスベンツ280SEが運送途中に破損したという連絡が来ていました。
昨日戻って来るかと思っていたのですが、何故だか今日午前中にも戻って来ませんでした。
午後一番になってやっと戻って来ました・・・。
早々に荷物を確認しますと確かにクーラーユニットが外れています、その他にもリアのパワーウインドウのスイッチが1個行方不明になっています。
持って来てくれた宅配便さんに余りくどくどと言ってもどうにもなりません、今後の手続き伺っておきました。
まあ保険に入っているはずなので大丈夫でしょう。

今私に出来るのは早く確実に直して一刻も早く御客様の手元にお届けする事です。
きちんとお手元にお届けするまでは私の責任です。

展示ベースから外しますとスペーサーの部分にこんな痕が付いていまして衝撃がかなり大きかった事が想像されます。
この部分にはスペーサーが遊んだ様で塗料が白い粉の様になっていました。

コチラがフロント側のスペーサーの痕です、こちらも凹みになっていまして白く粉の様になった塗料が見て取れますね。
この部分も残して置いたフラットクリアーを塗って補修しておきました。

脱落してしまったクーラーユニットを取り付ける為には一度分解しないとけませんので・・・バラバラにしました。
他の部分には傷が付かなかったのは不幸中の幸いです。
リアシートの左側のパワーウインドウのスイッチが無いのが見えますね。
外れたこのスイッチはどこに行ったのかわかりませんでした。

クーラーユニットを取り付けました。
接着面は結構有るので接着だけにしていましたが後々問題が出ると困りますので真鍮線を植えて取り付けピンにしましてダッシュボードの下側に穴をあけて取り付ける様にしておきました。
これで少々の事では外れないと思います。

無くなってしまったパワーウインドウのスイッチは新たに作っておきました。
自分で作った部品なのでいくら行方不明になってしまっても何度でも作り直せますよね〜例えなくなっても全く心配は要りません、楽勝です(笑)

組み立てたメルセデスベンツを再び展示ベースの上にネジ止めします。
アクリルのカバーは宅配便さんの!?手油や埃等でドロドロだったので綺麗に掃除をしまして完成です。


この後エアキャップで梱包しまして納品に備えます。
明日は朝一番で納品の為に北九州に行って来ます、最初に書きましたが納品して手渡す所までは私の責任ですからね〜、宅配便さんは私が依頼した私の代理なんです。
私の中では1月15日が納品期限、すでにそれを過ぎてしまっていますからね安全に確実にと言う事になりますと自分で出向くのがベストでしょう。

最終組立てVer.6

2017-01-13 18:21:56 | Benz 280SE

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本日は朝から雪の舞う寒い一日でした。
10〜15分位降ると止みますので積雪にはなりませんが、それでも一瞬中庭が白くなりまして冬だという事を思い知らされますね。
これまで結構暖かい日が有ったのでこんな物かと思っていたら・・・そう簡単に春は来ないですよね。

まあそんな寒い話しも有りますが、地元の島根トヨタさんのフリーペーパー「ここみ」に載せて頂きました。
各島根トヨタの営業所で配布されている様です、トヨタのお客様には営業さんが持って来られるかもしれません・・・ガス屋さんの時代には年に4回この様なフリーペーパーを配って歩きましたね。

まあ載っているのはちょっとだけですよ・・・(笑)
ショーケースの中の1/18のフェアレディZのパンデムは既に有りませんので・・・念のため。


本日の制作はメルセデスベンツの展示ベースの加工からですね。
今回は展示ベースが大きいのでいつも使っている頂き物のボール盤では懐の寸法が足らなくて穴が加工出来ない事がわかりました。
しかたがないのでフライス盤を使って穴を加工しましたよ。
ちょっと回転が速過ぎるので使い難かったですね。
ダイヤルで回転を落とせますが今度はモーターが小さくてトルクが無いのでキリが止まってしまいます。

次はミニカーの下に入れるスペーサーを作りました。
素材は何で作ろうか迷いましたが洋白の丸棒で作りました。
1/18ですから重量も有りますし車体の下側がプラスチックなので、金属でなくても良いかな〜と思ったりしましたが横から見た場合に見えてしまいますから見栄えも考えて洋白と言う結論です。
まあアルミと比べると削りやすいですからね。

裏側には車名と年式そしてサインと制作番号完成した年月を入れておきました。
まあ特に意味はないのですがいつもの決まり事です。

この時点でまだ付けてないのがフロントグリルとリアのエンブレムですね。
グリルは上側のベンツのマークが細いので引っ掛けてしまうと困るので後回しになっていました。
この後で取り付けておきました。

そして展示ベースの上側にプレートを作っておこうと思いまして1.0mmのアルミ板に車体番号を刻印しておきました。
年式的に言えば恐らく車検証上は職権打刻してあると思うのですが幸いな事に資料写真の中にウェスタン自動車のプレートが有りましてそこに元々の車体番号が刻まれておりました。
話しが横道に逸れますが・・・
日本では古い輸入車は国内登録時に職権打刻される事が多く職権打刻されてしまいますと元々の番号は刻印で消されてしまいます。1996年頃に乗っていたバーキンセブンはこれでしたね。
歴史の有る車体番号(例えばルマンを走った車だったり)を消されてしまうと本物かどうかの見極めが出来なくなりますので歴史的な価値が無くなってしまう場合も有るのです。現在は輸入車に有っても全て職権打刻を受ける事は有りませんので大丈夫なんですが、元の車体番号が無くなってしまうと補修部品を探す事も出来なくなってしまいますから制度がどこかの時点で変わったんですね。
当方のフェラーリ348Zagatoは元々の車体番号で登録をされています。
話しが脱線してしまいましたね、元に戻しましょう。

こんな感じで完成間近になりました。
元々のミニカーとくらべますと全く違った車に見えるのは私だけでしょうか??(笑)

最後にトランクのエンブレムを取り付けましょう・・・。
このエンブレムはメタルインレットの様な感じですがタミヤのメタルインレットしか知らないのですが、それと比べますと少し薄い感じですね。
裏の糊が弱っていると困りますからクリアーボンドを使って貼付けておきます。


これで完成という事になりました。
朝一番でお電話を頂きまして発送で納品という事になりましたので午後から発送しておきました。
自分の中で15日までに納品出来るスケジュールだったので一日早くお手元にお届け出来る事になりました。
喜んで頂ければ幸いです。

最終組立てVer.5

2017-01-12 21:45:12 | Benz 280SE

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今日は一日中寒い一日でした。
風も強くて時々雨や雪が混じっていました、遠くの山の方を、見ますとあれは雪が降っているな〜と思わせるには十分の景色です。
この週末は雪の予報が出ていますが、ラジオによれば平野部でも積雪が有るかもしれないという事なので大山のスキー場は大喜びでしょう。
雪が無くてスキー場は完全に閉鎖されていた所も有ったらしいですからね。

さて製作です、もうちょっとで完成するのでメルセデスベンツを進めます。
ここまで来たらもう完成までラストスパートですね。

昨日ご紹介したドアミラーですが左のドアには取り付け用の穴が有りますのでそれをそのまま使えば取り付けは問題ないのですが右側は穴が無いのですまあ元々右のドアミラーは付いていなかったので穴が無くても当たり前なのです。
このタイミングでここに穴を開けるのはリスキーなのですが穴を開けなければ前に進めません。
しかもドアはアルミダイキャストなので硬くてドリルも滑る可能性が有るのです。
キリを滑らせる事も無く何とか穴を開ける事が出来ました。
この後はドアミラーを無事に取り付けました。

コチラは元有った穴に取り付けたドアミラーです。
自作したミラーとは思えませんよね(笑)

メルセデスベンツ用の展示ベースに塗ったウレタンクリアーが硬化しました。
一晩置いておきましたので十分硬くなっている様です。
ただ木にウレタンクリアーを塗った場合乾燥機で加温する事は出来ません。
加温しますと木の中に有る空気が膨張して泡を吹いてしまいます、ですから硬化は時間を十分に掛けて硬化を待つしか有りません。

他の展示ベースも一緒に塗りましたのでここで中研ぎを入れておきます。
下地を出さない様にと言うのは同じ事ですね。

そしてラッカーのフラットクリアーを塗っておきました。
このフラットクリアーですが一気に沢山塗ってはなりません、一気に塗ってしまいますと下のウレタンが縮れてしまいます。
少しずつ何度も重ねてゆきます。

さてさてここからは守備範囲外の製作です。
実車のクーラーユニットのツマミに何やら人形の様な物がぶら下がっているのですが画像良く見ますとどうやらサルのマスコットの様なんですね。
このマスコットは胴体の部分がかなり細く紙粘土等では作れない大きさの様なのです。
その上にヒモの様な物でぶら下がっていますので少し重量が無いとブラブラしないのです。
ということなのでここは金属で作る事にいたしました。
得意の(!?)真鍮で作ってみます・・・。

頭はメタルを溶かした物で再現しました・・・何とかなりそうですね。

色を塗ってとり付けてみました。
まあ雰囲気は良い様な気がします。
やはり無いよりは有った方が良いですね。

紙粘土で作ったテディベアです。
幾つか作ってみましたがどれも完璧とは言い難いです(笑)
今日はこれを作ろうと思っていましたので紙粘土を買いに近くのホームセンターに行ってみましたが・・・紙粘土が無いのです。
紙粘土を探して歩く事3件目でやっと紙粘土が見つかりました。
紙粘土って色々なタイプが有る様ですね、従来の重たいタイプとフワフワと軽いタイプが有るのですね。
軽い物は乾燥が早いらしいので軽い物を選択しました。

さっそくシートに座らせてみました、大きさと雰囲気を確認しました。
まあ形状はともかく大きさは良いですね。
テディベアの様に大きさが決まっていない物はなかなか難しいですね。
車の部品ならある程度大きさの理解は出来るのですけどね。

色を塗ってみました。
塗料は特殊な物では有りません普通のラッカーです。
使い慣れている物が一番良いと思います。
実物の場合は目と鼻は艶のある樹脂製の物を縫い付けられている様ですのでエポキシ接着剤にエナメル塗料を混ぜて着色した物を爪楊枝を使って所定の位置にさしております。
それでも目を入れますと何となくそれらしく見えて来ますね。

塗ったテディベアをシートに取り付けました。
接着剤を使うとシートの塗装が荒れてしまうかもしれませんので木工ボンドで接着してあります。
軽いタイプの紙粘土を使ったのはここを木工ボンドで付けたいからと言うのも有ったのです。
重量が有りますと外れやすくなりますからね〜。

下の画像の右側の白い紙は何でしょう?
良く見ますと何やら印刷がされています・・・。
白い紙の左側は御客様に送って頂いた資料画像ですがテディベアが写っていますね・・・良く見ますと左の耳の部分にメルセデスベンツのタグが付いていますね。
右側の白い紙に印刷してあるのはこのタグの部分なのです。

ちょっと大きめですがタグを右の耳にとり付けてみました・・・如何でしょうか?

さてテディベアも完成した事ですし組み上げてゆきましょう。
内装をボディに取り付けますがトランクのヒンジが内装の部分に干渉してしまいます。
何度も仮組を繰り返しますがどうもうまく収まりませんので内装の裏側を削っておきました・・・
元々上手く収まっていたのに何故でしょうか?訳がわからないのですがまあ取合えず何とかなりましたからこれで良いと思います。

最低限の調整でこの通り収まりました。
この後ヒンジを組み立てておきましたが何の問題も無く開閉が可能でした。


明日は全て組み立てて展示ベースに取り付けますといよいよ完成ですね。
完成したら御客様にご連絡を入れて納品の日取りを決めましょう。

最終組立てVer.4

2017-01-11 17:54:59 | Benz 280SE

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本日の山陰は数日前の天気予報に雪らしいマークが有ったと思ったのですが今朝の天気予報では一日中曇りの天気に変わっていましたね。
夕方には何やら白い物がチラチラしていた様なのですが・・・。

本日も一日中アトリエにこもって仕事をしていました。
少し前に作ったフロントの海外用のナンバープレートステーはこんな感じでナンバープレートの両サイドに少し見える程度です。
アルミ板で作ったナンバープレートは六角ボルトでこのステーに止めてある様に見えますね。

これも少し前にプラ板で作ったETC(多分)のアンテナです。
取り付け位置はルームミラーの少し右側の様ですね。
ほんの僅かに見えるコードも作ってありますし、このアンテナは実物通りに両面テープで貼付けています。
理由は接着剤でまたフロントガラスが白濁すると嫌だからです。
何度も同じミスはしませんよ(笑)


そして昨日届いたメルセデスベンツ用の木製の展示ベースです。
朝一番でオイルステンを塗って色調を整えております。
白っぽい物には濃いめに、木の色が濃い物は薄めの色を選んで塗っています。
それでも木は同じ色調にならないので使う時に今度はバランスを取る事になります。

少し前にフェンダーアーチの部分に細切りのデカールを貼っていましたがどうも幅が広く感じましたのでここをやり直しました。
デカールは柔らかいので細く切るにも限界があります。
それにこれはモールとボディが直接当たらない様に断面がU型のゴムを被せていると想像していますのでボディからほんの僅か出っ張っていると思うのです。
それならと言う事で1/43のF-1モデルに使う細いビニールコードをクリアーボンドで接着しました。
これなら材質も表面上は間違いでは無いと思うし何しろ細いから見栄えがいいはず。

後側もこの通り細くてスッキリと収まりました。
見た目はこちらの方が抜群に良いと思います。

そして今日のメインイベントです。
左右のドアに付いているミラーを作ります。
と言うのもこのミニカーには左側しかドアミラーが無いのですが、今作っている物は国内でナンバーを正式に取得していますから左右にドアミラーが無ければなりません。
しかし左側のミラーをいくら複製しても右側のミラーにはなりませんし・・・
左右で同じ質感の物を作るには左右とも作り直しになってしまうのです。
まずは取り付けの台座の部分です、1.8mmの洋白線を潰します。

そしてミラーまでのステーを貫通させる為に斜めに穴を開けます。
下側に貫通させた訳は貫通した下側の部分はドアに開けた穴に差し込んで接着する為ですね。

ステーは1.0mmの洋白線をドリルレースでテーパー状に削ったものを差し込んで曲げています。
取り付けはハンダ付けですね。

次はミラー部分です。
このミラー部分はちょっと大変でして前側になる部分は中央が盛り上がった形状になっていますのでフライスを使って洋白の10mmの丸棒の断面を削って加工しております。
割り出し円テーブルで4面が出る様に削っています。

削ったらこんな感じになりますちょうど中央にピラミッドの様な出っ張りが有りますね、ここがミラーの正面側になるのです。

同様にフライスを使って大体の大きさになる様に外周を削っています。
これも割り出し円テーブルを使って削ってやれば同じ物を削る事が出来ますので少しだけ楽ですね、と言っても最終的には手仕上げが必要です。

先程の端面を今度は旋盤に固定して突っ切りバイトで切り離します。
センターがずれているのは実物がそうだからですね。
ここからは手仕上げです。

全体に少しだけ丸みを付ける様に削っています。
形状が整ったら次はステーを差し込む穴を開けます。
裏側まで貫通しない様に注意をします、せっかく洋白で作ったのですから磨いて仕上げたいじゃないですか。

ミラーとステーをハンダ付けして大体の形になりましたね。

余分なハンダをペーパーで落とします。
余分なハンダが付いていますとバフを掛けた時に黒くなってしまうのです、細かな配慮が必要です。

いよいよバフを掛けてミラーの完成ですね。


今日はここまでです。
実はミラー面を作るのに3度(6個)もやり直してしまいました。
ミラーはなかなか難しいですね、明日はいよいよ守備範囲外の物を作りますよ。
明日も頑張ろう〜!