Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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PM飛んでいますね~!(笑)

2013-10-31 18:56:31 | Lotus Seven S2
数日前にペキモのワタナベさんが風が吹いて空気が奇麗になったと書かれていました、そしてその後数日で日本にPM2.5が届く様に書かれていましたが書かれた翌日から山陰はPM2.5が来ている様でして遠くの山が霞んで見えません。
中国と日本は近い事を実感しますね~。(笑)
ワタナベさんにPM2.5注意報を出して頂いた方が良いのじゃないかと・・・

昨日は定休日でしたがこの所中庭の芝を刈っておりませんでしたので今年最後になるかもしれない芝刈りを行ないました。
伸びたままで冬を越すと枯れた葉が邪魔をして春の新芽が出難くなる様でしてこの辺りで奇麗にしておきたいですね。

さて今日は朝からPM2.5が飛んでいましたが20km程離れたお客様の所に薪を取りに行っていました。
何でも薪をお作りになっていたおじいさんが昨年末に他界されたとの事で途中になっていた薪の引き取り手を捜していらっしゃった様なんですね。某お客さんが当Cafeで薪ストーブを使っている事を思い出されてご紹介頂きました。
ゼンリンの地図にも載っていない位山の中という事で途中で待ち合わせて伺ったのですが裏山が岡の様になっていてそこが山の山頂と言う立地ですね・・・これじゃあゼンリンにも出ていないはずだわ~!!
まるで天空の城ラピュタの世界ですね。
こんなに人里離れた所でアトリエを持てたら良いな~と・・・(笑)
100束の薪を2往復してCafe横の倉庫に運び込みまして冬の備えも準備万端です、いつからストーブを焚いても大丈夫薪が切れる事は有りません。皆さんに暖かい冬を過ごして頂けそうです。

さて制作ですが上記の作業により制作の時間がかなり押して来ましたのでセブンの塗装の経過をご報告致しましょう。
一昨日Fフェンダーの裏側になる部分にパテを盛りました。
ここは完成後にもかなり良く見えます、ボディの表面と同じレベルでの仕上げが必要になります。

パテはこの辺りで完了しましていよいよ塗装に入ります。
まずはエンジンですがこの車はフォードの4気筒OHVエンジンを積んでいます.
エンジンと言うと皆さんは銀色のアルミ地肌を想像されるのではないでしょうか?この車のエンジンはかなり古い設計のエンジンなのでエンジンブロックやシリンダーヘッドも全て鋳鉄製なのです。
つまり何かペンキを塗っておかないと錆びてしまう訳ですね。
国産のエンジンでは全て鋳鉄のガソリンエンジンは少ないのです、シリンダーヘッドは放熱の関係からアルミ合金である事が多いのですが・・・
このエンジンはフォードの純正色であるブルーを塗っております、デジカメではブルーの色調が今一つ正確に伝わらないのですがクレオスのネービーブルーの様な色合いと思って頂ければ良いのかな・・・もう少し明るいかもしれないですが・・・

4枚のフェンダーはサフの上からグリーンに・・・

ノーズコーンは下塗りでホワイトを塗っています。(照明の関係からクリーム色に見えていますがホワイトです)
最終的にはイエローにしたいのですがサフのグレーの上では奇麗に発色しないので下塗りのホワイトは欠かせないのです。

やっとノーズコーンにイエローを塗りました。

ホイールは一昨日アイボリーで塗っていますがラッカークリアーを重ねて艶の調子をボディと揃えます。

エキゾーストのサイレンサーはシルバーをベースにガンメタでグラデーションを入れております。
シルバーだけですと何となく平たい感じなので・・・少し調子を変えてみました。

明日は4枚のフェンダーとノーズコーンにウレタンクリアーを塗りたいと思います。
予定どおりにいけば良いですが・・・。


セブンの塗装を開始致しました

2013-10-29 18:40:58 | Lotus Seven S2
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今日も暑い位の日射しでしたね、本当にアトリにこもって仕事をしているのが勿体無いくらいの天気でした。
アトリエの中でも窓から日が射すと暑い位でしたね、窓を開けると心地良い風が入りましたのでさすがにエアコンはいれませんが、風がなかったらかなり暑かったのではないかと・・・。

一昨日、セブンはサフを入れましたので今日はサフを研いでボディ面を出しています。
最初のサフなので面を直していくとほとんどサフが無くなってしまう位研いでいます、ここで不要な凹凸を残してしまいますと後々影響が出て来ますから徹底的に修正致します。
下の画像はノーズコーンですね。
ノーズの修正箇所はフロントサスペンションの前側の張り出しが大き過ぎますので半分くらいになる様に修正をしておきましょう・・・画像では指の陰になっていますが上側の僅かに見える部分でこの部分が小さくなっているのがわかります。

フロントフェンダーは実はいまだに大きな問題を抱えていまして上から見ると取り付けピンが見えてしまいます。
フェンダーが斜めにボディに付きますので谷になっている部分で見えてしまうのです。
どの様に解決するかと言うとピンの見える部分を少し厚くしてやります。
ガイドにする為にプラ板の細切りを接着しています。

パテを入れました。
さきほどのFフェンダーが見えますでしょうか?全体の厚みを少し増しておいて厚みの部分からピンが出る様にしたいのです。

ボディのサイドパネルにクリアーを塗っています。
この部分に使うのは厚みを付けたくないのでラッカーを使っています、ただそのままでは密着が良くないので下地にミッチャクロンを使った訳です。

ボンネットも同様に何度かラッカークリアーを塗ります。
埃が付くとその都度中研ぎを入れて平滑を保ちます、なかなか難しい・・・。

シャーシもサフを研ぎました。
と言っても金属の下地が出る程には研いでいません、と言うかこの部分は角線や丸線で組んでいますので余程余分なハンダが残っていない限り下地が出る程は研ぎません。

ホイールにも塗裝をしました。
色はちょっと迷ったのですが当時よく有ったアイボリーホワイトです、ただホイールが小さいので普通のホワイトにしか見えません。

フレームにグレーを塗りました。
如何でしょうか?いちおうCGのスーパーセブンの本のレストア後の車のグレーに合わせてみました。
グレーに少しだけシアンを入れてブルーグレーの様な感じにしましたがそう極端にブルーがかっている訳では有りません。

フロントフェンダーのパテを研ぎました。
こんな感じならピンが見える事も有りません。

フェンダーの裏も結構良く見えますのでパテをあてて整えておきます。
ここは良く見えますから手抜きはダメですよ(笑)

明日は定休日なので中庭の芝刈りを致します・・・明日も結構ハードな一日になりそう。

Fフェンダーラインがちょっと・・・

2013-10-28 21:06:27 | Ferrari250TR NART 1958
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今日も朝から良い天気で仕事日和ですね。
今日は前振り無しでお仕事を致しましょう(笑)

250TRのキットは元キットがフェニックスなので形状は人気のあるキットではないかと思います。
世間での評判はかなり良いと理解をしています、今回はフェニックスをベースにしたミネルバのキットなのでフェニックスに準じていると思いますが・・・でも正しいのかと言われればウ~ンと思ってしまう部分も多々有ります。
私の中で最大の部分がこの部分でしてかなりボディの形状が違う様に感じてしまいます。
キットのボディでは

実車では・・・

よくわからないかもしれませんがエンジン内の熱気を抜く為のダクトの上側に前から来るFフェンダーの峰の長さが意外と短いのですつまりダクトの上側のカブリがもっと短いという事なんですね。
上の黒い実車は有名な車両ですが個体差であると申し訳ないので他の車両を見てみると・・・やっぱり短いですね。

CMCのミニカーはどの車両を参考にしたのかわかりませんがこんな感じですね。
CMCでも結構長めのかぶりになっています、でもミネルバよりも短い・・・。

しかも左右でダクトの高さがわずかに違っています・・・ザックリ0.8~0.5mm程右が高い・・・ウ~ン困った。

ダクトの高さは後で穴を開けて削り込んで解消するにしてもフェンダーの長さはちょっと修正が困難だね~。
フェンダーが後まで長いから上から見るとこんな具合に見えます、一見常識的な形状をしていますが実車はこの部分にもう一つくびれが有る様に見えるのです。

片側だけ修正してみました。
写真の取り方で右側のくびれが良く見えませんが、左側よりも右側の方がくびれが出来ました。

調子に乗って反対側も直してみました。
基準になる場所を決める為にフェンダーの後ろ側を削ってしまいました。

荒く大きめのヤスリで面が狂わない様に削ってゆきます。

加工をしていないボディが上側、加工を施したボディが下側、フェンダーの角度や長さが変わっているのがわかりますね。
この後タイヤホイールとあわせてみて角度を変えたい場合にはフェンダーアーチの前側が上がる様に削ってから後ろ側を斜めに削りそろえれば良い感じになるのではないかと思います。

たったこれだけですが・・・4台分を直す事になるとかなり時間がかかってしまいますね~。
250TRの次の加工はフロントのインテークの開口ですかね、ここも厚みがかなり有りますので大変なんですよね~やった事が有る人にしかわかりません(笑)

セブンは塗裝工程に

2013-10-27 21:43:56 | Lotus Seven S2
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今日は朝少し雲がありましたが午前中には太陽が照りつけまして、日が当たると結構暑かったですね。
やっと台風一過という事でしょうか(笑)本当に秋らしい天気ですね。
隣のビニールハウスで作物を作っているおばさんの依れば当分こんな天気が続くらしいので秋の気候を楽しめそうですね。

昨日アセトンに浸けたセブンは分解出来ました。

金属仕上げの物はもう一度800番のペーパーで磨きをかけておきます。
余り細かな物で磨くと洋白独特の黄ばみが出て来ますから少し荒めのペーパーで仕上げます。
画像は床板なので裏表ともクリアー仕上げをしたいので磨きも当然ながら裏表両面になります。

シャーシもリアの外板以外を全て外して塗装をいたします、このようにする事でエンジンフードを外した時にボディの内側のボディの外板の裏側は金属色でパイピフレームはグレーに見えるはずです。実車も恐らくその様になっているんじゃないかな!?

サフを塗りました。
ボディ後部の外板はマスキングをしておきました。
予定ではこのままサフを塗ってラッカーのグレーを塗ります、ラッカーを使うのは外板を取付けなければならないので塗膜の厚みを嫌う為です。
その後に外板部分にミッチャクロンを塗ってからラッカークリアーで仕上げます。

外板など金属色仕上げになる部分にはミッチャクロンを缶から出しておいてエアブラシにて塗装しました。
この後ラッカークリアーにて仕上げます。
ボディカラーはウレタンを使用してウレタンクリアーで仕上げます、きれいに出来ると良いですが・・・。

まだまだ不安定な天気ですね~

2013-10-26 21:13:12 | Lotus Seven S2
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本日は台風一過の晴天を期待したのですが、曇りで昼からは一時的にどしゃ降りの雨が降っています。
そう長く続かないのですがたまたま外に出ていたら降って来まして急いで屋内に避難しました。
秋の天気は移り変わりが早いですね~女心と秋の空とはよく言ったものです(笑)

マイバッハは本日午後には製作解説書が完成致しましたので東京に向けて出発致しました、お客様に喜んで頂ければ幸いです。
さてマイバッハが嫁いで行ったという事になりますと次は何を作ろうか・・・?と言う事になりますが250TRの複数製作もそのままになっていますし、セブンも有りますね。

今日は一番完成が近くなっているセブンを作ってゆきましょう。
ここからは当分の間セブンが2、250TRが1の割合で作ってゆくと11月20日頃までにはセブンを仕上げる事が出来ますかね~!?まあ目標はそんな感じにしておきます(笑)

久々にセブンを出してどこまで作っていたのか確認してみます・・・どうもリアのロールバーを作れば塗装に入れる様な感じがします。
では今日はロールバーから始めます。
ご依頼者の某ショップからロールバーを付けておいて欲しいと依頼がありますので付けておかなければなりませんね。
現在制作中のシリーズ2と言われる物には標準ではロールバーが付いていない事が多い様です。シリーズ2でロールバーが装着されているのは草レースに出ていた車両が多く色々な形状のロールバーが付いていましてこれはオーナーが勝手にロールバーを取付けていた物と思われます、ですから決まった形状は無いみたいですね。
一番良く見る(自然に見えるもの)はケーターハムスーパーセブンの物でしょうか、メーンフープが台形の物で後ろ側の補強が少し細いパイプで2本付けてある物ですね。
素材はステンレスかメッキで中には塗装の物も有りますが今回はどの仕様でも作れる様に洋白線でロールバーを作る事にいたします。
まずはメインフープです

接着用の足をハンダ付けしましてリアのダンパーの上側のマウント辺りに固定します。

書き忘れましたがメインフープは0.9mm洋白線です。
実際に合わせてみると1.0mmではちょっと太すぎます(ケーターハムなら1.0mmでもOKかなしかしロータスセブンS2はもっと華奢に見えるのです)し0.8mmでは少し細い・・・間を取った訳ですね。
斜めの補強は0.7mm、これも0.6mmでは細すぎますし0.8mmでは太すぎます。

これで仮組を完了です。
これからアセトンに浸けて分解をしますがセブンはちょっと面倒です。

と言うのもレジンの部品や金属の部品が混在しますのでまずレジンの部品を分解しないとアセトンに浸けられません・・・

そうでしたエンジンブロックもレジンでしたのでエンジンを降ろします。このエンジンブロックは少し幅が広いので少し狭く加工をしたいですね。
塗装までに少しいじるかもしれません。

セブンの本を見ると発売当初キットの状態で売っていたセブンの画像を見る事が有りますが下の画像はさしずめ組み立て途中のセブンの様ですね・・・これでアセトンに浸けます。

浸けました!

セブンは小さいので小瓶の中にアセトンを入れて明日朝まで浸けておきます。
明日はセブンの手直しを少し行ってから塗装に入れたら良いですね。