Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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忘れ物一つと制作報告書の制作

2020-05-15 19:57:06 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰は午前中は曇り夕方から雨の予報が出ていまして・・・
ちょっと早めでしたが午後からは雨が降ってきました。

ちょっと蒸し暑い如何にも雨の前の様な感じでしたね〜
雨の前と言いますと畑に苗を植えるには絶妙なタイミングになります植えた後にも灌水はするのですが、沢山灌水しても雨には敵わないのです。
一雨降りますと作物も元気に良く育ちますからね〜。
今日は朝から少し前に種を蒔いたグリーンリーフ/サニーレタスを植えておきました。
シトシトと雨が降ってくれると嬉しいな〜

さてここで業務連絡です。
新しいパーツのご案内です
これは何かわかりますか?

もっと拡大しますと・・・
こんなものです〜大きさはゴマ粒くらいです(笑)

前置きはこれ位にして・・・
1/43用のアルミ製エアバルブを発売致します
フルディティールのスペアタイヤに使うと1台当たり5個のエアバルブが必要になりますので今回は10個入りです。
またプロポーションモデルなら1個や2個ピンセットで飛ばしてしまっても安心です。
お値段は1セット(10個入り)で950円(税別)となります
そして・・・
中国で始まったコロナウイルスの問題で長い間お待たせしております1/12ワタナベホイールですが今月末再販開始の予定となりました。
但し中国での人件費や原材料の高騰、またコロナウイルスで飛行機の運行が減便されておりまして輸送コストも通常時よりもかなり上がってしまいました。
輸送コストが今まで通りに落ち着く事は当分の間見込めない状況を考慮致しまして高価な送料を支払っての再販となります。
今回の再販では従来の価格を変更させていただき5200円(税別)とさせて頂きますのでよろしくお願い致します。
当方に直接ご予約を頂いている方には価格変更によるキャンセルを受け付けますので発売までにご検討頂きご連絡を頂きます様お願い致します。
他にも1/12ポルシェ934ホイールとRosso製1/12ホンダNSXをタイプRに変更出来るトランスキットも僅かながら再販致しますのでご希望の方はご連絡を頂ければと思います。


さて本日の本業は昨日気が付いた部分から・・・
昨日、完成写真を写しておりまして何か足らない気がしまして・・・
もう一度資料写真と見比べましたらリアのサイドウインドウに貼られている矢印型のミッレミリアのステッカーを貼り忘れていたのを発見して貼っておきました。
まあここはクリアーコートする所ではないのでチャックが甘かった?いや最後に貼ろうと思っていたので忘れてしまったんですね。
お客様にお届けする前で良かったです・・・(笑)

そしてブログを全て印刷しています
レーザープリンターですと早いのですけどね〜
画質はインクジェットの方が良いのでインクジェットプリンターで印刷しています・・・。
まあここまできて急いでも失敗の元になりますから今日はお休みを頂いたと思ってゆっくりやりましょう。

そしてクリアーファイルに綴じてゆきます
こうして有りますと後でも読み易いので・・・
綴じながら順番に間違いが無いのか読みながら入れてゆきますと途中の作業を思い出すんですよね。

全部で5冊にもなりました。

このままではどれが最初なのかわかり難いので・・・。
背表紙にラベルを作って貼ります


これをもちましてAlfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloceの制作を取り敢えず終了致します。
後日納品が出来れば本当に完了となります、お客様が喜んで頂ければ嬉しいですね。

明日からはミニピックアップと修理を再開致します、お待ちのお客様大変お待たせしておりますご期待下さい。

ステップの部品を取付けて完成です

2020-05-14 21:31:07 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰も良く晴れて暑い一日でしたね。
今シーズン2回目のエアコンのを始動しました〜!!
私のアトリエは狭いし換気が良く無いのでついついエアコンに頼ってしまいがちですね〜
まあ塗装とかの時には湿度管理が出来て良いのですけどね、全部、全ての面で良いというのは難しいかもしれません。

本日も朝から本業をしております。
昨日、塗装した足下マットに踵が当たる部分だけゴムのマットで補強してありますのでそのゴムの部分を接着しました
この部分はマットと一体ではなく質感も違いますから塗装での表現ではなくて鉛の板にタガネを使って溝を入れています。
タガネと言っても模型用の超硬タガネでは無く板金工作用の物で鉛の板に当てておきまして金槌で叩いて曲面を生かした仕上げとなる様に工夫しています。
超硬タガネでスジ彫りを彫る様な加工をしますとどうしてもカクカクした表現になってしまうので加工方法を変えてあります。
この後でマットの角の部分のステッチが角ばっていて柔らかい感じがしないので多少筆でタッチアップしてマットらしい柔らかな感じを追加してみました。

それを早速車内に敷いてみましたよ。
如何でしょうか?
何となく雰囲気が出て来た様な気がするのは私の贔屓目でしょうか??(笑)
このマットの取り付けですが・・・ここは後で変更になる可能性が有りますので薄い両面テープを使って固定しています。
接着してしまうと外す時には壊す時になりますから・・・そのとき僕はもう模型を作っていないかもしれませんが・・・先々の事を考えますとこの車のオーナーさんは僕よりも少しお若いので例え同じ年齢まで生きられたとしても長生き出来るはずなのです。
どなたかに修理してもらえる様に敢えて両面テープを使っています(笑)

さてもう少しで完成しますが・・・
もう一つ作らなければならない物が有ります
ステップの上に付いているアルミのプレートなんですよね。
車に乗降りする時にどうしてもステップの部分に靴とかが当たってしまうのでここの塗装を守る為にアルミのプレートが付いているのです。
その部分にジュリエッタと言う文字が入っているのでここはデカールを作って置きます。

そしてこのアルミのプレートを作る為に0.3mmのアルミ板で試作品を作りましたが・・・
何とドアと干渉して使えなかったので廃棄しました。
と言うのもこのミニカーのステップはダイキャストミニカーの宿命でボディの下側の絞り込みがほとんど無い構造なのですよね。
何故かと言いますとダイキャストは金型を必要としますからボディの下側を絞りますと中型を分割式にしない限り抜けないのです
無理をしますと型を痛めたり作ったボディが壊れたりしますからダイキャストミニカーの宿命なんですね。
それを解消する為に内装を作った時にフロアの両サイドのステップの部分をプラの角棒で作り直していましたよね。
その部分にかろうじてステップのアルミプレートを付ける事が出来るのです。
でもドアに干渉してしまう部分も有りますからステップのアルミ板は0.1mmで作り直しました。
でも0.1mmのアルミ板でもウレタンクリアーで塗装をしますとドアを開けたり締めたりしますとクリアーの表面に薄らと線が入るのです(笑)
なので無塗装でデカールだけを貼ることしか出来ませんでした。
でも無いよりも良いかな〜(笑)

展示ベースの上に乗せて位置を確認します
僕の場合は何もプレートが無い場合は中央より少し後側ですね。

そして展示ベースに固定用の穴を開けまして
この作業は結構緊張するのです。
穴を開けるのを失敗したり場所が違ってしまいますとその展示ベースは使えなくなってしまうんですよね・・・高価な展示ベースが・・・。


そしてもう一度展示ベースから外しまして
作品の写真を撮ります


この後特製の桐箱に入れて納品を待つ事になります。

今回はお客様が大阪という事も有りましてまだ緊急事態宣言が解除されていません(5月14日のお昼の時点で)のでバスや電車を使って納品させて頂く事が出来そうに有りません。
現在納品に関してはご相談中とだけ申し上げておきましょう。

明日はブログを印刷しまして先にお客様にお送りする予定です。
楽しんで下されば嬉しいですね。

ウインドウのステッカーと足下マットの制作

2020-05-13 20:55:35 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰は朝一番は西の空に黒い雲が出ていまして・・・昨夜の天気予報では0%だったはずなのに〜天気予報の嘘つき!
って思っていましたが出勤する頃には青い空が広がりまして一日中良い天気でした・・・天気予報さん疑って申し訳有りませんでした(笑)

出勤したらブルーベリーの手入れをしたり枯れてしまった木を植え替えたり・・・
あっと言う間にお昼になってしまいました。
収穫した物はニンニクの芽くらいかな〜。
今夜のオカズになります(笑)

そしてふと庭の角のアーモンドの木に目をやりますと今年は結構なっていますね〜アーモンド!
収穫まではもう少しかかりますけど今年はやっと自家製のアーモンドを食べられるかもしれません。
何年か前に少しだけ収穫したのですが・・・家内が無くしてしまいました。
本当にどこに行ったのか?なのです。
これがアーモンドの実ですよ。


さて午後からになりましたが今日も本業を進めておきます
修理や制作をお待ちに無っている方も多いので早く・・・と思いますが、なかなかいい加減な事はしたく無いので・・・(滝汗!!)
左のリアクォーターウインドにオーナーズクラブのステッカーを貼ります
まずはベースになる白い物ですね
この白のデカールには中央に白い丸、その上下に西暦で年とオーナーズクラブの名前が書かれています

で・・・中央の白い丸の部分の上に今度はレーザープリンターで印刷した物を貼り合わせますとフルカラーでの再現が可能になります。
本当ならイラストレーターで一つ一つ書き越す事をすればアルプスプリンターでも再現は可能ですが余りにも小さいのでプリンターの印刷限界という物が有りますからここは時間の無駄にならない様に処理をする必要が有ります。
私の場合仕事で作りますのでお客様に過大な請求書をお送りする訳にもいかずどうやって再現するのかという事とお金がいくらかかるのかという事全体のバランスで仕事をしてゆきます。

運転席の前の上側にもステッカーが貼られています
これは以前にイラストレーターで作った物ですね
今になってやっと貼りました
このミニカーはウインドウがプラスチック製なのですが・・・本来ならデカールを貼りますとクリアーコートをして研ぎ出して仕上げますが最近のミニカーのウインドの中にはクリアー(ラッカークリアーでも)を塗りますと白濁してしまう物が有りますのでクリアーコートはしません。
これは経験から来る危険回避なんですよね。
ウインドウが白濁してしまったら・・・作れないですからね(笑)

次は昨日予告しておりましたFフェンダーのウインカーですね
丸の形ですと楽なんですが少し水滴型と言うか三角形なので・・・まずは旋盤でアルリルの丸棒をベースとなる大きさに削り出しました

削り出した部分をヤスリで削って断面が理想のウインカーの形状になる様にしています
丸でもないし三角でもない・・・敢えて言うなら少し水滴型というのかな〜なかなか難しい
そして再び旋盤を使って切り出してレンズを作ります
それを少し大きめに切り出したアルミ板に貼って再びアルミ板を削ります
レンズよりも少し大きめになる様にするのが目標ですね。

次はウインカーの付く位置を決めましょう
マスキングテープの細切りを貼って高さを出しますテープの上側が取付け高さですね
ヘッドライトからの寸法はお客様がメージャーを当てて写真を撮って頂いていましたのでそれを1/18に計算して位置を出しています。
但しボディの形状の違いに依る修正はしていませんので・・・悪しからず。
サイドからの写真と見比べると良い感じなんで透けけどね。
この後ウインカーを塗装して接着してウインカーは完了です。
残念ながら写真を撮り忘れてしまいました(笑)


これで完成!と思ったのですが
お客様が最後に送って下さった写真の中に足元に紫色系のフロアマットが写っていましてね
最初の写真では無いですけど・・・
念のために作って置く事にしておきます
マスキングテープで型取りします
もうボディとシャーシを外すのが困難なのでこの方法しか有りません(笑)

マスキングテープで型取りした物を古ハガキに貼付けて切り出します
何故古ハガキかと言いますと・・・
部品を作る前に実際に先に敷いてみるのですが固い物だと塗装に傷が付く恐れが有ります、逆に柔らかい物ですと変形するので敷き易いのですが本チャンのアルミ板で作ったフロアマットが変形しないので足元に入らない恐れが出てきます。
丁度良い硬さなのが古ハガキなのです。

こんな感じで敷いてみます
この時には丸める部分は実際に丸めてみます
例えば助手席の足元はまだ曲げてないので平たい古ハガキですがこの後一度取り出しまして曲げて入れてみます。
そう言う作業もやり易いのが古ハガキなんですよね。

今度はドライバーズシート側です
こちらはまだやり難いですよ・・・
ABCペダルが付いていますし、ステアリングも有ります。

次は古ハガキの型紙をアルミ板に写して切り取って曲げます・・・
こんな感じに敷かれます
簡単に出来ている様に見えるかもしれませんが・・・何度もやり直しますので時間はかかっています(笑)

一つ忘れ物が有りましたよ
センタートンネルの上側(シフトレバーの前)にもマットが有りました
多分これはリアのセンター用を流用されたのかな??

そして塗装をしました
写真を見ますとブルーなのですが少し紫色が入っている様に見えます
紫色って難しいんですよね〜(笑)
そして周囲のステッチはグレーのステッチがされているみたいなのでマスキングして塗り分けましょう
但し余り強く塗ってしまうとグレーが強過ぎるのでグレーはパラッと塗る程度にしておきます。


塗料が乾かないので今日はこの辺りでタイムアップかな〜!!
明日はマットを敷きましてドアの下のアルミのプレートを作りましょう・・・
これでもう忘れ物は無いはずです。

本日はワイパーの取付けです

2020-05-12 19:42:17 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日の山陰は曇りですね
天気予報では晴れ!と言っていましたが・・・
午前中はどう見てもこれは曇りです、午後からは晴れて天気が良くなったですよね〜(笑)

本日は実車の整備からです
ブレーキとかサスペンションとか重要保安部品ですので免許の無い方は自分で整備をされない様にお願い致します。
私は免許が有りませんが自分のなので自己責任で整備しております。

今日は定休日なので雑用からのスタートです(笑)
実母が乗っていたマツダのフレア(スズキワゴンRのOEM車)ですが今年5月28日で車検になります。
いつもの年なら自分でユーザー車検を通しますが・・・
今年はどうしようかと・・・と言うのも車に乗るのは私と家内なので今乗っているスマートで十分なのです
これも今年の2月にユーザー車検をしたばかりなのです。
でも家族4人で出掛ける時には無いと不便ですしね〜と言う事で一応車検を受ける方向で準備を進めています
ジャッキアップして確認したらフロントサスペンションのボールジョイントのブーツが少しヒビが入っていましてね。
車検時に切れていなければ車検は通るはずなんですが、その後2年保つのかと言われると少々心配なので交換しておくとにしました。
少しずつ手を入れる事でリスクを回避出来るはずなのです。
と言う事で近くの部品商から買って来たのがこちらのブーツです

では実車のどこに付いているのかと言いますと
フロントサスペンションのロアアームのストラットの下側になります。
写真ではひび割れはこの程度なの?
って感じですがステアリングを切りますと少し広がります。
一番の問題は次の車検まで保つのかと言う事なんですよね(笑)

ボールジョイントを固定している緩み止めのピンを外しナットは半分くらいまで緩めます。
決して全部緩めないのはこの次の工程を考えているからですね。
次の工程はボールジョイントが入っている部分をハンマーで叩きますとボ−ルジョイントが外れます。
最近はボールジョイントプーラーも有りますが・・・僕は古式ゆかしいこの方法で外します。
万が一ネジの部分にハンマーが当たってしまうとネジ山を潰してしまうのでナットを残しておくのです。
六角ナットを緩めて外し痛んだブーツを外します。
ブーツを外したらこのリングを外して残しておきますよ
この部品はブーツをロアアームに固定する為の大事な部品なのです。

外したブーツからブーツの固定用のリングを外します
このリングがまた大変なのです

ブーツを填めた後にこのリングを根元まで填めないといけないのですよね
ブーツは既に新しいグリスを詰めていますのでそう簡単には小さくする事が出来ないし元々の形状が中央部分が膨らんだ感じなので・・・そう簡単に通せないのです。

そこでアルミ板を円錐形に丸めておきましてブーツに被せます
その上からリングをしたの方に押し込みまして・・・
最後はこんな感じにアルミ板を取り除きますと何とかリングを取り付ける事が出来ました

多少グリスが出ていますが・・・
まあこれくらいなら問題無いと思います
気をつけなければならないのはリングを付ける時にゴムブーツを傷つけてしまわない事ですね。
傷が付きますと元も子もないです・・・

続いてボールエンドをアップライトの穴の中に入れてロックの為のナットを締めたらだいぶ元に戻りましたね

最後に緩み止めのピンを新しくして取付けておきましょう
古い物でも良いかもしれませんが錆びていましたので新しい物と取り替えておきました。

次はブレーキですね
フロントのブレーキパッドが残り3mm程になっていましてね
そろそろ交換時期なのですが・・・
まだ3mm有りますので大丈夫かな〜と思って師匠のKさんに電話しましたらまあ安い物なんだから交換した方が良いよって言われたのでここはあっさりと交換する事に・・・
いつもの部品商で新品を買ったら6300円・・・
ネット通販だと最安値は1300円
どっちを買うのか・・・しばし考えましたがブレーキは命を乗せていますからね〜。
高くても6300円で・・・・(笑)
僕だけが乗るなら1300円で良いのだけど家内が乗ったりする可能性が有りますし、決して安物がダメな訳では有りませんから・・・
いままで整備していてパッドとシューのベースの板がポロッと外れた経験が有りましてね。
そんなのを見ますとこの部分だけは高くてもきちんとした物を買っておいた方が良いかな〜と思っています。

新しいパッドを組み替えました
動く部分には少しだけラバーグリスを塗っておきましょう、これも師匠の見よう見まねですね(笑)

これで近日中にユーザー車検を受けに行って来ます。
自営業になる前から自分の車は自分で修理して車検を受けています、あのカウンタックLP400でも・・・さすがに車検は民間車検場でしたけど、キャブ調整やちょっとした修理は全て自分で行なっていました。
今のFerrariはさすがに難しいですけどインジェクションの不調くらいなら何とかなります(笑)
現代の新車は不調になる事が無く素人が手を入れる隙間は全く無いので面白く無いですね、だから余り欲しいとは思わないんですよね。

自動車の整備は今までの経験を生かせば何も難しい事は有りません、むしろ楽しい物なのです。

さて本業を始めましょう!!
昨日ままでで一応見れる様になったエンジンルームはボンネットを締めておきます(笑)
・・・ボンネットを締めた所で次の仕事が見えてきましたね。
何かって!?
ワイパーですよ(笑)
この穴の部分に取付けなければなりませんから・・・嫌でも見えてしまいます。

したの写真が元々のミニカーに付いていたワイパーの部品です。
これ・・・ワイパ−に見えますか?
なんかもうグダグダですよね〜(笑)
まあ5000円までの1/18ミニカーならまあしょうがないな〜と言えるのだけど。
とても私の作品には使えるレベルじゃない・・・

と言う事で洋白線を潰した物や洋白帯金を使って作り直してみました
ブレードの部分は一応リンクみたいになっているのがわかりますかね〜
ちょっと写真が悪いかな??

ちょっと磨きますとこんなに綺麗になりますよ
細かなディティールまで見えてきます。
実車はシルバーみたいな感じ・・・まさか塗装じゃないと思うけど・・・。

次はこれです・・・
何かわからない?
デスよね
普通の模型用のプラグコードとして売っている黒い被覆銅線ですね
問題は何に使うかです!!

ここに使うんですよね〜
ワイパーブレードです
窓を拭く為のゴムの部品ですね
もう接着してありますけど・・・わかりますよね。

したの写真でピンセットでつかんでいるのが今回制作したワイパーです
その下側がミニカーの元々のワイパーです
何か気が付きませんか?
細かいディティールが有るのは今回作った物なのですが・・・他には?

向きが違うでしょ?
ミニカーのワイパーのストップの位置は左側、今回作った物はストップの位置が右側なんですね。
ワイパーのストップ位置に付いては諸説有ります
目の前にストップしていると車のすぐ前が見え難いのでアシスタントシートが有る位置にストップするというのが普通なのです。
つまり左ハンドルなら右側のアシスタントシートの前側でストップしているのです。なのでお客様の車は左ハンドルなのでワイパーは右側で止まっているはずなのですが・・・
このミニカーでは左側に止まっている形状になっています。

ちなみに世界基準でこれに真っ向から反対しているのはポルシェですね。
ポルシェの考え方では左ハンドルの場合ドライバーのすぐ前に有る方が拭き取りが早いので・・・と言う理由らしいです。
古いポルシェ911などではこの様な考え方に基づいているみたいですね。
まあそれはそうですよね、右側に有れば拭いて来て最後の部分でドライバーの前を拭き取りますので時間がかかってしまいます。
まあドライ優先なのかウェット優先なのかで考え方が変わって来る部分では有ります。

無駄な知識はおいておきまして・・・
ワイパーの根元のディティールを作ります
根元には黒いゴムのシールが有りましてそれを押さえる様にメッキの大きめの六角ナットで押さえてあります。
その中央部分にワイパーが付いているんですね
なので黒く塗ったアルミパイプと素地のカラーのままのアルミパイプを薄切りにした物を重ねて接着します。

塗装の終わった(しかも磨きまで終わっています)ボディにドリルを立てて穴を開けています。
見る人が見たら卒倒してしまいそうな感じですね。
この穴はワイパ−では無くウォッシャーのノズルの取り付けですね
写真が有ったので付けておいてね〜と言う事かな?

そしてついにワイパーの取付けですね
接着剤が硬化するまでこのままマスキングテープで止めておきます


明日はFフェンダーのウインカーを作れば完成かな〜??
う〜んそんなに簡単に完成はしないな・・・多分。

エンジンルームの中のパーツの制作

2020-05-11 20:42:15 | Alfa Romeo 1300 Giulietta Sprint Veloce
本日は暑い1日でした〜。
ほんのちょっとだけでしたがアトリエのエアコンを動かしてしまいました
暑かったですが・・・今やっておかなければならない仕事が多数・・・
まずは種巻きですね
オクラやルッコラ・バジル・唐辛子などの種を蒔いておきました
実際に定植できるのは1ヶ月くらい先になりますね。
かなりの量がありましたよ(笑)

次はサクランボの収穫ですね
こんな感じで今年もサクランボが出来ましたよ
ムクドリが食べていまして量は少ないですけど・・・大変甘酸っぱいですね〜。

さて本日も本業を始めましょう。
エアクリーナーケースをバルクヘッドに仮留めしています
ピンは付けていないのでこの時点では厚みの薄い両面テープを使っております。
エンジンルーム内の配置と大きさに関しては思っていた通りのエアクリーナーケースになりましたね。

実は難しいのはここからなんですね〜
エンジンはシャーシ側バルクヘッドはボディ側に有りますので組立てながらでないと仮組が出来ないのです
塗装前の仮組では誤差が大き過ぎるんですよね。
エアクリーナーケースからキャブレターのインダクションボックスまでのダクトを削り合わせます
このキャブはオートアート製の物をコピーした物ですし元々このミニカーについていなかった物を使う訳ですから大きく違っていても不思議では無いでしょう
思った通りに大分違いましたよ・・・まあ雰囲気は壊さずいけてますけどね。

・・・大体目処がついた所でエンジンルーム内の細かなパーツを作ってゆきましょう。
まずは点火コイルからですね
比較的最近まで筒型の点火コイルが使われていましたね〜
今はプラグの部分に1気筒辺り1個の点火コイルが付いていましてダイレクト点火になっていますが昔のはこの筒型のコイルとデストリビューターという部品がセットでした。
点火コイルが筒型の物でその右に有るリングはコイルを固定するステーでしてリングの中に筒型の点火コイルが入る事になります。
右上のアルミの小さな部品は点火コイルに刺さる高圧コード(プラグコードとも言います)が刺さる部分のキャップですね。

先ほどのリングに取り付けの平板をハンダ付けしまして組立ててみました
プラグコードのキャップは別途保管しています。
ちなみに上側の黒いプラスチックの塊が最初にこのミニカーに付いていた点火コイルです
形状は?ですが・・・無いよりも良いですね(笑)

次はエンジンルーム右側に付いているガソリンのフィルターです
まだ上の部分しか作っていませんけど・・・
ちなみにパイプを通している部分は洋白製パイプだけがアルミ製ですね

実車の写真が無いので形状がよくわからないですがアクリルの丸棒からガソリンのフィルターの本体の下側に付くガラスのカップを作っています
今、もしガソリンのフィルターが付いていても金属製か安っちいプラスチックの物ですけどこの時代は上側はダイキャストで下側にはフィルターのは入っているガラスのボールが付いていまして不純物が溜まりますとすぐ見える様になっていました。

ガラスボールと金属部品を一体化しますとこんな感じになります。
何となく雰囲気が良いでしょ!?
昔の物は作っていても何だか時代感が出て楽しいですね、しかもしっかりデザインされていて良い形をしていますね〜。
今日も松江に行った時に今は欲しい車が無くなりましたね〜と言う話しで盛り上がりましたが・・・理詰めで作られている今の車には無い物が旧車には有るんですよね〜。

ガソリンフィルターにガソリンを入れておきます(笑)
ガソリンフィルターにガソリンが入っている様に見せる為に下から2/3位をクリアーイエローで塗っておきます。
でも多分見えないかもしれませんね〜点火コイルの後側なのでキャブレターの陰になってしまうかもしれません・・・

ガソリンを満たした様に塗った燃料フィルターですが・・・
もう一つ大事な物が有ります
このタイプのガソリンフィルターは大体がこのガラスのカップの部分をスプリングの様な針金状のストッパーで抱え込む様に固定してあるのです。
と言う事で金属の線を使ってこの様にガラスのカップを固定してみましたよ・・・
まあ見た目だけですけどね〜。

次は多分・・・発電機のレギュレーターです
今ですと発電機の中に一体になっていまして・・・ICレギュレーターになっているのですよね。
だから壊れたら発電機ごと交換になりますが・・・
このタイプの物ですと・・・このレギュレーターだけを交換します。
勿論発電機が異常が無い事が条件ですけどね・・・そして一番大事なのが部品がまだ手に入れば・・・と言う事になります。

コイルを塗装して取付けてみました・・・
こんな部分に取付けられているんですよね〜
ピンセットが無いと取り付けが出来ません。

そしてガソリンのフィルターに出口側と入り口側のガソリンホースを取付けてみました
まあこれもほとんど見えませんがもうこれは完全に自己満足の世界ですね(笑)

ガソリンフィルターを取付けてみましたよ〜
ほらね〜あのガソリンがは入っていた部分など全く見えません(笑)

次はドライバーのすぐ前のバルクヘッドに付いている白いタンクを作っています
このタンクは何かよくわからないのですが・・・位置からしますとウォッシャー液のタンクか?又はブレーキフルードのタンクと思われますね〜
白いポリタンクなので白のプラ棒から旋盤で挽き出しておきます。
固定用のバンドも作って置きました

付く位置は・・・こんな場所ですね〜。
エアクリーナーケースからのダクトで若干肩身が狭そうな気がしますが・・・実車もここなので。

さてここの所プラの加工が多かったのですが・・・また金属加工が始まりました
こんな板を真鍮板から切り出しております。

エンジンルームのこんな場所に付きます・・・
これってボンネットキャッチの金具なんですよ
この場所はボンネットとのクリアランスが厳しいので今までは省略していた事が多かったのです。
今回はこの部分のディティールが余りにものっぺりとしていますので・・・作ってみましょう。

中心の大きな穴にキャッチの棒を取付けます
この部品は真鍮線と真鍮のパイプを組み合わせて作っています
実車の写真が有りますので・・・作るのは楽ですね。

次はスプリングですね〜
ボンネットのキャッチが外れた瞬間に少しボンネットが持ち上がる様に付けられているのです。
少し上がれば手を入れてボンネットを開く事が出来ますからね〜。
前ヒンジだと走行中に開く事も無く他にロックは無いみたいですね。
国産車の場合はその整備性の良さから後ヒンジの場合が多いのでロックが外れてからボンネットが上に上がりますがもう一段のロックのレバーを解除しないとボンネットを開けられない様になっています。

最後にボルトを取付ければ完成ですね〜
何となくそれらしく見えますね〜

最初の時点でボンネットのロックが来る様に少し取り付け面を削って押し込んでおいたのでこの通りボンネットは干渉しないですね。


この調子でいけば明日には完成するんじゃないかと・・・(笑)
納品はどうしましょうかね〜!!??
コロナは怖いし・・・大阪行きの高速バスって出てるのかな??
まあダメなら発送で納品させて頂きましょうかね〜。