Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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リアサスペンションの続きです・・・今日はうまくいかないな~(笑)

2012-07-31 16:44:33 | Bluebird 1933
ブルーバードのサスペンションはほぼ全て自作のサスペンションになりますので時間がかなりかかります。
ただ手をかければかけるだけ良くなるはずなので時間をかけてしっかり作りたいですね。

昨日に続きリアのリーフスプリングとアクスルを連結する為のUボルトの下側の処理をまだしていませんでした。
この様な場合は下側にリーフを押さえる四角なプレートにUボルトの先を通しておいてここをナット締めするのが一般的です。
ただ実車のこの部分の詳細画像は無いので想像になってしまいますけども無理な構造や不自然な表現にならなければ良しとします。
このプレートには8ヶ所の穴を開けなければなりませんが全ての穴位置を歪み無く開けるのはなかなか骨の折れる仕事でしてプレートを2分割した方が良かったかな~。


プレートにUボルトの先を通してハンダ付けをして貫通したUボルトを少し残して削ります。
少し残す事で「ナットが有りますよ」と言う様に見えたり、場合によってはナットを追加しても良いのかもしれません。今回はサスペンションのカバーの内側になりますのでほとんど見えませんのでこれで良いと思います。
カバーに当たる可能性も出て来ますので程々にしておく事も大切でしょう。
もしもここのスペースに余裕が有ればフリクション式のダンパーが付いていますのでそれを再現した方が良いかと考えております。


リアのリーフスプリングのマウントを作っておきます。
内径が0.6mmのパイプをハンダ付けしただけですが、実はこれが失敗なんですよ。
ここがこんなに飛び出ていればボディが上から通らなくなってしまいます。
他の方法を考えなければなりませんね。


またリアサスペンションの組立てはボディとシャーシを組み立ててからになりますが、サスペンションを組み付けるのは全て横からになりますのでデフは下からネジ留めで位置を固定しておかなければなりません。
まずはデフの中央に穴を開けます。


そこにネジを切ります。
このネジはけっこう強度が必要になって来ますのM2のネジを使いますが反対側に穴が貫通してしまいますとネジが見えてしまい面白く有りませんから貫通させずに途中で止めておきます。
しかし途中で止めると先まで奇麗にネジを切る事が出来ませんので中央のシャフトの穴を超えたその先くらいまでで穴開けをやめておきますとネジが切りやすいですね。


アンダーパネルの部分にスペーサーをハンダ付けしてそれを貫通してネジ止め致しますと位置関係が狂わずに組み立てる事が出来ますね。


カラーチップが届きました

2012-07-31 13:09:42 | Heinkelキャビンクルーザー
久々のキャビンクルーザーです。
先日ご依頼者の方からカラーチップが届きました。
実際の調色は私におまかせと言う事ですので少し緊張しますね(笑)

特にオレンジ色系とアイボリー/クリーム系のツートンは黄色か赤のどちらかに寄りやすい色なので難しいです。
それとクリーム/アイボリー系のツートンですからそのバランスは少々より難しいですね。
トーンを明るめにすると下品にもなりやすい、それを奇麗にまとめるのはどうすれば良いのかな~少し考えてみる事に致します。


さらにサスペンションを・・・

2012-07-30 13:19:10 | Bluebird 1933
本日は隣の松江市の模型屋さんまでサンバー(軽トラ)を走らせて0.3mm真鍮帯金を購入して来ました。
大きめのリーフを作るので厚みも0.,3mmの方が良い感じですね。


いつもならこんな場合はアバルトを使うのですが、本日はなぜサンバーなのかというと『余りにも暑過ぎるのです』
私のアバルトは元々レース仕様なのでエアコンは付いておりません、しかも黒のフルバケが付いていますので暑い!暑い!サイドウインドウを開けてもリアはアクリルのウインドなので開閉出来ませんので余り風がは入って来ないのです。
だから、こんな時は14万キロも走った古いサンバーですがエアコン付きの有り難みを感じますね~。

早速カットしてリーフスプリングを作ってみます。

リーフスプリングは通常の物では長い物が一番上になっていまして下にいくに従って短い物になっていますがこのブルーバードのリアの場合したか2/3の部分が一番長く上と下に向かって短い物になっている様です。
つまりサスペンションの伸び側も縮み側も固く強化しているという事ですね。
今回は寸法の厳しい上側を優先して作ってみます。
左右ともアクスルの部分に並べて見るとこんな感じですね。


下側も作ってみました。
下側は上側に比べると枚数が多くなっています。
しかもこのスプリングを束ねる為にUボルトで固定してありますからそのUボルトを配置する為にスプリングに糸鋸で切り込みを入れております。


リーフスプリングを束ねる為のUボルトは下側の曲げが直角に曲げられている様です。
また同じ寸法できちんとリーフの切り込みに差し込みたいので使えなくなった時計ヤットコの先をグラインダーで削って寸法を出しておいて挟んで曲げる・・・


いや、挟んで曲げた物をそのままラジオペンチで挟むと寸法が揃って直角に曲げた真鍮線が完成します。


次はアクスルの固定金具をUボルトで固定です。
こちらのUボルトは直角ではなく丸く曲げてありますね。
そうそう、リーフスプリングに切り目を入れておりますがこれはUボルトの存在感を出す為に少し太めの物を使っていますがリーフのサイドの重ねの部分ではそう太く見せたくないのです。
ですからこの切り目に1/3程沈めてハンダ付けをする為に切り込んでおいた訳ですね。



リアアクスル関係を煮詰めています

2012-07-29 13:48:00 | Bluebird 1933
リアアクスルをリーフスプリングに固定するのは色々な方法が有りますがブルーバードの透し図を観察するとけっこう複雑な金具を使っている事がわかります、確かに重量はかなりの物になりますから堅牢な構造になってしまうのでしょう。
まずアクスル側の固定ですが2分割のホルダーの様な金具を使いボルトで締め上げて固定していますのでまずそれらしい金具を作ってみましたパイプは内径が2.0mm程度の物で幅1.0mmに輪切りしてあります。
その両サイドに内径0.6mmのパイプをハンダ付けしてヤスリで整形した物が画像の物です。
中央で切れ目が入っているのは金具の上下が別々の部品で出来ている事を表現する為ですが実際には一体構造になっています。
まだ試作段階ですので1個しか作っていませんがけっこう時間がかかりますね。


やっと片側分が完成致しました。
実際にどこに使うのかと言えばこんな感じになります片側に2個ずつでその間にリーフスプリングが入ります。


1時間かけてやっと1台分4個完成致しました。
厚みや形状を4個揃えて作るのはなかなか時間がかかる仕事ですね~。


実はリーフスプリングとアクスルの間にはもう一つ据わりが良くなる様な部品が付いております。
今からそれを作ります。
厚さ2.0mmの真鍮板を幅2.5mmにカットして2.1mmの穴を開けます。
この2.1mmというのが微妙な大きさでしてアクスルが丁度嵌り込む大きさなんです。


ヤスリで上側を丸くカマボコ型に整形して更に糸鋸でカットします。
細かな説明はなかなか難しいので画像を見て頂ければと・・・


こんなふうに使いましてカマボコ型の部分を4本のUボルトでリーフスプリングと連結するのです


以前、ご依頼者からのご説明を頂いた時にはエンジンの載せ換えによるボディの変更はボディ上部のカウルの部分と伺っていましたが資料写真を見ていくにつれてボディサイドも前に行くに従ってシャーシよりも上側の部分は絞り込まれている事が判明致しました。
それに伴ってノーズカウルの部分も変更を受けている様でしてどうやら形状がすっかり変更になっているらしいのです。
まあこれはご依頼者の方に何かを言える筋の問題ではないですね、自分の判断ミスという事です。
まあボディは真鍮板を叩こうかと考えておりましたので丁度良かったかも・・・
それに伴ってシャーシの高さを低く変更する事に致しました。まずは上側の折り返しの部分を糸鋸で切っておいて外します、厚みが薄くなりますからひ弱な感じですね。


シャーシの上側を曲線定規を当ててカットする部分をケガキしましたが、これくらいは低く出来る様ですね。




エンジンの搭載位置など

2012-07-28 18:17:45 | Bluebird 1933
山陰は本日も雨が降りませんでしたね~。
山陰は本日も最高の天気が続いておりまして雨が降りません、おかげで朝からサツマイモに水をかけております。
サツマイモは本来水を掛けなくても良いらしいのですがこんなに降らないとさすがに葉がしんなりとしてしまいます。
まあこんな状態でも夜は夜露が降りますから朝にはピンとしていればそう心配はないはずなのですが、今日は朝からしんなりとしてしまいましたので水をまきました。

制作の方はエンジン位置を確定してアンダーパネルに穴を開けております。
アンダーパネルは1mmを使用しましたのでエンジンの下側のオイルパンが当たってしまいます。
高さにはまだ余裕が有るのですがエンジンの高さを決めるのにも当たっていたのでは位置決めが難しくなってしまいます。


実際に当たるのはドライサンプ式のオイルパンの一番低い部分とスーパーチャージャーの下側が当たりますのでそれを逃げた形状で穴を開けておきました。
ついでに車名と年式エンジンや排気量などを刻印しておきました。



エンジンの部品はレジンですので仮組をする場合に固定方法はちょっと困るんですね。
瞬間接着剤で固定をしてしまうと後で塗装をする場合に困りますし・・・仕方が無いので真鍮線でピンを付けて植える事に致します。
左右で同じ様な部品が多いのでピンの位置や数を変えて左右がわかる様にしておきます。


リアアクスルも同時に検討をしないといけないのです。
リアのリーフスプリングは今まで0.2mmの真鍮帯金を使っていたのですがこの車の大きさに対して少し貧弱に見えますね。
車が大きくなればサスペンションもそれなりに迫力が必要になって来ますので今まで通りの寸法の物では使えなくなって来ます・・・
明日は隣町まで行って0.3mm×1.8mmの帯金を買って来る事に致します。


リーフスプリングを作るまでにリアアクスルの部品も削り出しておく事に致します。
いくつかの部品を旋盤で削り出す事でやっとそれらしい格好になって来ましたね。
これらをなぜ一体に削らないかと言えばリアの足回りをカバーする部分を取り付けてからこれらの部品を組み立てたいからです、ボディの形状から最初にリアアクスルを組み立ててしまう事は出来ないのです。