Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Ferrari312T2の完成です!

2013-09-27 19:09:03 | Ferrari312T2
今日は雲が多いながら日が射していまして風は涼しく絶好の仕事日和では有りましたね、気温はどんどん秋らしくなって来ました。

昨日サフまで塗っておいたカウルスタンドですが、何色にしようかと随分考えましたがブラックではちょっと色気が無いですし赤ではカウルの色とかぶってしまいます、イエローでは道路工事の進入禁止のバリケードの様に見えますね(笑)
まあ無難な所ですとシルバーですかね・・・やっぱりシルバーにしておきましょう。
色々考え込まないうちに早速塗りました(笑)
画像はサフとそう変わっていないかも・・・でもシルバーです、しかもウレタンの。

そとで薫製を作りながらでしたので外の作業を完了して帰ってくると塗料が硬化していましたので早速取り付けです。
取り付けはエポキシ系の接着剤で接着します。

カウルスタンドは金属製なのでそのままカウルを乗せるのは傷を付けてしまう可能性が有りますね、これは模型も実車も同じ事です。
実車ではこのカウルスタンドの上側にゴムの様な滑り止めが貼ってある事が有りますのでこの作品でも黒い自己融着型のビニールテープを貼っておきます。
まずはカットですね、皆さんはカットする時にどのようにされますでしょうか?
私の場合マスキングテープでもビニールテープでも同様ですがなるべくストレスの無い状態でカッターマットに貼っておきまして一番端の部分をカットして捨ててしまいます。
理由はビニールテープの場合真っ直ぐに貼れるとは限りませんこの端の部分を使うと幅が変化してしまうからなのです。
マスキングテープの場合はここまで幅が変わる事は無いですが端には埃が付いている可能性も有りますからこの部分をカットしてしまいます。
画像でも左端の部分は幅が違っているのがわかりますね。

またビニールテープの場合延ばした状態で貼った物をカットして使うと縮んで太くなったりする事が有りますからストレス無く貼ってと言う事も重要なポイントになります。

ビニールテープを貼ったカウルスタンドにカウルを置いてみて・・・完成いたしました!

透明なアクリルカバーも特注品です・・・大きめの展示ベースも当然特注品です。

赤いフェルトもカットして・・・このフェルトも実は重要な物でしてこれが無いと箱に出し入れが出来なくなってしまうのです。
こんな感じで出し入れ致します。

友人のNさんが作ってくれた桐箱・・・これも大きさが普段の物と違うので特注です。
Nさん近々展示会を控えておられて大変忙しいのですが私の無理を聞いて頂いて短時間で作って頂きました、感謝ですね。


明日は完成画像を撮影してから最終的にクリーニングをして箱に収めてお客様にご連絡をいたしましょう。

いよいよラストスパートです

2013-09-26 21:31:58 | Ferrari312T2
今日は少し不安定な天気でして天気が良く晴れていると思ったら雨がパラついて、濡れる程じゃないのですが・・・「女心と秋の空」と言う言葉を思い出しましたよ。
さて前置きが少々長くなるのですが市内の足として頂き物のヤマハMR50を使っている事を前に書いたと思いますが、最近それが不調になりまして空ぶかしでは回転が上がるのですが実際にギアを入れて走り出すと回転が上がらずどう頑張っても30~40km/h程しか出ないのです。
ポイントを磨いても何をしてもダメでしてバイク屋さんに出したのですがマフラーが詰まっているんじゃないかとの見立てでしたので社外のチャンバーに交換してやったのですがそれでも症状はほとんど変わらず・・・。
ひょっとしてエンジン本体が焼き付き気味になっているかも・・・と言うのも最初に症状が出たのが農道をアクセル全開に近い状態で走っていたとき急に吹けなくなりまして・・・。
と言ってもそうスピードが出ていた訳じゃなく50km程だったと思います。
最初は燃料切れかと思いましたがタンクを予備に切り替えても症状は全く変わらず・・・。
そこで中古エンジンを買いました。
年式的には私の物より少し新しい物でポイント点火では無くCDIになっています、ソレ用の新しい年式のワイヤーハーネスやCDIユニットなども一緒に出ていましたので購入してしまいました。
まあ実働エンジンという事でしたがまだエンジンを掛けてないのでわかりませんがこの辺りは相手を信用するしか無いですね。
ついでに今まではスピードメーターしか無かったのですが今度は後期型のタコメーターもステーごと譲って頂きましてこれでタコメーターが付きます。
エンジンは今日届いたばかりなので乗せ替えはこれからになりますが、当初の様に調子よくなれば良いですね。
まあよりパワーアップを望むならYZ80のエンジンに乗せ替えが一番良いのですが点火系や発電系を移植するのは結構大変ですし、パワーアップ系の加工をするならARが有りますから、MR50は一応ノーマルのままで楽しもうと思っています。

制作のご紹介をしないとスペースが無くなってしまいますね(笑)
今日はカウルのスタンドを作ります。
この時代のカウルスタンドは余り資料が無くてよくわからないのですが、当時のレースの写真を見てみると意外とアバウトな取り扱い方で地面にそのまま置いてみたりピットウォールにそのまま立てかけられたりしています。
それに習って展示ベースの上にそのまま置いておいても雰囲気が良くないので比較的最近のタイプを再現しておく事に致しました。
比較的最近のタイプと言うと両サイドがAになっていてそれを横棒でつなげた物となっていますので最初にサイドのAを作っています。
ちょっと数が多い様に見えますがカウルで4つ予備のリアウイングで4つ必要になりますので合計8個ですね。
サイズは0.8mmではちょっと太いですし、0.5mmでは細すぎますから0.7mm洋白線を使用する事に致します。

下側は丸棒で左右を連結します、上側は丸棒でも良かったのですがカウルとの接触面にビニールテープを貼って傷が付かない様にしたかったのとちょっとした振動でカウルがずれ落ちない様にしたかったので1.0mmの真鍮角線を使用しました。

全部組み立ててみました・・・少しずつ調整をしながら組み立ててゆきましたので結構時間がかかってしまいました。
また同じ形状の物を組み立てるというのは調整に時間がかかるものです。

今度は余分なハンダをヤスリで削り落とします。

問題はどんな配置にするかなのですが・・・
今回使用する展示ベースでは車とカウルを平行に配置すると今回使用する展示ベースの縦横比も有ってかなんだか少しウソっぽい・・・と言うか現実味に欠ける感じがするんですよ。
何度か並べ直してみたのですが並行よりも前側を少し広げて配置した方が良い感じになるのです。
反対に前側を少し狭くするとなんか少し押し込まれた感じがするのでこれはNGですね。
一番良いと思える少し前が広い感じになる様にカウルスタンドの足の位置を展示ベースにケガキまして穴を開けました。
穴を開ける時にはさすがに緊張しますね・・・やり直しは効きませんからね~(笑)

とっても心配だったのでスタンドを穴に差し込んで車を置いてカウルを配置して・・・・みました。
何かノビノビした感じを受けるのは私だけ!?でしょうか??

次はまたこんな物を作っています。
これは何でしょう??

これはスタンドの足の部分なんです。
スタンドの足は展示ベースに穴を開けて差し込まれますが穴は足のサイズよりも大きい訳ですので僅かながら穴が見えてしまうのです。
またこうしたスタンドの設置面にはこうしたフランジ状にしてあるか滑り止めのゴムキャップが施されている事が多いのです、それを表現してなおかつ穴を見えなくする訳です。
つまりいかにも「置いてあるだけ」に見える様にしたい訳です。

スタンドの塗装に入りました。
スタンドは塗装においてそう仕上がりをどうこう言われる物ではないかもしれませんがボディと同じ仕上げで塗りますのでサフはウレタンを塗っています。

塗装が硬化するまで時間が有りますのでボディのクリーニングをしておきます。
最終磨き剤やワックスを使って仕上げ手おきましょう。
タイヤは新品のスリックの設定ですので艶出し剤を使ってクリーニングです。

エクストラの仕事を進めています

2013-09-24 20:22:13 | Ferrari312T2
今日も夏の様な暑さです。
でも真夏の様な35℃とかは有りませんが30℃近いのかな!?私の子供の頃の夏はこれくらいの気温でしたね・・・。
今となっては過ごしやすい気温だと思いますね~。

先日近くの公民館の館長さんがいらっしゃいまして色々お話をさせて頂いたのですが私が小学校の5~6年生の時に担任だった女性の先生のお住まいが近くで元気にしていらっしゃるという話しを聞きました。
小学校5~6年と言えば個性が出てくる年齢でして私も随分可愛がって頂いた記憶が有りますから近い内にもう一度お会いしてみたいな~と思っております。
確か同じ歳の子供さんもいらっしゃったはずで今どうしていらっしゃるのでしょうか・・・・?
ちなみに学校が違っていましたので息子さんとは一度もお会いした事がないのですが・・・。

さて今日も製作で312T2を片付けてしまいたい所では有りますが・・・(笑)
完成間近で余り無理をすると今までの苦労が水の泡になってしまうなんて事はよく有る話しです、ここは慎重にゆきましょう。
今日の最初の仕事はリアウイングの翼端板の磨きです。
エクストラのT型ウイングの翼端板は塗ってから2日程経過しましたのでウレタンクリアーは完全に硬化しておりますから2000番で面出しをして3000番のバフレックス、8000番のラプロスで仕上げておきます。

次はコンパウンドですが3Mのハード1で磨きますとほとんど問題のないレベルまで仕上がってしまいます。

次は3Mのウルトラフィニッシュで最終仕上げとなります。

T型のリアウイングを組み立て始めました・・・

次は展示ベースの加工になりますが、今回はお客様からのご要望で斜めに固定しまして左側にはそのカウルを配置出来る様にいたします。全体の配置を考えなければなりません。
特に斜めに配置する場合は車の前と後ろの中心をマークしておいて線を引きます今回は留めビスが車のセンターに対して垂直のライン状に2つ有りますからその場所をマークしておいて穴間の寸法を採寸し穴位置を決めます。
正確に配置しようとすると結構手間がかかります(笑)
下の画像は置いてみただけでまだ固定しておりません・・・こんな位置で良いですね。

穴を開けます。
私の場合はボール盤を持っていますのでボール盤で穴を開けます、ビスは2Mの物を使いますから穴径は2.3mm程裏には下の画像の様に丸いビスの頭が隠れる様に4.0mmの穴をさらっておきます。

今度はビスで固定しました。

明後日は左側にカウルを置く為のウマを作ります。
これもベースに穴をあけて接着しておかないとちょっとした事で動いてしまいますからね~。
どんなウマを作ろうか・・・考え中です。

いや~天気が良いですね!

2013-09-19 21:48:06 | Ferrari312T2
今日は朝からいい天気で雲一つ無い天気と言っても良いくらいの天気なんです。
風は涼しく本当に過ごしやすい気候になりました。
これなら外での作業も苦になりませんね~

さて今日も製作とゆきましょう。
今日の課題は2つ有ります、一つは何故かわからないけどフロントノーズの納まりが今一つなのでそれの解消ですね、もう一つはファンネルのメッシュですどの様な付け方が良いのか考えて制作しなければなりません。

まずはノーズです。
やはり昨日付けたブレーキラインの分割ジョイントがノーズの裏側に当たっている様ですね・・・まあまだ見当をつけただけなので・・・削ってみました。

ピッタリと収まりました。
シャーシの上側とノーズの下側がピッタリと収まりましたこれなら何の問題も無いでしょう。

次はファンネルのメッシュですファンネルは外径が2.0mm程ですのでメッシュの外径も2.0mm程の物を予定しております。
まずはスチールのかたまりに2.0mmの穴を掘っておきます。
プレスする時に上から押さえる為のアルミの板の一辺をマスキングテープでヒンジにして置いて位置がずれない様にしておきます。

次は押さえの棒ですが、これも先を丸めておいてメッシュに無用な傷を付けない様にしなければなりません。

メッシュは必要量よりも少し大きめにカットしておきます、理由はプレスした時に中央の部分が引っ張られて切れるのを防ぐ為です。

こんな感じにセットしてから・・・

こんな感じにプレスします・・・

押さえを開いてみると真鍮メッシュの外側の形が変形しているのがわかりますでしょうか?
この様にプレスして変形する為に引っ張られる訳ですね。
カットして自由に変形出来る方がプレスの形状がきれいに出やすいのです。

外してみるとこんな感じですきれいに形状がでているのがわかりますね~

2.0mmのポンチでカットします。

カットした物はこんな感じです。

12気筒ですので12個必要な訳ですが私の場合14~15個くらい作っておきまして形状が良い物を選んで使う事になります。

接着する場合はエポキシ系の接着剤で付けますが一つ置きに接着します。理由は硬化までにとなり物と当たるとズレてしまうので硬化してからその間の物を取付けてズレを防止するのです・・・

が明日もう一度作り直す事にいたしました、ファンエルの外径が2.0mmメッシュの外径が2.0mmですが、ポンチで切る取る時に僅かに広がってしまう様でどうも上手く収まらないのです・・・

ア~今日は余りすすまかなったな~(笑)

いよいよ完成も近くなりましたね

2013-09-17 20:15:03 | Ferrari312T2
今日も山陰は天気が良かったです、今日の新聞を見ると京都の被害の様子が載っていましたがまあ酷いものでしたね。
学生時代今日とに住んでいましたのでの辺りの風景がこんなになるなんて想像出来ないですね。
今日の青い空、涼しい風からは全く考えられないですが・・・事実なんですね。
それ以外にも多分沢山被害に遭われた方がいらっしゃると思いますが一日も早い復旧を望みます。
自分のガレージが水没するとやはり人ごとじゃないですからね~。

さて製作です。
昨日制作したウイングなどにクリアーを塗ります。
一度に厚く塗る訳にはいきませんので少しずつ何度か塗ってゆきます。

ついでにT型リアウイングと忘れていたヘッドレストにサフを塗ります。

ここまでは昨日までの作業の続きですが、今日の本格的な作業はメーターの配線とフロントブレーキラインの取付けになります。
まずはメーター類の配線ですが一番目立つタコメーターのケーブルですね。
この時期のフェラーリはその配線の形状から電気式のタコメーターではなくてエンジンの回転をワイヤーでメーターに伝える機械式のタコメーターを使っている様でして特徴としては電気配線と違いケーブルが緩やかなカーブを描く事でして急な角度でケーブルを曲げるとワイヤーが回らなくなってしまうのです。
メーターとの接続では袋ナットを使ってケーブルを接続しているので外径が0.6mm内径0.2mmの真鍮パイプの内径を0.4mmまで拡大したものを幅0.5mm程にカットした物を作ります、これが袋ナットになる訳です。

メーターの中央の穴の中に先程の真鍮パイプを通したケーブルを差し込んで接着しました。

この後実車のケーブルと同じ部分を通して配線してゆきます。左右の補助メーターは電気を使った物なので配線をエンジンまで配線をしています。

電気の配線は角度を付けて曲げて配線する事で電気の配線である事を主張しています。
またタコメーターのケーブルは右側を通って後ろに行っていますが、電気の配線は左側を通ってエンジン部分につながります。この部分はカウルと干渉しやすいので配線の場所は選ばないといけないです。

次はリアのロールバーに付いている消火器の配管です。
非常時にワイヤーを引くとこれが作動して主な部分で消化剤が噴射される為に車のいたる所に配管がされているのです。
この配管は白い様なパイプを使って配管されている様なので白い極細コードを使っています。

次はフロントブレーキのオイルラインですがマスターシリンダーの前の部分でジョイントで左右に分けられている様ですがキットにはその部品は付属していませんのでアルミパイプでその部品を作ります。
外径が0.8mm内径が0.4mmのアルミパイプを使い貫通した穴をあけて0.3mmのハンダ線で作ったオイルラインを通しています。

ジョイントは真鍮の外径0.6mm内径0.2mmの物の内径を0.4mmまで広げた物を0.5mm幅にカットして先程のオイルラインに通します。

マスターシリンダーの前側に接着して左右に配管を通します。

ロアアームの上側を後ろ側に通してブレーキキャリパーに配管を接着します。

フロントノーズを装着してみます・・・上手く収まっていますね。

まあ当然ですがカウルを付けても大丈夫です・・・(笑)