Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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さてさて今日も本業更新です・・・(笑)

2014-01-31 21:15:47 | Vincent Black Shadow
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ミニカーの調整はあくまでもサービス(笑)的な作業なので本業も淡々とこなさなければなりませんね、それが仕事という物でしょう。
まあそれが出来ない事も多々有りますが・・・何せ雑用が多いのです。
今日も天気が良かったので朝一番で薪をガレージからCafeの裏の軒下に運んでからヤフオクで落札したTZR50改YZ80エンジン付きを引き取りに隣町の米子まで・・・しかも肝心のマイ軽トラのサンバー君はスロットル系の故障の為アイドリングでハンチングが起きてしまいディラーに入院中なので知人の自動車屋さんから台車を借りてという回り道・・・しかもロープをサンバー君に積んだままにしていた為にロープまで新調しました・・・これもまた回り道!
回り道人生ですな~

ちょっと派手なカラーリングですがまあレーサーなので・・・

エンジンはYZ80・・・多分20psくらい有るんじゃないかと・・・


中庭の打ち合わせも・・・多々有りまして・・・
なかなか忙しい!

生け垣の代わりのグリーンコーンもほぼ全周に渡って植え込み完了しました。
まだ小さいのでスケスケですが今に大きく育ってくれると思います。


さてさて夕方になってやっと本業です。
昨日作った仮組台はこんな感じで使いますビスをエンジンの下側に埋め込んだ真鍮の部品にねじ込んで任意の高さにしたら1個余分にねじ込んでおいたナットでダブルナットにしてエンジンを固定致します。
この時点の任意の高さはフロントタイヤが仮組台に着地してリアはセンタースタンドで立っているという想定なので少し上側に浮いているという高さになります。この状態でダンパーの長さを決める事が出来ます。
リアのタイヤの下には何かしらのスペーサーが必要になるかもしれませんね・・・。

キットではリアのサスペンションのスイングアームは前側の支点が固定になっていますのでここに真鍮パイプをハンダ付けして可動にしておいた方が良いと判断しました。
キットではここをエンジン後部に差し込んで接着するスタイルなんですが実車の構造を生半可に知っていると満足が出来ず・・・また回り道です・・・がお客様は喜んで頂けると思います。

リアのホイールを支えるシャフトがセンターのラインと90度に交差するのか確認します・・・。

ガソリンタンクとシートを仮組してみます、この時点ではシートを支えるフレームをビス止めしていないので後下がりになっていますね。
横から見るとガソリンタンクは形状は良いけど上下寸法が少し不足していて迫力不足みたいに見えますのでエンジン下側にメタルを盛って直しましょう。

闇雲にメタルを盛ってもバランスが取り難いのでいつもの様にガイドをハンダ付けします、この真鍮板の部分までメタルを盛ります。

肝心なのはタンクの後下がりの部分です、ここに燃料の取り出しが付くので下げてあるのです。

後下がりの部分はそのままにメタルを盛りました~。
下側は少し丸くカーブを付けて削り込まなければなりません、まだ荒削りなのでそこまで削ってないですね。

タンクを削ってフレームの乗せてみました、レンズの影響かまだシートの後が下がっている様に見えますが実物はまずまずの感じになっています。
タンクのバランスは良いと思います。真鍮で作ったシリンダーがちょっと目立たない様な気がしますが・・・(汗)

スイングアームの高さを決めました、この高さならタイヤもシャーシのバランスも良い感じに決まります。


ビンセントブラックシャドウは出てくる回数は少ないけど実にスムースに進んでいる!?みたいです。
次に作るのはこの後ろ側のダンパーから大物のホイールに進んでゆきます。
明日からは250TRの制作を進める予定です。

ちょっと急ぎの仕事が・・・

2014-01-31 20:56:51 | LEXUS LF-A 1/18 No2
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今日も温かい日でしたね、外での作業は気持ち良さそうに見えます。

この週末付近で取りにこられるかもしれませんので追加分のアイドロンフォーミュラーのデカールも貼っています。
MP4/6はやはり人気がありますね~。

リアウイングは貼り難い部分の一つです、この辺りにデカールを置いてずらして正規の場所に貼付けます。
デカールは慣れていますのでそう難しくないですが確認しながらの作業になりますので時間はかかりますね。



さて・・・!
模型関係の仕事をしておりますと色々な相談を頂く事が有ります。
他人には全く問題なく見えても自分的には許せないので直したいけどとても自分では出来そうにない・・・と言う様な相談がたまに有りますね。
今回のご相談も全くその通りでして、以前LHDをRHDに直す時に全バラしましたが多分アレをご覧になっていたのかもしれません。

今回の修理はオートアートの1/18レクサスLF-Aです。
どうやら御依頼主さんは最初にLF-Aをお買いになられて後にLF-Aのニュルバージョンを入手された様ですがニュルはホイールハウスの外面一杯にホイールが出ているのに最初のLF-Aはタイヤホイールが少し奥に奥まっていてかっこ良くないと思われた様です。
ご相談とはこのトレッドをニュルと同じ様に外側に出してほしいと言うご相談なんです。
送られて来たLF-Aはこんな感じで特に異常はない様子・・・。

裏返して4輪を確認しますが、そう特別奥に入っている感じは無いのですが・・・ただ各ホイールによってバラツキは有りますね。
まあこれは組み立て時の問題も有りますし構造的にバラツキのでてしまう構造になっているのです。
右の後輪(フェンダーからの寸法1.5mm)

左の後輪(フェンダーからの寸法1.0mm)

右の前輪(フェンダーからの寸法0.7mm)

左の前輪(フェンダーからの寸法0.5mm)

各寸法はホイール中心部での寸法になります。
まあ量産ミニカーですからこれくらいのバラツキはしょうがないかもしれませんが、次に同じレクサスLF-Aのニュルを購入されてたまたまホイールハウス一杯に収まったタイヤを見れば何となく気になるのかもしれませんね。

このトレッドを直す為には取り敢えず分解しなくてはなりません、分解する為には見え難い場所に有る4個のビスを外してからサイドステップの2本のビスを外します。見え難い部分に有るビスはタイヤを外してから作業をしないとドライバーが入りません。

6本のビスを外しますと簡単に上下分解を致します。
一度分解していますので簡単ですね~。

マフラーや排気管アンダーカバーなどはシャーシにピンを通してから焼き止めをしてありますので焼き止め箇所を裏からリューターで削って分解致します。

ここから先がもっとも難しい部分です。
ホイールはブレーキディスクの裏側の太い部分をラジオペンチでつまんでおいてホイールをゆっくりまわしますと接着剤が外れてホイールを外す事が出来ます。
余り力を入れ過ぎるとホイールを破損してしまいます、この辺りは元々分解する事を考えていない量産型のミニカーですからね~。
シャフトの部分にも絶対に傷が付いてしまいますがここは幸いにも完成後にはほとんど見えないのです。
同様に6個有るブレーキキャリパーもステーの部分で一択切断して外さないとホイールを外す事も出来ません。

外したホイールの差し込み部分を削ります。
この部分は組み立て時には他を全て組上げておいて最後にホイールにタイヤを付けた物を接着剤を付けてから差し込むのですが辺りがきついと奥まで差し込む事が出来ず外側にタイヤとホイールが出っ張ってしまいます。
ゆるい遠くまで入ってしまい気になるかもしれませんね。
抵抗無くすっと入る様に削っている訳です。

ブレーキディスクの裏側の部分をラジオペンチでくわえる訳ですから当然ながら傷が付きます・・・

この部分を旋盤で削って整えてゆきます。
削ってやれば奇麗になる訳です、この部分の寸法は少し小さくなりますが機能的には問題ないですね~。
この部分も見えなくなりますが気は心というやつですね・・・(笑)

ブレーキキャリパーは一旦切除していますので取り付けにはピンが必要です、キャリパー側さすペンション側に穴を開けてキャリパーを取り付けます。
そのまま付けるよりピンを植えた方が取り付け強度は格段にアップします。

ホイールタイヤを付けずに元々の状態まで組み立てました、一番最後にホイールとタイヤを取り付けますがこの時の差し込み具合でトレッドが左右されるのです、旋盤で削ったのは少しゆるく差し込める様にと言う事なんです。
ただトレッドを調整する為ですがシャーシ側のほぼ全てを一時的に分解しないとトレッドの変更は出来ません。

左右のホイールの収まり方はこんな感じになりました・・・




なかなか実際の現場は理解されないもの・・・と言うお話

2014-01-30 21:15:16 | Vincent Black Shadow
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今朝方、まだ布団の中で気が付くと雨が降っている音で目が覚めました。
昨日は中庭の薔薇の為のアーチを組んで立てましたが久しぶりに体を使ったので疲労困憊してうたた寝から熟睡してしまいましたので意外とはっきりと目が覚めたのです。
『あ~今日から3日間は中庭のグリーコーンの植え込みに森林組合さんが来て下さるのに雨かよ~』と思っていました
それでも出勤時間には雨は上がり、午後からは曇りという事で植え込みの進捗は順調と言った所ですね。

しかしながら今度の週末の横浜のイベントにはやはり行けない事が決定ですね、今日みたいな単純作業でも結構打ち合わせが必要なんですもの・・・まあ全てお任せでは良い事にならないですから・・・昨年のモケトモ温泉ツアー以来のLさんにもお会い出来るし野村さんにも一度お会いしたいそして聞きたい事も用意していたのに・・・残念!

数日前に新しいメタルキットの事に付いて書きました。
私も仕事でキットを組み立てる事が多いのですがここがダメ、あそこがダメとダメ出しをします。
まあモデラーの皆さんならそんな事はしょっちゅうでしょうね、皆自分のイメージの形というのが有りますからキットをベースに自分の理想に近づけていく事は極自然な事。
どこかのブログに市販の完成品を見て「メーカーから出たデータ通りの形状・・・」と言う評価が有りましたが、最近のものなら確かに版権を買う事で3Dデータがもらえる物も有りますが3Dデータの無い時代の車を作る場合は如何に版権を買ってもデータは自分で作らなければなりませんので原型を作った原型師さんの見た目とかイメージになる場合が多いのです。
私の知っているメーカーさんもデータがもらえる物も有りますがそのデータもそのまま使う事はほぼ無くて実車を取材して自分の見た目やイメージをとらえている様ですね。
ましてデータの無い車は全て実車を取材して作っているのです、ただその方法がワックスを盛って削って作るのかPCでデータを作るかと言う手法の違いだけと思っています。どちらが良いのかと言う事は好みの問題だけと思います。
この頃制作時にキットを手に持つとダメ出しをするのでは無く「この原型師さんにはこんな風に見えたんだね~」と思う事にしています。

さてさて今日からは当分の間ビンセントブラックシャドウを作ります。
この所少し間が空いていましたが何もしなかった訳では無くタイヤを探していました。
このバイクのキットは実はタイヤもメタル製だったのですがモールドさえ良ければそのまま塗装をしてもそれらしく見せる事は可能だったのですがもうすり減って交換前のタイヤの様なモールドだったのでそのまま使うのを考えていました。
1/18と言う中途半端なスケール?だったのでなかなか代替え品が無いのも事実でして探していました。
ソリドと言うミニカーメーカーが1/18のバイクを出していましてそれを取り寄せてみました。
本体はダイキャストで他はプラ製です・・・タイヤ以外には使えそうにない物ですが・・・

フロントのタイヤは結構良いモールドが入っています。
少しブレていますがこんな感じです・・・

リアもフロントより少し太めのタイヤを使ってありましてモールドはなかなか良い感じ・・・

取り敢えずコイツをドナドナにしましょう・・・(笑)

エンジンはキットのエンジンからシリンダーを切り飛ばして自作した真鍮製のシリンダーを取り付けました。

このバイクはエンジン本体がバイクのフレームを兼ねる構造になっています。
模型的にはリアのサスペンションのスイングアームの部分はエンジン後部に差し込まれる様になっていますがこれが有るとどうも位置関係が変更し難いのでダンパー部分をカットしました、ダンパーは旋盤で挽いて作るつもりなのです。

タンクの下側に有るほんの僅かなフレームをエンジンに取り付けたいのですが位置関係が合いません・・・(汗)

仕方が無いのでフレームを少しカットして寸法を合わせます。
前側のシリンダーにはフレーム側から1.0mmのピンを出してシリンダーヘッドに位置決めします。
カットの量は1.0mm程ですかね~。カットした間に見える四角い物が切り代以外に縮めた部分です厚みは0.3mm程でしょうか!?

カットした状態で後ろ側シリンダーヘッドにもピンを付けて仮組してみました。
長く上側に出ているのがピンですね、フレームを貫通してエンジンを留めてあります。

仮組をしたままでハンダ付けします。
これなら狂ってしまう事が無いですね!ハンダ付けをしたら余分なハンダを削って整形致します。

今度はフロントのステアリングまわりを作りますが、一番重要なのがステアリングを支える部分です。
ここにはガタが余り大きいとフロントフォークの角度が変わってしまいますのできちんと決めたい物です。
フロントのサスペンションは少々凝った作りになっていますが一体のメタルで出来ています、そのまま使うかどうか思案しています(笑)

なるべく大きなビスで強度を上げて留めたいのでですが頭が余り大きいと収まらないので旋盤でビスの大きさを調整しながら削ります。
素材は2Mの皿ビスですがあまたの大きさを2.4mm程に削りました。

穴の中にスッポリと収まりました、この上に部品が接着されますのでビスは見えなくなります。

横に寝かしてタイヤなどを置いてみましたがどうもイメージがつかめないですね、やはりバイクは立っていないとね~。

このキットはエンジンの下側に固定用の大きな穴が空けてあります。
この穴を使って何とか展示ベースに固定してやりたいですね、完成後には発送での納品なので強度を十分に考えておかないといけないので・・・まわりのモールドが邪魔なので削りました。

5.0mmの真鍮丸棒を削ってフランジ付きの丸棒を作りました。
したがわ3~4mmの部分に2Mのネジを切りましてここに固定用のネジを使って固定します。

仮組用のバイク用の台が無かったので今回新たに制作しました2Mのネジを下から出してナットで挟み込む様に固定致します。

もう一個ナットを入れておいてこの上からバイクをねじ込みますと中間で遊んでいるナットを使っていわゆるダブルナットをかけまして任意の高さに固定する事が出来ます。



今日から再び寒くなりました

2014-01-28 21:01:53 | Ferrari275GTB
午前中はまだ日も射して結構良かったんですが午後からは急に雲が出て来ましてその後雨が降って来ました。
まあ天気予報の通りですね~
明日はまた天気が回復して温かくなってくるらしいのですが・・・どうなんでしょう!??
やらなきゃいけない事は多々有るんですが・・・時間が無くてため息ばかりが出てしまいますね~(笑)

今日は取り敢えず275GTBから制作を始めます、時間が残ればビンセントブラックシャドウを作りたいんですがね~。
昨日の続きでマフラーエンドを作りましょう。
クラシックフェラーリのマフラーは皆さんご存知の様に大木の車種にアンサマフラーが付いていますね、これがまたかっこいいんですよね。
まあ特徴でもありますのでこれを作らない訳にはいきませんね。
ここだけキットのマフラーエンドという訳にもいかない・・・
まず旋盤で真鍮丸棒を削りましてあの特徴有るメッキのエンドパイプの前側を作っています。
メッキのエンドパイプを差し込む為に少し段を付けて削っています。

作ったのはこれです。
段が付いているのがメッキのエンドパイプの差し込まれる部分です、反対側が丸いのはこちら側に前から来た排気管が差し込まれる事になるからです。

感じとしてはこんな感じになります・・・まだ余分なハンダを削っていないのでゴテゴテですが後で削っておきます(笑)
排気管の最後の部分が離れていたのはこの部品を差し込む為にクリアランスが必要だったからです。

ン?バンドの位置が左右で違っていましたね~何を考えていたんでしょう??
長さはこんな感じで丁度良いですね・・・。

エンドパイプも作っておきました。
このパイプはメッキ仕上げでマフラーの塗装後に接着する事になります。


今度は左右とも、取り付けました。
如何でしょう??
そうそうこのパイプは外径が1.8mmで在りし日のフクハラ製ですね。


余り見えないのですがエンドパイプがメッキされてピカッと光ったら良い感じになると思うのですが・・・

実に山陰らしくない程良い天気でした~!

2014-01-27 21:19:47 | Ferrari275GTB
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今日の山陰の空です!

如何でしょう?凄く良い天気だったんですよ~!!

ヨーロッパからメタルキットの発売が迫っているというニュースが入って来ました。
一つはモデルアート111と言うショップのオリジナルキットで原型はマイケルクレイグ氏(ルフ氏の娘婿)で車種はマセラティA6 GCS Pininfarina#2057で1/43のメタルモデルになります。


当店で販売する物は全てエスプリ43製のエンジン付きのキットになります。
2月中旬から下旬にかけて入荷の予定です。

またもう一つは大変お待ちになっていた方も多いのではないかと思いますが、アストンマーチンDB4ザガートです
このキットは元々はフェニックス43でルフ氏が原型を作った物ですがこのキットをコピーした物になる様です。
既にキットはebayに出ている様でして175ユーロの値段が出ています、今なら日本円で25000円(送料別)くらいでしょうか・・・
http://www.ebay.fr/itm/MF43-ASTON-MARTIN-DB4-ZAGATO-REF-1-01-LE-MANS-1961-LE-PHOENIX-AMR-KIT-1-43-/400651235197?pt=LH_DefaultDomain_123&hash=item5d48acaf7d

このキットについては版権を持つ方と若干のトラブルになっていると聞いていましたがこうして既に商品になっている所を見ると問題が解決したのでしょうか?私はこの件に付いて何の情報も持っていません。
オークションに出ている画像を見ますとシャーシの裏にはフェニックスのマークやルフ氏の原型である事などが記されたままになっています。

キットの全景はこんな感じです。

インストを見るとルマンに出たLHDのNo.1のキットなのにミッションが見える部分を再現していないですね・・・これは大事な所なのにね~。

このキット、画像を見る限りいかにもコピーらしいキャストですねシャーシの文字やメークは彫りが浅く不鮮明ですし厚みの部分にバリも多くていかにもゴム型の作りが良くない事がわかります。
ボディを見てもホイールアーチの部分やリアホイールハウスの後下側のバリが大きな物になっていますね。
この辺りもゴム型の作りが粗雑である様に見えます。
このキャストの状態を見るとミネルバの250P以降の仕事と同じくらいのクオリティーしか無い様に思います。
今制作している250TRの様にボディの厚みが不均一でない事を祈りますよ。
形が良くないのはまだ直せますがボディの厚みが不均一なのは整形する時点で正直困るんですよね~。
こちらのキットも一応2月の中頃には入荷する予定です。

さて前置きがとても長かったですね。
ホイールは決まったのですがセンターのキャップを作らなければなりません、丁度206Sを作った時の挽き物が残っておりましたので当ててみましたが厚みが少し厚過ぎて飛び出してしまいます。

センター部分を少し削って奥に入れる事にします
こんな場合はホイールを旋盤に固定してエンドミルで削ります。
ほんの僅かだけ削りますので緊張感全開ですね~!

これで奥に入りました、やはり入るべき部分に収まると気持ち良いですね。

これで車体に取り付けてみますと・・・ウ~ンかなりかっこいいですね。


本当はこれでビンセントブラックシャドウに行きたかったのですが、忘れていました削ってしまったエキゾーストを・・・
削った物は当然ながら作っておかないと前には進めません(笑)
キットのエキゾーストはこんな感じです、まあ市販の安いミニカーならこれで良いのかもしれませんが、私の作品ではまずOKとはゆきません・・・当たり前です。

エキゾーストの取り回しに付いてはキットの通りではサイレンサーの後からタイヤを避ける様に内側に寄ってそのまま真っすぐに後に出ています、一見良い様に思うでしょ?
でもこの取り回しではダメなんですよ。
リアタイヤの内側にはサスペンションやドライブシャフトが有ります、ましてこの車は独立式のサスペンションで中央のデフはシャーシ側に固定してありドライブシャフトとサスペンションアームはタイヤと一緒に上下しますからその部分にエキゾーストを通せば当然当たってしまいます。
実車では動かないデフのすぐ横を通してある様ですね。
つまりサイレンサーの後から大きく内側に寄ってデフのサイドを通ってから外側に開いてゆき両サイドに振り分けられます。
実車でも曲がりを調整しないと当たるらしく微調整をしていますね。

エキゾーストを曲げてゆきます。
素材は1.2mmの真鍮線ですがこのサイズは常時使わないので素材の入っている箱から探し出しました。
左右で同じ物を作る場合は植えから重ねておいて調整をしながら曲げてゆきます。

シャーシに当ててみました左右で同じ部分を通る様に微調整ですね。

左右に並んだパイプを曲げたい場合には左右においておいて微調整・・・まあ当たり前の事なんだけど・・・。
一番後ろ側だけはマフラーエンドが少し太くなっているので完全に沿わせるのではなく少し隙間を空けておくのが良いですね、実車もそうなっています。

2本のエキゾーストパイプに止めをハンダ付けします。
実車もこんな感じで束ねていますよ・・・

止めの金具のいくつかを長く延ばしておいてシャーシへの差し込みピンにします。

パイプだけ作ったら閉店時間になってしまいました、残りの作業は明日の作業に致します。
明日はマフラーの完成までのご紹介になります、本日はお疲れさまでした~明日も頑張ろう~!