Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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CSP311シルビア完成です

2022-07-28 21:48:17 | 日産シルビアCSP311

本日の山陰は晴れ時々曇りの天気でした。
やはりウェザーニュースの天気予報はあてにならないですね。

もうちょっと確率を上げてほしいかな〜
せっかくアプリがスマホに入っているのですからね。
役に立たない予報では意味がないのです。

さて本日はブルーベリーも収穫も一段落しましたので畑に出ています。

トマトやキュウリ・ナスビの収穫をしておきました。
ついでにオクラも収穫ですね。
結構ありましたよ!!
オマケで今日はグリーンカーテンの為に作っていた小玉スイカを収穫しました。
多少の大小はありますが直径は15cmくらいです。

お昼はほどほどに済ませまして(笑)
午後からは本業を進めましょう。

今日はサムライの予定でしたが、シルビアCSP311の方が急ぎになってしまいましたので急遽こちらを進めます。

標準仕様のステアリングは外しました。
裏側を見ますとフラットブラック一色なんですが。
実車は多分アルミのスポークなのでシルバーの方が正解のはずです。
このステアリングは使わないのですが・・・一応裏側をタッチアップしておきました。

しかもよく見ますと・・・
グリップの部分はランナーから切り離されたと思しき部分がタッチアップもされず・・・
まあ見えない部分なので良いのかもしれませんが、こちらもタッチアップしておきました。

純正のステアリングはこんな感じなんですね。
問題は左側に見えるシフトノブとその前にあるシフトバターンの表示ですが・・・
この木製のシフトノブは純正ではありません。
純正品は多分黒いエボナイト製の丸い形状のものではないかと思います。
シフトパターンは車検の時に表示が必要になったので取り付けられたものかと思います。

ちなみにこちらの写真は実車とは違いましてネットで拾った画像です。

ついでに平坦な塗装だったグリップ部分ですが木目がわかるようにタッチアップしておきました。
ちょっとオーバーディティールだったかもしれませんが・・・木製であることがわかる様にしておきました。

続いてクリアーオレンジを重ねておきました。
これで一層ニスらしく見えますね。

そして現在実車についている汎用のステアリングホイールを作ります。
洋白板から切り出しまして実車と同じく4つの軽め穴が空いているスポークを作っています。

グリップ部分は真鍮線の1.0mmです
雰囲気を確かめるためにミニカーのダッシュボードに取り付けてみました・・・

いかがでしょうか??

続いてステアリングのセンターボタンにつくNISSANのエンブレムを作ります。
この部分のデカールのデータを作ってみました。

難しいのは文字の部分がなるべく潰れないように手加減をすることですね。

印刷してみました。
どうやら左側の方のデータの方が良いみたいですね。

お客様のご依頼は床のマットの表現がなんとかならないでしょうか?と言う事でした。
数日考えましたが・・・

今回はこれを使ってみましょう。

塗装をするのは簡単なんですけど・・・
どうしても質感は再現できないのです。
なのでダイソーの手芸屋さんに行ってフェルトを買ってきました。

茶色系のフェルトのセットで送っていただいたサンプルに一番近い物を使います。

シートの取り付け部分が盛り上がっていますのでその周囲にマスキングテープを貼って型紙を作ります。
シートの前の部分でマットが切れていまして・・・
多分その下側にはボディ補強の出っ張りがあると思いますのでこの部分で一旦カットして2分割のマットにしました。

センターコンソールにはいくつかのトグルスイッチがついていますので1/24用のエアバルブを使ってスイッチを再現しておきました。
元々はモールドだけなのでちょっと表現が弱いのです。
シフトレバーはブーツの部分をフラットブラックに塗ってシフトノブはグロスブラック、そしてブーツの取り付け部分は金属リングを入れておきます。
流石に少し手を入れただけでずっとシャープになりますね。

ステアリングのホーンボタンは旋盤で洋白の丸棒を削り出しました。
そこにこのデカールを貼ります。

ダッシュボードに組み込みますと・・・
こんな感じです。

外した純正のステアリングはリアのスペースに置いておいてくださいと・・・
そのまま置いておくのも芸がないので・・・
実車の写真を見ますとグリップ部分にビニールのカバーが被せてありました。
よくある物なのですが・・・ビニールのカバーなのですがゴムで絞り込んで被せるようになった物です。
どうしようか考えたのですが厨房のラップを細くカットして巻いて絞っておきました。
雰囲気は出たんじゃないかと・・・(笑)

これをリアのスペースにおきますとこんな感じです・・・これで良いかな〜!?
ミニカーは宅配便で納品なのでステアリングが暴れると困りますから細切りにした両面テープで貼っておきました。
これなら外そうと思えば外せますからね。

続いてサイドブレーキですね。
ミニカーではこの部品は黒いプラスチックで作られていまして全体が真っ黒です。

ネットで画像を検索したり古いCG誌の写真を調べますとここは内装と同じレザーで作られていますのでアイボリーホワイトでレバー自体はクロームメッキ、サイドブレーキのグリップはブラックであることがわかりました。
洋白線とアルミパイプで作り直しておきました。

塗装をしますと・・・
少しはよくなったですかね・・・。

レバーを取り付けました。
まあ接着しただけですけど(笑)

続いてミニカーをベース板に取り付けるためのビスをカットします。
実際に必要な長さを計測して糸鋸でカットしています。
まさか外すために加工したビスをそのまま使うわけにはゆきませんからね。

ミニカーを展示ベースに取り付けました。
今回はこのプラスチックのベース板で良いとの事だったのでこのまま取り付けます。
まあ必要があればまたご相談くださいね。

ナンバープレートのデータを作りました

ナンバープレートを作りました。

作ったナンバーをミニカーに取り付けまして。
これでシルビアは完了しました。

これで今日作った他の見積もりと同時に発送できますね。
今回の見積もりは今年8月から来年1月に着手予定の見積もりを発送させていただきました。
まあこれが製作分の全てではありませんが・・・

 

 


そしてこちらも始めます

2022-07-22 21:35:24 | 日産シルビアCSP311

本日の山陰は・・・
雨のち曇り・・・そしてまた雨の連続でした。
時々日が射すのですが、天気は一向に回復せず降ったり止んだりの1日でした。

朝一番で中庭の草刈りをしようかと思っていましたが・・・
雨が降ってしまい断念しました。

中で仕事をしていますと晴れてきまして・・・日が射しています。
ここぞとばかりに着替えて中庭の雑草の際を刈りました。
一応のところ際刈りは終わったのでホッとしました。

厨房係は今日はちょっと暇だったかな(笑)
中庭の草刈りで疲れていましたのでちょうど良かったですね。

さて午後からは本業です。
今日はまた新しいものを始めましょう。
1つ終わって2つ始めたら収拾がつかなくなってしまうのではないかと多少心配しますが・・・
始めないと終わらないですからね・・・。

本日開始するのは1/24日産シルビアCSP311です。
お客様の車と同様の仕様にする改造を行います。

メーカー名は不明、多分中国製かな・・・
でも1/24は珍しいですね。

見積するにも直すにも・・・まずはベース板から外さなければなりません。
裏を見てびっくりです!!
なんとネジの山が三角なんですけど・・・
こんな場合はマイナスドライバーを突っ込んで回すと外れるのですが・・・
ネジが硬くて外れません・・・と言うか回りません(笑)

仕方がないのでネジの頭の中央にダイヤモンドカッターで切れ込みを入れてみました。
ネジを後で交換する分でも外さないと前に進められないのです。

こうすればマイナスドライバーで外すことができます。
まあ固い事には変わりはありませんが、回らないことはありません。

やっとベース板とミニカーが外れました

裏の文字を見ますとやはり中国製ですね。
しかし、メーカー名はありませんね。

ミニカーとベース板を外して安心したのも束の間・・・
シャーシとボディの間のビスもドライバーの穴がプラスでもマイナスでもないのです。
また三角なんだよね・・・

しかもこんな穴の奥の方なのです、コレではダイヤモンドカッターで切れ込みも入れられません。

シャーシとボディの間はネジが緩かったのでマイナスドライバーを押し込んで回すことができましたのでボディとシャーシを簡単に分解できました。
シャーシを外しますとこんな部分にも三角ドライバー用のビスが使われていました。
もっとびっくりしたのが・・・このドアのヒンジですね。
見た感じ・・・かなり異様です。

この時点までまだドアを開けたことがなかったのですが、こんな感じで開きます。
しかし・・・コレじゃあ実車と違いすぎですね。
下の写真を見ますと横開きのガルウイングドア・・・って感じですかね(笑)
ちょっと設計に問題ありかもしれませんね。

なぜドアを開けたのかと言いますと・・・
お客様からドアのサイドウインドウを開けた状態にしてほしいと言われていまして・・・外して加工した方が傷みが少ないと判断しました。

ウインドウを開けた状態にするには窓ガラスを切って無くしてしまえばいいのですがCSP311のドアウインドウは周囲にサッシがついていましてドアのウインドウを開けた場合サッシだけが残っていなければならないのです。
四隅に1.0mmの穴を開けておきましてその穴を結ぶように糸鋸でカットしました。

穴を開けたウインドウ部分ですがまだ余分な部分がついていますので木片にペーパーを貼り付けたもので削って整えました。

ガラスをカットした厚みの部分ですが透明なプラスチックでできていますので厚みの部分をラッカーシルバーでタッチアップしておきます。

建て付けは良さそうなんですね。
ボディに戻しますとこんな感じになります。
ウインドウが開いているように見えますね。

お客様には内装とステアリングを実車通りにしてほしいと言うことだったので内装を分解いたしました。
シートや内装は実車の写真ではアイボリーホワイトに近いカラーなんですね。
ミニカーではフラットホワイトなんですがちょっと雰囲気が違うのです。

ちなみにシートはこんなカラーなんです。

内装やシートは付いたままになっていたパーティングラインやバリを削ってから塗り直しました。
本来は床のカーペットの色を塗り直すと言うことだったのですがやはり全部のバランスが大事なので周囲の部分もやり直します。
シートだけではなく内装も全て塗り直しましょう。

明日はF2007を進めます。