Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日は朝から草刈りです~!

2014-05-01 19:24:07 | Ferrari275GTB
今日からいよいよ5月になりましたね。
5月と言うと1年中で一番過ごしやすい季節を迎えます、先日正月だった様な気がしていますのに・・・しかも寒い寒いと言っていましたが、大変過ごしやすい陽気になりました。
山陰で4~5月と言うと大変忙しい時期になります、新入学に伴う引っ越しをされた方もいらっしゃるでしょう。
また新しい職場に・・・と言う方もお多いのかもしれませんね。
私の家では新入学も職場も今まで通りでは有りますが、農業が大変忙しい事になっております。
昨日のお休みにはミニメロンのコロタンの苗を12本植えましたし茄子にピーマン/トマトなどの苗物を植えました、まだ夜間は寒いのでビニールもかけておかないといけませんし、その作業だけでも余分な作業ですね。
今日は水田の草刈りをしました、などと書くとついに模型の制作をやめて農業に転職か?などと陰口を言われるかもしれませんが(笑)
決してそんな事はなくて家内の実家の水田の畦の草刈りをしたんですよ。
僕には水田は無理かな(笑)
まあ実家の義父が一度刈ったらしくそんなに草が大きくなっている訳ではないのですが連休明けには田植えをしに義弟が東京から帰ってきますので準備が凄く忙しい訳です。
それに義父も以前と比べると少し歳をとりましたから・・・手伝ってあげなければいけませんが・・・一体どこまで役に立っているやら・・・?ですね。
下は草刈り前

そして草刈り後・・・誰ですか?あまり変わっていないとか言っている人は(爆笑)


さて夕暮れまで草刈りの後は・・・製作ですね。
この所ビンセントブラックシャドウは鉄工所でホイールの素材を荒削り加工をしてもらうので加工待ちですし275GTBはメッキ待ちでしたのでずっと250TRを作っていましたがメッキが帰って来ましたので275GTBを仕上げてしまいましょう。

メッキから帰ってきた2本のバンパーの内どちらを使うかですが、僕個人としては後で作った物の方が良い様な気がしますのでコチラを使いましょう。
もちろん、残ったもう一方の物はスペアとして作品と一緒に納品させて頂きます。
微妙な位置関係を調節してマスキングテープで固定して接着します。

問題はバックランプです。
もう本体は真鍮のプレスで作ってあるのですが、問題はどの様な構成にするかという事ですね。
広島のI川さんはメッキのレンズという予想でしたが、もっと現物に近い構造にしたいと考えたのです。
まずは作ってあった本体の中に貫通したステーの真鍮線を削り取ります。

先日仕入れたPET板でレンズを作ります。
レンズには縦線でレンズカットを入れておきましょう、カットを入れた面は内側にします。
この様な細工をする時には黒い紙の上で行うとよく見えますよ(笑)

レンズの裏からホワイトに塗ります、シルバーを塗りたいところなのですが実物はレンズの反射で結構白く見えるのです。

バックランプ本体はセミグロスブラックで塗装してボディの下側に取り付けました。
ボディ側に金属リングを仕込んでおくと取り付け用のナットの表現が出来ます、細かな事ですが後ろから見た時の雰囲気がずっと良くなりますし多分実車もこの様に留めてあるはずです。

バックランプのレンズはバックランプに直接付いてある訳では無くメッキの枠でレンズを押さえています。
なのでメッキの枠を作ってみました・・・

レンズと枠をバックランプ本体に取り付けますとこんな感じになります。

話しが前後しますがバンパーの上側にナンバー灯が付いていますのでこれを作らなければならないですね。
0.8mm角の洋白角線から削り出します。
こんなに小さな物は削る事よりも固定するのが難しいのです、しっかり固定しないと正確な加工は出来ません。
今回は折れた超硬タガネに瞬間接着剤で仮止めして削っています。

さらに細かな1000番程度のペーパーで傷を消します。

最後にバフをかけて仕上げます。

そしてリアバンパーの上側に接着します。
なかなか良い感じかと思いますが・・・如何でしょう!?

これでいよいよ完成です!

後はクリーニングと完成写真の撮影くらいですね。
今夜のうちに納品のご連絡をしておきましょう・・・。

今日も旋盤で削っています・・・!

2014-04-24 21:45:38 | Ferrari275GTB
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先ほどはビンセントブラックシャドウの制作を少しだけアップしておきましたが、今度は本命の250TRでございます。
まあ天気の事は先ほど書きましたのでいきなり制作に入りましょう。

今日も旋盤を回していますよ、先日も250TRに騙されちゃったですからね(笑)
寸法的には昨日と同じくらいになりますただ全長を0.8mm程短くしておきます。

フライスも使いますよ先日はど真ん中に深さ0.8mm掘りましたが、今日は中心の穴に貫通しない位オフセットしておいて欠き取るって感じですね。
あそうそう、エンドミルは1.5mmを使いますよ。

上の画像ではよく見えなかったでしょうから・・・こんな感じになります。
穴が空いてしまうと中心に0.8mmの真鍮線をステアリングシャフトとして通す時に通らなくなってしまいます。

ハンダ付けしました~。
こんな感じになっています・・・既にハンダ付けをしています。
後で取付けた真鍮パイプが肉厚なのがわかりますか?
このパイプも旋盤で挽き出した特注品で肉厚のパイプになりますよ内径が0.5mm外形が1.4mmですね。
こんなサイズのパイプは存在しませんから必要有る人が自分で作るしかないですね。

自作パイプの穴に六角ボルトを差し込みます。
このボルトは恐らくステアリングポストを固定している物と思いますがボルトしか見えないので取り敢えずボルトだけの表現をしておきます。

またまた旋盤を回しております。
今度の素材は洋白です。
外形は2.5mm程も有るでしょうか・・・削って残っている部分は0.8mmですね。

はい突っ切りで切っていますよ。
これはステアリングのセンターモチーフを作っているんですよ。
細い部分が長いのは先ほどのコラムの中心の穴を貫通しパイプのステアリングシャフトに刺さらないといけないので細い部分がかなり長くなっていますね。

リューターを使って先の部分だけ丸く削ります。
ここは繊細な形状なので姿バイトがない限り手で削るしかないでしょうね~。

最後にコンパウンドを使いピカピカに仕上げます。
ここは何も考えなくても良いですが、細い部分を曲げてしまわない様に気をつけて下さいね。

ここまで来てまた問題発覚・・・です。
センターのモチーフの大きさがちょっと小さい印象ですね。
どうやらRを付けて削る時に少し外周も削ってしまう様でして最初に少し大きめにしておく方が良いみたいです・・・またまた削り直しです。
左側が削り直したもの右側が従来品です。

センターモチーフを削って磨きましたよ。
5台分有りますが1台分(LHD用は細い部分が短いもの)は少し短めです、これはコラムの形状が違うからですね。

まずステアリングに接着・・・スポークに穴の有る物はLHD用です。

コラムの部品に接着します・・・RHDモデルはコラムの部品との間に少しクリアランスをとります。


車体に取付けるとこんな感じです。
LHDは・・・

RHDは・・・

ウ~ンなかなか良いんじゃないかい(笑)

あとほんの僅かで完成ですね

2014-04-20 21:05:29 | Ferrari275GTB
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今日は昨日と連続で曇り空でしたね、ほんの時々は太陽が顔を出す事も有りましたが、ほんの少しでした。
昨夜自宅に帰る時は雲がなく星が出ていまして今日の朝は放射冷却で冷え込むのかな??と予想させるに十分だったのですが思いの外冷え込まなかった・・・農業を少しでもやっていると天気とか気象について敏感になるのかもしれません。
最近かなり気になるんですよ(笑)

さてもう少しになっているフェラーリ275GTBですが、まだリアバンパーのメッキが出来ないらしく完全に完成はしないのですがいよいよ残りの部品が少なくなってきました。
まず昨日までの画像をアップしておきます。下の画像ではフロントから近接して撮影していますのでキャビン部分が小さく見えますが実車はそんな事はないのでご安心を!
フロントまわりはほとんど組み付けが完了していますこれ以上取付けるべき部品は無いと思います。

上から見てもこんな感じです、ほら!キャビン部分が著しく小さい事はないでしょ!
残るはリアのエンブレムとメッキがまだのリアバンパー、完全に新しく作らないといけないのはバックランプくらいでしょうか・・・。
そうだ!リアバンパーに付くナンバー灯も作らないといけませんね~。

今日はまず
リアのトランクに付くエンブレムを・・・
エンブレム自体はステンレスのエッチングなのですが、このまま貼ってもキラッと光らないのです。
磨きをかけなきゃね~ただしエンブレムの様な細かな物に直接バフを当てると歪んだり壊れてしまったりします。
なので一度切り離してアルミ板に瞬間接着剤で貼付けます、この時に注意するのは全体をきちんと接着する事です。
跳ね馬のマークとかの馬の足がきちんと接着してないとバフをかけた途端に曲がってしまいます。
このままですとエンブレムの上側に接着剤が出ている部分も有りますから800~1000番程度のペーパーでエンブレムの上側の接着剤を削ってしまいます。

ペーパーでエンブレムの上側をけずって奇麗にエンブレムの上側の接着剤が取り除けたらいよいよバフがけです。
ピカピカになるまで研磨剤を付けたバフをかけます。

奇麗になったからと言ってナイフの先でエンブレムを剥がしてはいけませんよ。
せっかく変形をさせずに磨いたエンブレムが歪んでしまいます。
アセトンに浸けて接着剤を溶かします。

貼付けには位置決めがポイントになります。
マスキングテープを細切りにした物をボディに貼付けて車体の中央になる部分に印を入れます。
2本有るのはこの間に跳ね馬のエンブレムが来る様にする為ですね。

全てのエンブレムを貼ってからマスキングテープを外します。

つづいて
バックランプです。
バックランプはリアバンパーの下側中央にぶら下がっています。
バンパーに付いているのかボディなのかシャーシなのかよくわからないですね。
よく見るとバンパーのすぐ奥側でボディに取付けられている様ですね。
多分裏側にはシャーシの一部が延ばしてあって補強されているのでしょう。
場所が確定しましたので今度は本体の制作です。
いくらバンパーの下で見え難い場所と言ってもエッチングをペタッとはって・・・と言うのでは面白くないでしょう。
きちんと奥行きの有る部品を作りましょう。
私のモデリングはこれの繰り返しですから・・・
まずはこんな物を作ります!
真鍮の丸棒を削っています・・・何だかわかるかな??

もう一つ
鋳物製のスチールブロックに掘り込みをしまして・・・

そうですプレス型を作ったのです。
一般的に四角いバックランプを作る場合簡単に作るならメタルの板を削って作るのが一番手っ取り早いですね。
しかし、何となくですがバックランプは無垢のイメージじゃない、せっかくならプレスで作ってみようと思いました。
少しずつ修正をしながらプレスして様子を見ます、素材は0.2mmの真鍮板を焼き鈍した物です。
絞りが深いのか切れてしまいますね・・・

やっと切れていない部品が出来ました。
まあ今回は1個出来ればOKなので無理にプレス部品を作らなくても良かったのですが・・・

一ヶ所だけ穴を開けて0.5mmの真鍮線を半田付けします。
まあ持ち手を付けたと言う事も出来ますか・・・ね。

外形をペーパーを使って仕上げてゆきます。
かなり細かいので結構大変かな!?

レンズはエッチングにメッキを施した物にしようかと思っていますが・・・まだ未定です。
塩ビ板で作った方が良いかもしれませんね・・・私らしいのはどっちだ??

完成が近くなってきましたね

2014-04-19 20:36:21 | Ferrari275GTB
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今日は朝から曇りでした、春らしく霞みがかかっていますがこれはPM2.5でしょうか??
今年は例年に比べると少し寒いのかもしれないですね、昨年と比べると中庭の芝生の伸びが余り良くない様な気がします。
少しずつは緑の葉っぱがのぞいていますが一面緑というにはまだまだと言う感じですね。

今日は夕方から文化協会の展示物を撤収に行かなければならないので朝からしっかりと制作をしています。
昨日事務のNさんから確認の電話が有ったので多分男手が足らないのでしょう・・・(笑)と思ってゆきましたが意外と皆さんお出かけ頂いていましてお陰さまで早く撤収する事が出来ました。

さて制作ですが昨日改めて制作したFウインドモールを取付けました、275GTBはフロントのウインドのRが結構きついのでやっぱりバキュームが正解かな~。平板をそのまま接着すると後で必ず外れてしまう様な気がします。
もし、より良い方法を・・・と言うならウインド面に合わせてRをバキュームしておいて外張りにしてモールを付けるのが良いのかな!?

メッキに出していた部品が帰ってきましたのでエキゾーストのエンドパイプを取付けました、オ~やっぱりメッキのテールパイプはシャープですね。

エキゾーストのエンドパイプにデカールを貼ります。
何の?と思われるかもしれませんがメッキのエンドパイプと本体の間に赤い部分が有るのです。
この部分は塗裝かデカールか迷う部分なのですが実車ではこの部分が赤いビニールテープを貼って有りますので、1/43でもデカールを使う事にしておきましょう。使ったのは古いモデラーズのカラーデカールですね。

出来るだけ細くカットしたいのですがデカールではそれも限界があります、いくつかカットしておいて水に浸けて具合を確認しながら貼付けます。
実車ではビニールテープが貼って有ると書きましたが、20年位前でしょうか?ポルシェ914に乗っていまして余りにも空冷4気筒のエンジン音がしょぼかったのでアンサマフラーを新品で取り寄せて付けました。
ここがビニールテープでしたので熱で焼けてしまいすぐに剥がれてしまったのが大変残念だった事を思い出しましたまあミッドエンジンなので熱源が近かったのだろうと思います。

左右で1本づつ貼ってみました、やっぱりかっこいいわ~!

あっと言う間に4本全て貼りました、細いパイプに巻かなければならないのでマークソフターを付けながらやっとの事で貼り終えました。

一応の部分まで完成しましたのでシャーシの上に乗せてみます・・・。
なんとなかなか良いじゃないですか!

ついでに2本のワイパーも取付けてみましょう、ワイパーアームを止めているシャフトの部分は金属リングを一つだけ介して接着してみました。

ワイパーアームを取付けたら次はウォッシャーノズルです、275GTBの場合は2本のワイパーの間に左右2個ノズルが付いています。
ノズルは何も準備していませんでしたのでインセクトピンの頭の部分だけをリューターで削って整えておきます。
そのまま接着しても余りにも小さいので問題無いかもしれませんが一応リューターで整えて置きました。

形状を整えたインセクトピンをボディに取付けました、ちょっと小さいかもしれませんが実車でもそう目立つ事がないのでこれで良いかと思っています。

トランクフードのオープナーを取付けます。
このオープナーは250GTOのドアの物と同じでしょうか?
少なくとも形状は同じではないかと・・・

ドアハンドルもメッキ部品でしたね。
これも早速取り付けです・・・
ズレない様にマスキングテープを貼っておきましょうかね。

フロントバンパーも取付けましょう、どんどん形状が変わってゆきますね~刻一刻と完成が近くなってきます。

次はトランクヒンジですね。
この辺りは何も考えなくても良いのでどんどん進みます、何故考えなくても良いかって?
仮組の時にしっかりと考えているからですよ(笑)

ウインドを合わせます・・・ちょっとだけトラブルも(笑)

2014-04-18 17:52:57 | Ferrari275GTB
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昨夜は雨が降って今日は少し気温が下がりましたね。
昨日はあれだけ暖かかったのに・・・。
なかなか丁度良いというのが無い今年の春ですね。
昨日、畑で何気なくタマネギを眺めていたら早生のタマネギが結構大きくなっている事に気が付きまして少しだけ収穫して見ました。
収穫したら試食してみないとね~、早速ですがスライスしてサラダにしてみました。
独特の辛みも無く甘くて美味しいタマネギになってくれました・・・!
昨夜の雨でまた少し大きくなってくれるでしょう、一雨ごとに大きくなってくるんですよね~この時期のタマネギは。

さて昨日作ったバキュームのウインドウですが今日は切って削ってボディに合わせてみましょう。
今まで箱車を作る場合にはバキュームのウインドは使わなかったのですが、275GTBのフロントウインドの形状を正確に作るとアニメセルを使う従来の方法では奇麗に貼る事は出来ても耐久性に問題が出る可能性が有りました。
何故、僕がバキュームが好きでないかと言うとボディとの接合部にバキュームの絞ったRが出てくるからなのです。
ウインドの端が丸まっているのが好きじゃ無いんですね~。
この問題点を解決する為にウインドの端の部分にウインドモールを取付けてみる構造を採用してみました。
まずは簡単なリアからです・・・接着は今回裏からエポキシ接着剤を爪楊枝で流してみました。
仮止めでテープだらけになっています(笑)

数分間経過して接着剤が硬化しましたらテープを剥がしてみるとこんな感じになりましたウインドの端の部分が曲がっているのがわかりますね~。

この部分にモールを置いてみました。
まだ接着はしていませんがこんな感じになります、丸まった端の部分が隠れてしまいます。
箱車のウインドの表現は奥が深いですね~どれが正解なのか難しい判断になりそうです。

モールを接着します。
モールの接着はシンナーで溶いたクリアボンドです、これですと後で掃除をするのも簡単ですし何度でも心ゆくまでやり直しが出来ますよね。
四隅は浮かない様にマスキングテープで押さえております。

フロント側も仮に合わせてみていますが形状が複雑なので仮止め用のテープの数が多くなります(笑)

この後形状を直す為に微調整していたら・・・壊れてしまいました・・・金属疲労ですね。
微調整でしたが何時間も微調整していたら金属疲労をしますよね・・・

改めて何時間もかけてウインドモールを作りました。

幸いにしてボディは無傷だったので良かったですよ、この上にボディに傷が付いたら大変な事です。