Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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アップライト部分の製作

2016-05-27 21:36:35 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日の山陰は湿度が高くて蒸し暑かったですね。
その湿度のせいか遠くが霞んでしまって見えませんでしたよ。
さすがにこの暑さではCafeでエアコン無しというのは無理ですので・・・涼しくしましたよ(笑)

そして本日やっとシートベルトの赤の部品が入荷しました。
少し前から当方でもシートベルトの赤が欠品になっていまして御客様にはご迷惑をかけていましたが急いでパッキングです。
明日には発送出来ると思いますので今しばらく御待ち頂きますようお願い致します。
新製品のメッシュとラジエターの方も来月始めには準備が完了する予定です。


本日の製作はフロントアクスルからブレーキのバックプレートにつながる部分を作る事にいたします。
普通のレーシングカーですとこのアップライトは鍛造の独立した部品が有りますがこのアトランティックの様な古い車ではブレーキのバックプレートがアルミ製(?)の鋳物になっていてアップライトとバックプレートを兼ねた様な構造になっているのです。
さすがにバックプレートと一体に作るのは難しいので本日は中央のフロントアクスルにつながる部分を作ってゆきます。
まずは真鍮の丸棒を2.9mmの太さに削りますそしてちゅうおうに1.0mmの穴をあけてフライスに取り付けた所ですね。

先程の丸棒の中心を1.5mmのエンドミルで深さ2.2mmの溝を掘っています。
割り出し円テーブルで回しながら四角くなる様に削っています・・・
ちょっと説明が難しいのですが・・・画像を見てご判断下さい(笑)

次は割り出し円テーブルをバイスに交換して削った部品を固定し直します
キリが中央に来る様に垂直になる様に気をつけなければなりません。

穴を開けたら最終的には角を丸めます。
ここはステアリングを切る度に回らなければなりませんから角が丸くないといけない訳です。

そしてナックル部分はアクスルを少し太く見せたいので真鍮パイプのリングを作ります
但し厚みが左右揃っていないといけませんので真鍮パイプを切った物を1.0mmプラ板に差し込んで削る・・・いつものカミムラさんのやり方を拝借します(笑)

表裏共削ってプラ板から外しますとこんな感じになります
厚みは二つとも揃っています。

アクスルの左右に取り付けてからナックル部分を取り付けます。
ここでのポイントは先程の真鍮パイプですね。
この位置でホイールのトレッドが決まりますからね・・・
今作っているのはT57Gに使う物なので少し幅が狭くなる様にしておきました。
理由はリアのアクスルと同じですよ(笑)

Fアクスルシャフトの製作

2016-05-26 21:22:12 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は降りましたよ!
まあそんなに沢山じゃなかったのですが夕方にドバ~ットね・・・何度かに分けて降りました。
この数日間「降る」「降る」と言われていまして降るまでは結構湿度が高くムシムシしていましたからね。
今日はCafeでは一日中エアコンを入れていました。

そんな中ですが1週間程前に異常が出てメーカーに修理に出したインクジェットプリンターが戻って来ましたよ。
どうやら縁なし印刷ばかりしていたら溢れたインクを貯める部分が一杯になった様でして・・・いちいちメーカーに送り返さないと対応出来ないのは不親切ですね。
しかも料金は送料を含めて9700円程かかります・・・洗浄してスポンジを交換するだけのはずなんですが・・・。
そんな物は引き出し状にしておいて差し替える様に出来ると思うのだけど。
修理を依頼した電話で新しい複合機を勧められたりしますが複合機は壊れるとプリントもスキャンもFaxも使えなくなってしまいますから困りますと丁寧にお断りしておきました。
それにいちいちメーカーに送り返さなければならないのも複合機ですと大変ですからね(笑)


さて製作です
今日はランチタイムを過ぎるまでは大変忙しかったですがその時間を過ぎますとピッタリとティータイムになりましたので楽が出来ました・・・いやいや製作を始められました(笑)
今日はこのフロントアクスルを作ります(画像の物はT57Gの物です)

フロントアクスルを作る時に一番寸法が厳しいのがブレーキドラムを差し込む部分なんですがまずはそこを旋盤で仕上げます。
素材は直径が1.5mmの真鍮線を使いましてブレーキドラムを差し込む部分は0.9mmになる様に削っています。
旋盤で加工する場合は少しずつ削らないと刃物の抵抗で真鍮線が曲がってしまいますからね~注意が必要ですね。

先程削った部分につながる様にリューターを使ってまわしながら斜めに削ってゆきます
左右で分割していますので左右とも同じ様なRを描く様に削ります。

リーフスプリングを固定する為の四角なリングを固定する為にアクスルシャフトを削っています
斜めの部分に削り込みを入れなければならないのでフライス盤を使ってエンドミルで削ります

先程削った部分ですがフライスを使ってもバリが残っていますのでヤスリをかけて整えておきます。
機械加工だからと安心せずに気にして手をかけておくのが良いですね。

次は旋盤を使うついでに
左右のアクスルをつなぐ為のパイプ・・・と言うかジョイントを作ります。
内径が1.5mmの真鍮パイプは外径が2.1mmなのでこれを外径1.8mmになる様に外部を削っております
これもまた旋盤で一度に削る量をかなり少なくして削ってゆきます。

少しずつ削りまして、何度か計っては削り計っては削りを繰り返しましてやっと1.8mmの外径になりました。
内径が1.5mmだから肉厚は0.15mmしか無いパイプになりました。

先程削ったパイプを長さ3.5mmに切り出しましてアクスルを組み立てる準備をしています。

片側のアクスルにパイプをハンダ付けしました。
この場合最小限のハンダでハンダ付けをする必要が有ります。
十分に熱を伝えてハンダ付けをしますとこんな感じになります・・・・。

反対側のアクスルをハンダ付けして組み立てました・・・
ついでにリーフスプリングを通す四角に加工した真鍮パイプをハンダ付けしました
まだ磨きは掛けていませんが・・・一応それらしい形状になって来ましたね~。


フロントリーフスプリングの製作

2016-05-25 21:23:07 | Bugatti Type57SC Atlantic
製作の方はNissan SilviaS15だけで終わるはずも無いですよね(笑)
せっかくの製作時間ですから有効にね使わないといけないですよね~。

本日はフロントのリーフスプリングを作ります
まずは素材のカットです
一番長いリーフスプリングは19mmの長さが有りまして幅は1.2mmです
素材は洋白の帯金を使っています
1.5mmずつ短くしてゆきまして8種類の長さのリーフスプリングを準備します。

同じ長さのリーフスプリングが2枚有りますので重ねて瞬間接着剤で固定致します。
何故接着したのかと言いますとリーフスプリングの切り口の部分をヤスリで削って丸く削らないといけないのです。
同じ様に加工する為に接着しておくのです

わかりますかね!?
切り口の部分を丸く半円形に削っておきました
削った理由は確か「実車がそうだから」でしたね!(笑)

瞬間接着剤を全て掃除しておきます
なかなか剥がれ難いのはペーパーを当てて削り取ってしまいます、この方が後行程のハンダ付けが楽なんですよね。
組み上がっているのはT57Gの物です、バラバラなのは追加製作の物ですね。

リーフスプリングを全てハンダ付けしました
この時点までは左右とも同じ部品です

次ぎにリーフスプリングの一番端の部分に真鍮パイプをハンダ付けします
この真鍮パイプの部分がシャーシとの連結部分になりますよ。


明日はフロントのアクスルシャフトを作ろうと思っています。
予定通りにいけば良いのですが・・・

ボディ塗装の剥離

2016-05-25 20:59:10 | Nissan Silvia S15
今日も天気が悪い予報が出ていましたので「今日は降るよね~」と思いながら出勤しました。
が・・・空は鉛色の雲が立ち込めていましたが一向に降らず。
まだしなければならない外仕事も有りますので・・・どの仕事をしようか迷う所です。

空を見上げても何時降るかなどわかる訳も無く
一向に降って来ないので畑の周りの草を刈る事にいたしました、刈っていると頭の上に多少パラパラと降って来ましたが下が濡れる程では無かったですね。
畑の周りを全て刈ってしまったのでここでお昼のお休みにします。
今日は自宅に帰っての昼食にいたしました。

午後からはCafeの買い物の為にとなり町まで出て来ました、帰ってからやっと製作にかかれました。
まずはS15からですね

昨日ビニール袋にレジンの部品を全て入れてクレオスのシンナーをいれて3~4時間放置しておきました。
レジンのボディは余り長い間シンナーに浸けておきますとレジンに影響が出ても困りますしね。
長くても3~4時間が良い所ではないかと思っています。
まあこれは使われているレジンの質にもよりますから一概には言いきれないのですが・・・

剥がれたウレタンクリアーを古歯ブラシで擦り落としますが完璧には綺麗になりません。
再びウェスにシンナーを含ませてボディを拭きます。
やっとここまで綺麗になりました・・・

BBR 1/43 Fiat Coupe Street 1994

2016-05-24 20:33:21 | 最近手に入れたキットのご紹介
今日はかなりの確率で雨が降る予報が出ていましたが、夕方パラパラと雨が落ちただけで未だに降っていません。
明日はもっと高い確率で雨らしいので雨が降ったら出来ない事を先にやっておきました。
そう中庭の芝刈りですよ~!
前回芝刈りを行なったのは確か3週間程前になりますから芝生も雑草もそれなりに伸びていましてこの辺りで刈り込んでおかないといけなくなりました。
しかも家内のいない状況では休日でないと芝は刈れませんから・・・
朝から隣の土地のブルーベリーの畑を草刈りしまして、午後からは中庭の際刈りをしました。
芝を刈り始めたのは2時頃だったでしょうか・・・
夕方になってやっと全ての芝を刈りましてこんな状況になりました・・・

これで明後日からきれいな景色の中営業が出来ます・・・(笑)

そんな事なので製作は出来ず・・・
本日は新しく入手したキットをご紹介致しましょう。
今回入手したキットはBBR 1/43 Fiat Coupe Street 1994なのですよ。
何故こんな普通のキットを?と思われるかもしれませんね・・・
実は僕にとって大切なキットなんですよ。
このキットが意味を持つキットだと言う事は息子くらいしかわからないかもしれませんね~。
息子もわからなかったりして・・・

このキットは今回ヤフオクで入手しましたが思ったよりも高価になってしまいましたがどうしても欲しかったのでちょっとだけ頑張ってみました(笑)
競っていた方には大変ご迷惑だったかもしれませんが・・・


このキット実は僕が一番最初に作った1/43キットなんですね。
今までも何度か書きましたが私がプロになる半年くらい前に3つの1/43キットを組み立てて嵌まってしまったのです。
一つはSRCのFerrari312PBのタルガフローリオだったかな、2つ目はMRコレクションのランボルギーニミウラSV、3つ目がこのFiat Coupeだったんですね。
作った順序は確かプラモデルに近いBBRのFait Coupeを一番最初に作ってからMRコレクションのミウラSV、最後に312PBだった様に記憶しています。
そしてミウラSVと312PBは現在も私の自宅の部屋に有りますがFiat Coupeだけはプロになって最初に地元ラジオ局の番組に出た時に視聴者プレゼントとして手元を離れているのです。
だから手元には完成品もキットも持っていなかったんです。
今キットの中身を見ますとかなりシンプルな構成ですね。
レジンもまだこの頃は黄色な物で適度な柔軟性がある物です。
この後BBRのレジンはグレーで非常に硬く柔軟性の無い物に変わってしまいましたね。
こんなプラとあまり変わらない素材だったので最初にこれを作ったんですね。

レジンの部品はボディとシート左右そしてダッシュボードと内装くらいですね。
シンプルな物です。

ボディの造形はなかなか特徴を良くとらえていますね。
私はこの実車も好きでしてねこのデザインはなかなか優秀と思いますね。

シャーシの底板はメタル製でマフラーのモールドが入った物になっていますテールエンドだけは真鍮パイプかなにかに替えたいですね。

エッチングパーツはこんな感じです
ウインドウの枠はすでに黒染めしてありますが傷が付いたらタッチアップは難しいかな・・・。

ライトカバーだけは塩ビ板をバキュームしてあります今の所変色は無い様ですのでちょっと安心しました。
確か私が組み立てた物は少し黄ばんでいたのでバキュームを作り直した様な記憶が有りますね。

インストを見る限りシンプルな物ですね。
そうそう平板を使ったウインドウは僕を随分困らせた物です・・・(笑)