Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Heinkel本日完成です!

2012-10-19 18:16:35 | Heinkelキャビンクルーザー
山陰は今日も良い天気でしたね。
こんな日は大変気分良く過ごす事が出来ます。
こんな日はたまった雑用を片付けておかなければなりません、最近少し寒くなって来ましたのでCafeとアトリエの椅子に座布団を出しておかなければなりません。
ただ出して付けるだけではなく付ける前には日光に当ててふわっと乾かしたいですからね~朝一番に外で干しておきました。

昨日完成したハインケルは展示ベースに固定されたままワックスをかけました、使ったワックスは実車用の天然カルナバロウを使った!?(笑)シュアラスターワックスです。
今までは安売りで買ったタミヤのワックスを使っていましたが無くなってしまったのでこれにしました。
最近はワックスも化学合成の物が幅を効かせている様ですが塗料が実車用なのでワックスも実車用で何も問題ないと考えております。
何となく化学合成のワックスは酸っぱい匂いがする様な気がして余り好きじゃないんですね。
艶は・・・どっちが良いのか優劣はよくわからないんです。


展示ベースに載った作品はこんな感じです。
この後梱包をして発送致しました・・・無事に到着してくれれば良いですが・・・!?


さて制作の中でも雑用が溜まっていまして一日をかける程じゃないけどしなきゃダメと言う仕事が有りまして・・・これも少し時間が経過してしまったので早く何とかしなければ・・・。

この458イタリアはウインドの内側が汚れて来たという事で入院して来ました。
この手の完成品は下側から分解する事が出来ない物が有りまして今回の物も下側から4本のネジを外しても裏板が外れないのです。
恐らく車軸の固定用のエポキシ接着剤かホットグルーで安直な止め方になっているのかな~。
こんな場合はリアウインドのまわりにシンナーを流してウインドを外して掃除します。
再度接着すればシャーシを外さなくても大丈夫、でもウインドを傷つけたりするリスクが有りますので注意が必要ですね。
ウインド交換を希望していらっしゃいましたが印刷済のウインドウなので交換しても決して良い事にならないので掃除をした方が良いと判断しました。

まだまだ雑用は続きます。
随分長い間使っている超硬のノミですがメンテナンスに出す事に致しました。
まず作って頂いた野沢製作所さんに連絡を入れてみました、丁度出てこられたのが社長のNさんで『大変ご無沙汰しています』とご挨拶、先方もよく覚えて頂いている様でメンテナンスを快諾致しました。
現在使用しているノミを荷造りして郵便で送ります。
もちろん返送用の封筒にも切ってを貼って送ります。


最後は新作が完成致しましたのでショップカードを作り直しました。
常時私のアトリエにはショップカードを置いていますが少し前にストラトスのショップカードが無くなったので今度はハインケルのカードを作りました。現在印刷中の図です(笑)
もちろん裏にはマップのシールを貼って完了です。


そうそう本日ギャラリーに完成画像をアップしておりますのでよかったらご覧下さい。





さて本日完成するかな~。

2012-10-17 17:52:50 | Heinkelキャビンクルーザー
昨日は定休日なので朝は少しゆっくり眠る事が出来ました。
ただし朝は雨の音で目を覚ましましたね、私の住む安来市では結構降っていた様ですね・・・もう薄明るかったから6時前くらいかな~。
そして昼間もずっと雨が降りました。
そして20度まで上がらない気温だったらしいですね~秋が深まって来たと言うのだろうか!?

そうそう昨日のYahooニュースに出ていましたが模型の老舗『河合商会』が倒産した様ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00010000-teikokudb-ind
今はNゲージの販売をしていた様ですがたまに古いバイクキットを再販してくれたりしていました。
古くからの模型ファンの方は良くご存知でしょう、少し前までこのメーカーのバイクキットをいくつか持っていましたが残念ですね。
まあこれからはどこのメーカーが倒れても不思議じゃないかもしれませんね。
「模型は買う物」ではなく自分で作るものという時代が来るかもしれません、そうなったら簡単に模型を楽しむ事すら出来なくなるかもしれません。
まあこれも世の中の流れと言う物でしょうか・・・寂しい事です。
今からでも各パーツを自作出来るレベルまでもって行く事が必要になるかもしれませんね。

そうもう一つ横道へ~
アクセス数が元に戻りました、一体なんだったんでしょう??
私には全くわかりませんがサイバー攻撃??にしてはまだ数が少な過ぎるかも・・・!?
これくらいの数字なら何となくいつもの数字なので納得出来ますね。


さて今日はいつもの時間に出勤して制作開始です。
本日はメッキ屋さんで無くなってしまったらしいドアハンドルを作り直します。
細かな物ですから少々無くなっても全く不思議じゃない・・・そんな事をクレーム付けてもどうしようも無いし無くならそうと思って無くならす人は居ないはずなので(笑)作った方が早いですね。
今回は洋白線0.8mmを使って削って曲げて・・・こんな場合はリューターのチャックを使うと簡単に部品を保持出来て楽ですよ。
細かな部品はどうやって保持するのかが問題ですね。
曲げ加工をしてからバフがけをしてクロームに近い輝きを与えてやればメッキと見分けは付きません。
実際に取り付ける場合には差し込み部分に金属製のリングを入れてから取り付けますとぐっと雰囲気が良くし上がります。


次は展示ベースの加工を致します。
使う物は某ショップ指定の木製ベースです。
穴開けもまた大切な仕事でして前側に某ショップのエッチング製のネームプレートが付きますので少し後ろ寄りに作品を取り付けます。
なかなか微妙な手加減が必要ですね。


そして大切なのがこの部品です
この部品は作品と展示ベースの間のスペーサーです、各作品にあわせてクリアランスを計り旋盤で一つずつ削って作ります、上の黒いのはポンチで打ち抜いたフェルトでして今回のハインケルの様にシャーシ裏が立体的に表現されている物にはこのフェルトを介して固定致しますとビスが緩み難くまた作品に傷も付き難いのです。


最終チェックで見つけてしまいました・・・取り付けるべき部品が付いていません。
それはリアのエンジンフードのキャッチで左右に一つずつ付いています、またそのエンジンフードの上側に外付けのヒンジが付いているのですがそれも忘れていますね。
まずはキャッチです。
0.8mmの洋白角線を使って削って作っています。
小さいので見え難いかもしれませんがよく目を凝らしてご覧下さい。


ボディに取り付けるとこんな感じですねよく見ると金具の中央部分に切り目を入れてあるのですがそれがボディの切り目に合う様に取り付けます。つまりボディも金具もここで切れていますよという表現なのです。


これこそどこに部品が有るのかわからないかもしれませんね。
ステンレスのスケールの上側にコ字型の部品が有りますね、これが部品です!
この部品はキャッチの部品で実車ではこの部品でロックする様になっているのです。


キャッチの部品とあわせると・・・この部品が付くだけで雰囲気が良いと思いませんか?


今度はヒンジです。
この車のヒンジは少し変わった形状をしています。
普通のヒンジは中央の折れ曲がる部分がなるべく目立たない様にデザインされますがこの車の部品は中央の折れ曲がる部分が少し盛り上げてありましてここで曲がりますよと主張している様な部品です。
こんな特徴のある部品は作るのも楽しいですね。
0.5mmの洋白線を潰して幅0.65mm厚さ0.25mmの板を作ります、それに0.5mm洋白線を90度の角度でハンダ付けしてカットします。
この膨らみがヒンジの中央の膨らみになる訳です。


細かな物ですがバフを掛けて磨きます。


ヒンジを取り付けますと・・・思わず笑みがこぼれそうになるのをぐっと我慢をして最終の部品の取り付けになりますね。





昨日の回答をしなければなりませんね~!

2012-10-16 19:37:36 | Heinkelキャビンクルーザー
昨日はご紹介が途中で終わった様な含みを持たせた様な感じで終わってしまいましたね。
本日はあのクイズ!?の回答からしてゆきましょう。
この画像をご覧頂ければどこに付いたのかご理解頂けるのでは無いでしょうか。


そう!三角窓のフレームだったんです。
このハインケルキャビンクルーザーのフロント以外のウインドは全てガラスでなくてアクリル製なんじゃないかと・・・この辺りは実車をお持ちのカオルさんに伺ってみたい所なんですね~。
と言うのもこの車のウインドはほとんど全てのウインドが3次曲面で出来ておりガラスでは作り難い形状をしているのです。
特にリアウインドは曲面が強くてまるで泡の様な形状をしています。
サイドのウインドも結構曲面が強い様に見えておりましてガラスで無いかもと思ったのです。
それに排気量も小さいので軽量化からもウインドはアクリルの方が良いのではと・・・もちろんフロントはワイパーが付いていますのでアクリルでは傷が付きやすく使えませんからフロントはガラスでしょうね。
まあ国によって車検制度が違いますのでアクリルでは車検を取れない場合も有りますから・・・ちなみに日本では年式で違いますがダイハツのミゼット(初代)ではフロントはガラスですがサイドウインドはアクリルですね。
ちなみにフィアット500アセットコルサではリアのサイドとリアウインドがアクリルとなります(笑)
フェアレディ432Rでは確かリアのウインドウとリアサイドもアクリルだった様な・・・ドアガラスは記憶が無いな~。

話しを元に戻しましょう。
ハインケルの窓がフロント以外アクリルではないかと言いましたがその形状からサイドの一番前の三角窓以外は開閉しない構造になっている様なんですね。
つまり窓がどこも開かないと言う事なんですね。
換気の為にはこの三角窓を開ける訳ですが今の車にはこの三角窓が無いのでこれを開けた姿はちょっと珍しいかも・・・と思ったら開けずにはいられなかった(笑)
だけどウインドだけでは開けた姿にはならないのでサッシを作ってみました。
今まで初めてかな~三角窓を開けた姿を作ったのは、結構ユーモラスで面白いと思うのだけど・・・。

でも作るのは結構大変で最初は閉めた姿を作る予定だったのでバキュームのウインドを削ってサッシに合わせます。
バキュームが小さいので削るのも結構大変なんだな~。


三角窓を作っていたら右のサイドウインドの形状が気にくわなくなって作り直ししています。
見たら手直しをしたくなって来ます、困った物です。

明日は休日だけど手直しとクリーニングそして展示ベースに留めて製作解説書を書ければ予定通り明後日には東京の某ショップに発送出来るかな~。

本日は結構のんびりと始まります(笑)

2012-10-15 18:38:10 | Heinkelキャビンクルーザー
本日は大変忙しい日でした。
ご来店も有りましたが、それ以外の事でも結構忙しくしておりました。
もう時効になりそうなので書きますが、実は1年くらい前からヤフオクに出品しておりましてこの日曜日の夜に終了したのでした。
それで何で忙しいのかって?
実は昨年まで20年以上に渡って集めたプラモデルをほとんど全部出品していたのです。
それも1円スタートで売りきりです。
一番多い時には130個くらい一度に出品しましたら後始末がとても大変でして2日以上かかった事も有りましたね。
当然更新はしなければいけませんので制作の方もしての話です。
今日はその対応日だったのですね~。
今まで何個出品したのか覚えておりませんし数えてもおりませんのでわかりません。
お取り引きの連絡やご入金の確認、そして発送となかなか時間がかかりますね。
たまにご存知の通り厨房も手伝わなければなりませんし畑も待っています(笑)
残りのキットがかなり少なくなって来ましたので後2回くらい出品すれば大体完了になりそうですね。

せっかく集めたキットなので勿体無い感じもしますが今はご依頼を頂いた物を作るだけでも時間が無いのでもうプラモデルは作る時間が有るはずも無い、リサイクル屋さんに売ってしまうのは簡単だけど本当に欲しい方にお渡ししたいと思いましたのでオークションに出品とあいなったわけですね。
だから儲けなど考えていない1円スタートの一方通行ですね、出したら必ず売れます(笑)
欲しい物が出て来たらどうするかって?
オークションで必要な物だけ買えば良いですね。

まあそんな事も有りますが今日の更新です。
忙しい日々では有りますが今日はゆったりと制作準備から発進です(笑)
何の準備かというとペーパーを小さなスティックに付ける為の加工をしております。
両面テープをペーパーの裏側に貼付けて両面テープの2列ごとにカッターで切ってゆきます。
カットした物を専用のハサミで切って木製のスティックに貼付けて使うのです。
今回作ったのは320番と240番のペーパーを使った物でこの辺りの番手の物はヤスリ替わりに結構使うのです。


例えば今日の制作ではこんな感じです。
何を作っているかって?
ハインケルのボディサイドに付くウインカーレンズを作っています。
ハインケルのウインカーレンズはちょっと変わった形状でしてイタリアのスーパーカーなどは小さな丸形の物が付いていたりして簡単に作る事が出来るのですがこのウインカーは縦長の丸い物で上下には金属の部分が有ります。
同じ物はメッサーシュミット(飛行機じゃなく3輪車)にも付いていた様な気がします。
またフォルクスワーゲンビートルのフロントサイドにも同じ様な物が付いていた様な気がしますが・・・。


金属部分も作ってみました・・・ちょっと小さいので見え難いですが・・・。


ボディに取り付けるとこんな感じです。
普通の丸い物と比べると個性がありますね~個性があるならなるべくそれに近づけるのが仕事です。


今度はそのウインカーの前後にあるモールですね。
オリジナルキットではこのモールはボディと一体の物でしたがもう誰もそんな物を磨いて使う事はしないですよね・・・作った方が奇麗だし早いですから。
でもバフを掛けて磨いておくという一手間は必要です。


モールを付けるとこんな感じです。
いっそう良くなりましたね。


またわかり難い部品を作っていますよ。

素材は0.3mmの洋白線と0.4mmの洋白線を使ってハンダ付けをしていますが・・・なんの部品かわかりましたらコメントを入れて下さいね。
正解の方には豪華賞品は有りませんが・・・(笑)
ヒントは下の画像の中に付ける部品ですね・・・取り付ける場所が写っています・・・わかりますか????
正解は明日の更新で・・・!

本日は安来市の十神地区運動会です

2012-10-14 10:12:06 | Heinkelキャビンクルーザー
本日は私が住む島根県安来市の十神地区の運動会です。
私は今年町内の理事を仰せつかっておりますので理事の仕事もこなさなければなりません、本日は朝一番から会場へのテントの搬入や組立てを行なって来ました。
会場からアトリエまで5kmくらい有るでしょうか!?
会場準備が完了後に徒歩でアトリエまで出勤し開店準備をしておきました。
11時頃にはまたお弁当係(食べる係じゃないですよ・・・笑)ですのでまた会場に行かなければなりませんからこの時間に更新です。
走るのは遅いので出走依頼はないですが(笑)
まあ当町内は人数も比較的豊富なので誰かが出るのでしょう・・・決して足が遅い!?訳じゃないと思うのですが・・・。

さてさて制作の方ですが本日のご紹介はヘッドライトの制作ですね。
ライトリングだけでも取り付けておかないと全体の表情がわかり難かったのでリングだけ取り付けておりましたがいよいよ中身の制作です。
と言ってもこの辺りはもう完全にレシピが出来上がっていますので時間がかかる事も無く進むと思います。
まずは反射板を作ります。
これはいつものアルミ板をプレスしてお椀を作って中を磨きます。
取り付けて見るともうかなり良い感じになりますね。


バルブを取り付けます。
バルブはいつものスチールボールです1.0mm程の物ですが今回はヘッドライトがバイク用!?の物で直径が少し小さいのでバルブが大きめに見えますね。
ただ実車でもバルブを小さい物を使う訳では有りませんのでこれでいきましょう!


今度はレンズを取り付けます。
レンズはウインドを作った時に出来た端材の膨らんだ部分にケガキ線を入れてレンズカットと致します。
ポンチで抜いてレンズの完成です・・・画像では少し奥にレンズが入っていますがこれは仮組時の為に接着していないからですね。
今回はバルブとレンズが干渉しない様に反射板とバルブを少し奥に追い込んでおきましたのでこんな感じになってします。


接着してしまうとライトリムの面からほんの少し引っ込んだ部分にレンズを接着している事がわかって頂けるでしょうか??


まだ完成ではないですけどここら辺りでドアをボディに付けてみたいと思います。
開けた場合にライトのリムに干渉しないか心配だったんです、それにスムーズに開閉するのかは勿論です。

まだまだ完成じゃないですよウインカーやサイドモールはまだ作っていません、これは全体のバランスを見て大きさを決めたかったからですね。
本日午後からはこれらを作って明日はご紹介出来るでしょうか!