Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Marsh Models 1/43 Ford Mk2 Le Mans 1966

2017-02-28 21:50:00 | 最近手に入れたキットのご紹介
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今日は大変良い天気だったので午前中は家内に頼まれてバラの消毒をしておきました。
石灰硫黄合剤を使って全てのバラを消毒しました、家内曰くこの消毒で冬の手入れが一段落するとか・・・
間に昼食を挟んで午後3時までかかってしまいました。
消毒が終わってからついでに明日の準備をしようと思いまして片道20分程離れたJAの施設まで軽トラックで堆肥を取りに行って来ました。
その堆肥を使って畑を起こしましてスナップエンドウを植えておきました。
冬に種を蒔いた物が随分大きくなっていまして少し遅かったのですが定植しておきました。

そんな事をしていましたら製作に充てる時間が無くなってしまいました。
これから休日に天気が良いとこんな事が増えるかもしれませんね。

ということで本日の更新は最近手に入れたキットをご紹介しておきましょう。
本日ご紹介するキットはつい最近ヤフオクで入手した物で本日届いたばかりの物です。
そのキットとはMarsh Models 1/43 Ford Mk2 Le Mans 1966でして下の様なパッケージに入っていました。
このパッケージは今まで見た事が無い物でしてかなり古い物ではないかと思います。
今まで私が古いマーシュだな〜と認識していた物はシルバーのラベルがついた物だったのですがこれはそのラベルも有りません。

中身はこんな感じですね。
マーシュモデルの場合、比較的最近1/43モデルを始めた私の印象ですとレジンキットのメーカーの様に思っていましたが初期のキットはメタルだったんですね。

ボディ単体ですとこんな感じですね
メタルキットのフォードGT40と言いますとAMRのキットが有りますね。
アレと比較しますと少し前後の絞りが効いていましてボデぃ中央部分が膨らんだ感じですね。
しかもボディはAMRの物と比べますと上下の寸法が大きい様な気がします。
まあ良いか悪いかは作ってみないとわかりませんしキットはベースなので作り手が手を入れる事で如何様にもなります。

これもAMRとの比較になりますがリアの分割がAMRと同じなんですよ。
リアパネルは別になっているのです、多分キャストの関係ですね。

メタルの細かな部品はこの袋の中に入っています。
マーシュの良く無い所はホイールでしょうか、メタルの鋳物で結構雑な感じです。
出来ればここはアルミの挽きものにして欲しかったですね。
旋盤を持っている人は簡単に作れますが持ってない人が作ろうとしますと大変苦労しますよね。

タイヤもちょっと残念な部分ですね。
私はタイヤを作れるから良いですが、これもまた旋盤が必ず必要になります。
しかもリアホイールの内径が小さい様に見えます。
大きなホイールを入れますとタイヤに負担がかかりまして短時間のうちに切れてしまう恐れも有ります。

バキュームは使えません。
まだ一見綺麗なのですが良く見て頂くとわかりますが肝心のフロントウインドウ用の部分が潰れています。
メーカーから出荷された時に既にこんな状態だった(私も直接メーカーより取り寄せる場合がありますが1/43キットの場合よくあります)のかのか日本に届く途中の輸送中のトラブル(距離が長いですし仕方がないことなんです)だったのかわかりませんが・・・
私はあまり気にしません内嵌めはどうしてもボディとの間に隙間が開きますから外貼り式に作り直しますから。
(何れにしてもオークションの出品者の方は説明欄に注意書きをされています・・・私も確認の上で入札しております・・・から出品者の方の責任ではありません事を付け加えておきますとともによくぞ貴重なキットをお譲りいただけたと感謝しております・・・2017.4.2加筆及び修正)

エッチングはこれだけの様ですね、まあここはエッチングを使うのが良いと思います。
でも私が作るなら枠の部分だけをエッチングで作って網は編んだ物を使うでしょう、その方が雰囲気が良いと思うのです

デカールはダメですね・・・この時期の英国製のデカールは全部黄ばんでしまいます。
これでは使えないですね。
私はデカールを作れますから良いですけどね。

インストは大変詳しく書かれています。
カーナンバーごとに書かれています、細かな部分まで良く研究して書かれているようですね。

裏側にも細かな部分の違いが書かれていますこれだけ調べるだけでもなかなか大変でしょう。


しかし、一番の驚きはこのキットの落札価格ですね。
これだけのキットでたったの3200円なのです・・・大変良い買い物をしたと言って喜んでいいのかは微妙ですよ、それだけこのキットの良さがわからない人が多くなったという事ですからね。

サフェーサーの塗装

2017-02-27 22:22:04 | Ford ModelA Hot rod
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今日は天気が良かったですが外の気温は低くて寒い一日でした。
ただ午後からアトリエの窓から日が射す様になりますと部屋の中では暖かくエアコンを止めても過ごせる位暖かだったですね。
明日は定休日なので次の営業日は3月ですね。
2月は逃げる、3月は去る・・・時間の過ぎるのは早いですね。

本日はまずSAアペルタの修理のブログを印刷しておきました。
このお客様はインターネットはご覧にならないお客様なのでこの作業は必須ですね。
制作でも修理でもその過程を大切にする私のサービスの一環です。

先日上京しましたが、家内が荷物を持って帰るのが大変だったので東京から息子に送ってもらいました。
その荷物の中に銀座の天賞堂で買ったキサゲを入れていた事を思い出しました。
鉄道模型を作っていた大学時代にマッハ模型さんが発売された物でして今考えたら随分前に作られたんですね。
いまだに同じ物が売られています・・・買ったのは0.14ミリの太さのステンレス線を使った物なのですが今はもっと細い物も出ています。
私は当時と同じ物を買ってみました、当時のお値段はもう忘れてしまいましたが確か京都の河原町今出川の松本模型で買った記憶が有ります・・・懐かしいな〜。
蒸気機関車を作る時に真鍮の板の部分に流れ出したハンダを除去する為に使っていた事を思い出します。

キサゲと言いますと私は金切り鋸の刃の折れた物を研いで作ったキサゲが頭に浮かぶのですがそのキサゲですと真鍮板まで削ってしまい傷がついてしまうのです。当時このステンレス製のブラシの様なキサゲを使ってエッチングの凹凸の部分に入り込んだハンダが奇麗に取れた時には目から鱗が落ちた様な気がしたのを思い出しますね。

それともう一つアクアリンカーを買いました。
このアクアリンカーはペキモのワタナベさんがウインドウのパーツを取付けるのに使うと良いですよとご紹介しておられた物でして、地元で探してみましたが島根のホームセンターには売っていないのです。
天賞堂には売っていましたので買ってみました。

ボンドの商品なのに島根で見ないのはなぜでしょう?
水性の透明な接着剤でして糸を引かないのが使いやすそうですね。
接着強度はどうなのでしょうか?

昨日キャストしたレジンパーツをパッキングしておきました。
バラバラで箱に入れておきますとわからなくなってしまいそうなのでエンジン1台分ずつ袋に入れておきましょう。

その内一台分を出しましてホットロッドの為に使います。
まだ湯口が付いたままですしバリも有りますからそれらを全てカットして削り合わせて塗装の準備をいたしました。
一見簡単な作業に見えますが湯口を切る時に雑な作業をしますと必要な部分が折れてしまったりします。

削り合わせの作業が終わりましたらレジンウォッシュに漬込んで脱脂します。
脱脂をしないと塗装が弾いてしまいまして綺麗に塗れませんし後々塗装の密着に問題が出る事も有りますからここは慎重で丁寧な作業が必要です。

脱脂をしたらもう一度良く点検して削り足らない部分は削っておきましょう。

もう一度脱脂をして乾くのを待っていますがその間にタイヤを検討しましょう。
今までは仮組用のABS樹脂製のタイヤを使っていましたが作品は今までの流れ通りパターン入のゴムタイヤを使います。
0-400mの競技用の車ならスリックタイヤで良いのですがストリートロッドであれば公道を走りますからパターン付きのタイヤは必須ですからね。
いくつか有る在庫の中から直径や幅そして時代に合ったパターンを検討して選んだのはリア側はフェラーリのP4用フロントタイヤの為に作った物、フロント側は同じ様なパターンを持つメイクアップのスーペリアフェラーリ250GTOのフロント用のタイヤを選びました。
パターンが違っても良ければ他の選択肢も有りますが同じ様なパターンという事になりますとこの組合わせが無難かなと思います。
ちなみに下の写真がリア用です、ホイールはホットロッド用に替えてあります。

コチラがフロント用ですが、ホイールが嵌められていないのには訳が有ります。
タイヤの内径がホイールの内径よりも大きいので嵌めてもスポスポなんです・・・このままでは使えません。

ホイールの削り直しをします。
内径はディスクの大きさの事も有りますので変えられません、外径だけを少し大きめにします。
ほんの僅か0.2〜0.3mm程直径が大きくなる様にします。

右は0.25mm程外径を大きくしたホイールです、見た感じはあまり変わらないですね。
これ位なら仮組と雰囲気が変わらないと思われます。

ディスクを仮組しますとこんな感じです。
なかなか良いのではないかな??

サフを塗る前にまだやっておかなければならない事が有ります。
ボディを展示ベースに固定する為のビス穴をあけておかなければなりません、下の画像をご覧になっていい加減な穴のあけ方しかもネジまで切っているのに・・・と思われるかもしれません。
しかし違うのです。
斜めに穴をあけてネジを切っていますがこの車はフロントが下がる様な姿勢の車ですので固定穴も斜めにしておかなければきちんと展示ベースに止められないのです。

シートの後ろ側の凹みにパテを盛っておきます。
この部分はコブラのリアのホイールインナーに干渉するので削られているのですが(実車もそうなのかわかりませんが)ホットロッドではその必要が無いので凹みを埋めておくのです。

塗装をしなければならない部品に全てサフを塗っておきます。
エアクリーナーとタペットカバーの部分だけはサフを極薄く塗っておきました、繊細なモールドにサフが入りますとモールドが見えなくなるからでしてこの部分は注意深く作業を進める必要が有ります。

エンジンのキャスティング

2017-02-26 22:41:12 | Ford ModelA Hot rod
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OMの製作も進めなければなりませんが、その前にフォードモデルAホットロッドも少し位は進めないとね〜。
本日は厨房の手伝いが完了してからはフォードの方を進めています。
まずは昨日シリコンゴムを流しておいた型を壊しましてシリコンを取り出してみました。
この様な感じで綺麗に固まっていました。
この後はシリコンゴムにナイフを入れて中の原型を取り出します。
原型を取り出せたらキャスト下部糞も取り出せる事になりますね。

原型を取り出しますとこの様な感じになります。
光に透かして見ますと綺麗に空洞になっているのがわかります。
余計な部分にナイフを入れ無い様にしないとこのシリコンはちょっと脆いので注意しなければなりません。

真空注型装置を使いましてレジンを流してみました。
さすがに気泡が無く綺麗なキャストをする事ができますね。

レジンが硬化しますとこの様な不透明な黄色になってしまいま。

エンジンのブロックをとり出してみました。
なかなか綺麗にキャスト出来ました、気泡はほとんど無いですね。
これなら十分使えますね。

これはフォードホットロッドには使わないのですがクラッチのハウジングです。
何故これをキャストしたのか・・・(笑)
もちろんついでに・・・と言う事なんですが。
3月中にデイトナコブラクーペがモデルアートから発売されるのです。
そのキットは10個程仕入れる事にしていますがその特典としてプレゼントしようと思うのです。
頑張って車に搭載されるも良し、完成したコブラの脇に展示されるも良しですね。
アメリカンV8のエンジンは他には余り良い物が無いのでこれを車両の横に展示されるのはなかなか格好が良いと思うのです。

エアクリーナーカバーにはコブラの文字も入っています
もう少しエアクリーのモールドが深く入っていたらもっと塗り分けがやり易いのにね〜
少し気泡が有るのはファーストショットだからですね・・・この程度なら裏からパテで処理出来るでしょう・・・。
この後は2度真空に掛けましたから気泡の無い物になりました(笑)

カムカバー・・・正確に言えばこのエンジンはOHVなのでカムカバーとは言わないのです。
タペットカバーと言うのが正確な呼び方ですね。

タペットカバーにはエッチングで文字が入れて有りますがちょっと浅いかな・・・
雰囲気は良いと思うます。

オイルパンも綺麗ですよ
オイルパンの止めビスはインセクトピンとか使った方が感じが良いかもしれませんね。
まあこの部分はレジンだから難しくは無いでしょう。

使うかどうかわからないのですがラジエターのサブタンクもキャストしておきました。
エンジンとラジエターの中間に付くのですが使うか使わないか判断が微妙なのですが、一応作っておきました。

シートは残念ながらほんの僅かに気泡が入ってしまいました。
まあこんな程度ならパテを少し盛ってやれば全く問題ないと思います。

本日夕方までに12〜3回のキャストを繰り返しまして作ったのはたったのこれだけです・・・。
意外にキャストは時間がかかりますね。

洋書を使って調査

2017-02-26 21:58:26 | OM Superba 1927
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今日の山陰も安定しない天気でしたね、晴れたと思ったら雨がパラパラ落ちて来ますし、雲は厚くてどんよりしています。
いったいなんという天気なのでしょうか・・・!?
そんな中ですが今朝もバザーの追加注文が有った為に昨日は夜11時45分までお店で働きまして自宅に帰ってお風呂に入り寝たのが12時半・・・
起床は4時お店に到着したのは午前5時ですから寝たのは3時間半でした。
しかも昼間は Cafeの御客様が多くて11時から14時までは厨房係として手伝わなければなりませんでした。
さすがに本日はヘトヘトですね(笑)

製作の方はまず午前中はOMについて調べてみました。
ミッレミリアについてはなかなかそれだけの資料が無くて難しいですね。
ルマンとかは沢山本が出ていますがミッレミリアは歴史が長い割には資料が無いです。
まあルマンはサーキットイベントでして同じ所をぐるぐる回るのに対してミッレミリアは市街地を走るコースで写真に収めるのが難しいのではないかと思います。
写真が少ないイコール資料が少ないという図式でしょうか・・・
私も少ないながら洋書を持っています、それがコチラです。

1927年を見てみますと・・・
OMが出ていますね、この写真は珍しい物では無くあちこちで出てくる写真なのですが比較的見やすい写真ですね。


この写真はインターネット上によく出てくる物です。
比較的大きめの写真ですので見やすいですね。

文章の中にもしっかり出ています・・・
OMは何台かでているようですね・・・
しかしなかなかタフなレースだったのですね。

他にも御客様から連絡を頂きまして他の画像を入れたFBのサークルを造って頂き有り難い事です。
只今構想を練っていますが、実はこの時間が結構好きなんですよ(笑)

シリコン型の制作

2017-02-25 21:21:22 | Ford ModelA Hot rod
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本日の制作は朝6時頃から行なっていました。
事の顛末はこちらをご覧頂く事でご理解頂けるかと思います。
たまにこんな事が有るのです・・・いつもこんなに忙しい訳じゃないのです。
いつも忙しかったら、さぞかしお金持ちになれるでしょうけどね(笑)
そんな訳は無いのです、毎日額に汗して働くだけですよ。

さてスパイダーの方は行き先を探していますので1週間後には何らかの答えが出てくると思います、まあ売れなかったら手元に置いておきます。
先々何かの参考資料になるかもしれませんし・・・。

仕事の方は朝一番からシリコンを流していました。
先日複製の準備をしていたフォードのV8エンジンのシリコン型を作る為ですね。
アメリカ製のV8エンジンは意外とエンジンキットが無くて流用するならこれしか無いですね・・・。
今度発売されるモデルアート111のデイトナコブラクーペにこのエンジンを載せて・・・などと言う野望が有りますが一体どうなるのでしょう??
このエンジンならピッタリですよね。

こちらはシートのシリコン型ですね。
フォードモデルAのオリジナルシートはベンチの様なシートでして全然スポーティーでは有りません、せっかくですのでアメリカ流のバケットシートでもおごってやりましょう。
ということでシートもコブラの複製バケットシートです。
さぞかしホールドが良いのではないでしょうか・・・。

本日はキャストが多いですね。
フォードモデルAのラジエターグリルですが少し前にウェーブの安いシリコンを流しておきました。
もうカチカチですね・・・。
原型を取り出してホワイトメタルを流してみました。
上から木の板で押さえますとこんな感じにキャスト出来ます。
まあ完璧な物ではないのでお恥ずかしい限りですが・・・

モールドは少しダルくて使えるか微妙な物です。
しかし横から見ますと・・・ダメですね。
曲がっているのは直せば良いのですが厚みが足らないのです。
多分金属が冷めてゆく所で収縮するのではないかと思います。

こんな場合は厚紙を型の上に置きましてそこにホワイトメタルを流し入れます。
今度は綺麗に出来た予感が・・・
やっぱりダメですね完璧には流れないですよ。

全体的には良いのですが両サイドの部分は細いのでどうしてもメタルが流れ込まず少し弱いのです。
と言う事でサイドの部分にメタルが流れやすい様にナイフで大きく斜めに切り取りました。
流れれば後で余分な外側の部分は削れば良いだろうと・・・

型を切ったけどやはり流れ難いですね。
斜めの部分にもホワイトメタルが流れておりまして大きくバリが付いていますがそれを削って整形したのがこの下側の部品です。
それでも高さが足らない部分が有りましたのでハンダゴテでメタルを盛りました。

一番右側の部品は今回整形している物です、左側2つは予備ですね。
右側の物はもう少し整形してみましょう。

左側がレジンにメッキをした物で今回の原型になった物です。
右側がシリコン型でホワイトメタルを流した物です、少し大きい様に見えますが大きさは同じです。

ラジエターを車体の所定の位置に置いてみました。
見た目はレジンにメッキとあまり変わらないのですが・・・。

少々磨いてみました
コンパウンドや目の細かなペーパーを使って磨きました。
結構きれいに見えますよね〜。

車体の他の部分を分解致しました。
塗料の見本はメイクアップさんにお願いしましたのでこちらは先のボディの下塗りをしておきましょうかね。