Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ブルーバード・・・さすがに長いですね

2013-03-31 21:52:10 | Bluebird 1933
ブルーバードのカテゴリーで記事を書くのが本日で110回目になるようですね。
ハインケルキャビンクルーザーとランチアストラトスで66回ウルフWR-5で77回となっていますのでブルーバードが如何に時間がかかっているのかわかりますね・・・そしてまだ完成をしていない、まだ塗装の途中です。
まだまだかかりそうな感じです。
次々とご依頼が増えているのですが・・・お待たせするのは非常に心苦しいですね。

でも前を向いて製作を続けるのが最善の行動という物です。
本日もボディ周りを修正しております。
盛ったパテをボディラインに合わせて研磨しております。
下の画像はノーズ周りです、このノーズは脱着式となっていますので裏側も綺麗に整形をする必要が有りますから時間がかかりますね。

ボディカウルを仕上げる場合にはボディカウルを全てボディに取付けておいてボディ面がスムーズに繋がるように研磨しなければなりません。

なかなかこれで良いと言う所まで修正出来ません、ここまで削るとこの時点でパテが残っている所は基準のボディラインよりも凹んでいる部分でして結構あちらこちらが少しずつ凹んでいるのがわかりますね。
パテの厚みは0.5mm有るか無いか位なので後々問題が出る事は無いと思われます。
パテが余りにも厚いと後に剥離したり割れたりする恐れが有りますからパテは薄い方が良いですね。

研磨の作業が大体終わったのでもう一度サフを塗る準備をします。
またクリップにとめて整理します。

もう夕方になってしまいましたがこれで2回目のサフを塗りました。
明日はサフの研磨と内側フレーム関係をライトグレーに塗ります。


ボディ面の修正です

2013-03-30 18:32:35 | Bluebird 1933
本日の山陰は晴れ時々曇り、気温は少々暖かめと言う所ですね。
黄砂や花粉も少なくなって来ましたので過ごしやすいですね、ただ花粉症はまだ収まっていませんが・・・。


ブルーバードのボディはサフを塗りましたが僅かばかりのうねりやピンホールが有りますのでボディ塗装をするまでに修正をしなければなりません。
軽くペーパーをかけて小さなゴミを落としペーパーを掛ける事でボディの凹凸を調べてパテを盛ります。

完成後に内側が見えるフルディティールですからボディの内側の凹みにもパテを打っておきます。
ボディの上部カバーを外せばほとんどの中身が見えてしまいますので・・・最大限配慮します。
まあそれにしてもサフを入れると下地の不備が良く見えますね・・・。

1度目のパテを研ぎました・・・
画像的にはあれだけのパテを盛ったのですがそのほとんどを削りおとしていますがピンホールや必要な部分にはパテがしっかり残っています。
でもパテは1度ではなかなか決まりません、私が上手ではないからかもしれませんが・・・(笑)
再度修正を繰り返します、今までの作品でも最低でも2回はパテを入れて調整を致します。
1度で仮に決まっても次の日に見ると不満が出るんですよね~次の日にもう一回見て確認する事にしているのです。


パテだけではちょっと疲れるので・・・(笑)
塗装をしてみます、まずはタイヤから・・・
トレッド面は少し明るいタイヤカラーで・・・タイヤカラーは自家調色です。

サイドウォールは少し黒目のタイヤカラーです。

これくらいですとマスキングはしませんよ、塗り分けの部分は少しボケている様に仕上げたいのでフリーハンドで塗ってゆきます。

これくらいになりますと時間がかかる割に写真が少なくて申し訳ないですね・・・(笑)

新しいご希望が・・・これも結構ハードかも・・・。

2013-03-29 20:42:11 | Bluebird 1933
昨日、制作中に何だか大きな荷物が送られて来ました。
フィーリングのドロゴかな??と思って箱を開けてみますと、見慣れないミニカーが2つ・・・??
アレ~?と思って送り状を確かめるとKさんからでした。
何やら新しい物を作って欲しいと言う事らしい、希望はferrari SA aperta1/18をフル開閉で作って欲しいと言う事らしい・・・、どれをどの様にすれば出来るのか難しい所なのですが・・・(笑)一応ざっとですが見積もりをして金額をお伝えしておきました。
何でもご依頼者の方はこの車を購入されるらしくて、実車は4月の中旬に来るらしいのです。
まだ『制作のご相談のキットたち』に入れる程では無いのでこちらで少しご紹介しておきます。
話が前に進みそうならカテゴリーを変えて新たにご紹介致します。



そして本日最初の仕事はブルーバードを納める為のケースの見積もり依頼です。
私が使っている展示ベース/カバーは1/43の普通の車を基本にしておりますので、ブルーバードには小さ過ぎます。
なのでカバー/ベース/布/外箱と全て特注になります。
一番最初に作るのはカバーなのです。

カバーの後は友人のNさんの所で展示ベースを作ってもらって布を準備して・・・今回は外箱が困るのです。
普通は紙の折り箱なのですが作品が大きいので紙では少し弱いかもしれませんね~。
今の所は桐の箱を特注しようと思っています。
完成後にこれらを手配すると時間も余分にかかってしまいますので今から準備をしておく訳です。

エンジンの組立ても進めてゆきます。
エンジンのVバンクの中央にあるインテークマニホールドを取り付けました、と書くとすぐ付きそうでしょ?実はそうじゃなくこんな場合にも少しずつ削り合わせをしないと良い位置に取り付ける事が出来ないのです。

カムカバーの前側にオイルの給油口らしき物が有ります、プラモデルではモールドとして処理をしてありますが余りにもシャープでない・・・
なので一旦削り取ってしまいオイルキャップは自家製のエッチングを取り付けてやります。
しかし、ただエッチングを貼っただけじゃあ臨場感が無いと言うもの・・・(笑)
まずは金属リングを1個取り付けておいてキャップとカムカバーの間に少し隙間を空けてやります、実際にキャップはカムカバーから少し離れている事が多いですね。

そしてキャップを取り付けます・・・アレ?キャップにクロームメッキをしてあるので光ってしまいその存在が良く見えませんね~。

次は冷却水のパイプを取り付けてみました・・・
少しずつでは有りますがプラグコードが見え難くなって来ましたね。


ここで外注に出すメッキ部品を準備しておきましょう。
今までも何度か書きましたがメッキの工程はさすがにここでする訳にはいかないので外注に出します。
出す時にはしておかないといけない作業が有りまして、それが部品表面の研磨です、奇麗に研磨した物は奇麗なメッキが付きます。
仮組用の瞬間接着剤を完全に溶かす為にアセトンに付けておりましたので、アセトンから引き上げてウェスの上に広げます。
クロームメッキの部品はこれだけになります。

一つずつリューターでバフを掛けて酸化した皮膜を取り除いておきます。

ホイールリムの表側の部分もメッキしたいので一緒に磨いておきます。

次に持ち手を付けます。
塗装でもメッキでも同じですが持ち手の部分にメッキなり塗料なりが付き難くなりますのでメッキが無くても良い所に銅線をハンダ付けしておきますとこの銅線に電極を付けてメッキをかけて頂けます。
メッキをかける方はその部品のどこが大切でどこが大切じゃないのかわかりませんのでこの様に銅線を付けておいてあげるとトラブルを防ぐ事が出来ます。


エンジン組み立て編・・・プラグキャップとコードの配線

2013-03-28 21:38:09 | Bluebird 1933
本日の山陰は・・・曇りでちょっと寒いかな~まあ山陰の春と言う感じでしょうか。
山陰の天気はどことなくボ~ッとしたはっきりしない天気が多いのですね。
まあ昔から黄砂が大量に飛んで来て遠くの山が霞んで見えて晴れなのか曇りなのかよくわからない天気が多いのです。
人間性も同じ?なんて言うとクレームがつきそうですが出雲人はスパッとした所が無い人が多いですね、まあ控えめで奥ゆかしいと言う事でしょうね。

さて今日もエンジンの組立てを行なっています。
一昨日制作したプラグコードのボルダーをエンジンに取り付けます。
よくご覧頂くとわかりますが手前側がデスビが付く側になりますが先に行くに従ってコードの通る本数が少なくなりますのでホルダーが小さくなっています。また実車ではホルダーはシリンダーに止めてないと思います、つまりコードを束ねるだけでコードを固定する物ではないのですが模型的にコードがあちこちに動いては良く無いのでシリンダーに接着してあるのです。

さて、長いプラグコードから(つまりホルダーを沢山通過するコードから)コードを通しております。
2本を通しておりますが同じシリンダーの2本のプラグですので1本は見えている側のデスビから、もう一本は裏側のデスビからのコードとなります。
実車も透し図で見る限りこの様に配線されている様です。
僅か2本のコードを通しただけでもかっこ良く見えてしまうのは私だけでしょうか・・・(笑)

そうそう忘れていましたコードを付ける前にカムシャフトを駆動するシャフトが収まるパイプをシリンダーの前側に取り付けておかなければなりませんでした、これはうっかりですね。
この部分は金属地を生かして存在感が有る方が良いかなと思いこの部分はクリアーを塗って酸化防止だけとしています。

これでどんどんコードを通してゆきます。
片側のコードを全て通しましたが反対側がまだなのでエンジンの向こう側はぐちゃぐちゃです(笑)

反対側もコードを通してまとめます・・・奇麗まとめるのは結構大変かな~

今度はプラグキャップを取り付けてそれにコードを配管します。

全てのコードを取り付けるとかなりすっきりします。
まるで何も無かったかの様ですね・・・(笑)

AMR 1/43 Vette Daytona 1980

2013-03-28 09:13:37 | 最近手に入れたキットのご紹介
アメリカのコルベットが好きな人たちは「ベット」と呼ぶ・・・とどこかの本に書いてあったのを記憶しているのですが、また新しいキットが仲間入りしました。

エ~!また買ったの??と思われるかも・・・
まあ来る時には来る訳でして・・・いやチャンスの事ですよ(笑)
このキットとも良い出会いでしたね。

1/43に全く興味のなかった頃に海外のプラモデルに凝っていた事が有りましてその中でもコルベットは生産年数が長く名前もずっと続いていた為にお気に入りの一つだったのです。
初期のFRPボディの物やスティングレイと呼ばれた頃の物の大部分のモデルを持っていました。
中でもコルベットのレース仕様は派手な物が多くて模型映えがするので好きでしたね。

1/43を作る様になるとヨーロッパの車種を選ぶ事が多くなってコルベットからは離れていましたが、最近結構コルベットのモデルと出会う事が多くてついつい右手の人差し指が・・・クリックしてしまうんですよね!(笑)

このキットはRuf氏が初期に作った段ボールの小箱の時代の物ですのでかなり古い物と言って良いと思います。


Ruf氏は1/43キットに初めてエッチングを取り入れた一人らしいのですがこの時代のキットにはまだエッチングが入っていません。
と言う事はまだエッチングを取り入れる前のキットである=かなり古い設計のキットと言う事ですね。
ホイールは挽き物テールランプはクリアーレッドのプラスチック製の部品です、まだ透明クリアーのレジン製では無い所がかなり古い事を感じさせます。
ボディはもうこの時期に立派にRuf氏の原型である事、Ruf氏の工房でキャスティングもされていた事がわかる位堂々として奇麗な鋳物肌です。

メタルオンリーのボディですが後部のウイングの部分はかなり複雑な形状の部分をシャープな表現で出来ています、今の目で見てもなかなか良い表現で仕上げられています。
ボディの塗色はブラックでオレンジとイエローのラインが入るデザインもなかなかアメリカチックなデザインですね。