Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

完成画像撮影

2016-02-03 22:15:55 | Bianchina Trasformabile 1957
今日は思いの外天気が良かったですね。
山陰もいくらか降水確率は出ていましたが、全く雨が降る事も無く日が射せば結構暖かく過ごす事が出来ました。
家内は中庭のバラ園の手入れ私は中で昨日完成したBianchinaのクリーニングと完成画像を撮影しておりました。
本格的にギャラリーにアップするのは今月終わりに納品が終わってからになります。
しかし、せっかくですので1枚だけご覧頂いておきましょう・・・


それにしてもちっちゃいですね~(笑)

最終組み立てVer.11(最終回)

2016-02-02 23:13:12 | Bianchina Trasformabile 1957
今日も良く雨が降りました。
この所毎日雨でしていい加減に晴れた空が見たいですね。
もう空が青かったなんて忘れてしまいそうですね~。

そんな中でも製作はいたします(笑)
基本的に好きなので全く苦痛を感じないのです・・・

さて今日は展示ベースの加工から・・・
ビアンキは今日で最終になるはずなので、展示ベースを加工しておかなければなりません。
所定の位置に穴を開けまして裏側には作品名と私の名前/製作番号とかを書いておきます
普通はこの様にマジックの黒文字なので目立たない事この上無いのです。

作品を展示ベースに止める場合に作品をネジで固定致しますがスペーサーを入れておかないと必要以上にタイヤやシャフトに負担がかかってしまいます。
なのでスペーサーを削り出します
フロント側が5.1mmリア側がリアエンジンのオイルパンが付いた関係で4.1mmでした。

ビアンキは小さな車なのでスペーサーも細目の物にいたしました普通サイズですとあまりにも大きいのです。

ウインドウの枠はエッチングが付属していましたが昨夜ふとんの中で考えたのですがこのウインドウの枠は何色で仕上げるか・・・と言う事なんですね。
と言うのも実車ではゴムのウェザーストリップの中央にメッキのモールが入れて有るのでブラックでもメッキのままでも間違いでは無いのですが・・・ブラックにすれば中央のモールを無視して省略してしまう事になりますし、メッキのままではゴムのウェザーストリップを無視してしまう事になります。
一体どっちが良いのやら・・・
そこで閃いたのは
エッチングのモールの中央に鉛線の0.2mmを接着しておく方法です。
・・・こんな感じですね。

そして全体をフラットブラックで塗ってから鉛線で飛び出している部分だけ綿棒にシンナーを付けた物で拭き取っています。そして鉛線の上側を2000番のペーパーで軽くならしておきましてモールを表現致しました。
この場合拭き取る綿棒は硬く巻かれた綿棒が良いですね、柔らかい物ですと全部の塗料を拭き取ってしまう恐れが有ります。

加工したウインドウを取り付けました
まあそれなりの方ならウインドウの枠ごとエッチングで作り直した方が良いと言う向きも有りますがそれではやはり立体感の無い物になってしまう様な気がします

そして次はサイドウインドウのデフレクターです
これはプレモデルにしかない装備でしてどうやらオープントップ時に風を巻き込んでしまわないようにこの部品を取り付けた様ですが乗降時に頭をぶつけて壊れてしまう事も有った様で量産の車が作られる頃には廃止されてしまった様ですね。
当然ですが元になったキットには部品は付属していませんのでまずは型取りですね
いつもの様にマスキングテープで型取りです

0.8mmの比較て厚いアルミ板に写し取って削り出します

そのまま塩ビ板でバキュームしますと少しメリハリが足らないな・・・

こんな場合は原型の下側に下駄をかませておきましてバキュームします。
削ってボディに取り付けますとこんな感じ

次はいよいよ最後のワイパーですね
ブレードを作ります
普通ならリンクが2組付けたいのですがあまりにもブレードが短くて1組しか付きません(笑)

アームもハンダ付けして作っていますエッチングは使っていません・・・他の部分に比べて立体感が無くバランスが取れないんですよね~

アームとブレードを組み合わせてハンダ付けして全体をバフ掛けします。

アームの差し込み部分に金属リングを入れて接着します
これだけの手間でひと味違う仕上がりになる(!?)簡単な事なんですけどね。
そして完成です!


明日はクリーニングを施しまして作品の写真を撮影する予定です。

昨年の6月14日に新しいカテゴリーとして追加してから実際に製作を開始するまでにエッチングの手配をしていました、少量のエッチングは他の物と一緒に作りますので随分前から準備をしておかないといけないのです。
そして本格的に作り始めたのは今年の1月9日からですね~更新回数は26回と少なめですが一回の更新は結構な文字数だった様な気がします。

納品は2月の終わりくらいにお客様自身が受け取りにお越になる様なのでそれまではアトリエのショーケースの中で待機して頂きましょう。

最終組立てVer.10

2016-02-01 23:09:59 | Bianchina Trasformabile 1957
今日は出勤するまではそう雨が落ちていなかったのですが。アトリエに到着する頃になってポツポツと降り出してしまいました。
明日から少し寒くなって雪のマークが出ているので外仕事を片付けようと考えていた家内はちょっとガッカリだった様です。
私はいつものルーティーンなので薪ストーブに火を入れてからアトリエに行って暖房を入れるのです。
そして掃除をして開店の準備を致します。
その後大降りになる事はなかったですが・・・どうもぐずつきますね~。

今日は朝一番でブログのアクセス数を報告するメールが来ましたgooブログでは毎週来るんですよね~(笑)
まあ参考までですが・・・
いつも大体毎日400人から500件のアクセスが有るのですが、今週はもう少し多くて平均600件くらいのアクセス数になる様ですね・・・これもまた皆さんのお陰ですね。


さて完成間近になったビアンキですが・・・
そう簡単に完成はしてくれませんよ・・・
こんな場合焦れば焦るだけ空回りをしてしまいますからじっくりと腰を据えて制作をする事を覚えたのはこの仕事を始めて間も無い頃でしたね。
「急がば回れ」と言うのが身にしみたんですよ(笑)

さてそんな忙しい(?・・・と思ってはいけないのですよ・・・笑)時期なんですが
他の方の為の仕事もやらなくてはなりません、本日塗っているのは他のフィニッシャーさんの作品を飾る展示ベースです模型界全体を考えて(ちと大袈裟ですね・・・笑)チームプレーを行なわなくてはならない事も多々有るのです。元サラリーマンをしていた私はその事を良く知っています。
具体的にはこんな物を塗っています・・・
そう!特製の展示ベースです。
たまたま私は木工を生業とする友人がいるのでいつも甘えて作って頂いているのですが今回は某ショップさんの方からのご依頼で作っています。
昨日クリアーを塗っておきましたので今日は研いでいます。
どうしても一発目のクリアーを塗りますと木の毛羽立ちがあるので研ぎを入れておかないと奇麗に仕上らないのです。

入角も角もきちんと研いでおきます。
通常自分の作品の為に使う展示ベースでは上に乗る作品がわかっていますので展示ベースの上に乗せた姿を想像しながら作る事が出来るのですが他のフィニッシャーさんの物ですとそう言う訳にもゆきません。
その方がどんな作品を作っていらっしゃるのかブログを拝見していますので大体はわかるのですが、やはり実物を見た訳では無いのでちょっと心配です。
今回の作品はちょっと黒いボディカラーなのでこのコゲ茶色の展示ベースでは映えないのかもしれませんが、展示ベースが明るい色では重量感が無く安くて軽い感じに見えてしまいます。
そこで展示ベースを艶消しにして作品のシャープなボディ面とのコントラストを出そうと思います。
まあ気に入って頂ければ・・・ですけどね。

そしてフラットクリアーで仕上げます。


肝心の製作ですよ!(笑)
本日始めの仕事はテールランプを作ります。
1.5mm幅の洋白帯金をT型にハンダ付けします、この洋白板はテールレンズのベースになります。

テールランプの形状に合わせて水滴型になるように削ります

オレンジとレッドのアクリル板を3.0mm幅にカットした物を接着して一体にした物をさらに鋸でカットします
幅はなるべく1.5mmに近い方が後々削り合わせる時に楽になります

この二つを瞬間接着剤で取り付ける訳ですね

接着した洋白帯金とアクリル板をペーパーで削ってテールレンズの形状にします
この後バフ掛けをして金属部分を磨きましてレンズの部分はウレタンクリアーで塗ってやりますと元通りのアクリルの艶が回復します

そしてテールランプの取り付けをいたしました
レンズとボディの間には金属のベースが有るのが見えますでしょうか?

次はナンバープレートを作ります
番号はお客様から伺っていますが、古いイタリアのナンバープレートは文字が独特でして普通の字体では有りません。
なのでネットで古いイタリアのナンバープレートの画像を探して来ましてフォトショップを使い切り貼りしてナンバープレートを作ります
実際のナンバープレートは黒地に白文字なのでナンバープレートはグロスブラックに塗っておいて白文字だけをデカールで作ると言う事にしました
画像のナンバープレートは文字が白になっていますがプリンターで印刷する場合白はデータ的に何も無し(つまり印刷しない)という事になりますからこのデータの階調を反転して黒文字のデータにいたします。

諧調を反転して黒文字データとしてからプリンターの設定で単色のホワイトを指定して2回重ねて印刷したのがコチラです

と!ここでミスに気が付きました・・・
わかりますか?
もう一度データを直して配置を換えて間違った物の下側にもう一度印刷したのがコチラの画像ですが・・・
1とIの文字が違いますね
間違ったら回り道ですが直しておかないとね・・・せっかくですから(笑)

キット付属のナンバープレートのエッチング板に貼ってみました。
フロントは全体がブラックの様なのでブラックを塗ってからデカールを貼りました
リアは枠の塗料をシンナーを含ませた綿棒で拭き取りましてメッキ面を出しています、正しいのかわかりませんが手持ちのナンバープレートの画像は枠がメッキでしたので・・・ナンバーフレームでも付いているのかもしれませんが・・・

そしてルームミラーを取り付けました
このルームミラーもエッチングが付属していましたが、ステーが一体だったので立体感に欠けるのです
なのでステーを削り取ってから0.4mmの真鍮線を使ってステーをハンダ付けして作っています
塗装後にボディに取り付けました

次はオイルパン・・・
さすがにアバルトではないので文字は入らないですが・・・(笑)

ここでついでに排気管を作りましょう排気管は1.0mmの真鍮パイプを使います
見た目はちょっと細すぎるように思えますが外径1.0mmのパイプでも実車換算では43mm・・・つまり4cm3mm有る訳ですよね。
この車にはこれでもちょっと太めですが・・・
この後塗裝をしましてガンメタで全体を塗ってから出口付近にフラットブラックをぼかして塗っておきました

フロントのナンバープレートを取り付けました
実車の画像を見ますとバンパーの下側に付いているように見えますので0.5mm角の洋白角線をバンパーに接着しておきましてそれにナンバーを接着する事に致しました

リアもナンバープレートを取り付けています
文字を直してあるのがわかりますね・・・

これが塗り上がった排気管ですね
出来るだけしょぼい雰囲気を出したかったんです・・・雰囲気は大切ですからね~

そして排気管の取り付けです
(曲がっていますよ~!!)と思われるのも無理は無いですが・・・
これで良いのです
この車の排気管はこの様に内側に向って曲がって付き出しているんです・・・理由はわかりませんが・・・。

実車のカタログらしい写真でも真っ直ぐ後ろには出ていないですね・・・

お客様に送って頂いた資料画像でも曲がっていますね・・・
だからこれが正解じゃないかと思います
間違いでなくて・・・個性じゃないかと思います(笑)


これで後はフロントウインドウとワイパーだけですかね~
明日は完成しそうですね(笑)

最終組立てVer.9

2016-01-31 22:19:53 | Bianchina Trasformabile 1957
今日曇りの天気予報でしたが午後から少し雨が降っていましたね。
この雨の中Cafeの方には沢山のお客様がいらして下さいました、こんな田舎の小さなCafeにようこそ!
と言う事で今日は朝からみっちりと制作が出来ると思っていましたが・・・午前中から呼び出され・・・
午後になっても解放されず・・・1時30分頃まで引っ張り出されてしまいました。
アトリエに戻るとすぐに本日制作の打ち合わせの方が出雲市からわざわざお見えになりまして・・・間に合って良かったです。
まだこれから見積もりですが・・・また小さな車をご希望です(笑)
近い内に見積もりをお送り致しますので少々お待ち頂きます様お願い致します。
制作の方は大変忙しくご迷惑をおかけしております、ストラトスの方はビアンキが終わると手をつける予定ですので・・・今しばらくお待ち頂きます様お願い致します。
僕の予定ではビアンキは1月中に完成の予定でしたが少しずれそうですね・・・2月はキャロルが完成しストラトスに手を付ける予定なんですが・・・
その後はF355・・・ブガッティは間にいれ込んで部品を少しずつでも作る予定なんですが・・・・なかなか難しいですね。
中途半端では部品一つ良い物が作れないですからね~。

今日は1月も最終日なので今日中に予定では完成させなければなりませんが・・・ちょっと制作作業が残りそうですね・・・。
それでも前に進む為に制作開始です。
今日最初はドアの下側のモールからですね。
このドア下のモールは他のモールと比べて少し幅が広いですね。
そして前端と後ろ端の部分は少し斜めになっていてボディラインと馴染む様になっているのです。
普通はカットした物をそのまま接着してしまいそうですがカットしまままですと切り口の部分が余りにも角ばっていますから角の部分をメーパーでなめる様に削っておきます。
そうそうこのモールは素材を0.5mmの洋白線で作っていますが少し平たくなる様にロールで軽く潰しております。

作ったモールはバフをかけてピカピカに磨きます
バフをかけると角も丸くなり見た目も良くなります。

そしてモールを取付けますがボディが僅かに丸みを持っていますからその丸みに合わせて軽く曲げて調節しておきます、この場合に接着剤はクリアボンドを使いますがブレーキクリーナーなどのアルコール系の液体で少し溶いてやりますと糸を引かずに奇麗に塗布する事が出来ます。
その上乾燥が早いからこの溶いた接着剤を塗布した後息を吹きかけてやればアルコール分が飛んで粘りの有る接着剤に戻りますからすかさず接着します。

前側からの部品を作っていますがこの辺りでホイールハウスの上側のウインカーを作っておきましょう。
このウインカーは銀色の座の上にオレンジ色のウインカーレンズが取付けられている様な構造なのです。
レンズはオレンジ色なので素材はオレンジ色のアクリル板ですね
まずはリューターにも固定しやすい様に細くカットしています。

次にリューターにくわえておいて削ります・・・荒めのペーパーの方がヤスリよりも削りやすいかもしれません。

次はウインカーの丸い座を作ります
金属リングを作るのですが0.4mmのドリルの柄の方に0.2mmのメッキ銅線を巻いてリングを作りましょう。
デザインナイフで1本ずつカットしてリングにします。

まずはリングだけウインカーの所定の位置に接着します

その上に削ったウインカーレンズを接着します・・・
接着剤が硬化したらウインカーレンズの部分にだけクリアーを塗ってペーパーの削り傷を消しましょう。

ここでホイールにエアバルブを取付けましょう。
リアバルブもなかなか良い物を売っておらず困りますよね~
昔ですとZモデルやメイクアップなどから売り出されていたのですが・・・Studio_Rosso製を考えないといけないかもしれません。
今までは他力本願でも何とかなったのですがここから先はそれでは良く無い訳ですよね。

次の懸案事項は・・・ドアハンドルですね
ここまで自作部品を作り続けるとドアハンドルもキットの付属品をとても使う事が出来なくなってしまいます。
まあザックリとした作りですからね~仕方が有りません。
0.6mmの洋白線をリューターにくわえてテーパー状に削り太い部分を潰して0.5mmの穴を空けます。
初めての方は何本か失敗されるかもしれませんが、私だって最初はかなり失敗をしましたよ(笑)
この部分は継続は力なり・・・ですね。
何度もやっていると上手になります(笑)
そして穴に0.5mmの洋白線を通しハンダ付け・・・

バフをかけて磨きます・・・
これでドアハンドルの完成ですね

しかし今回はもう一工夫が必要なんですね
下の画像をよくご覧下さい
作ったドアハンドルともう一つU型に曲げた0.3mmの洋白線がその一工夫なんですよ
このドアハンドルをドアに付けた所をご想像下さい
後側は曲げてありますからドアのパネルとの間が空きますよね・・・
前側はボタンになる部分がそのままハンドルを貫通していますからこの部分が細く貧弱に見えると思うのです
実際に実車でもこの部分は結構太いはずですよね・・・それはまた容易に想像出来るじゃないですか。

そこでドアに開けた穴におしボタンの反対側に突き出ているピンを差し込んで接着し完全に硬化する前に前側からU型の部品を差し込みます。
そうすれば押しボタンのわまりの貧弱さがカバー出来ると・・・

まだ完全に押し込んでいませんがこんな感じで押し込んでゆきます
接着剤が完全に固まってからでは押し込む事が出来ませんから早めに対処しましょう
完全に押し込みますとこんな感じです
いかがでしょうか?僕自身は良い感じではないかと思っていますが・・・

さて今度はキャンバストップを取り付けましょう
この取り付けはすでに何度も仮組をしていますので何の問題も有りません
使う接着剤は考えなければなりませんが・・・

畳んだキャンバストップ越しにメーターパネルを見てみますとこんな感じ・・・
今日はここまでかな!

最終組立てVer.8

2016-01-30 21:49:11 | Bianchina Trasformabile 1957
今日も降水確率は50%でしたがポツポツ降るだけでザ~ッとは降りませんでしたね。
途中では少し日も射したり・・・この所雨が多かったからこれくらいで良かったです・・・。
雨が降ると暖かく感じますが梅雨の様に長雨も嬉しくは無いですからね。

さて昨日に続いて最終組立てを進めます。
もう完成は目の前ですが焦らずに確実に・・・
今日はライトリングから作ってゆきます
洋白の丸棒をぐいぐいと削ってゆきます中央の穴は3.8mmに致しました。
これはヘッドライトの外径を3.5mmにしたかったので必然的のこの寸法なんですね。

ビアンキのヘッドライトは恐らくベースになったフィアット500の物を流用しているのでしょうか?
ヘッドライトのリムの厚みが見た感じミニなどの物とは違い薄く見えます。
ミニなどですと0.7mm程の厚みに作るのですがビアンキは0.4mmで制作・・・
左側の2つは今まで通りに0.7mm、右の2つが0.4mmですその厚みの違いで見た感じが大きく違っているのがわかりますね。

このビアンキのライトの印象ですがこの薄いリムの中央にヘッドライトが付きますがリムよりも少しライト自体が飛び出している様に取付けられています・・・なので私も薄めのリムを作り中央のヘッドライトを飛び出した様に作ってみたいと思います。
取り敢えずリムを接着・・・もちろん薄い方ね。

ヘッドライトはいつもの様に反射板をアルミで作ってポリッシュします。

3.5mmのポンチで打ち抜いてカット

ライトのレンズはこんな風に・・・
フライスのバイスにバキュームしたレンズを両面テープで止めておきます。
この場合はスチール定規の穴にビスを通してナットで固定してフライスのドリルチャックに固定します。
この場合は回らない様に周り止をする必要が有りますが簡単にするならガムテープで回らない様に止めておけばOKですね。
フライスのベースを横に移動してデザインナイフの背の方で線を入れますがフライスのダイヤルを利用して送ってやれば0.3mmでも0.4mmでも0.5mmでも自由自在に間隔を揃えて線を入れる事が出来るのです。
間違ってスイッチを入れると危険なので電源コードは抜いてから作業して下さいね。
慣れた方程危険です・・・事故/怪我のたぐいが有りましても当方では責任を取りかねます、本来の使い方とは違いますのであくまでも自己責任でお願い致します。

反射板をライトリムの中に接着しました。
上の方に書きましたがヘッドライトリムから少し飛び出した様に取付けています。
なのでリムとライトの間に少し隙間が空いている様に見えますがこれが狙っていた感じですね。
実車もこんな感じになっている様に見えます。

中央にスチールボールを接着します。
やはりヘッドライトバルブはスチールボールの方が良さそうですね・・・。

続いてヘッドライトのレンズを取付けました
このレンズですが万が一後で外さないといけなくなった時の為にクリアーボンドで接着してありますのでエナメルシンナーを使えば簡単に外す事が出来ます。
ちなみに10数年前からこの方法をとっていますがまだ外さなければならない様な事になった事例はありません。

次はフロントのスモールランプを作りましょう
まずは1.2mmの洋白の帯金をL型に曲げて真鍮線とハンダ付けします・・・

ランプの台座の形状に洋白板を削ってからL型の部分にプラリペアーのクリアーを盛ります。
最初はアクリルで作っていましたが余りにも透明過ぎまして作り直しました。
このレンズは確かに透明なんですが内側にレンズカットが有りますので見た感じでは透明に見えないのです。
なので半透明の方が丁度良い感じなんですね・・・
ベースに洋白の帯金を使ったのはランプの座にクロームの座が使われているからですね、ほんの僅かですが見えると良いかな~と思いまして・・・(笑)

早速ですが、取り付けてみました。
顔つきがなかなか良くなりましたね・・・
小さくてもぎゅっと詰った感じは私の作品の特徴・・・かも(笑)