Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンの制作Ver.22

2015-08-31 22:53:55 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は朝から雨・・・・
それでも私が畑で収穫をしている間はパラパラと降っているだけでして、まあ良かった。
但しイチジクの実を取ろうとすると葉っぱが動くとその上に乗っている雨水がど~っと体の上に落ちて来ます。
最悪なのは後頭部から背中に雨水が落ちて来た時ですね~
ゾクッとする程冷たい事!!
収穫を終えると待っていたかの様に雨が降って来たのは偶然かな~。

まあ良かったです、バケツに一杯分の収穫がありますから雨が降ったら大変なんですよ。
一部はCafeでスイーツに使いますが、お召し上がりになって気に入った方は帰りにお買いになられます・・・それにしても女性の方はイチジクがお好きですね。
まあ1パックが200円程(値段的にはスーパーの半額くらいでしょうか?それも当日の朝取れ完熟まで木成りです)ですから安い物です。
そして月末は雑用で忙しいのです
自宅に戻って修理の打ち合わせそして安来ほろにが会の会計として銀行に行ってビール代金の支払、そして町内会の副会長として市役所に街灯のLED化完了の報告書を提出(これでやっと補助金が出ます)、次は交通安全協会の安来支部副会長の仕事で市内の事業所に総会の議案書と27年度分の2号会費の請求書を届けてアトリエに戻りました。
他にも3人のお客様がかわるがわるいらっしゃいまして・・・・いったいいつ仕事をしているんでしょう??(笑)

さて余談ですが
DD51の件ですが先日から数年前に鳥取県でお召し列車が走った時に列車を牽引したのがDD511186号機でしてその個体はブルートレインの出雲号も牽引していたのです。
私が製作をするならこの個体かな!?と思っているのです。
しかし基本的な事がよくわからない・・・例えばDD51の公式側と非公式側をご存知でしょうか?
鉄道を趣味とされる方なら多分良くお分かりと思いますが車両によってその公式側側面と非公式側側面が決まっていてどんな資料写真を見てもこの見分け方がわかっていないと、特にDD51の様に前後左右が似た車体ですと良い資料が有っても正確なモデリングにはつながりません。
丁度良い事にJR西日本に勤めている友人がいまして連絡をとってみました、自分は良くわからないので良く知っている人に聞いて調べてみますという事でした。
その友人が本日わざわざ来てくれました。
社内資料を持ち出す訳にはいかないので知り合いが持っていた古い雑誌のコピーを持って来てくれました。

上の画像が公式側と非公式側の見分け方です。
エンジンが第一エンジンと第二エンジンと有りまして第一エンジンが前になった時に左前側から見るのが公式側という事ですね。
その他にもこんな資料や・・・

こんな資料まで・・・

他にも冷却用のファンの中央にエッチングの小さな部品が付いているのですがこの形状は所属する所によって違う形状の様なので後藤工場の形状も聞いておいて頂く事になりました。
友人とは何と有り難い物でしょう・・・作る技術が有っても正確な資料が無いと良いものは作れませんからね~。

さて製作ですが
コチラも正確な資料と作る技術のバランスです!(笑)
資料をお貸し下さるお客様に感謝です。

満足頂く為に頑張るしか有りませんね~!!!
今日はまずオイルパンの冷却フィンを作ります。
後4台分つくらなければいけないので1台分が幅の狭い物と広い物が10枚ずつ必要になりますから40枚ずつ必要という事になりますね。

ハンダ付けで組み立てます、必要最低限の量でハンダ付けをしなければなりません。
なぜならこのフィンの間に入ったハンダは除去し難いのです。

そしてあの変な形状のオイルパンの一部分ですが
昨日削り出した物を幅5.0mmにカットしました・・・
更にここからこの部品のうち2カ所削り込みが必要になります。

まずオイルパンに食い込んでいる様に付いている部分を削って取り付けが出来る様にします・・・
まあどこをどのように削っているのかわからないかもしれませんが・・・部品の加工を見る場合には加工するべき部品をどのように固定しているのかを見る事は大変参考になると思います。
わからなかったら固定の仕方だけでも見ておいて下さい。
部品の加工の8割は加工すべき部品の固定方法なんですよ、何時も正確に同じ様に固定出来ると言うのが大事なんです。
削るのはエンドミルやフライスがやってくれるのですから・・・・
今回は先日と同じ様にバイスの内側にアルミ板を貼付けておいて高さが揃う様にしています。

今度は同じ高さに固定はしますが固定する向きを変えて・・・
その上フライスを30度傾けて加工しています。

フライスで削った部品は角がキッチリと出ているのですがいくらブガッティが角ばったエンジンが好きでも角がない部分も有るのです、なので角を少し丸く削っています。
この位の丸め方ですとペーパーを使って削れば良い感じに削る事が出来ます。

断面を見るとこんな感じ・・・

そしてオイルパンにハンダ付けします。

やっと5台分完成!(笑)



エンジンの制作Ver.21

2015-08-30 20:09:32 | Bugatti Type57SC Atlantic
昨夜は雨が降っていましたが今日は曇りの天気でした。
安定した秋晴れの天気が欲しい所ですが・・・なかなかそう巧くいきません。
Cafeの方にいらしたお客様に伺った所では午前中に弱い雨が降った所も有った様ですが・・・少なくとも私の目の前では雨が降る様な事は無かったですね。
このままの天気なら明日は芝を刈る事が出来そうです。
今日は昨夜の雨で芝が重くなっていまして奇麗に刈れないので明日に順延と致しました。

さて制作に入る前に雑用などを片付けておきましょう。
以前購入して展示ケースに入れてあったCMC製のフェラーリ250TRが売れてゆきました。
この250TRは1/43を5台作った時に参考にさせてもらったものですのでなるべく安く放出させて頂きましたが購入のご希望の方からケースに入れて欲しい旨ご依頼を頂きましたので加工をしています。
まず木製ベースは友人のN君が作った物で私が塗装を致しました。
上側のカバーは本日見積もりをお願い致しましたので完成までに2週間くらいかかると思います。
CMC製のミニカーを良くご存知の方ならわかりますが、このミニカーは裏側にベースの板に固定するビス穴が付いていないのです。
なので木製ベースに取り付けようとしますとどこかに穴を開けてネジを切らなくてはなりません。
有る程度強度が有ってしかもスペーサーをかませないといけませんので・・・今回はオイルパンの部分とコクピットの前側にさせて頂きました。

1/18と少々大きめのミニカーを留めるビスはいつもの2Mでは無く3Mの少々中途半端な物になっています。
大きくて重量が有りますからこれくらいは必要でしょう。
またスペーサーも作っておかなければなりませんね。
重いミニカーを止める為にビスをしっかり締めますと足回りに負担がかかりまして破損する恐れが出てきます。
まあ今回は発送する訳では有りませんからその点少しは助かります。


さてこれでやっと制作に入りましょう
昨日制作した部品をカムギアトレインのケースにハンダ付けしました。
接着でも良いかもしれませんが強度の問題でやはりハンダになりますね。

次はオイルパンの下側に有る冷却の為のフィンを作りましょう。
このフィンですがエンジンを作り始める前に一度試作をした事が有りますが厚みが0.2mmの洋白帯金しか持ち合わせが無かったのでそれで作りましたがフィンと溝のバランスでちょっと問題が有りましたので今回作り直しに致しました。
今回は溝の部分が0.3mmフィンの部分が0.2mmの帯金を使っています。

ハンダ付けで組立てますとこんな感じになります。

試作のフィンは1個だけ出来ましたが・・・
このフィンにかかる様に台型のオイルを貯める台形の箱の様な物が付いています
なのでこの台型の箱を作らなければなりませんが・・・・少々形状が複雑でしたので頭を抱えております(笑)

一応ここまで出来ていますがこの部品はもっと複雑な形状なのでここからどの様に加工してゆけば良いのか・・・考えております

エンジンの制作Ver.20

2015-08-29 23:10:41 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は曇りの天気でしたが時折日が射していましたね~。
当ブログは政治的な事には余り口を挟まない・・・その代わりに模型の作り方に関してはちょっとうるさい(笑)ブログと認識しています・・・がちょっと我慢ならない事がございまして皆さんの反発を頂くかもしれませんが書いておきます。
皆さんのお住まいの地域でも市町村がプレミアム商品券と称して補助金を利用して景気回復の為に商品券を発行しているのではないかと思います。
私の住む島根県安来市でも発売されていまして第一回目は家族構成によって上限が決められていまして当家でも上限金額で購入しましたが申し込み時点ではどこで使えるのか公表されておらず市民の大多数は躊躇したのです。
売れ残っては困ります(市が)ので本日明日と2日間誰でも上限10万円で売りに出されたのですが市内の販売所が3カ所しかない事またアクセスする道路が狭い道路だった為に大渋滞を引き起こしまして大変な騒ぎになっておりました。
この様な場合渋滞緩和の為に警備員を置くとかアクセス通路を地図で配っておくとか方法はいくつか有ったはずなのに何もしていなかった。
しかも現地から携帯で担当部署に大混雑している事を知らせても明日検討しますとの事・・・
私・・・この対応で切れてしまいました
「明日する事は今日検討しておかないと出来る訳ないでしょう」と食って掛かってしまいました(笑)
「取合えず警察に出動してもらって交通整理をしないと交通事故が起ってからでは遅くなりますよ」と言っておきました通常この様な場合は事前に往復ハガキ申し込みで抽選にて購入者を選ぶと言うのが公平なやり方と思います。
実際に隣の松江市ではこの様な方法を取っています。
最初の購入が少なかったのでこの販売方法でOKと思ったかもしれませんが最初の購入者が少なかったのは使える商店がわからなかったから・・・と言う問題点が全く見えていなかった事になりますね。
担当部署の課長さんは旧知の方ですが余りにもずさんな方法を取られたので呆れてしまって以降協力する事は出来ないな~と言うのが実際の感想ですね。
いろいろ苦労をされていたはずなのにその苦労が余り役に立っていないとすら感じます。
Nさん、このやり方は正直言って最低です!!
税金は皆公平に払っているのです・・・これでは市制に誰も付いて来なくなってしまいますよ!

と・・・とまあぼやきはここの辺りにしておきましてね(笑)
今日も製作を進めなければなりませんね~
下の画像ですが
ただの洋白板0.2mmの細切れです

昨日でしたか削り出したパーツに糸鋸で切り目を入れましたがその切り目に洋白板を差し込んでハンダ付けをしました。
中心の穴には外径が1.2mmの真鍮パイプを差し込んでおります。

余分な部分を削り取って整形します。

この角度でご覧になると・・・・
どこかで見た形状では無いですか?(笑)

わからなかった方に・・・・
ひっくり返して余分な部分をフライスで削ります。

そして旋盤で切り取りました

まだバリが付いたままなんですけどね~。

削って・・・・整形!

所定の場所にハンダ付け・・・
ほらほら・・・どこかで見た形ですね~。

では所定の場所に取り付けてみますと・・・
これで見た事が有るでしょ???

明日は何を作りましょうか??(笑)
明日こそは心安らかに製作に勤しみたいですね~
世間のゴタゴタはまっぴらご免ですね~もっとしっかりとやって欲しいと言う気持ちを込めてあえて書いてみました。

エンジンの制作Ver.19

2015-08-28 22:18:14 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は降水確率が30%だったのですがパラパラと雨が降っただけで何とか持ちこたえました。
朝から畑でイチジクとオクラの収穫をしてから芝生の際を草刈り機で刈りました。
・・・と書くと直ぐに終わりそうでしょ?実は午後のかなり遅い時間までかかってやっと完了・・・昼食は3時前位だったでしょうか・・・!?
体がガタガタになる位に疲れていますが少し休憩をとってから製作開始ですね。

そうそう今日は午後から70歳代くらいのお爺さん?いや伯父さん?がいらっしゃいまして、ここは(Cafeを含むアトリエ)は町営か市営ですか?って聞かれました。
まあ、そうじゃないので丁寧に個人の持ち物で私が経営している事を説明しておきましたが・・・私の仕事にもなかなか納得して頂けなかったのだけど・・なかなか理解に苦しむ仕事ですからね~。
余りにも規模が大きい?のでそう思っておられたらしい・・・3度目の御来店らしいのですが(笑)
単純に有り難くお褒めの言葉としておきましょう・・・個人的にはまだまだ問題は有りますけどね。


さて短時間ながらも仕事を進めておかなければなりませんね~。
そうそう!
細かな部品を作っていると一体どこの部品を作っているのかわからないと言うご意見を頂きました・・・身近な方からですが(笑)
そこで最初に説明をしておきましょう
下の画像はCMC製のミニカーのエンジンを後ろ側から見た所なのですが一見V型エンジンの様に見えますがツインカムエンジンのカムホルダーが左右に分かれているのですがそのギアケースの一番上側が丸くなっていますね・・・この部分を作っているのです。
そして中央の部分にオイル用の銅パイプが接続されています。

さて今日の作業です
本日午前中に0.8mmのエンドミルが予定通り到着しましてすでにフライスにセットされています。
今まで旋盤やフライスで削った部品を同じ位置に固定しなければなりませんがその為には何かガイドを作らないといけません。
今回はフライス用のバイスに厚さ1.0mmのアルミ板を瞬間接着剤で仮固定しておきました。
このアルミ板に部品を当てて固定すれば同じ位置に固定出来るはずです。

固定はこんな感じで行ないます
水平はフライスのテーブルの溝のラインと比較しながら確認します。平行になっていればOKという事ですね。

1個だけフライスでボルトの付く部分をさらってみました。
トリミングを忘れていましてちょっと見え難いのですが幅が1.6mmしかない部分に0.8mmのえぐりが2つ入れてあります。
少しズレてしまいますと貫通してしまいます・・・つまり失敗ね(笑)

こんな感じで削っています
余分が6個も有りますから少し位攻め過ぎて失敗しても足らなくなる事は無さそうですね。

何とか全ての部品に加工をする事が出来ました。
この洋白棒の反対側にも同じ部品が有りますから・・・良さそうな部品だけ選んで使いましょう(笑)

エンジンの制作Ver.18

2015-08-27 22:32:55 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も良い天気でしたね。
明日も良い天気だそうで・・・作業が進みます・・・但し畑の作業ですが(笑)
今日は畑の草が伸びていましてイチジク畑に立ち入るのも靴では躊躇される程でしたからコレを刈りました。
半日以上掛かりましたが明日は芝刈りが待っています・・・(笑)
この所自宅のリフォームをしております・・・・
リフォームと言えば聞こえが良いのですが、出窓の部分から雨漏りをしまして外壁の内側・・・つまり柱や胴差しや間柱、筋交いから土台までシロアリに食われておりまして角の通し柱はほとんど柱の役に立っていない状態になっていましてその修理の為に浴室にユニットバスを入れなくてはならなくなってしまいました。
どう安くしようとも総工費は300万円台の半ば位掛かってしまいます・・・貧乏人の私にはかなりの大金ですよ・・・ウ~ン困った物です。
これを直してもまだ後の半分は未点検なのであと半分はどうしましょうか??

さてギアトレインの上部のカバーを作りましょう。
形状は比較的単純なカマボコ型で厚みは1.6mm程でしょうか
まず真鍮の丸棒を直径4.0mmの丸棒を挽きます。

丸棒の半分をフライスで削って半円形のカマボコ型を作ります。
そしてこのカバーを留める為の4つのボルトを植える為の穴を開けます
この様な部分に穴を開ける場合は丸い面から開けるとキリを折ってしまいますので裏の平らな面から穴を開けます。

そして厚みを1.6mmにスライスします・・・もちろんスライスは旋盤でね!

カバーのフランジの部分を0.3mmの洋白板で作っておきましてハンダ付けします
この後このフランジを削り合わせます。

作ったカマボコ型のカバーをエンジンに接着してみました。
雰囲気は悪く無いですが・・・
裏から開けた穴の位置が少しバラツキが有りまして・・・どうも気に入らない。

2つ共取り付けてみましたがもっと気に入らなくてね・・・両方外してしまいました。
せっかく作ったんですけど気に入らないから捨てちゃいましょう(笑)

こんな時は最初から作り直します
な~に作り方は色々有るのですから次の方法を試してみましょう。
旋盤のフライスと割り出し円テーブルで作るカマボコ型の部品です。
フライスで削りながら割り出し円テーブルを180°回すとこんな風に削る事が出来ます
但し刃物の中心部分が動いた所は刃物動きが遅いので綺麗に削れていないですね。フライスのモーターの回転数を早めて中心部分を切れば良いのですが旋盤のフライスは回転数が一定なのでどうにも出来ないですね。

仕方がないからプロクソンのフライスを使ってみました
右側がそれですが回転数を一番早めて削ってみました・・・刃物も同じ物です。
やはり中心部分の切れは良く無いですがそれ以外の部分は綺麗に切れています。
部品は厚みが1.6mm程有れば良いですからこれで十分ですね。

7本の洋白丸棒の両側を加工しました。
単純な作業ですがこの様な削り方はゆっくりと削らないダメなので時間は掛かります。

後でエンドミルでボルトを接着する凹みを作るのですがその目安にするために切断部分に溝を掘りました。

ついでにカムシャフトの潤滑の為にオイルを送る為に銅パイプが接続されていますがその穴を準備しておきます

穴の中心にスリ割りを入れます
このスリ割りに洋白板0.2mmを差し込んでハンダ付けをしましてフランジとする予定です。


0.8mmのスクエアのエンドミルを持ち合わせていなかったので通販で見つけて注文をしておきましたが明日には到着する予定ですのでボルト穴の加工が可能になると思います・・・上手く出来れば良いのですが・・・。