Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

ボディの塗装準備からボディカラー塗装

2016-03-31 22:41:08 | いすゞ117Coupe
今日は暖かで良い天気でしたね、まだ遠くの霞は残っていましたが・・・そう酷くもなくまずまず気持ちの良い天気でした。
薪ストーブも朝一焚きしておけば11時頃に気温が上がってくるまで暖かく過ごす事が出来ます。
この朝の一焚きも後半月くらいでしょうか・・・徐々に気温が上がって来ますからね~。
本格的な春はすぐそこに来ています。

今日もお昼には「これでもか~」言う程御客様に来て頂き有り難うございます。
12時を過ぎる頃に厨房からのSOSが来て終わったのが2時でしたよ。
もう自分の仕事にならないな~と思いながらも沢山の御客様に来て頂くのは有り難い事ですので不平不満を漏らしては御客様に申し訳ないですからね、喜んで・・・いやいや楽しんで厨房の仕事をしましょう(笑)

午後からは友人の息子さんが営業に来られました。
コチラも元営業だったのでそう簡単には買いませんが(笑)
衝動買いをして良いことになった試しが無いんですよ・・・(爆)
まあ少し考えてみることにしています。

さてお帰りになってから本格的に仕事を始めましょう。
本日は117クーペの方を進めましょう、これはメイクアップさん経由のお仕事なのでなるべく早く仕上げてあげないと御客様も待っていらっしゃるのですから・・・
テールランプの周りのラインが少し乱れていますのでもう少しパテを盛って直しておかなければなりません。
修正の為の厚みは極薄い物なのでいつものモリモリは使わずスベスベを使って細かな凹みを修正しておきましょう。

数日前にシリコンを流しておいたタイヤの原型はこんな感じに固まっています。
後日取り出して数を作るのなら一旦レジンの2次原型を5~6個作っておく事になりますがさてどの程度作っておきましょうか・・・。

そう言えばフロントのバンパーのサイドの形状が違っていたと数日前に書きましたが、リアも違っていますね。
中期型からなのか初期型もなのか良くわからないのですが少なくとも中期型はこんな感じに平たい感じなんですね。今作っている形状では雰囲気が違いますね。

早速直しておきました・・・
まあ叩いて潰してから削り直しています、叩くことで少し前後長が伸びますから削ることで短くなってしまうのを補正出来るのです。

ホイールも塗装前に少し加工をしておかなければなりません。
ホイールナットを別に植えたいので所定の場所に穴をあけておきます。
塗装の後では余計な傷が付くと面倒ですからね(笑)
まあ転ばぬ先の杖ですね。

ボディにサフを塗りました
ここから先は傷が付かない様に注意が必要ですね・・・
全体としては凹凸は少ないですがそれでもサフを塗りますと見えてくる部分も有ります。

そんな部分はこのタイミングで研ぎ直しておきます
ここから使うペーパーは1000番くらいですね。

研磨だけでは取りきれない凹凸には薄付け用のスベスベを使います。
目が細かくて小さな傷にも入りやすいのです

画像は無いですがサフを入れますとフェンダーのホイールアーチの厚みが気になって来ましてリューターで削っておきました。
完成品の時にはタイヤとホイールが大き過ぎたのでこの部分が見えなくて気が付かなかったのかな??

いよいよ塗装に入りました
まずはホイールです、シルバーで塗りました、少し明る過ぎるかもしれませんがこの後クリアーを塗りますと少し明るさが落ちますのでちょうど良くなるのではないかと・・・思っています。

いよいよボディです
御客様のご依頼はグリーンメタリックです
確かに当時の純生色でグリーンメタリックが有りましたね、僕の友人は
117のXEに乗っていましたのでよく覚えております。
どちらかと言うとシルバーの上にクリアーグリーンを乗せた様な色目でしたね。
曇りの少ないクリアーな感じだったと思います。私の場合は上塗りのクリアーとの密着の問題が有りましてボディカラーにウレタン塗料を使いたいのでシルバーの上にクリアーグリーンを塗るという方法は出来ません。
替わりと言ってはナニですが・・・
ウレタン塗料で調色することに致しました。
まずグリーンにシルバーを入れて様子を見ますが少し明るいのでブラックを少々・・・濁りが足らないのでイエローを少々・・・まだ少し濃い感じがするのでもう少しイエローを・・・。
実車用の塗料を1/43の様な小さなボディに塗りますと濃く見えてしまうことがよく有ります。
ですから少し明るめに調色しておくのです。
大体良い感じになったのでボディに塗ってみました、ただ残念ながら少しゴミを噛んでしまったので明日はペーパーを部分的に当ててから塗り直しをしようかと思っています。
少し奥行きも足らない様なので明日は少し工夫をして奥行きを感じる様に塗ってみたいと思います。
メタリック粒をカラーの奥側に配置したいんですよね。
そうすればもう少ししっとりと落ち着いたグリーンメタリックになると思うのだけど・・・
ゴミが噛んだというのは少し塗り直せと言う指令かな・・・(笑)

フロアパネル組み立て2号機

2016-03-30 21:24:52 | Bugatti Type57SC Atlantic
本日は定休日なんですが、朝から近所に有る親戚で庭のハランを掘っていました。
ハランってご存知ですか?
お弁当とか買いますと仕切りに緑色のビニール!?をカットして仕切りに使っている物を見られた事が有ると思います。アレがハラン(バランとも言います)なのです。
でもアレはビニールでしょ!?と思われるかもしれませんが元々はユリ科の植物でして昔はどこの家の庭や家の裏の方にも有って料理の下に敷いたり巻いたりしていたんですね。
ビニール製の物は植物の葉っぱを模してビニールで作ったのがお弁当の中に入っているソレなんですね。
親戚の庭に有ったので今までは断ってから頂いていましたが「そんなに要るなら、株ごと持って帰っても良いよ」と言ってもらったので本日掘って持って帰ったのです。
本来移植は5~6月頃がいいらしいのですが・・・そんなに待っていられませんので本日決行とあいなりました。

お昼前にPCを立ち上げてブログの編集画面を見ますと・・・この画面は毎日見る訳ではないので今まで気が付かなかったのですが・・・

良く見ますと、3月23日のブログランキングが583位/2443864ブログらしいです。
なぜ23日の定休日に多くの方が見に来られたのかは定かではないですが・・・それにしても凄い数のブログですね・・・。

製作の方はこの所変わり映えのしない作業が続いています
そうですフロアパネルの整形が終わりましたのでその組み立てに入っています、実はこれがなかなか大変な作業でしてボディの内側の寸法もどれも同じという訳では有りません同じキットでも少しずつ誤差があります。
また変形も有りますから・・・微妙に調整をしながら組み立ててゆく訳です。
センタートンネルの後部の部品をハンダ付けしました。
ここはまだ楽ですよ、中心に取り付ければ良いのですからね。

リアの荷物スペースをハンダ付けします。
この辺りから難しくなって来ます(笑)
両脇を仮止めして角度を調整しています・・・この角度でリアのバルクヘッドの位置関係に微妙な違いが出てしまうのです。

前側のバルクヘッドやリアのバルクヘッドを取り付けています。
もちろんこの時点ではボディやシャーシーとの仮組を何度も繰り返し削り合わせをしていますから手間がかかっています。

入念な仮組のお陰で2号機のフロアーはサイドブレーキもシフトレバーも付けたままフロアーの脱着が可能になりました。

やっと2台分のフロアーが完成致しました。
1号車は神奈川県のNさんのご依頼品、2号車はメイクアップ、明日作る3号車は兵庫県のKさんのご依頼品ですね。

フロアパネル量産

2016-03-29 22:06:53 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は天気が良かったですがPM2.5が飛んで来てるらしく青い空は全く見えませんでしたね。
遠くの山も全く見えません・・・かなり酷いですね。
そんな天気だったのですが昨日頂いた着火用の焚き木をカットして袋に入れて来季の準備をしました。
この春先にパラパラ程度の雨が降りますと空気中の汚れが雨に混じっていまして窓ガラスを大変汚してしまいます。
今朝は店舗の窓ガラスを全て掃除致しました、また黄砂で汚れてしまったテラスも水を流してデッキブラシで掃除をしてみましたが・・・これは余り綺麗になりませんでした。
少し天気が良くなったら塗り直しをしましょう。

昨日までで試作のフロアーが完成致しましたのでこの方法で残り4台を制作しなければなりません。
取合えずフロアー用に切り出した真鍮板の裏表を磨きます。
余分なハンダも削り取ってしまいます。

メインのフロアーの素材になる部材4台分を綺麗にするのに約半日超かかりましたよ。
なかなか時間がかかりますね・・・
でもこれだけやっておけば組み立ての時にかかる時間がかなり少なくなりますからね~物は考えようなんですよ。

より面倒で時間がかかるのがセンタートンネルの曲げですね
この真鍮板は0.5mmなので結構加工に時間がかかるともに力も必要です。
0.3mmくらいでも良かったかもしれません・・・。
シフトレバーとサイドブレーキのレバーの穴はこの時点で綺麗に開け直しますがこれもまた位置関係がなかなか微妙ですね。

やっと全ての部品を曲げ加工し終わりましたよ・・・
この時点で限りなく夕方に近い時間になりました、ウ~ンなかなか時間がかかります。
まあこんな事がチャッチャと出来てしまうのならもっと安く作品を提供出来るのですが・・・

早速ナンバー2のシャーシに合わせて組み立てを始めています。
メインの部分を組み立ててその前側のパネルを取り付けたらセンタートンネルの部分をリューターで削っています。

センタートンネルの後ろ側の部分を削り合わせたらハンダ付けをする時間は無くなってしまいました・・・今日は安全協会の安来支部の理事会だったので夕方は出掛けなければならないのでした・・・。
この続きは明日になりますね~。

ボディの修正Ver.1

2016-03-28 23:16:07 | いすゞ117Coupe
今日の仕事はブガッティアトランティックだけでは有りませんよ(笑)
117クーペもしっかりと進めますよ!

117クーペのウインカー類はボディ面に埋め込まれているのですが、これは117クーペのボディデザインを崩さないようにという配慮でしょうか!?
たまたまなのか意図的にその様にしているのかはわかりません。
ちなみに当時のカタログの写真を見ますとこんな感じなんですね・・・他の部分に目が行ってしまいました。
バンパーの後端が平べったいですね・・・こんな部分もハンドメイドとは形状が違いますね。
明日にでも直さなければなりませんね。

取合えずバンパーの後端は見ない様にしてウインカーのレンズが入る部分を掘り込んでみました。

ちなみにリアも・・・
ちょっとラインがガタガタしていますが・・・大丈夫です。

糸鋸を使ってオレンジ色のアクリルから切り出します
厚みは少し厚めに・・・上下の寸法は短くて固定にはちょっと難しいですから寸法はキッチリと決めておく方が良いですね。
前後方向はまだ長いからつかみ所も有りますから削って合わせると楽ですかね。

掘り込んだ部分に嵌めてみました・・・これじゃあよくわからないかもしれませんね・・・。

裏をシルバーで塗装しまして・・・

塗装が乾くまでに他の作業を・・・
テールレンズになるクリアーレッドのアクリル板を削ります
寸法をキッチリ出す為にはフライスは便利ですね・・・例え小さな物でもね(笑)

テールランプの位置に接着します・・・この時点で接着して良いのか?と言う事は有りますがボディとの面一感を大切にしたいのでね。
作る車によって大切にしたいポイントが違うんですね・・・。

真ん中の部分にクリアーのアクリルを削っていれます
当然ですが裏側はシルバーで塗っておきます。
ご依頼の車は当時の画像を見る限りスモークに塗られていた様なので裏側はホワイトでは無くシルバーにいたしました。
この方が白過ぎないのです。

レンズを削ってボディと面一に仕上げました。

その中央の部分をタガネで少し掘り下げましてエッチングの板が収まる様にいたします。
このエッチングの板が大切なんですよ。
この板にはISUZUの文字が入っているんですよ・・・。

せっかく埋め込んだレンズの上にパテを盛りました・・・
レンズとボディの間に隙間が有りますからね・・・それを埋めておきたいのです。

床板の製作Ver.3

2016-03-28 22:19:29 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日も暖かくて過ごしやすい天気でしたね。
そのぶん朝は冷えた様ですが・・・それをさっ引いても本格的な春が来た感じがします。
そんな暖かな午前中に種まきをいたしました。
今の所蒔いたのはレタス、ズッキーニ、唐辛子という所ですね。
4月に入りますとルッコラやバジルも種を蒔かなければなりません。
何かと忙しい季節が来つつ有ります(笑)

午後からは仕事も頑張りますよ
床板の後部は完成していますが少し両サイドの隙間が大きめなので0.5mmの真鍮線をハンダ付けして隙間を小さくしています。
後でもこの作業は出来るのですが左右の位置決めの為も有りますのでこのタイミングで修正をしておきました。

リアの隙間を調整した時の余分なハンダを削り落としまして、いよいよ次はフロント側のバルクヘッドをつくります。
斜めのパネルを切りましてハンダ付けしてみました

センタートンネルの内側の部分は切り抜かずに先にハンダ付けをするのは左右のバランスが狂うのを嫌った為ですね。
ハンダ付けをしてから切り抜けば左右が狂う事は少ないのです。

そして最後に削り取ってしまえばこんな感じになりますよ、この時点で糸鋸を使って切り飛ばしてからヤスリで仕上げれば大変楽です。

つぎは斜めのパネルの上側の板をハンダ付けしますがこの板はエンジンのマウントの位置関係と深いつながりが有りますのでシャーシに仮組しておきましてハンダ付けをしています。
もちろんですが余分な部分にハンダが流れないように注意は必要です。

現在の状態でボディをひっくり返して裏から見てみました・・・
なかなか良い感じですね
1/43とは思えない精密感が有ります。まがまだこの先が有りますから楽しみですね(笑)