Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ギアボックスを組み立てます

2022-03-31 20:49:17 | Golden Arrow 1929

本日の山陰は朝から雨が降りました。
お昼頃からは上がったのですが、空は厚い鉛色の空ですね。

こんな日は屋外の作業はお休みにして朝から本業に勤しみます。

今日はゴールデンアローでしたね。
少しづつですが組み立てを始めております。
前回は確かコクピットの部分を組み立ててその後にエンジンやミッションの塗装を行なっていましたね。
今日はコクピット前側のギアケースの部分を組み立てましょう。
このギアケースですがミッションでは無いのです・・・
ミッションはその前側にある四角いケース部分でしてこの部分は左右2本あるプロペラシャフトに動力を分けるギアケースになります。
普通はプロペラシャフトは1本なのですが・・・このゴールデンアローには左右に1本ずつプロペラシャフトがついております。
その都合上デフらしく見えるものは後部に2つ(左右に)あります。
この車にデフが必要なのかよくわかりませんが・・・
とにかく動力を分けるケースの部分を組み立てて・・・左右のプロペラシャフトも取り付けます。
中央のグアの蓋(!?)部分を止める六角ナットを付けますとなかなかメカニカルに見えてきますから不思議なものです。

組み立てと言いましても組み立てて済む問題だけではありません。
作りながら組み立てを必要とする部分もあります。
それが・・・このペダルです。
製作当初から調べながら部品を作っていましたが・・・
このゴールデンアローはペダルが2つしかないのです。
2ペダルですとオートマ!?って思いますが実はそれは違うのです。

まあこの件に関しては後々・・・
ペダルを作りました
素材はエッチングのラジエターパーツと真鍮版ですね。
踏みやすい形状にしておかないと万が一滑ったら大変な事になりそうですね。

下側の支点の部分は真鍮パイプです

取り付けは勿論ハンダ付けですが油断をしますと熱が回ってバラバラになってしまいますので先に踏面をハンダつけしてから真鍮パイプにハンダつけするときには途中の部分を時計ヤットコで掴んでおきますとそこで熱が放熱されますからバラバラにならなくて済みますよ。

ペダルのパイプの部分に洋白線の1.0mmを通しましてシャフトにします。
この部分は左右に通っています・・・構造出来にはよくわかりませんが左右は別々に動きまして左のペダルをふみますと左側のシャフトが回ってクラッチを作動させる。また右側のペダルを踏みますと右側のシャフトが動きましてブレーキを作動させるようになっているようですね。

ペダルを取り付けました、取り付ける前にペダルを塗装しておきます
踏面はゴムに見える様にフラットブラック、それ以外の部分は鉄製に見える様にガンメタですね。
構造的には左がクラッチで右がブレーキですね

ペダルの前側に本日最初に組み付けた部品を装着しました
なかなか感じはいいかな〜
この箱の上にちょっと複雑なステアリングギアボックスが付きますが・・・それは次回の作業になりそうですね。

微速ながらも部品を作りながら組み立てています。
次は3日後ですが・・・よろしくお願いいたします。

明日はスカイラインですね。


シートの修正

2022-03-30 20:52:12 | Ferrari 488 Pista Piloti

本日の山陰は晴れのち曇りでした。
気温は少し高めで暖かかったです

今日も定休日なのでガレージの作業を優先させて進めます。

今週末には多分ガレージの生コンも硬化しまして、工務店さんが型枠を外しにいらっしゃるのでは無いかと思っていますが・・・
昨日だったかな!?工務店の社長(ちなみに同級生です・・・笑)がお忍びで現場を確認に来られました。
社員が何も報告してくれないので・・・・と言っていましたが、それは現場がうまくいっているからじゃ無いでしょうか?
困ったことがあれば相談をしてくれるはずです(笑)
今のところお客さんである私も何も困ったことは無いのです。
K下くんこれは幸せなことなんですよ。
社長が采配しなくてもやってくれるんですから・・・。

今夜から雨らしいのですが・・・ドライモルタルが硬化してくれれば良いですが・・・。
工務店の担当のM崎さんに現場を連絡しておきました、薪置き場の基礎を積んだことや1〜2日で硬化して作業ができることなどなど・・・
屋外の造成は4月1〜2日くらいかな〜と言っておられました。
K下社長、部下はきちんと仕事をされていますよ・・・心配ないじゃない??(笑)

午後からは本業を開始します、この頃はタマネギの施肥とかガレージの床あげもあって本業の方は遠回りしていましたが・・・全体のバランスを考えますとこれで良かったと考えております。
本業だけを進めることは可能だったかもしれませんが付随するこれらの業務もこなしていかないときっとどこかで問題が起きる可能性があります。
例えば自分でできることを他の工務店さんにお願いすればその分は必ず費用がかかります、全体として自分の経済を圧迫してくるわけでして自分でできることは自分でする、出来ないことはお願いするというのが私の考え方なのです。

それは模型を作る場合も同じことです、レジンのキャストやデカールはなるべく自分で作り余計な時間がかから無い様にすると言うのもそれです。
余計な時間をかけず自分も満足を得ながら本業を進めます。

前置きが長くなりましたが・・・
今日は488ピスタピロティですね。
ボディやエンジンルームなどはほとんど完成していますが・・・まだ手付かずの部分はコクピット部分ですね。
まず・・・シートが大きく違うんですよね。
4点式のシートベルトが付いていますがシートの後ろのベルトが大きくRを描いているのはどうも違和感がたっぷりでしてこんなことになる訳はありません。
コクピットの部品からシートを外しました。

ここは結構頑丈にゴム系接着剤で取り付けられていましたのでエナメルシンナーを流して1時間以上置いておいてからやっと外しました。

シートですがどこがどう違うのか・・・
まずシートベルトですね、4点式がついていますがお客様のものには普通の3点式ですね。
そしてシート中央の凹み状態になっているステッチが無いのです

ステッチがなくて凹んで無い感じといえばわかりやすいかな〜!?

センターコンソールはカーボンデカールが貼られていて実車に近い感じだけどクリアーがオーバーコートされていないので近い将来剥げてしまう恐れがありますので分解してウレタンクリアーをオーバーコートしておきましょう。

フロアーの部分ですがエッチングの金属板の滑り止めがついています。
エッチングなので表面が光すぎなので一旦分解してやりなおしておきましょう。
ただこの上にはフロアーマットが敷かれますから見えなくなってしまいますね。

シートはビニール袋にシンナーを少々入れて塗装を剥がします。
この塗装は少し起毛感があって良いのですが・・・形状が違うので一旦剥がしてから埋めてやり直しですね。

凹みとステッチ部分にパテを盛りましょう。
埋めるだけで十分なのですが・・・こう言う形状だと盛るのは簡単、だけど削るのが実は大変なんですよね。

サイドシルの部分はカーボン製のカバーが装着されているようなのでカーボンデカールを貼りたいですね。
まずは型取りをします・・・できればカーボンデカールは1枚で貼りたいのです・・・2枚で貼りますとカーボン目がズレてしまって感じが良く無いのです。

カーボンデカールを貼ってみました。
デカールをカットしたりソフターを使ったりの部分は今回パスです・・・いつも同じような作業なのでね(笑)
実車ではステップを止めるためのピンが付いているようなのです。
右側には3ヶ所、左側は2ヶ所ですね。
模型では凹みになっていまして針で空気抜きの穴を開けて密着させておきました。
この部分はBBRの完成品ではこの部分のデカールがきちんと押さえられてなかったので見えなかったのです。
乾かしたらラッカークリアーをパラ吹きして密着させますね。

パテを削りました。
凹んでいる部分なのでなかなかペーパーが当て難くて苦労しますが、それにしても一発では綺麗にならないですね。
所々に凹みが残っております。

この後もう一度(二度か!?)パテを当てて削って心ゆくまで直しましょう。

続いて・・・エッチング製の足元のパネルです。
ここはステンレス製のエッチングなのですが・・・
ステンレスなだけに鏡みたいにピカピカ光っているのはちょっと問題かな〜
質感がね〜ちょっと違うかな。
どう言う状態が一番良いのか考えてみます

金属感はあるけど鏡のような感じでは無いので
ステンレス製のキサゲで磨いてみました。
その前に真鍮のブラシで磨いてみましたが真鍮の粉が付きますと少し金色になってきましてね。
具合が悪いのでクレンザーで洗ってやり直します。
ちなみにクレンザーで磨きますと少し光り方は弱くなりますが・・・なんとなく金属っぽく無い感じで今一つですね。

こちらがステンレスのキサゲで磨いたもの
全体的にフラットな感じですが金属っぽい色にはなりますね。

次はエンジンルームです
エンジンルームの周囲のカーボン調の部分は先日ラベルのデカールを貼ってウレタンクリアーを塗っておいた部品ですね。

ついでに先日作った跳ね馬のプレートを取り付けておきます。

今日はここで時間になりました。
明日はゴールデンアローですね。

今日までで雑用は一段落しましたので後はガレージ前の造成が終わってから生コンを流すことになりそうですね。
一休みできないのが玉に瑕ですね(笑)


ダッシュボードを何とかしたいね

2022-03-29 21:21:44 | 日産スカイライン1800GL   

本日の山陰も天気が良くて最高の定休日でした。
朝は気温が少し低い様に感じましたが出勤してガレージの薪置き場を片付け始めますと日があったって暖かく・・・屋外の作業には良い日でした。
まず雑用のご報告です(笑)

朝一番では昨日薪を全て片付けましたのでこんな感じでした。
まだ薪小屋はそのまあありますね。

本当はそのまま移動できればそれに越したことは無いのですが・・・持ち上げて見ますとそれはちょっと無理の様なので小屋を分解します。
まずは屋根の部分から分解します。
出来るだけ大きなパーツで分解しますと組み立て時も楽ができますね。
ということでまず屋根を外したわけです。
そして柱や横の桟を外しましてあっけなくバラバラになりました。

続いて薪小屋の床も上げたいので必要なブロックを勘定する為にブロックを並べて見たいのですが・・・手前側のH鋼が邪魔になりますね。
このH鋼はガレージの中で車のエンジンを降ろすためにチェーンブロックを掛けようと父が設置したものですが・・・結局一度もチェーンブロックを掛けた所は見たことがなかったですね。
チェーンブロックは持っていたんですけどね。
父が亡くなり私の時代になりますとチェーブロックはエンジンを吊り上げることが出来ますが移動ができないので車体の方を動かしてエンジンをしたの降ろすことになります。
これだと面倒なのでエンジンクレーンを買いましたのでいよいよこのH鋼は不要になってしまいました(笑)

工務店さんにお願いして捨ててもらうのも一つの方法なんですが。
最近鉄屑を持っていくとお金になることを知っていますので自分で捨てようと・・・
多分150kgくらいはありますから1万円以上はくれるはずなんですね・・・欲な話ですが(笑)

切る手段はサンダーしか持っていませんので・・・延長コードを伸ばしてきて準備完了です。

刃を2枚使ってやっと無事に切断しました。
こういう作業は危ないんですよね・・・皆さんは決して真似をされませんようにお願いいたします。
私の場合は多少なりとも心得があります(2年間工務店にいましたから・・・)から途中まで切って裏返してサンダーの刃がH鋼に挟まれないように工夫をしながら切っています。

これが切った部分です。
H鋼の下側に木片を入れて切れてもサンダーの刃が挟まれないようにしていますよ。
このH鋼のサイズなら普通ならガスバーナーを使って切断するのが一般的なんですからね。

H鋼ですがこの長さですと一人で軽トラックに乗せることができます、切ったH鋼は軽トラックに乗せて明日は屑屋さんにGOですね。

帰りには頂いたお金でブロックとドライモルタルを買ってきます。
その材料で薪小屋のベースを作ります・・・リサイクル品で作っていますので効率が良いでしょ!?

右のつけ下ろしの小屋の右側に入っているのは薪小屋の屋根ですよ。
薪が消えてしまったわけではありませんよ(笑)

続いて明日ブロックを買ってくると書きましたが数を数えておきます。
10cm厚のブロックで角を8枚と普通の10cmのものを24枚かな・・・積めるかな??
そうそうドライモルタルはとりあえず5袋かな〜。
薪小屋がなくなった所はなんだかスッキリですね〜。

仕事が終わったら次は本業です(何か言い回しが変ですね・・・疲れてるのかな・・・笑)

今日はスカイラインですね。

いよいよ内装のモデファイに入ります。
まずはダッシュボードですが2000GT-Xは確か7つの大小のメーターが並んだ物だったと思いますのでこれで正しいと思いますが・・・。
1800GLはちょっと違う・・・はずなんですよ。

1800GLの場合はステアリングシャフトを中心にして3連の大きなメーターが並びますがメーターパネルから少し奥に奥まった状態で取り付けられます。
まあ2000GT-Xも奥まっていると思いますがイグニッションのミニカーではペラっとデカール一枚なので・・・
フライス盤を使って奥まるように1.0mmほど掘り下げておきました。

デカールを貼ったままエンドミルで掘ったらデカールが粉々になったかと思ったら・・・
こんな凹凸が出てきました。
メーターの部分にせっかくモールドがあるのにデカールをペタッと貼ってあったんですね。
何と勿体無いことなのでしょう・・・デカールで済ませるのであれば凹凸は要らないですよね。

続いて先日作ったステアリングホイールのスポーク部分にホーンボタンの凸をつけましたよ。
純正のステアリングは何と野暮ったい形状をしているのでしょうね〜。
でも古くなりますと純正品を探している方は多いとか聞きますが・・・

次はちょっとピンボケなんですがプラ板を切って部品を作っています。
これはフロントシートの頭上についているサンバイザーですね。
イグニッションではルーフのモールドに一体整形されていますが塗り分けも大変ですから別部品にしてみました、ここを別部品にしたのは初めてかもしれませんね。

一体整形のイグニッションの部品!?はこんな感じですね。
ちょっと塗り分けは難しいような気がします。

ついでにサンバイザーの間の部分に何かついているのに気がつかれました?

実は

この部分に時計がついているのですが、1/43スケールでは屋根の厚みが実車に比較して厚いので時計が付くだけの余裕がないのです。
でも何とかしようかと考えて・・・作ってみました。

と・・・ここで本日の製作は終了です。
明日は488と薪小屋の基礎の製作をします。

 


エンジンの塗装に入りました・・・が苦戦中です(笑)

2022-03-28 20:24:47 | Golden Arrow 1929

本日の山陰も薄雲はありますが晴れて天気は良かったですね。
気温は少し低めかもしれません、屋外では動いてないとちょっと寒い感じでした。

本日はガレージの床あげの最終回の生コンが入りました。
工務店さんが総動員!?の6人で生コンを運んでおられます、結局4tのミキサー車が5往復して運んでおられました。ガレージの1/3ですがやっぱり一人では出来ない作業ですね、僕が一人でこの作業をしていたら多分疲れて病気になっていたんじゃないかと・・・。
さっさと運んで平さないと固まり始めますからね。
これでやっと終わりが見えてきました。
生コンを流した後は左官屋さんがコテで慣らして平面を作ってゆかれます、流石にプロの仕事ですね。私が撫でてもこんなに綺麗にはなりません。

その間、私は軽トラックの荷台に積んだままになっていた薪を隣の倉庫の中に積んでおきましょう。もう少し薪置き場に残っていますので今日中には全部運び入れておきたいですね。
ここからが結構大変でしてね・・・同じ薪に見えますが桜の薪とその他の薪は分けて入れます。
桜は何度もご紹介しておりますが燻製を作るときに使うので他の木とは分けておきたいのです。
燻製するときに香りが違いますからね〜。

午前中はコンクリートミキサー車が出たり入ったりしますから薪運びは休憩して工務店さんや佐官屋さんがお帰りになった夕方になってから再開いたしました、邪魔したらいけませんからね〜。
夕方にはすっかり薪も運び込まれまして・・・
薪小屋は空っぽになりました。
一人で動かせるのか・・・やって見ましたが・・・少しは動くのですが・・・移動は難しいですね〜。
残念だけどこのお休み中に一度分解して移動しましょう。

その後は厨房係・・・午後から本業の開始はいつも通りです。
今日は平日なので手伝いは要りますが気楽なものですし、明日から定休日なのでやっと気分的には休まります(笑)

今日は午後からは塗装をしています
塗装になりますと写真が少なくなってしまいどうもブログが書きにくいのですが・・・(笑)
エンジンはフラットブラック(塗りたてなので少し艶がありますが)にしています。

このネイピアの12気筒エンジンはクランクケースやヘッドカバーなどはアルミ製なのでブラックでは無いのですが・・・どうやらこの車に載せる時にペイントされているみたいで黒っぽい写真しか出てきません。
まあ元々は航空用のエンジンなので自動車に搭載する為にはかなり加工をしてありますね。
インテークやエキゾーストは配置が変わっていますからカムシャフトなども変更されているのかもしれませんね。第一にエンジンの動力の取り出し方向が前後逆になりますからこの辺りも含めでかなり加工がしてあるのでしょう。

タペットカバーは少し明るめのガンメタで、またスーパーチャージャーからの吸気を運ぶ丸いパイプはまだ取り付けて無いですがブラック、その後ろ側のインテークマニホールドはアルミかな〜?後ほど少し明るめのガンメタで塗ろうかと思っております。

他の部品も素材や見栄えなどを考えながら塗って見ましたが当時の写真はモノクロ写真ばっかりなんで

・・・想像力が必要ですね。



今の車(比較的最近のレストア後のものです)の写真もあるのですが埃まみれたり金属が酸化していたりしてやっぱり全体が黒っぽい印象なんですね。
やっぱり、当時のものを想像して塗るのは難しいですね。

前から見ますと・・・こんな感じです。
埃っぽいし金属は酸化している様に見えますね。



出来れば生きの良い当時の姿を再現したいものですね。
黒っぽい印象にはなりますが少しづつ色具合・艶具合を変えて塗っています。

ちなみに単体で展示されているネイピアの12気筒エンジンはこちらです。
これを見る限りクランクケースやシリンダーヘッドの部分はアルミの鋳物で作られている様なんです、まあ考えてみれば航空用のエンジンなので鋳鉄で全部作ったら重くて飛行機には使えないかもしれませんね・・・なんとなく納得します(笑)
が・・・ゴールデンアローに積まれているものは塗られているんですね・・・多分。

明日は隣のギャラリーの入れ替え日です。
定休日ではありますが10時ごろには片づけにいらっしゃいますので普通通りに出勤しまして薪置き場の分解をしながら移動をして本業を進めます。
模型を作るのが楽しいので・・・ストレスフリーですね。
あ〜ちなみに明日はスカイラインですね。

 


エンブレムの制作

2022-03-27 20:16:15 | Ferrari 488 Pista Piloti

本日の山陰はとても天気が良くて暑くなりました。
一気に5月くらいの気温かな〜!??
何度あったのかは確認していませんが・・・一昨日だったか暑くなったのでアトリエの窓を開けて作業をしましたらその夜は花粉症が酷くなりましてね〜寝るまでしんどかったですね。
今日は窓を開けずに・・・と思いましたが。
午前中は屋外の作業をしていましたから今夜が心配だな〜。

その屋外での作業というのは軽トラックの後ろの薪小屋から軽トラックに一度積んで移動させる作業なのです。
何トンあるのかよく分かりませんがこの薪小屋壁に2列積んであります。
写真を写したのは途中でして既に軽トラックに3台分を運んで移した後なのです、残るは奥側の一列の8割くらいかな。

移動する先はこの薪小屋の右側の付け足しのガレージです。
薪が見えますよね・・・ここに全部移動して薪小屋を空けて下に基礎を作って40cmほど持ち上げて薪小屋を設置します。
そして今年割った新しい薪は屋外のこの小屋で冬まで乾燥させます。

その後ガレージの前側に砕石を入れて地上げして1年間浸水の様子を見て最終的にはもう一度舗装をします。
今すぐにする事、これから先少し時間を置いてする事を分けて考えて決して先を急がない事が大事かと思います。
舗装まで済ませてまた簡単に水没したんじゃね〜困りますからね。
これは模型も雑用も同じ事なんです。

この薪小屋の薪を2/3ほど運んだ所でランチタイムが近くなりました。
お客様もポチポチ来られるので薪を積んだトラックを中に入れたままランチタイムに突入です(笑)

14時くらいまではやはり座る事も出来ず・・・昼食を食べたのは14時ごろそれまで朝から座った事がなかったですね・・・夜早く寝れるはずです(笑)

その後本業開始です。
ウォーミングアップで修理を1台だけ始めました。
ウインドウを交換します。
というのもフロントウインドウに細かな擦り傷が入りまして修理のためにお預かりしております。
F50GT用のウインドウが無かったので少しお待ちいただきましたがこれで一緒にお預かりしているBBRのミニカーと一緒に帰っていただけるかな・・・!?

ここからが本当の本業です。
前回は488ピスタのフロントのボンネットの中がカーボン製のカバーが取り付けられていたのでカーボンデカールを貼ったところまででしたね。
今日はここにウレタンクリアーを塗りましょう
その為には周囲をマスキングしなければなりません。
エアブラシの塗料は結構遠くまで飛ぶのです、ラッカーならまだ簡単に修正出来ますがウレタンクリアーはこういう場合には少し始末が悪いのです。

続いてクリアーを塗ります
まあ特別なことはありません・・・ただ塗るだけね。
ただ一度に厚塗りしてはいけません、薄く何度も塗り重ねて必要以上の厚みをつけない配慮は必要ですね。
特に複雑に凹凸がありますのでね・・・注意!注意!

塗ったらウレタンクリアーが硬化する前にマスキングを剥がします。
そのままにしておきますとマスキングの境の部分が盛り上がって(ガサガサしてしまいます)しまいペーパーの修正を必要とします。
またペーパーをかければ良いのですが色によってはペーパーをかけますと傷が目立ってしまう色がありますので、用心をするわけですね。
まあこれはラッカーでも同じなんです、私の場合は全て乾燥前に剥がすようにしています。

ボディを塗ってしまいましたから今日はボディをこれ以上触れませんので他の作業を行います。
そう言えば先日お客様にエンジンルーム内のコーションマークの写真をお願いしたのですがその写真の中にマークが追加されていました。

テーラーメイドを示すエンブレムなんですね・・・本来ならエッチングで作るべき部品なのですが・・・今からお願いしても間に合わないでしょうから・・・自分で作ります。
まずは先日デカールを作った時に一緒に作りました。
上の2段と下の2段の文字は線の太さが変えてあります、貼って見て感じの良い方を使う作戦ですね(笑)

洋白帯金の幅2.0mm 厚み0.2mmを2枚ハンダ付けして貼り合わせます。
線の太い方のデカールを上に貼ります。
マークソフターでよく密着させるかラッカークリアーを使って固めます。
何するのかわかるかな?

少し長めにしてある洋白帯金の余分な部分を時計ヤットコで掴んでおいてリューターにダイヤモンドビットを装着して文字よりも少し大きめに削ってゆきます。
ヤスリで削っても良いのですが洋白が曲がったり細かな部分まで削りたいのでこの方法を選択しました。

エンブレムらしきものがなんとなく見えてきませんか?(笑)

実はこのエンブレムですが実車の前と後ろに1枚ずつ取り付けられているようなんですね。
ですから同じものが2枚必要なのです。
だから最初に2枚の洋白帯金をハンダ付けしたんですね〜。
熱したハンダゴテを当てて洋白板を分離します。
ほぼ同じものが2枚出来ました。

このままではハンダがこびり付いていますのでペーパーでざっくり落としてステンレスの板に瞬間接着剤で貼り付けてリューターを使いバフをかけましょう。

続いてアセトンにつけて瞬間接着剤を溶かして分離してもう一度デカールを貼ります。
如何でしょう?
エッチングを使わなくてもエンブレムは制作可能ですね(笑)

この後はウレタンクリアーでコートしておきますと耐久性も大丈夫です。

時間が少し余ったので・・・
ついでにお客様の車のナンバープレートのデカールを作っておきました。

今日も時間となりました・・・
明日はゴールデンアローですね。