Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

最終組立てVer.5

2017-03-31 21:06:59 | Ford ModelA Hot rod
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本日の山陰は朝出勤した時には曇りでしたのでニンニクの草取りを少ししようかと思っていましたが、作業着に着替えて畑作業の準備をしていたら雨がポツポツ落ち始めましてあった言う間に雨降りになってしまいました。
もう一度着替えて制作開始ですね・・・まあこう言う事も有ります。

さて本日の制作はホットロッドの最終組立てVer.5となりました。
あと2日くらいで完成しそうですね・・・。

本日はドアヒンジの取り付けから行ないます。
ドアヒンジは元々モールドとしてボディに付いていましたが形状が甘かったですし磨き出しにも邪魔になりますから下地の状態で一度削除してありました。
削ってしまった物は元に戻さなければなりませんから外径0.6mmのアルミパイプを使ってボディ色と同様の塗装をした物を準備してありましたので後は接着するだけです。
その都度塗裝をしても良いのですがボディを塗った時に一緒に塗っておけばエアブラシを何度も洗ったりする手間が無くて良いですよね、仕事で作る場合は効率も考えながらの作業が必要になってきます。
この辺りは趣味で作られる方とは少し考え方が違う部分ですね。

リアのバンパーを取付けました。
と言っても実はそう難しい事では有りません。
仮組をして有りますから合わないはずが無い訳でして、ピタリと収まります。
ついでにナンバーですが元々のミニカーに敬意を表してナンバープレートは周囲を削って整形してそのまま使います。
この黄色なナンバーはどこのナンバーなのでしょうか??

テールランプのレンズの部分に色をさします
先に反射板の代わりに凹んだ部分にシルバーを入れました。

次にシルバーの上にクリアーオレンジとクリアーレッドをさしました。
今回は小さい部分をウインカーとしてオレンジ色に大きな部分はストップ&スモールランプとしてクリアーレッドに塗っています。
実はこの配置が逆なレンズもある様ですね。
私はこのタイプのテールレンズと言いますとダットサントラックのテールレンズを見た事が有りますがこの配色だったのです。

次はフロントのサスペンションを組立てましょう。
と言ってもダンパーを取り付けるだけですが・・・しかし取り付けはアドラーズネストの六角ボルトを使います。

次はリアのテールランプのステーを取り付けました。
このステーはまるでカタツムリの目玉か!?と言うほど飛び出しておりますが、その甲斐もあって後ろからの視認性は良いのではないかと思われます。
特にリアフェンダーからバンパーまで距離があるバンのボディではフェンダーに直接テールランプを取り付けるとバンパーの影になって見えなくなる事も多い様です。

続いてテールランプのレンズを取り付け、ナンバーの上には洋白で作ったナンバー灯を取り付けています。
これで後ろから見た感じは随分良くなった様な気がします。

ステンレスメッシュの上でハンダ線をゴム板で押さえながら転がしますとメッシュホースが出来ます。
ハンダ線は柔らかいので自由自在に曲げることができますので使いやすいのです。

見え難いですがフロントブレーキキャリパーから配管をしておきます。
いかがでしょうか?

室内は組み立てを完了しましたのでここでボディとフェンダーを接着しました。
これを接着してしまいますと室内の部品をもし忘れていますと・・・なかなか苦労をすることになります。

リアドアのハンドルを取り付けました。
現代の車は上下びらきのものが多いのでこの車のリアドアの様に左が吊り元で右開きのドアはなかなか珍しいですね。

ドアのノブも取り付けて見ました。
取り付けにあたっては取り付けベースとしてサスペンションのエッチングパーツを流用してみましたがこれが結構いい感じに決まるから模型は面白いですね。
いつもなら金属リングの様なものをつけているのですが表現が単調になってしまうのも事実なんです。

ボディとフェンダーを接着しますと次はフロントグリルの取り付けとなりますが、その前にクランクプーリーと発電機・ウォーターポンプのプーリーに六角ボルトを植えておきます。
この六角ボルトはフロントグリルを取り付けるとほぼ見えなくなってしまうのですが、それでも無しと言う訳にもいかないですし・・・。
たとえ見えなくても取り付けておきましょう。


明日も引き続きホットロッドの制作をいたします、お楽しみに!

最終組立てVer.4

2017-03-30 22:35:56 | Ford ModelA Hot rod
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今日も良い天気が続きました。
時々雲は出ましたがそれでも大変暖かく過ごしやすかったですね。
しかし、スギ花粉なのかPM2.5なのかわからないですが遠くの山々は霞んでいまして、目も痒いし鼻水は出ますし集中力を欠く1日でした。
昨日は1日中外で作業をしていたのが祟ったのかもしれませんね・・・。
昨日から急に花粉症の症状がきつくなりました。
アレグラは飲んでいるのですが・・・

少々体調が良くなくても・・・それでも仕事は進めなければなりませんよね。
まだまだ、最終組み立ては先が長くありとあらゆる部品を作らなければなりません。
今日はこんな部分から作ってみます。
このフォードのバンですが実車に乗ろうと思いますとドアを開けてからステップの上に足を載せなければなりません。
今の車ですとステップに足を乗せることはないのですが当時の車はステップに足を置いてから捨内に乗り込む事になります。
ステップにはボディカラーが塗ってありますから足を乗せますと傷がつくのですがその予防にゴムのシートが敷かれている場合が多いのです。
最近まで同様の構造を見ることができたのがフォルクスワーゲンビートルですね。
という事でステップの部分のゴムシートを作ってみます。
素材はラジエター用のエッチングですね。
型紙を起こしてからカットしてステップの形状に合わせて曲げます。

このフォードのバンのドアはフロント側が吊り元で後ろ開きになりますからこのステップのゴムは前端までは必要ありません。
後ろからの出入りになりますから比較的後ろ側にマットを作ります。

ゴムのようなカラーに塗って取り付けました。
塗ったのはフラットブラックに少しグレーを混ぜたブラックに近いグレーです。

メーターは当時のものではなく最近のカスタムという設定でホワイトのメーター文字盤を持つものにしました。
このタイプのメーターの文字盤はあまり市販品にはありませんから自作にメーターデカールならではという仕様ですね。
ドライバーの前にはタコメーターと重要な水温・油温をおきましてその右側に油圧・電圧計を配置しています。
アシスタントシートの前には時計とスピードメーターですね。

メッキ導線を丸めてメーターリングを取り付けています。
リングをつけますとず〜っと感じが良くなると思うのは私だけでしょうか?

続いて必要最低限のスイッチ類ですね
ウインカーのスイッチとライト・ワイパー・メイン電源/スターターくらいでしょうか・・・。
あくまでもストリートロッドなのでキルスイッチはつけていません。

次々とコクピット内の装備を取り付けてゆきましょう。
ステアリングとシートを取り付けてみました。
ステアリングシャフトはこのタイプに多い直立型ですね。
もっと直立しているものもありますが運転し難いかもしれないのでこの程度にしておきます。
シートは427コブラのものです、少々艶があるのはお客様の好みからです・・・。
セミグロスが良いとご指定をいただいています。

次にドアの内装につきますウインドウレギュレーターハンドルを作っています。
実はこの車に巻き上げ式のウインドウレギュレーターがついているのか疑問だったのですがオリジナルのミニカーはこのハンドルがモールドされていましたので削り取ってから作りました。

上側についているのはドアのオープナーハンドルですね。
モールドではこんな感じのハンドルがついているようです、ホットロッドではオリジナルの部品とは違うものがついている場合もありますからあまり細かなことは言わないでおきましょう。

本日作った部品を全てコクピット内に収めてみますと・・・こんな感じです。
意外と室内が暗くて見えませんね〜。

そうそう、ABCペダルを忘れていました。
というか元々ついていなかったのでどうしようか迷っていましたがせっかくなので作っておきましょうと・・・追加しておきました。

次は0.5mmの洋白線の途中を潰しておきましてそこに0.4mmの穴を開けました・・・
写真は中心からずれていましたので作り直しをしておきました。
あとで写真を撮りなおしたのですが必要な写真を削除してズレがある写真を残してしまったらしく・・・正しいものがないのです。

コブラのシフトレバーはノブの部分の下側にこの様な短いレバーが付いています。
恐らくこれはシフトミスを防止するためのロック解除レバーと思われます、427コブラには大体ついている様でしてコブラの雰囲気を残すものとしてこのタイプのシフトレバーを作ることにいたしました。

しかもこのシフトレバーですが斜め前に向かってフロアーから突き出しているのです。
と言うのも操縦性をよくするためにエンジンを後ろ側に寄せてフロントミッドシップとしているのですがそうしますとシフトレバーがふrんとシートよりも後ろに寄ってしまうのです。
もちろんそのままではシフトチェンジがやり難いのでシフトレバーを前側に斜めに出しているのです。
これは427コブラの特徴なのでそれをそのままフォードのホットロッドに移したと言う感じにしたかったのです。


明日もこのまま最終組み立てを行います。
完成まではもう少しかかりそうですがしばしの間おつきあいをお願いいたします。

Meri Kis 1/43 Ligier-Renault JS27 MonacoGP 1986

2017-03-29 21:18:30 | 最近手に入れたキットのご紹介
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本日の山陰は大変良い天気でしたね。
こんな天気になりますと頼まれるのはバラ園の草取りか燻製なのですが・・・
今日はその両方を頼まれてしまいました・・・まあこんなに気軽に頼んでくるのは家内くらいしかいないのですけどね。

朝から午後2時ごろまでは草取り、その後には3時間ほどかけて燻製を作っていました。
それも、ジャガイモと生姜を植えながらですが・・・。

そんなことですから制作の方はほんの少ししか進まず・・・制作の方は明日まとめてご紹介という事にしておきます。
という事で本日もキットのご紹介から・・・

その前に・・・ついでにもう少し回り道です・・・(笑)
私の様に毎日模型の制作に携わっておりますと、時々趣味で作られている方から「毎日模型を作られていいですね〜」と言われる事が有ります。
まあ確かに私もサラリーマン時代にはその様に思っていました。
しかし実際はなかなかこれが大変でして(笑)
自分の作りたい物はなかなか作る事になりません、まして今の様に自分のキャパシティよりも大きく風呂敷を広げ過ぎますと自分の作りたい物など作る余裕が無くなってくるのも事実です。
自分の気持ちと制作の合間に入れるガス抜きの重要性を痛感していますね(爆)
このキットをお譲り頂いたHさんも同じ様な気持ちだったのかもしれません・・・人間その立場になってみないとわからない物です(笑)

と言う事で私も作ってみたかったMeri Kis 1/43 Ligier-Renault JS27 MonacoGP 1986をご紹介致しましょう
F-1のメタルキットと言いますとタメオのキットが一般的なのですがMeri Kisも作っていましたね確か自宅の棚にも同じキットが1個有った様な気がします。
Meri KisがF-1モデルキットを作っていたのはもう随分前の事でして私がモデルフィニッシャーとして活動する様になった時点で普通のショップで売られていたのは少し前にご紹介したFerrari126C2のキット位だったですね。
ですからこのキットはそれ以前に設計されたキットという事になります。
このパッケージを見ましてもシンプルでタメオキットの初期のパッケージと似た感じと思います。
ラベルの貼り方や色の付いた紙にコピー!?で印刷した様な作り方と言いそのままじゃないですか?
確かにL.タメオ氏はメリの原型を作っていた事が有ったはずですしタメオの初期製品はメリがキャスティングしていたはず(!?)なので関係があった事は
間違いないでしょう。

中身は実にシンプルですね。
プロポーションキットという事も有りましてボディと足回りウイングとタイヤくらいですかね・・・
リアウイングや足回りにホワイトメタルの鋳造品を使っているのは今の目で見ますと大変に全世代的な感じがします。
この後皆さんご存知の様にエッチング製のサスペンションアームになりまして組立て精度は抜群に上がってきました。
その上・・・今やメイクアップアイドロンの量産完成品ではサスペンションアームは真鍮のロストワックスで作られていて断面も水滴型になっているのです
もうこれ以上何を臨むのか・・・と言う感じですね。
ウイング関係も厚みが必要な部分はホワイトメタル製ですが翼端板やフラップ関係は全てエッチング製になっていますからこの部品をこのまま使うのはちょっと無理かもしれません。

今のモデルで進化が見られるのはホイールも同様ですね
このキットでは原型こそ旋盤で挽いた物になっていますがキットの部品はそれを原型にホワイトメタルでキャストした鋳造品になっています。
やはり挽き物と比べればシャープさが不足してしまうのも事実です。
そしてタイヤですが・・・形状や大きさ全てに渡って表現が不足しています。
これを使う気になれません・・・まあ製造から随分経過していますからこのまま使っても短期間のうちに切れたり溶けたりしてしまうのでしょう。
ここは完全に作り直しですね。

このデカールがこのキットで一番良い所です・・・と言ってもデカール自体が良いのとはちょっと意味が違います。
このカラーリングが良いのです
Ligier-Renault JS27と言いますと残念ながら大変戦績の良かったマシンという記憶が有りません。
しかしジタンのカラーリングは大変模型映えのする物でして赤やホワイト/蛍光レッドのマシンをコレクションする事が多い中でブルー系のマシンが大変目を引くのです。そしてジタン特有の踊り子のマークがマルボロなどの無機質な(失礼!)デザインの物と比べると何となく良い感じではないかと思われるのです。


まだまだHさんコレクションは続きますよ・・・お楽しみに〜!

最終組立てVer.3

2017-03-28 17:55:12 | Ford ModelA Hot rod
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本日の山陰は午前中は雨が降ったり止んだりしていました、時には結構強く降ったりしていましたが、午後からは雲はありますが晴れていましたね。
午前中は少し遅めにアトリエに出勤し制作を始めました。
午後からは天気が回復しましたのでアトリエの前の側溝を掃除しました。
この時期当町内では側溝の掃除が有りまして次の日曜日はその溝掃除の予定なのです。

しかしアトリエの前の側溝は当店に出入りする為に溝蓋をしているのですがその部分はお客様の出入りの為に取り外しておく事が出来ないので毎年暇な定休日に全て掃除をしておく事にしております。

この溝掃除は約2時間程かかりますが良い運動になりました。
一生懸命にやれば少し位寒くても汗が出る程になります・・・やはり体を動かす事はいい事ですね。

さて制作も進めておきましょう。
本日の制作はまた理解不能な事から始めてゆきます。
何をしているかわかりますか?
下の板は0.5mmのアルミ板ですフライス盤の上に両面テープで貼付けてあります。
上に見えているのはフライスのチャックでしてそれに研磨用のピット(?)というか棒を付けています。
この棒は彫金用の材料屋さんで見つけてももらった物でして、これで研磨しますと丸く模様を付けながら研磨する事が出来ます。
フライス盤のテーブルを移動させながら研磨してゆきますとアルミ板にキサゲ模様を付ける事が出来ます。
送りの量は検討してから決めた方が良いですね、送りの量で出来るキサゲ模様にかなり違いが出てきます。

そうそう、どこに使う板なのかと言いますと・・・
エンジンルームとコクピットの隔壁に使います。
実際にはここにステンレスの板をピカピカに磨いた物と使ったりと装飾的な意味合いが多いのですがいくつか見た実車画像にはキサゲ模様の付いた物を使った車が有ったのでこれにしました。

次はこれです・・・
Studio_Rosso製のラジエター用のエッチング板ですがこんな風に幅を狭くカットしました。
これを使ってエアクリーナーを作りましょう。

エアクリーナー本体は下の画像では裏向きになっていましてあまり綺麗ではないのですが・・・側面の部分をご覧頂くとわかりますね。
先ほど幅を狭く切ったエッチング板を巻き付ける用に曲げています。
このエッチングの凹凸で波形に折り畳んだエアクリーナを表現します。

よく有る様な濾紙式のエアクリーナーに見える様に艶消しの黄土色に塗って取付けてみました。
エアクリーナーが付いてしまいますともうキャブレターは全く見えません・・・ちょっともったいないのですが仕方が無いですね・・・。

次はウォーターポンプ用のプーリーとクランクプーリーを旋盤で削りだして作ってみました。
一応ウォーターポンプ用はシングルの溝ですが、クランクプーリーはWの溝にしてみました。
正しいのかそうで無いのかよくわかりませんがたまたま参考にした物がこんな雰囲気だったのです。

同じ様な画像で申し訳ないですが・・・次は発電機とそのプーリーを取付けています。
発電機は位置的にエキゾーストマニホールドと干渉する事が考えられる位置でして干渉には十分注意をしています。

ファンベルトは自己融着型のビニールテープの細切りを使っています。
発電機のコイルは茶色に塗装しておきました。
これで巧くエンジンルームに収まれば良いのですが・・・。

エキゾーストやマフラーがきちんと収まるのか最終確認ですね。
シャーシに取付ける為のピンの長さや角度を多少修正しないとエンジンとの密着が難しかったですね・・・。
それも少し時間をかけてクリアーしました。

メッキをかけたエキゾーストですが実際に走りますと焼け色が付きますから
実車の雰囲気に合わせてクリアーカラーで焼け色を付けておきました。右のマフラーは焼け色が薄いのですが少しガソリンが濃いのでしょうか!?(笑)


最終組立てVer.2

2017-03-27 20:37:50 | Ford ModelA Hot rod
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今日は朝から雲が多く時々雨が落ちたらしい。
と言うのも結構忙しく外を見ていなかったから・・・

また本日は先日の次男の引っ越し荷物が届いたがこれもまた次男が自分で処理をしたので私の出番は無く・・・
まあさすがに二十歳を過ぎれば自分の事は自分でするでしょう(笑)
まだまだ本人が気が付かない所も有るけど、一番甘えん坊だった次男が自分の事は自分でする姿を見るのは嬉しい物です。

さて制作の方は相変わらずフォードモデルAのホットロッドの最終組立てを行なっています。

まだ作っていなかった部品も多々有りますから作りながらですね。
本日最初に作った部品はボンネットの中央に有るヒンジです。
元々のミニカーではここは筋彫りだけになっていましたが筋彫りだけでは絶対収まらない部分でしてこのボンネットを左右とも跳ね上げようとしますとここに必ず外ヒンジが付くのです。

ヒンジは外形が0.6mm内径が0.2mmのアルミパイプを使って作ります。
中央の穴に0.13mmのステンレス線を通しておきますがこれはこの後ナイフの刃を使ってモールドを入れるのですが、やり過ぎますとバラバラになってしまいます。
バラバラになるのを予防する為にステンレス線を通しておくのです。

こんな感じに大型のカッターの刃をスペーサーを挟みビス止めした物を使っています。
スペーサーの厚みでヒンジの細かさが決まります。
アルミパイプに均等に模様を付けてゆくならこの方法は便利ですね。
何度もコロコロと回していますとやがて完全にカットされてしまいます、均等にカットするのにも使えます。

この後ボディカラーで塗装をします、そしてクリアーで仕上げますとこの様にヒンジとなります。
実際に開閉する訳では無いですけどね・・・プロポーションモデルなので実際に開閉する感じに見えるというのは重要なんです。

エンジンはスーペリアのコブラから複製した物でレジン製です。
少しモールドが悪くなりますがこれは仕方が無いかもしれませんね。

このエンジンも組立ててゆきます。
まだ部品が全部無いので作ってゆかなければなりません・・・
プラグコードを配線したいのですがデスビが有りません

まずはデスキャップから・・・
この部品は以前フォードコスワースのDFVのデスビを作った時に真鍮パイプを合わせて作ったデスキャップの元です(笑)

元々真鍮パイプを合わせてハンダ付けしていますので8ヶ所小さな穴が有るのがわかりますか?
この穴は元々0.2mmなので0.3mmのプラグコードが取付けられる様に加工しなければなりません。

先ほどのデスキャップの元を必要な厚みにカットしてピンバイスに固定して0.3mmのキリで穴を開けてやりました。
このデスキャップは上側にエアクリーナーがかかりますから厚みがあまり厚く無い方が良いですね・・・。
この辺りの厚みは有る程度先を見込んでの作業を必要とします。

デスビの本体を旋盤で削ってみました
素材は金属色が欲しいので洋白丸棒を使っています。

エンジンの前端上部に取り付け用の穴を開けましてデスビ本体を取付けています。
丁度良い具合に収まりましたね・・・

この先に先ほど作ったデスキャップをセミグロスブラックに塗りまして取付けています・・・
ちょっと厚みがあり過ぎましたかね〜??
心配です・・・。

私はこのエンジンの事をよく知らないのですがデスビはちょうど中央じゃなくて左右どちらかに少し寄っていると思うのだけど・・・
恐らく動力は中央に付いているカムシャフトに切ったギアで駆動しているはずですからどちらかのい寄っていないとうまく駆動出来ないと思うんですよね。

と言う事でプラグコードを取付けました。
どんなカラーの物が合うのか考えたのですがエンジンルームの中で目立たせたいですから赤を選んでみました。
恐らくオリジナルはブラックだと思うのですが・・・当時シリコンプラグコードは無かったでしょうし・・・でもここは見栄え優先でカラーの物にしてみました。

ついでにプラグ側のキャップもアルミパイプをカットした物にセミグロスグレーを塗って再現しております。
1本だけ遊んだ線が有るのは点火コイルにいく為の物ですね。

エンジンをシャーシ側に仮組してみました・・・如何でしょうか?