惹かれるもの

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-2619- 勇気をくれた一本の電話

2015-05-21 | スナップ


最近は何をしても空回り、塞ぎ込んでいました。
前回の「モダン」をやっとUPしましたが解説すら書く気になれず
美術館の参考サイトに留めてしまいました。


勇気をくれた一本の電話

直ぐに目が疲れて長続きせず、陶芸も油絵も思うように行かず
いっその事止めてしまおうかとも思いました。
元気な頃の自分を思い出し「こんな筈じゃ無かった!」と・・・。
ブログも止めて一切のストレスから解放されてみようかと・・・。

何時も抱えている目や難聴、足の痺れなど不安な材料ばかりです。

そんな折、中学時代の同級生から電話を頂きました。

「よう、元気か? 暫く会っていない内に白い杖をついて障害者手帳を手にしてしまった!」
「今は周りの人に助けられて感謝しながら生活しているよ」

あまりの言葉に言葉が詰まってしまいました。
彼とは3年ほど会っていませんでした。
年金生活に入ってからは植物の写真を撮り続け、仲間にメールで配信してくれていた方なのです。

私の目は見え方が尋常でないだけで見えるのです。
光を失ってしまった彼に比べれば些細な事なのかも知れません。
「こんな事で全てをギブアップしてたまるか!」そんな気持ちが頭を持ち上げて来ました。
ただでさえも耳が遠いため皆さんとの会話も途絶えがち、
疎外感を感ずるようになっていました。
元気を与えてくれた彼のためにももう一頑張りしなくてはなりませんね。

Tシャツにトレパン、スニーカー姿でジムに通う私、皆さんから元気そうねと言われます。
こちらには杖をついた人は沢山居ますが、さすが白い杖をついた人は居りません。






こんな写真でさえ撮れなくなってしまった彼、
撮れるだけでも幸せですね。