チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

19度そして4度

2008年12月23日 11時02分43秒 | 日記
朝9時新宿にある温度計は19度
コートを家において小松に行こうと思ったが
北陸地方は7度という
汗をかきかき羽田へ

同行のセキドも
厚ぼったいケープをやけにおもそうに抱えている
「単でもいい気温ね」

小松はヤハリ北陸、空港に降り立ったら肌を刺す冷気
うはーサムイ

出迎えてくださったあかねやの社長
「今氷雨が上がったばかり」
お洒落なトレンチコートにグリーンのネクタイが似合う
「雷の質の色が効いていますね」

そう
今日は来年早々16日からの企画
「中谷比佐子の風水きもの」
の社員研修

1時から7時まで
みっちりと
「今きものをお客様に勧める必然性」
のようなものを語り、語り合い、意見の交換をし、商品の説明をする

「いとも簡単にきものを着ていただきましょう其のお手伝いをします」
という姿勢がレンタルきもの屋ならば
通常の呉服屋は
糸の話、作る人の気持ち、着るとどのように素敵になるか、それが社会に及ぼす
「居心地のよさ」
自分だけの楽しみではなく
分かち合う喜び

などなど縷々話し合わなければ成らない

しんどいと思う
しかし
其のしんどさの中に
人との交流、お互いの人間性の高めあいなどを通じ
生きることの楽しさを味わう

コレはビジネスになりにくい
手間暇かかりすぎる

でも必ず自分自身が豊かになっていく

2009年以降の社会は
努力し、理解しあったことが
豊かさに通じる時代になる

そういうことのために風水はあると考えてもいい
今しばらくの辛抱

自分の生き方と合わなくても認め合うのが「和」
そうするとみんなが豊かになる

アカネやは暖かくて明るい社員ばかり
雷の社長の怒声も
「親父の小言風」

「楽しかったわ」
と羽田に降りたら
なんとこの地も4度

何時の間に15度も下がったの?
しかし心が満たされているので
この寒さは芯まで届かず
50周年を迎える東京タワーの華やかな明かりを眺めつつ帰路に着いた

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする