分限者ちう言葉も死語になってしもうた
限りがないほどお金が在る、限りがないほど物持ち、限りがないほど知恵がある
知人の長男の嫁が突然子供を連れて家を出ていった
共働きで、お互いに会社をもって大成功をしている、もちろんIT長者
子育ては夫の方が子供好きで何かっと子供の世話をしている、自分の手に負えない時は実家の母親に来て貰っている
2歳と4歳一番かわいいし親が必要
子供好きの夫は生活の最優先に子育てを置いているが、才能豊かなので会社経営もうまくいっている
タワーマンションに住んでいて他にもマンションを二部屋もって人に貸して家賃収入も得ているやり手さ
誰の目にもうらやましい家族だが
しかし知人と私は懸念していた、子供を好きでない嫁は夫の世話もしないし掃除洗濯もシルバーさん任せ、子供たちは父親と一緒にいたがって母親にはなつかない、しかし私達は知っている、子供の本当の心は母親に抱かれたい、愛されたい
「どういう子に育っていくのか心配ね」
その家族の話を聞いた時の私の一声
その心配が現実になったのはそれから間もなくだった
「突然出ていったので、もう同じ部屋に住みたくないので別のマンションを買いたいから、ナカタニさんに風水を見てもらって購入するって」
理由もわからず留守の間に荷物など一切を引き上げてしまったので、その心の傷深い
その傷をいやすように頻繁に私達と共に居たがる。泣き言をいうわけでもなく、私達も叱咤するわけでもなく、日常の会話をただ楽しむ時間を持つ。そうして傷も癒え始めたころ、マンションが決まった
勿論タワーマンション、そこに住む8割が30代40代のIT長者。夫婦で赤子を連れて散歩をしておる姿がちらほら
超一流ホテルのようなロビーがあり、美しくて若い女性がコンシェルジュとして颯爽と動いている
知人の軽車で駐車場に降りると
「比佐子さんあれ3000万、こちらは2000万」
「うちらの車は足、動けばよいのじゃあ」
高齢者マンションも都内に多くできてきた
パソコンで人生を送る人たちの群れが段々多くなっていく
ま、とにかく今を大切に生きるしかないな