宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

エレニン彗星の接近

2011年07月26日 | こっくり亭日記
NASA

NASA(アメリカ航空宇宙局)のチャールズ・ボールデン長官がネット上に掲載した動画が、話題を呼んでいる。元・宇宙飛行士の長官は、精悍な面構えと、実に聞き取りやすい英語で(笑)、NASAのニュースに登場した。その内容は、NASAの職員とその家族たちに、大災害に対する備えを警告するものだったのだ。

長官は挨拶の後、大災害が起きたときの準備や家族サポートプランについて語り始める。そして、

>And I have concerns that ours right now is not as good as it ought to be.

「現時点でのわれわれの(大災害への準備その他)は、あるべき姿とは言えない」と言い切った。それから、気になることに「西海岸、東海岸、メキシコ湾岸、五大湖」と、アメリカの4大海岸地域(まあ、五大湖も規模からすれば海みたいなものだろう・・・)を列挙して、「もし、自然災害がアナタの地域で起こったら、どうするかを考えておいてもらいたい」と警告する。

海岸地域ばかりを列挙しているのは、人口密集地帯だからということもあるだろうが、東北を襲ったような津波を想定しているからかもしれない。「ペットがいるのなら、ペットと離れ離れになったときのことも考えておくべきだ」とか、「携帯電話がつながらなくなったらどうするか」というところを見ると、日本で大地震が起きたときの状況を参考にしているようだ。また、ハリケーンの脅威もある。数年前に、大都会のニューオーリーンズがまるごと水没してしまった衝撃は、まだ記憶に新しい。 
 
これが、ネット上で話題を呼んでいる。特に、日本では話題になっている。なんといっても、宇宙や気象の高度な情報をもっとも入手しやすい立場にいるNASAの上層部が自然災害を警告しているのだから、さまざまな憶測を呼ぶのも仕方がないかもしれない。

ネット上で取り沙汰されているのは、9月から10月にかけて地球に接近するエレニン彗星との関連だ。このエレニン彗星については、「コルマン・インデックス」で知られるマヤ暦の研究者・コルマン博士も注目している。コルマン博士の計算によれば、2011年10月にマヤ暦は終わる。それと時期を同じくして到来する、エレニン彗星。博士の目には、「6500万年前に地球に落ちて、恐竜を絶滅させた小惑星」の姿と重なって見えるらしいのだ。

ただし、エレニン彗星は、太陽系に突入して地球に接近するといっても、月と比べたら遥か遠いところを通過するだけだ。重力で海流その他に影響をおよぼすほど地球の近くに来るわけではないし、そもそも、質量が小さすぎて「重力の影響」などほとんどない。その辺りを誤解している人たちが目についたのも事実だ。

もっとも、これがネット上で話題を呼んでいるのは、別の理由がある。それは、「日本で大地震が起きた3月11日には、地球・太陽・彗星が一列に並ぶ位置にあった」からだという。そして、次に直列するのが9月だというのだ。これに合わせて、世界各国の霊視者たちが、なんらかの大災害を予言している。それも1つや2つではなく、いろんな霊視がネット上に出ている。

夜空に不気味な尾を引く、彗星の到来。古来から不吉な前兆とされてきた。それは、現代になっても変わらない。何かが起きるのか。胸騒ぎがする2011年の秋だ・・・。