宇宙のこっくり亭

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宇宙人首相、ついに退陣

2010年06月03日 | こっくり亭日記
 
「宇宙人」こと、鳩山首相が退陣を表明した。在任期間は、わずか8ヶ月余り。アセンションの本に推薦文を付けたり、「米軍基地の移転先を、インド人の占いで決めている」という報道がなされたほどスピリチュアルなお方だけに、精神世界で人気が高いアメリカのオバマ大統領ともども、関係者の期待(?)が集まっていた。
 
「マスコミや官僚に、よってたかって潰された」という見方も根強いのだが、本人に問題があったのも事実だろう。右往左往する奇妙な言動には、内外を問わず疑問の声が上がってた。
 
政権交代を実現した功績は、もちろん大きい。でも、民主党政権がいつまで続くか、先行きが暗くなってきた。ここで自民党時代に逆戻りなんかしたら、フランス革命の後の王政復古みたい。社会に閉塞感が満ちてくるだろう。もっとも、悪いことばかりではないかもしれない。バルザックやスタンダールの文学だって、復古王政時代の閉塞空間の中から生まれてきたのだ・・・!?
 
それにしても、誰がやっても長続きしない、日本の首相。戦後の復興期を別にすれば、そこそこ長く続いたのは、中曽根康弘首相と、小泉純一郎首相くらいしか思い浮かばない。あとは、できては潰れ、できては潰れ・・・という、短命政権の繰り返し。昔の田中角栄・福田赳夫の頃だって、政権の長さは二年が相場で、今とたいして変わらなかった。今は、一年も続けば長期政権に見えてしまう。

もはや日本の首相は、誰にも務まらない、世界で最も難しいポストと化した感さえある。「政治家が小粒になった」とよく言われるのだが、実際のところ、ジュリアス・シーザーや織田信長をタイムマシンで連れてきたとしても、現代日本の首相を長く続けるのは難しいだろう(笑)。

いまや、政治家個人の資質もさることながら、制度に欠陥があるのは歴然としている。「アメリカの大統領みたいな制度を取り入れてみたらどうか」とか、「思いきって、衆議院と参議院を統合してみては」といった、制度の見直し案はいくらでもあるだろう。問題は、制度を改革するのが限りなく不可能に近いということ。というのも、こうした制度改革には避けて通れない、憲法改正があまりにも難しいからだ。日本では、憲法改正の条件が厳しすぎる上に、「憲法を改正したら、世の中が悪くなる」という強固な信念が社会に根を張っている。もちろん、理由がいろいろあるのは分かるけど・・・(笑)。
 
それはともかく、新しい時代を感じさせる宇宙人首相の登場だったのだが、やっぱり、地球の現実の壁は堅かったか(笑)。幸夫人を金星に連れて行ってくれたという、かのUFOも、今度は助けに来てくれなかったようだ。だが、宇宙人首相が退いても、その理想までが失われるわけではない。いつか誰かが、受け継いでくれるはずだ!?
 

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