「ラー文書」によれば、ラーは「一なるものの法則」(The Law of One)に属している。
「一なるものの法則」は、統合性や一元性といった性質を持つ。
一元性の対極にあるのは、二元性。
「正しい」とか「誤り」だとか。「良い」と「悪い」、「汚い」と「キレイ」・・・。
人間は、こうした両極でモノを考えるのに慣れきっている。陰陽の二極、二元的な思考だ。これを乗り越えるのは、容易なことではない。
それは、あまりにも思考に深く食い込んでいるため、誰も気がつかない。
宇宙では、ポジティブな勢力とネガティブな勢力が競い合っている。
それらを統合したところに、ラーは立っている。
「最も純粋なワンネス思想」とされる所以だ。
古代インドの釈尊もまた、二元的思考を戒めていた。
仏弟子たちが「死後の世界はあるかないか」、「魂は永遠なのかどうか」といった議論を始めると、お釈迦さまはいつも「そんなことを言ってる暇があったら、修行に励め」と叱りつけたものだ。
いつも、「死後の生が有るとはいえない。無いともいえない。有るけど無い、というわけでもない・・・」とかなんとか、そういう調子。
これは通常、「論争を避けるため」と考えられているのだが、それだけではない。
重要なのは、こうした「有る・無い」に代表される、二元論的な思考から脱却すること。
ラーいわく、
>私たちは「一なるものの法則」に属しています。私たちの波動のなかでは、あらゆる両極性は調和しています。あらゆる複雑なことがらは単純化しています。あらゆるパラドックスは解明されています。私たちはひとつです。それが私たちの性質であり目的なのです。
これが、すべてを統合した究極のワンネス。第六密度の世界・・・。
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