宇宙のこっくり亭

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すさまじい、金融界の混乱

2008年10月03日 | こっくり亭日記
 
それにしても、九月の金融界は、信じがたい事態になってしまった。

先月のベアー・スターンズ救済に続いて、名門のリーマン・ブラザーズが破綻。目立たなかったけど、ついでにメリル・リンチも救済された。

「次はモルガン・スタンンレーが標的になる」という噂が流れ、実際に株価が急落し、取り付け騒ぎが起きた。

ゴールドマン・サックスも、実は結構ヤバかった・・・。こちらは、ウォーレン・バフェットが出資。

終わってみれば、アメリカが誇る五大投資銀行のうち、上位2つ(ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレー)は、普通銀行に転換することに。

下位の3社(メリル・リンチ、リーマン・ブラザーズ、ベアー・スターンズ)は消えた。

これにより、投資銀行という業界そのものが消滅。ニューヨークやロンドンでさんざん暴れまわった、投資銀行の時代が幕を下ろした・・・。

さらには、「世界中が潰れてもココだけは残る」とさえ言われ、微動だにしなかったはずの巨大保険会社・AIGがまさかの経営危機。

Xデーの朝には、倒産を申請するため、弁護士事務所と契約を交わしたという。テレビのニュースでは、「AIGはあと何時間もつか」と言われ、秒読み態勢に入った。

そこに、9兆円の公的資金による救済が報じられ、AIGはかろうじて破綻を免れた・・・。

銀行も危ない。全米で数千店舗を展開する、巨大なワシントン相互銀行が破綻した。

銀行業界4位のワコビアは、5位の西海岸・ウェルズファーゴに救済合併されることに決まった。

「2008年9月における金融界の変化は、過去十年間の変化を合わせたよりも大きい」と言われる。

まさに、地殻変動。

いよいよ、地球規模の大変革期が到来か??