☆ウィキペディア「六道」より
六道(りくどう、ろくどう)とは、仏教において迷いあるものが輪廻するという、6種類の迷いある世界のこと。
天道(てんどう) 人間道(じんかんどう) 修羅道(しゅらどう) 畜生道(ちくしょうどう) 餓鬼道(がきどう) 地獄道(じごくどう)
仏教では、輪廻を空間的事象、あるいは死後に趣(おもむ)く世界ではなく、心の状態として捉える。
たとえば、天道界に赴けば、心の状態が天道のような状態にあり、地獄界に趣けば、心の状態が地獄のような状態である、と解釈される。
(引用おわり)
ブッダは、次の2つを使い分けていました。
① 一般の衆生に対しては、「死後、善い人は天に赴き、悪い人は地獄に赴く」と説く。
② 出家したプロの修行者に対しては、「解脱した人はどこにも再生しない」と説く。
でも、①にしたところで、「善い人は天に赴く」というような一般論だけ。
「死後」に関して具体的な話を一切しないのが、釈尊の特徴でした。
釈尊が問題にしているのは、たった今、この瞬間の「心境」だけ。
下で引用した「マハーナーマン」の話が典型的な例です。
「修行した人の心は上方に赴き、すぐれたところに赴く」というのは、一見、死後の世界のことを語っているように見えて、よく見れば、「心境が上がります」としか言ってないということに気づく。
もちろん、どうしてもという向きは、「ボクは死後、『上方のすぐれたところ』に赴くんだな」と思ったとしても、別に差し支えありません(笑)