このところ、精神世界関連は「2012年12月、アセンション」の一色に塗りこめられた観がある。かの有名な「1999年7月、恐怖の大王」という、ノストラダムスの大予言のときでさえ、ここまで一枚岩ではなかったように思う。あの頃にも、既にアセンション主義者はいたからだ。
もっとも、アセンションは、2012年12月になって突発的に発生する事態ではない。通常は、「夜明け」や「日の出」に例えられている。
西暦2000年頃から(人によっては、1980年代頃から)、宇宙からの光が差し込み始める。夜の暗闇だった地球は、徐々に薄明るくなってくる。だんだん、誰の目にも明らかになるほど、夜明け前の明るさがはっきりしてくる。
やがて、2012年12月に、まばゆい光が差し込む。霊的な「日の出」の瞬間だ。
それでも、まだ真昼の明るさではない。その後も、2020年頃までは、さらに明るくなってくる。
・・・というような、「夜明け」や「日の出」に例えられるのが、アセンションということだ。もちろん、物理的に明るくなるわけではない。暗黒の世界を生きてきた地球人類にとっての、「霊的な夜明け」なのである。
問題は、「いつになったら夜が明けるのか」ということだろう。このところ、毎年のように「今年こそ、アセンションの兆候が誰の目にも明らかになります」という勢力がある。しかし、今のところ、それほどの明確な変化はない。
「来年こそ、アセンション元年になります」という話を、最近、また聞いた。アセンションまで、あと5年。2008年に賭ける、関係者の思いは強いようだ。